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1970年代前半のSF映画である。 先日、末っ子と遅ればせながら「ウォーリー」という映画を見ていて、 環境・・・ロボット・・・と連想していて思い出してしまった作品だ。 21世紀。自然を「保存」するために宇宙に打ち上げられた巨大なドームを 舞台にした、人間と自然と、ロボットが繰り広げる地味な?ドラマである。 登場人物は少ないが、その分、SFXは古臭さを感じさせない。 主題歌は、「いちご白書」の「サークル・ゲーム」を歌っていたいた、 ヴァフィ・セントメリーが歌っている。 泣いているように震えるあの歌声をバックに、ドローン(ロボット)が黙々と・・・ 初めて観たのは、中学か高校時代。日曜洋画劇場だ。 その後、ビデオに録画しているから、大学時代にも再放送を観たはずだ。 是非、家族にも見せたいと、VHSテープを捜したが、さすがに状態が酷い。 で、ネットで検索してみると、DVDが見つかった。 早速注文し、楽しみに待った。 20~25年ぶりに観るこの映画、古さはまったく感じさせず、最初に観た当時と 同じような印象を感じた。 気になる家族の反応だが、カミサンは「全然古さを感じさせない」と表紙、末っ子は 既に、3回も観ている。 「古い映画だから」と変に遠慮せずに、名作と言われるものは、どんどん家族にも 宣伝してやろう、と、思った次第。
2010/05/27
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連休中、日本映画専門チャンネルで、東宝の特撮物の特集をやっていた。 先日、「ぶらり途中下車の旅」で、轟天号のプラモデルを潜水仕様に改造した ものを見て、なつかしくなり、録画して観た。 最初に観たのは、中学~高校の頃だったか、既に、日本特撮の「吊り」にちょっと 気持ちが引けていた時期でもあって、真面目に観なかったのだろう。 今回、映画の背景になっている「旧日本軍の秘密兵器」という設定と、それを 強調するシナリオに、「鉄人28号・白昼の残月」同様の哀切を感じた。 この映画の流れでマイティ・ジャックなども作られたのかと思うと、MJフリークの 私としては、もっと真面目に観ておくべきだったと反省しつつ、しっかり見た。 そして今回知ったのだが、この映画の原案は、既に大正時代の小説、 「海島冐檢奇譚 海底軍艦」押川春浪であったということで、狂喜しながら、 そのテキストを入手したが、旧かなづかいに苦戦し、まだ読み終えていない。
2010/05/09
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何とも切ない話だったが、最終回。 主人公の行為の善悪を、「情」の部分でどれだけ覆いきれるか?という点に 興味を持って観たのだが、う~ん。 あそこまでが精々なのか。 もっと、どちらかに触れて欲しかったなあ。 フィクションなんだから、常識をわきまえる必要もなく、弾けて欲しかった。 でも、面白かった。
2010/05/06
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直木賞受賞作なんて読むのは、四半世紀前のつかこうへいの作品以来だ。 つかへい作品の場合は、もともと好きだったので受賞前に読んだので、 直木賞受賞作という安易な理由で、読んだのは初めてかもしれない。 読みやすい文体は、往年の片岡義男の小説みたいだ(オジサンらしい引合いだが) 内容は・・・・ジャンルは異なるが、福井晴敏氏の作品と同様の「残念さ」を感じた。 こちらが歳をとってしまい、感性が鈍っているとは思えない。 むしろ、若いころより、守備範囲は広くなっており、大概、受け入れやすくなって いるはずなのだが・・・。 守備範囲が広くなっているということが、単に、網の目が粗くなって、魚(良作)を 逃がしてしまっているだけなのかも知れない。
2010/04/22
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母と娘を題材にした、二つのドラマを観ている。 ネタバレになるので内容は書かないが、『Mother』 と 『八日目の蝉』 では 母親が、「母子になろう」と思う動機が全く異なるのだが、母親の娘への愛情を 強く描いている点で、同じような感傷を感じるドラマである。 それにしても、『Mother』の方は、完全な社会派ドラマのようであり、賛否は あろうが、現実に胸の痛む事件が続くこの世上では、”必要な”ドラマであると 思う。 視聴率に振られて、「崩れ」も出てくるかもしれないが、何とか緊張感を維持して 終わって欲しいと願う次第。
2010/04/15
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ジェームズ・ガーナー主演の西部劇。TVシリーズだと思う。 HDDに録り溜めていたものを、やっと観ることが出来た。 1990年代の製作だと思うが、風格ある老ガンマンを演じる、J・ガーナーが 頑固な、それでいて情のあるいい雰囲気を漂わせており、観ていて心が 温まる西部劇である。 内容自体は結構ハードでありながら、1970年代以降、変にリアリティを求める 西部劇・アクション映画の影響か、心に染みるタイプの西部劇が少なくなり、 寂しかったものだ。 劇場版は衰退する一方、TVシリーズではそれなりの秀作も多いが。 J・ガーナーと言えば、懐かしいTVシリーズ「ロックフォードの事件メモ」は、未だ CSでもお目にかからないし、名作「グラン・プリ」もまず放映されない。 「グラン・プリ」は三船敏郎,イブ・モンタンとの共演も素晴らしく、是非また観たい 作品である。
2010/04/09
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コミカルな映画なのかと思い、気軽に観たのだが、ま~パンパンパンパンと よく蹴ること蹴ること。 しばらく見ているうちに、「伝統派」と分類される空手のプロパガンダ映画と 知れた。著名な師範も出演している。 ストーリーは全くなく、正直、「映画」の範疇には分類できないと思った。 調べてみると、この西冬彦という監督、この路線で3作品ほど作っているらしい。 本来の武道がそのまま興行になることは無いように、どれほど思い入れても、 本格的な武道の世界は、娯楽映画にもならないと思う。 もともとアクション映画はあまり見ない私だが、やはり後味があまり良くない 粗暴な映画だった。 某団体の頂点に立つ師範が、特典のリハーサルの映像で、アクション俳優の 振り下ろす某を掴み損なうシーンなど、失笑するカットも多かった。 残念。
