The Sky

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2013/11/03
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テーマ: 天文(614)
カテゴリ: 星・天文
 11/1夜の20時頃。うっすらと拡がった雲を睨んでいると、東の空に幾つかの恒星がじんわり。
 想像の中で星座線を辿り、プレアデス星団(M45)のあたりに目を凝らすが、肉眼では見えない。

 確認のために双眼鏡で見てみると、なんとかプレアデスが確認できる。

 BLANCAのシートを取っ払い、PL(プルーセル)式のシンプルな焦点距離30mmのアイピースを
 春先に購入したウィリアム・オプティクスの高精度な天頂ミラーに取り付け、鏡筒に装着。

 今回も「勘」で狙いをつけ、アイピースを覗くと・・・「おお~っ」っといきなりプレアデス
 全景が視野内に。見え味も素晴らしいかったが、自分の導入精度に酔っての歓声だ(笑)

 薄曇りでもこれなら、冬場の透明度の高い夜が楽しみだ。

 屈折式鏡筒の利点のひとつは、視野が広いことである。低倍率用のアイピースを使用すれば、

 屈折式が入門機に推奨されることが多いのは、このためである。

 写真は、今回お目当て第二弾、デュアルスピードのクレイフォード式マイクロフォーカサー。

 純正のものより、可動範囲は短くなるが、ピント調整の精度は高い。
 稼働範囲の狭さは、延長筒を駆使すればよい。

 今回のようなアクロマート鏡筒に、本体の半分程度のコストがかかる接眼部をオプションで
 取り付けるのはどうかとも思ったが、ピント位置をシビアに出さないと、アクロマートの場合、
 色収差が最小化できない、と考えて、贅沢なものをつけた次第。

 結果は良好で、通常接眼部の精度の大きなノブを僅かづつ廻しても追い込みきれないピントが、
 微調整用のノブでは難なく追い込め、色収差も最小化される。

 以前、太陽観測に使用しているタカハシ・FS60Cも接眼部をマイクロフォーカサーに換装したが
 そちらはラック・ピニオン式で所詮は歯車であり、バックラッシュによるガタは僅かに残る。


 ため、バックラッシュやイメージシフトも最小化出来る。

 アクロマート対物レンズとハイゲン系接眼レンズによる色収差補正の検証。
 90度ファインダーの使用感の確認。クレイフォード式接眼部の実用性検証。

 色々と試せる鏡筒にしたので、楽しみながら、様々に検証してみたいものだ。


BLANCA102MF-05

BLANCA102MF-05 posted by (C)kirk1701






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Last updated  2013/11/05 07:20:51 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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