2010/03/28
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小林氏の作品を購入するのは久しぶりである。 我々の世代には「東大一直線」のイメージが強い漫画家だが、このところは 保守系の啓蒙的作品を精力的に描いている。 中には、さすがに保守系の私が読んでも、偏り過ぎていると思う作品もあるが、 調査量が多く、氏の持論には共感できるものも多い。 本作、「昭和天皇論」に関しては、我々の世代が、断片的に父母、祖父母の 世代から口伝で伝えられた、戦中~戦時の歴史を、良い意味で補完してくれる ものであり、思想的にはニュートラルな作品であると思う。 私は、とりわけ天皇陛下及び天皇制を崇拝するものではないが、「シンボル」 なき日本を想像して見るにつけ、”天皇”という存在を持った日本の幸運さという ものに思い至る。 「天皇が戦争を引き起こした」かのように喧伝する国営放送局を始め、せっかく の「国柄」を賤しめようとする動きが跋扈する中、このような読みやすい形で、 ”人間・昭和天皇”を描いてくれたことには感謝したい。
2010/03/25
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妻が録画をしていてくれたおかげで、見逃さずに済んだ。 昨年の「ラブレター」に勝るとも劣らない、昼メロの傑作である! 最初は「ホストクラブの話」ということで、しばらく溜めてしまったのだが、 升毅が演じる「なぎさママ」に大笑いしてしまい、そのまま見続けることになった。 話の内容は、もう、単純なのだが、なんか面白い。 いよいよ最終週となったが、これは続編確実だな。 終盤に入り、なぎさママの化粧が薄くなってきている理由が非常に気になる(笑) 主題歌「わたしあうもの」がこれまたいい歌で、早速CD(DVD付き)を購入。 じっくり聴きこんでみると、詩の内容も深い。 いまでは、末っ子まで楽しみにしているドラマである。
2010/03/24
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劇場で予告編を観たまま、スルーしてしまっていたのだが、DVDでやっと観る ことが出来た。 監修・脚本が福井晴敏ということで、期待と不安が半々での鑑賞となった。 不安の部分は、「亡国のイージス」の劇場版があまりに酷い出来だったからだ。 感想を素直に言えば、非常に良かったと思う。 もっとチープなメロドラマがたっぷりかと思ったが、良い意味で、何とも男くさい 作品だったと思う。 吉田栄作、なかなかいい歳の取り方をしてくれている。 ラストも私の予想は大きく裏切られ、しかしながら、「これもありだよな~」と 素直に観終えることができた。 一緒に観ていた妻の評価もほぼ同様だったが、 「解説してくれたから良かったけど、解説なしではわからないところもあった かも知れない」と、潜水艦に関するシチュエーションなどは、やはり「男の子」 向きの映画かも知れない。 「艦長と御一緒で来て光栄でした!」なんてセリフだけで涙腺が緩んでしまう、 私のようなオジサンには、ストライクの作品でした。
2010/03/22
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IPサイマルラジオの実用化試験配信を開始された。 朝のニッポン放送で聴き、早速サイトに行ってみると、まあ、澄んだ音声で 聞きなれた上柳さんの声が聞こえてくる。 通勤の車の中でも聴いているのだが、雑音も酷く、また自宅はマンション なので、ラジオを窓際に置かなければならなかった。 今回のIPサイマル化で、随分、楽しみ方が変わる。 PC上の録音ソフトでお気に入りの番組を録っておけるので、帰宅してから ゆっくり聴くことも、SDカードに入れて、移動中に携帯などで聴くこともできる。 将来性を不安視していたリスナーには、朗報だと思う。 老婆心ながら、音質の良さに気をよくして、局側が、音質を活かせる番組 (音楽番組)などに走らなければ良いのだが。 バカっ話と、TVよりはまだ多様なコメントがAMの楽しみなのである。
2010/03/15
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BSで放送している番組。 友人に紹介してもらって以来、毎週楽しみに観ている。 酒場評論家(憧れの職業ではないか!)の吉田類さんが、関東の様々な 庶民的な酒場を訪ね、ひとしきり飲んだ後、ペロンペロンになって終わるという、 何ということはない番組なのだが。 選曲も良く、まるで吉田さんと一緒に居酒屋のカウンターに腰を据えている ような雰囲気が楽しめる。 既に何年も続いている番組で、DVDや本まで発売されいてる。 DVDの紹介のナレーションがこれまた素晴らしい。 「ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに飲んじゃった」 飲兵衛には堪らない番組である。 お陰で、このところジョニ黒一本に絞り、体調も良かった私の晩酌に、 「キンミヤ焼酎」と「ホッピー」が参加するようになってしまった(笑)
2010/03/03
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ディアゴスティーニで毎週購読”させられている”「安土城をつくる」の安土城の 築城を描いた、西田敏行主演の作品である。 これも末っ子と観に行こうかと思っているうちにスルーしてしまった作品なのだが、 今回、DVDで鑑賞して、劇場で観たかったと思うような美しい作品だった。 末っ子は「探偵ナイトスクープ」のファンでもあり、関東圏ではTVKで毎週放送 しているのを、しっかり録画して観ている。 その「西田局長」が、映画でも泣きっぱなしだったのだが、嫌味がなかった。 どこまでがCGがあまり詮索するような気持では観なかったせいか、築城途中の 安土城も、木曽の森林の風景も非常に美しかった。 それにしても・・・・あれだけの木造建築を行った当時の日本人、そして、人間って 本当に凄いと改めて思い知らされる作品だった。 ちなみに、我が家の安土城は、全巻購入後、末っ子のスキルをプラモなどでもっと 磨いてから、築城される予定である。
2010/02/24
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最近、何とはなしにAmazoneでスタトレのムックを何冊か購入した。 パラパラとめくるうち、「オッ」と思う記事を見つけた。 オリジナルシリーズで放映された、「タロス星の幻怪人」という2話連続エピソード の中に挿入されている、カーク艦長の前任者、パイク船長が主役のストーリーは、 「ザ・ケイジ」という、スタートレックの最初のパイロット版だったということは、既に 周知のことであるが、その「ザ・ケイジ」を、原型に近い形で復刻したものが、販売 されており、なんと、DVDにも特典として収録されているというのだ。 「ザ・ケイジ」のフィルムは、既にバラバラに切られて、「タロス星~」に流用されて おり、目にすることは出来ないと思っていたのだ。 この「ザ・ケイジ」が配給会社にあまり評価されず、「光るめだま」という、次の パイロット版が採用され、スタートレックとなったわけである。 早速、我が家のDVDを漁ってみると、出てきた出てきた。 脇目も振らずにデッキにセットして、鑑賞。 長くファンをやっており、「ザ・ケイジ」というエピソードは、「タロス星の幻怪人」で 全てを知っていると思っていたのだが・・・。 単体で復刻された「ザ・ケイジ」は、40年以上前の作品とは思えない程、深く 考えさせられるエピソードだった。 まだ観ていないファンの方が、もしこれを読んでくれた場合を考えて、ポイントを。 ”ラストのヴィーナとパイクが別れるシーン”が「タロス星~」と違います。
2010/02/22
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前から読みたいと思っていた一冊。 この本は、幕末から明治に生きた実在の母子の物語、その「子」である、 ”エツ子ちゃん”が書いた、「武士の娘」という本をテキストに進む講義の ような構成になっている。 私は明治生まれの、曾祖母、祖母と暮らしてきて、「武家の女」という ものを目の当たりにしてきた。 本書の主人公を見ていると、祖母たちを思い出す。 時代の節目、関東大震災、大きな戦争などをたくましく生き抜き、死ぬまで 品格を失わなかった曾祖母、祖母には、葬儀の折、 「お袋にあんな死に方されちゃ、俺たちも下手な死に方はできんなあ」と 息子たちから、我が家ならではの口の悪さで賞賛され、見送られた。 そのくせ、祖母の葬儀の折は、例によって斎場の2階で大宴会になって しまい、気がつけば祖母は一人ぼっち(笑) 結局、私一人で、椅子を並べて、祖母の祭壇の前に陣取り、通夜とした。 うちは神道なので、死ねば皆、神様になる。 今でも、天上から祖母たちに視られているような気がして、時々、ドキリと するくらいである。 本当に厳しい祖母、曾祖母だったが、曾祖母が一度、 「○○は、本当に薩摩隼人だ」と、関東で生まれた私を、自分の夫、 父、祖父と引き較べて一度だけ褒めてもらったことがあった。 この一言が、その後の人生にどれだけの勇気を与えてくれたことか! 曾孫の私を、「さん」づけで呼んでくれる曾祖母には、物静かな中にも、 絶対に逆らえない「信念」のようなものがあり、怖かった。 本書を読みながら、祖母や曾祖母の若き日を追体験するような錯覚も 憶え、なんとも爽やかな読後感が残った。
2010/01/19
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久しぶりに大前氏の本を読んだ。 若い頃は、”気分転換”で良く読んだのだが、このところは、大前氏の文章は、 雑誌などで読む程度となっていた。 日経新聞の主催だったか、セミナーの基調講演で聞いたような内容が、本書にも 多く書かれており、どの章も、「なるほど」と頷けるものの、いまひとつ迫るものが なかったのは、私自身が歳を取ってしまったせいだからなのだろうか? 読み終えてから、しばらく考察してみると、氏のプランを実現するためには、かなり 洗練された「政治」が必要になってくる。 ここで、現実の政治を見てみると・・・とてもとても・・・と思ってしまう。 もうひとつ迫るものがなかったのは、このせいであると得心し、本を閉じた。 意外だったのは、国防問題に関しての章である。 「資源のない日本は、戦争なんかできない」としながらも、スイスのような国民皆兵 を唱える点には、大いに考えさせられた。
2010/01/18
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昨年、「海の都の物語」を読んで、一気にファンになった塩野氏の作品。 フィレンツエの滅亡までと、マキアヴェッリの生涯を、例によって絶妙の距離感で、 描いている力作である。 恥ずかしながら、マキアヴェッリは「マキアベリの君主論」と、教科書に、本の一行 登場したフレーズと、「マキアベリズム」という、ややダーティーな政治倫理を肯定する 考え方としてしか、認識していなかった。 「理系だったから」と言い訳するわけではないが、中世ヨーロッパの歴史は、若い頃の 私にとっては、「野蛮人の簒奪の歴史」でしかなかったのだ。 もちろん、その認識は今でもあまり変わっていないのであるが、今回、この本を読んで、 少なくとも「マキアヴェッリ」という人物が、なんとも愛すべき人物に思えたのは確かで ある。 今、「君主論」他、彼の作品を、今一度、じっくり読んでみようかと思っている。 40代で失業し、失意のもとで、酒の匂いをプンプンさせながら書かれた、云わば、 「就職活動論文」として書かれたのが「君主論」であるならば、後世の人間(一庶民 でしかないのが申し訳ないが)として、やはり同じように酒を飲みながら、それでも、 真剣に読むのが礼儀であろう。
2010/01/06
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元旦の朝、駅でサンケイ新聞を購入。 ぶち抜き全紙サイズの「実写版・ヤマト」の宣伝広告が目当てである。 「元旦だけで宣伝費1億」という情報に踊らされてしまったわけだが、なんとも迫力 ある広告だった。 TVCMは現時点で観ることが出来ていないので、ようつべで鑑賞。 →動画はこちら もちろん、家族全員で鑑賞した結果、 「おおっ!」(妻) 「うほ~っ」(末っ子) 「なんか、スタートレックみたいですね」(次女) 「なんか、結構良さそう」(長女) という評価である。 私はと言えば、沢尻が出なくなった時点で「とりあえず押えておこう」という気持ちに なっていたものが、「う~ん、観たい!」と気持ちがグラグラ揺れてしまった。 ”実写版”と言ってもCGが多ければ、万一、キャラクタが滑稽であったとしても、 割り切って観ることができるというものだ。 昨年末、CSで一挙放映していた、ヤマトのTVシリーズを改めて観て、その魅力を 再認識しただけに、オリジナルのイメージが”大破”せずに、新しい魅力を加えて くれることを切に願う次第。
2010/01/02
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※多少ネタバレありますので、これから観る方は読まないでくださいね。 前回連れて行けなかった次女が観たがっていたので、もう一度、と思って チケットをネット予約する段になり、「宿題があるから・・・」と出無精の次女は 辞退。 結局、前回と同じ、私・妻・末っ子の三人で観に行った。 もともと、「もう1回観たいですね~」と言っていた末っ子は大喜び。 正直、私も、もう1回、じっくりと観たかった。 前回は、「ヤマト復活」の有難味でかなりバイアスが掛っていたようにも思え、 今回は冷静に観ようと思っていた。 いつも、そして前回もあまり疲れない最後部の席を狙うのだが、今回は劇場の 大きなスクリーンを堪能しようと、中央付近の席を取った。 劇場に入ると、30~40人の観客が既に居て、しかも、老夫婦、親子連れ、 私と同年代の男性同士、など多彩な顔ぶれが印象的だった。 これなら・・・次回作も期待できるかな? やはりCGは美しく、ヤマトがアクエリアスから離陸するシーンは、アルフィーの 素っ頓狂な主題歌をも気にならない格好良さ! さらに、その離陸シーンを真田さんが、本部の3面スクリーンで観ているところが また恰好良かった。 光速に近いスピードの主砲が、飛行中の艦載機を追い抜いたり、細かい点で、 リアル(それでもツッコミどころは満載なのだが)に描かれていて、戦闘シーンは 二度見てこそ、細かい評価が出来るというものだ(笑) 敵艦に襲われ、ワープする際に、何故か艦長の古代雪(森雪)の、制服が剥がれ、 38歳にしては見事な裸身を拝ませてくれるシーン(なんと2度も:笑)は、やはり オリジナルシリーズのワープ・シーンが印象的なオジサンたちにはストライクのようで、 観に行くか迷っている友人にも、酒席で、 「意味わかんないけど、雪はなぜか裸になるんだよ」と教えてやると、 「観に行こうっと!」と、即決していた(苦笑) 伊武雅刀演じる、ゴルイ提督がしっかり戦死したことにより、 「次は、デスラーが出てくるんだよな?」と話していたのは、上映後、手洗いで 隣にいた、私と同世代の二人組である。 私も、同感である。だって、デスラーが出てくるだけで、私は観に行くだろうから。
2009/12/26
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図書館でふと目につき、読んでみた一冊。 リアル・サンダーバード世代としては、興味深い情報がかなりあった。 ITC作品では、サンダーバード以外にも、 海底大戦争 スティングレイ キャプテン・スカーレット ジョー90 などのスーパーマリオネーション(人形劇)作品を夢中になって観たものだが、 印象に残っている実写作品に以下のものがある。 ・「決死圏SOS宇宙船 」 太陽を挟んだ反対側に、もう一つの「裏返し」の地球が存在するという異色の SF映画。 ・「謎の円盤UFO 」 悪意ある異星人から地球を防衛するSHADOWという組織の活躍を描く、 物凄くリアルなSFTVシリーズ。 ・「プロテクター電光石火 」 ロバート・ボーン主演の地味ながら妙にカッコイイアクションもの。 ・「スペース1999」 ちょっとオカルト的なSF。 ブラウン管から流れてきたこれらの作品の名場面は、今でも鮮明に記憶しているの だが、これらの作品が、想像していた以上に、遥かに少数の人たちの手によって 生み出されていたことを、この伝記で初めて知った。
2009/12/20
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末っ子と約束していたので、稽古の後、昼食も兼ねて、隣駅のワーナー・マイカルに 出掛けた。 我々、中年層には涙ものだった前作「大決戦!超ウルトラ8兄弟」は、恐らく普通の 子どもには、「なんでこんな”おじさん”や”おばさん”ばかり出てんのよ~」と、ややも すると不完全燃焼だったように、劇場でも感じたが、今回は、劇場内の子どもたちが、 ガンガン熱くなってくるのを感じた。 テンポの速い展開で、暴れまわるウルトラマンたちは、「子連れ狼」の拝一刀のように 溢れんばかりに出現する怪獣たちを倒しまくる(笑) 正直、大人には疲れるが、そこはそれ。 話題になっていた「小泉元総理」の声優ぶりも確認できたし、40年来の疑問だった 「光の国」の成り立ち、歴史も「あっさりと」説明してくれたので満足して帰路についた。 まさか自分が家庭を持ち、さらに自分の息子とウルトラマンの映画を見に来るだろう とうは、若い頃には想像することも出来なかったが、こうして何作か観ているうち、 「親子二代で楽しめるシリーズ」の貴重な価値に気付かされた。 ウルトラマンに気合を注入された末っ子は、誘われるまま、ひと駅分の距離、ほぼ 4kmを何なく歩いた。
2009/12/19
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期待しないで、妻と末っ子を連れて観に行った。 末っ子には、連れて行く条件として、 「少なくともうちにある劇場版の”ビデオ”はコンプリートせよ」と言ってあった。 結果、予想外に入れ込み、楽しみに足を運ぶことが出来たようだ。 来年の「実写版」の悪夢はひとまず忘れて、アクエリアスの海に沈んだヤマトの 復活を楽しもうと、肩の力を抜いてみたのだが、意外や、かなり面白かった。 バリバリCGで展開する戦闘シーンなどは、スピード感もあり、また、往年の ファンには嬉しいシーンもふんだんにあった。 ネタバレになるのであまり細かいことはかけないが、 「なんで、雪がここで○○○になるの?」と、最初のTVシリーズの時に、中坊の 間で話題になったシーンなども思い出され、「このシーンがCMで流れれば、 一気に動員数が増えるのになあ」と妻に話したようなシーンもあった(笑) 久しぶりのご挨拶としては、非常に丁寧に製作されており、過去の経緯を知ら なくても、充分に楽しめると思う。 一時鼻についた「愛」というテーマがなくなり、淡々と目的を達成しようとする ヤマトは、なかなか格好いい。 映画を観れば次回作があることがハッキリ分かるが(笑)、次はあのキャラが 登場するんだろうな~絶対! これからのヤマトの活躍に期待!
2009/12/16
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NHK鳴り物入りで始まったドラマだが、若い頃、原作を読んだイメージで観て しまっているため、正直、いまひとつの感がある。 有名な役者を総動員する、NHKらしいやり方が裏目に出てしまい、全ての キャラクターに”色”がついてしまっているのだ。 原作の最終項は、たしか教室で隠れて読んでいたのだから、高校か大学時代の 教養課程の時期に読んだのだと思うが、目頭が熱くなった想い出がある。 この映像化に関しては、以前、脚本家(?)が自殺してしまったりと、原作の スケールゆえ、困難さが取り沙汰されていたが、やはり難しかったのだろうか? 最近、異常さの目立つ地上波のNHKだが、この作品の失敗は許さないぞ! 今後に期待。
2009/12/14
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ヴェネツィアの独立国としての1千年の歴史を描いた力作である。 10年くらい前から気になっていたのだが、やっと読むことが出来た。 ヴェネツィアに対する豊富な取材と、適度な距離感のバランスが絶妙で、よくある 「著者の思い入れ」とは無縁の、読みやすい作品だった。 内容は、これから読まれる方に配慮して、あまり細かくは書けないが、同じように 資源に乏しい国に生きるものとして、ヴェネツィアの歴史に、我が国を投影させず にはいられなかった。 他の国とは少々定義の異なる、ヴェネツィアの”貴族”の”矜持”には国を越えて、 賛美と憧憬を感じる読者は多いと思う。 国家・組織、そして市民のひとつの理想像を見せてもらい、心が洗われるような 気持であった。 人類は既に、理想郷をつくりあげていたのだ。
2009/12/13
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DVDにて鑑賞。 今回も、原作を先に読み、劇場鑑賞の予定だったのだが、子どもたちと スケジュールが合わないうち、機を逸してしまっていた。 映画版前作の「ダビンチ・コード」でも、私は某修道会が実在のもので、「ニュートン までメンバーだったのか!」なんて信じ込んでしまったくらい、オバカなのだが、 "This is fact"で始まる本作の原作の書き出しには、さすがに騙されなかったぞ(笑) 原作は、バチカンを観光しているような気分になる良く出来た作品だが、映画の方も、 うまく原作を圧縮しており、それなりに楽しめた。 どちらかというと、原作を読んでいることを前提とした作品ではあるとは思うが。
2009/12/11
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観ながら、なんだかこれがイーストウッドの最後の作品になるような気がして、 涙がこぼれてしまった。 もちろん、私の錯覚で、これからも氏は、すばらしい作品を作りつづけると思うし、 また、そう願うものでもあるが。 結末は、公開前にも匂わされていたヒントから、想像していたとおりであったが、 逆に、他の選択枝もなかったと思う程、しっかりとしたエンディングだった。 「硫黄島」のときには、そのテーマゆえに群像的な描写になってしまったが、 本作では、もう、イーストウッドそのものをじっくりと描ききるような感じで、 あっという間の時間が過ぎた。 心ある人間は、安易に「救い」など求めたりはしない。 自分の罪は、自分が背負っていく。 当り前のことを、教えられたような作品だった。
2009/12/10
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小学校3年の頃だったか、なんの気まぐれか、あるいは、それなりにタイミングを 計ってか、当時、毎週のように訪ねていた親戚の家からの帰り道、父がいきなり 車を街道沿いの書店の前に止めた。 「本、買ってやるよ」と事もなげに言われたのは憶えている。 どう選んだのか、「月は地獄だ」「海底二万里」「地底探検」とSFを三冊、買って もらった。これが明確に記憶が残っている私が最初に真面目に読んだ本である。 以後、本を買うことには寛容だった両親のお陰で、とにかく読書量は増えた。 学校の図書室では、貸出限度(週に4冊)まで毎週借り、近くにある図書館にも 通いつめ、既に絶版となっている本を楽しんだ。 大学の頃も、充実している図書館が嬉しく、「江戸時代に書かれた天文書」まで 蔵書されいていることに、驚きを感じながらも、多くの書物に触れた。 国会図書館で、論文用に旧い熱力学関連の本を探したのも懐かしい。 この秋、久しぶりに近所の図書館に足を運んだ。 あまりに立派な作りに、隔世の感を憶えながら、楽しんでいる。 ネット書店に圧されて、近所でも書店の廃業が続く昨今、図書館が充実して くれていることはありがたい。 ずっと探している、1970年代発行の「日本の天文台」を検索して、県の図書館 で見つけたときには、歓声を上げてしまったほどだ。 市の図書館の充実ぶりに比べ、県の図書館はアクセスが悪く、その点、残念 なのだが。
2009/11/22
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「星を継ぐもの」に始まる巨人三部作は、人類の起源を描いたものだったが、 この作品は、「地球の起源」を描いたものである。 ついでに、地球を襲う大災害(?)まで盛り込まれた、なかなかの力作である。 本作の続編である「黎明の星」も入手したので、安心して読めた。 ハードSFと呼称されるホーガンの小説はいつも、ちょっとした科学知識では ツッコミ切れない科学的裏付けがあるのが魅力的だが、本作では、さすがに 「え~?」と思う部分がいくつもあった。 解説にもあるが、イマニュエル・ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」を下地に 描かれたせいだと思う。 ホーガン本来の「緻密な洗脳」が効いてこないのはそのせいだろう。 その度に、「これはフィクションなんだから」と言い聞かせて読み進めるのだが、 裏を返せば、その位、引き込まれるということでもある。 科学的リアリティをやや犠牲にした分、物語としては映画を観ているようなテンポ もあり、歳を重ねた著者の角が取れ、読み手を楽しませることを意識し始めたよう にも感じ、楽しく読み終えた。
2009/11/11
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5月に公開された映画版最新作。痛む足を引きずって、劇場に参じたのが 昨日のことのようである。 もちろん、DVDもキッチリ購入。特典映像が目当てだ。 我が家のデッキたちはまだBlu-ray世代ではないので、DVDを購入。 劇場で観たときと変わらず、面白い。 相変わらず、世代交代には複雑な気持ちはまだ残ったままだが、新しい時を 刻み始めたスタートレックの世界を、素直に楽しむ気になりつつある。 特典映像のメイキングで興味深かったのは、J・J・エイブラムスの「こだわり」である。 「ジョン・フォードの西部劇のような広大な感じを出したい」と、わざわざ、アナモフィック・ レンズを使用し、フィルムで撮影したことには、びっくりした。 おかげで、我々の世代には非常に馴染みのある映像になったわけだ。 さらに、レンズのゴーストやフレアまでも積極的に利用して雰囲気を出したと。 一番びっくりしたのは、「不規則な”揺らし”」を表現する「技」である。 これだけ凝り性の監督に撮られれば、スタトレファンとしても、持って瞑すべきで あろう。 既に決まっている二作目も、楽しみにすることにしよう。
2009/11/06
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読みごたえのあるドキュメンタリーだった。 私見だが、「最近の公安はまともに仕事してるのか?」と思っていたところなので、 この本に紹介(もちろん、大方は仮名だが)されている、組織内での出世・栄達では なく、「国家のために」という思いで働いてくれている人たちの存在が、真実であると するならば、ホッとさせられる話である。 この本の秀逸な点は、タイトルこそ「スパイハンター」などと軽いが、9歳の子供の 死に、自分を見失ってしまい、ついついロシアの諜報員に籠絡されてしまう機微に、 公安部・神奈川県警の捜査員が、心情的に揺れてしまう一面を描くなど、「人間が 人間を捜査することの複雑さ」をしっかり書いてくれているところである。 もうひとつ、ロシアのプーチンに対する評価は、私の個人的見解と一致しており、 このあたりは、現在の日露関係の分析にも通用する見解である。 前の政権もひどかったが、今回の政権も、外交面では恐ろしいほど脳天気と 思える今、緊張感を維持するためには、タイムリーな本だったと思う。
2009/10/13
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まとめて観たいので、借りないで我慢していたのだが、先日借りた「24」に 予告編が入っており、私というより、妻の意向で、リリースされている前半 11話のみを観ることにした。 今シーズンで完結ということだが、なるほど、それぞれの登場人物が過去の どのシーズンよりも魅力的に描かれており、またセリフがカッコいい。 最初の米国刑務所~脱獄後~パナマのSONA刑務所という、まさに地獄を 共にしてきた彼らにも、なんともいえない仲間意識が生まれたようで、命を 狙いあっていた者同士までが、しっかりと協力していく様は、なかなか見応え のある人間ドラマになっていると思う。 その上、往年の「スパイ大作戦」(映画版ミッション・インポシブルではない)を 思わせるようなスリリングな展開、さらには、原始的とも思える筋肉頼みの アクションには大笑いしながらも、「ドラマってこれでいいじゃん」と思わせて くれる程良い荒々しさがある。 特に、リンカーンが手斧を振るうシーンは、我が家では拍手喝采だった(笑) 完結となったのは、シーズン4の視聴率が1に比べて落ちたための打ち切りと ネット上で知ったが、スタートレックなどの例もあり、再放送、そしてシリーズを まとめてみた場合の評価などは別物であり、このメンバーにはまだまだ活躍 してもらいたいと切望する。 さて、9月リリースの後半12話では、どんな展開が待ってるのだろうか?
2009/07/29
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前作6の後、2本の特別編で、やはり修羅場から離れられないジャックが、今回は ビシッとスーツに皮カバン。 転職でもしたのかと思いきや、過去の「拷問」で公聴会を開かれている。 CTUも解体され、今回の冒頭は、長年アメリカの治安を維持してきたFBIが中心に あるテロリストを追いかける。 そのテロリストこそ・・・・。 キーファー・サザーランドの逮捕や、俳優組合のストなどで、実現も危ぶまれていた 本シーズンが今年の1月から米国で放映開始された時はホッとした。 シリーズが長くなると、当然、様々なケジメをつける必要があり、ジャックの拷問 など、私なんぞも「アメリカで捕まりたくね~」と思うほど、誤解を世界中に与えた ことだろう、過去のストーリーを”総括”しているのが目立つ。 ジャックと異なり、あくまで法に則って事件を解決しようとするFBIを強調している のも「嫌われたくない」というアメリカらしい展開だ。 が、お約束のジャックの拷問シーンも健在だ(笑) フィクションだから、笑って観れる範囲だと思うのだが。 そして、昔の仲間との再会。 今回も、我が家では拍手で迎えられたキャラクタもあり、「お約束」はバッチリ。 過去のシリーズよりテンポが良くなり、焦らされるストレスは感じない。 私が一番イライラした、すぐ人質になるジャックの妻(既に死亡)や娘などの、 キーキーうるさいキャラも、今のところいない。 現在、6話までがDVD化されているが、今後が楽しみである。
2009/07/24
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世界天文年でもあり、また、46年ぶりの皆既日食が日本で見られることもあって、 天文に関する番組が多くなってきたのは嬉しいことだ。 このドラマも、そんな1本かと、録画したままで放置していたのだが、いざ観てみると、 なかなか面白い。 ベタついた恋愛ドラマでもなく、ジャリタレの学芸会のレベルでもない。 目標に向かってひた駆ける少年少女の姿が、さわやかに描かれている。 観終わって、「よ~し、俺も大きくなったら、宇宙飛行士学校に入ろうっ!」 と宣言したら、家族に爆笑されてしまった(笑) もちろん、私も子供の頃は「自分が大人になる頃は当たり前に宇宙に行ける」と 信じて疑わなかったひとりである。 月面着陸から40年も経って、まさか、こんなに宇宙が遠いとは思わなかったが、 もちろん、まだまだあきらめてはいない(笑) さて、もうすぐ最終回。どんな終わり方をするのか、期待したい。
2009/07/20
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なんとも淡々とした、私好みの映画だった。 観る前は、アラトリステというのは実在の人物と思っていたのだが、架空の人物で あることを、観た後に知った。 中世ヨーロッパの傭兵という興味津々の設定を、楽しみに観たのだが、期待を 裏切らないいい映画だった。 決して格好良くない「隊長」の、ズルズルと這いずるような生き様に、 「それしかできない」男の侘しさと、それでいて堪らない魅力を感じた。 スペインの映画を観る機会はあまりなかったのだが、こういう雰囲気の映画が 多いのだろうか?
2009/07/19
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次女から、恐ろしい情報がもたらされた。 宇宙戦艦ヤマトの”実写版”が、キムタク主演で製作・公開されるというのだ! 先日、アニメ版の新作を期待する旨の記事は書いたが、実写版なんて、まったく 想像すら出来なかった。 恐ろしいことに、古代:キムタク 雪:沢尻エリカ 沖田艦長:西田敏行 という キャストに関する情報まで、あちこちで流れている。 「CGによる戦闘シーンよりも人間ドラマを中心に描く」とコンセプトも報道されたが、 「勘弁してくれよ~」というのが、本音である。 主演二人は論外として、大好きな西田敏行でも、沖田艦長はないだろ~。 口の悪いサイトでは「ジャニーズの原作レイプ」と酷評されているが、これが一番 しっくりくる。 私は、「ジャニーズのテロ行為」と捉えている。 まあ、特定のファンのみに公開される舞台などでやる分には目を瞑るが、映画として 劇場で堂々公開されてはたまったものではない。 スタトレの新作では、しっかりとオールドファンへの気遣いが見られ、新しい歴史を 素直に見守る気にもなれたが、今回の件は、正反対、最悪のケースだ。 「ヤッターマン」と「ヤマト」では、ファンの思いの「質」が違うと思うのだが。。。
2009/07/14
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子供の成長で何が嬉しいと言って、価値観が共有できた時だ。 まだまともに喋れない頃、それでも、同じTV番組やディズニーのドタバタアニメを 観て一緒に笑った時のことは、三人それぞれについて憶えている。 でも、可愛かった現在高校生の長女とは、現在、絶交中である(笑) もちろん、80%は私の頑固さが原因なのだが、いつかは妻になり母になる可能性 のある女の子は、精神的にタフでなければならない。 故に、いい歳になった娘を甘やかすわけにはいかない。 さて、末っ子。 先日来、J・ベルヌの海底二万里を読んでいた。 なんとも嬉しかったのは、この物語は、私が最初に読んだ本格的な小説の1冊でも あったからだ。 買ってもらった書店まで覚えているが、「海底二万里」「地底旅行」(共にベルヌ)、 そして「月は地獄だ!」(J・W・キャンベル)の三冊が、私の読書歴における事実上 のスタートだったと思っている。 同じ本を何度も何度も読んだものである。 果たして、末っ子は当時の私が酔ったノーチラス号の航海に、頭の中でどのような 光景を思い浮かべてくれるのだろう? 散々、頭の中で想像していた光景だが、後年、ディズニーで製作された映画を見た時、 随分と違和感を感じたことを憶えている。 (今では好きな映画となっているのだが) 映画のDVDはあるので、末っ子にも私と同様の違和感を感じてもらえると嬉しいのだが。 その違和感が大きいほど、末っ子の想像力が成長している証だと思う。
2009/07/02
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劇場に行こうと思ったのだが、例によってDVD鑑賞となった。 最寄り駅の再開発で映画館が出来るという話があり、それまではホンの5分、 電車に乗るのが面倒で、なかなか劇場に足を運べない。 ☆252 よく歩く新橋の地下街が、あんなことになってしまうとは!(笑) 実際、東京の怖さを改めて思い知らされた。 しかし、劇場で公開するレベルの作品ではないように思った。 ☆K-20 小学生の頃、夢中になって読んだ少年探偵団シリーズ。 TVスポットでは時代的に「アレ?」と思わせる設定もあったのだが、いざ観てみると、 その時代設定に得心。 本筋そのものよりも、この条件下での時代がどうなっているのか?という点、 非常に興味深い。シリーズ化に期待したいところだ。 オールドファンには懐かしい、原作をにおわせるポイントもしっかり盛り込まれており、 先日のスタトレもそうだったが、最近の映画は本当にソツがない。 二十面相といえば・・・夏木陽介主演の「明智探偵事務所」というしみじみとした、 が、随分としっかり明智、二十面相らの人間が描かれた、原作とはちょっとかけ離れ ながらも、非常に印象的なドラマがあった。 成長して、江戸川乱歩の他の作品を読みながらも、子供心をときめかせた二十面相は 登場してくれるだけでワクワクする。
2009/06/30
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渡辺 謙 主演の平塚八兵衛の刑事生活を描いた、二夜連続ドラマ。 我々の世代には、漫画でこの物語(の一部)を読んだ方も多いと思う。 数日に分けて、録画したものをじっくりと観たのだが、見応えのあるドラマだった。 もちろん、本筋の平塚氏の生きざまが主旋律なのだろうが、作り手の狙いは、 戦後~昭和50年代までの今思えばかなり短い期間に、日本が復興・経済発展し、 人の心のありようが変わっていく様を描くことだったようだ。 力の入った当時を復刻したセット(一部小道具に???とは思ったが)は、その 目的を充分に果たしたと思う。 俳優陣は、まさにオールキャストといった感じで、やや辟易してしまったが。 若い頃所属していた団体の長と、交友あった方が「平沢貞通を救う会」に参加し いたこともあり、「帝銀事件」に関しては、冤罪ではないかと個人的には思っている。 ともあれ、あの高度成長期の頃、私の記憶にも残っている幾人かの「プロ」を彷彿 させてくれる刑事の生き様に、気合を入れてもらった。
2009/06/23
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DVDで連夜鑑賞したのだが、2部作目はきっちり見たくて、翌日、休暇をつかって 観てしまった。 いい歳をして・・・と思うのだが、ときどき、集中して読みたい本や、観たい映画などが あるときは、スケジュールさえ問題なければ、私は平気で休んでしまう。 プロジェクトが主体の仕事なので、その辺りは融通が効き、ありがたいが、反面、 「3ヶ月休みなし」なんて時期もあり、そんなときは、本も読めない。 チェ・ゲバラについては、高校時代に読んだ「チェ・ゲバラ日記」という文庫本から 始まり、それなりの知識は持っていたと思う。 イデオロギーなどは全く無縁の視点で、ひとりの男の生き様を魅せてもらうつもりで、 ドキュメンタリーを見るような気持で鑑賞した。 非常に表現が抑制された、作り手の思い上がりが全くない、素晴らしい作品だった。 誰の側に立つでもなく、淡々と、ゲバラの短いが、志ある人生が描かれるが、2部作 併せて、4時間以上の長さを感じさせない、臨場感もあった。 「う~ん」とうならされるでもなく、観終わったあとに、じわじわと自分の来し方などを それとなく想起させられるような、怖い作品でもあった。 この作品を、高校時代に観たら?大学時代だったら?結婚前だったら?などと、 ”志”の揺らぎを試される、リトマス試験紙のような作品でもあったと思う。
2009/06/17
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ブリタニー・マーフィーと西田敏行共演の作品。 どうせまた、「適当に日本的な外国映画」だろうと思って観たのだが、なかなか しみじみとした映画だった。 「ブラックレイン」で呆れさせられた日本描写とはかなりレベルの違うディティール、 それでも、ちょっと「ん?」というところは多かったのだが、それでも違和感はかなり 少なくなり、安心して観ることができた。 西田敏行を最初にいいな~と思ったのは、田宮次郎主演の「白い滑走路」という パイロット描いたドラマでの、ハイジャッカー役立った。 そして、学生時代にみた「寂しいのはお前だけじゃない」というドラマで、何とも 味のある役者だと、心底思った。 残念ながら、「釣りバカ」シリーズなどは、おどけ過ぎていてあまり好きではないが、 今回の「ハリウッドデビュー」は、世上、どんな評価を得たのかは気になるところだ。 B級映画万歳!といったら、失礼だろうか。
2009/06/02
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随分昔に観た映画なので、一応押さえておきたかった。 旧作の記憶はほとんどなく、新しい映画のような気持で観たが、SFXの迫力は あるものの、起伏のない展開と、キアヌ・リーブスのノッペリとした演技(役柄上 仕方ないのだが)がいまひとつだった。 古典のリメイクは増える一方だが、よくプロットを分析して、SFX以外のストーリーで 観客を惹きつけないと、膨大に生まれるコンテンツの中に埋没してしまう。 ビジネスと割り切ればそれでいいのだろうが、せっかく巨額の制作費と、多くの 才能をつぎ込むのならば、我々観客の記憶に残る映画を作って欲しいものだ。
2009/05/31
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ここ数年かけて、やっと読了。 全19巻(文庫版)は、さすがに読み応えがあった。 私にとって水滸伝は、1973年頃の中村敦夫主演のTV版。 日中国交正常化に当てた企画だったと思うが、小学校6年の修学旅行先でまで 観ていたことを記憶していた。 原田大二郎演じる花栄などが格好良かった! で、このドラマは108人の英傑が揃うところで終了。 「えっ?」と思っていたところで、いきつけ(当時、書店通いが大好きだった)の書店で、 横山光輝版のマンガ版を発見。 読み進めると、せっかく集まった英傑達が、バンバン討死にしてしまう! 「滅びの美学」がしっかり刷り込まれた作品でありました。 時は流れ、40代になり、若い頃は全く評価もしていなかった、北方謙三が、 大好きな土方歳三を描いた、「黒龍の柩」を読み、北方氏の筆力に驚き、続いて 読んだ「三国志」も、私の中では、吉川英治版よりも面白かった・・・というより、 ワクワクしながら読めた。 そして水滸伝を読み始めたのだが、それぞれの人物への作者の思いれがすんなりと 読み手の心にも伝播され、思いっきり感情移入して楽しむことが出来た。 出張時にも持っていったが、恥ずかしながら新幹線の車中や、飛行機内で涙腺が ゆるんでしまったことも度々であった。 読了した時の虚脱感を埋めてくれるかのように、既に続編の「楊令伝」が9巻も刊行 されている。 作品自体の素晴らしさとともに、北方謙三という作家の「成長」に対して、嫉妬すら 覚え、「負けてはいられない」と気合を入れられたような気もした。
2009/05/30
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本日から公開された待望の劇場版最新作。 カミサンと次女と三人で、最寄りのシネプレックスで鑑賞。 多くいるはずのファンに敬意を表し、ネタバレなしで感想を述べたいところだが・・・。 迫力満点の映画で非常に面白かったのだが・・・内容をまだ消化しきれないでいる。 この作品を素直に受け入れるのには、しばらく時間がかかりそうである。
2009/05/29
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宇宙戦艦ヤマトがフルCG・劇場版で26年ぶりに復活するとのこと。 今朝、やじうまプラスで映像を見たのち、通勤中にニッポン放送で情報を得たのだが、 古代も38歳となるらしい。 先日、パチンコの宣伝で以前のヤマトのリメイク映像を見て、大いに盛り上がったもの だが、新作となると、さすがに嬉しい。 松本零士氏の劇画版・新ヤマトよりも、以前のヤマトの流れを汲んでくれた新作の方が 感情移入しやすい。 ニッポン放送では、「水惑星アクエリアスから地球を救って、ヤマトは自沈したのでは?」 と、疑問を持たれていたが、まあ、何かこじつけてくれればいいのだ(笑) ついでに沖田艦長も、また生き返ってくれてもいいな。 ”ヤマト完結編”は、過去作使い回しのシーンも多く、終盤、意味のない古代と雪の 濡れ場には爆笑すらしてしまった。 ということで、原作、TVシリーズ初回放送からのファンとしては、出来れば、オリジナル のリメイクから始めて欲しいものである。 私がPSを買うきっかけともなった、ゲーム版「宇宙戦艦ヤマト・遥かなるイスカンダル」 以降、ゲームでは、名場面の最新CGでのリメイクを観ることは出来たが、やはり、 作品を通じてのリメイクを切望してしまう。 裁判沙汰まで招いた、商業主義にどっぷり穢されてしまったヤマトであるが、今回の 新作で、立ち直って欲しいものである。
2009/05/19
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この日、カミサンと子供たちは、千葉県の私の実家に遊びに行くことになっていた。 が、朝、末っ子が熱を出し、ちょっとした騒ぎになった。 普段は我慢強い奴だが、耳下腺が腫れあがり、痛みに呻いていた。 留守番するように促したのだが、「行かなくっちゃ」と泣く(笑) 私の「名代」として実家を訪ねてくれようとする責任感の強さに、感謝しつつも、 見るからに弱っている末っ子を見ると、心配にもなった。 解熱剤を飲ませると、30分で元気になり、録画しておいたこの映画のDVDを、 出かけるまで一緒に観た。 例によって、地球上を我が物顔で蹂躙する人間の傲慢さを描いているようだったが、 きめ細かいストーリーで、「もののけ姫」などより、遥かに素直に観ることができた。 60年代の西部劇に出てくるような、過去を引きずった犬(オッサン)もなかなか渋く、 時間つぶしのつもりが、気がつけば真剣に見入ってしまった。 終盤、悲劇的な方向に流れていくストーリーにハラハラしながら観ていたが、意外や、 ハッピー(?)エンドだったのは良かった良かった。 淡々と描かれる夏休みの日常と、登場人物の控えめなやさしさが、何とも良い 後味を残してくれた。 途中、康一とクゥが、他の河童を探して、遠野を旅するシーンで、映画「いちご白書」で BGMに使われていた”Helpless”という曲が使われていた(パクリ?)と思うのだが、 エンドロールなどにも出てこない。 この曲、中学時代何度聞いたか・・・サントラLPは今でもある。 調べてみると、監督の原 恵一氏が、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国 の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の監督だったこと、そして、 我々と同年代であることを考えるとこのシーンとBGMは、至極しっくりくるのである。 末っ子が観ようとしなければ、もしかしたら見逃したかも知れない。感謝。
2009/05/05
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1973年放映の、幻の名作が時代劇専門チャンネルについに登場! 本当にありがたいCS局である。 この作品は、子供の頃に家族で見ていたのだが、新撰組というよりも、 鶴田浩二演じる近藤勇をドンと中心に据えた、鶴田浩二のドラマである(笑) 記憶が曖昧で、「かなり脚色してたはず」と思っていたのだが、数話見た現在、 基本的な史実は押さえた上で、ドラマ性を増しているようなつくりで、まったく 違和感はなく、それどころか、とんでもない名作であったと思い始めている。 とにかく、鶴田浩二がかっこいい。この時期、NHKで放映された「男たちの旅路」 の吉岡指令補が、そのまま新撰組の局長になったようなリーダーぶり。 「男気」がプンプンと匂ってくるような台詞の数々に、素直に浸ってしまう。 脇を固める隊士たちには、土方歳三には、このドラマの2年ほど前に、 「燃えよ剣」で土方を演じた栗塚旭ほか、「燃えよ剣」「新撰組血風録」に出演 したメンバーも、しっかり出演し、楽しませてくれている。 敵役にも、現在演出家の「蜷川幸雄」などが出演しており、日本のテレビ ドラマ史を覗う意味でも、貴重な作品だと思う。 このドラマは、近藤の最後まで描いてはいなかったと記憶しているのだが、 どういう終わり方をするのか、まさか鶴田浩二が首を刎ねられることもあるまい などと思いながら、毎日、楽しみにしている。
2009/04/17
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結局、劇場へは行けず、これまたDVDでの鑑賞となった。 三国志ファンとして見ても、不満のない程度の脚色で収まっており、実写映像では 過去のどの作品でも不満だった、戦闘シーンが非常に迫力ある演出で再現され、 それだけで満足してしまった。 劉備・関羽・張飛は風貌も地味ながら、史実相当にやや老けている点は良かった。 ゲームでも人気度の高い趙雲は、今回も格好良すぎて、やはり三国志ファンの 末っ子と、歓声を上げてしまった(笑) どこかで見たと思ったら、趙雲を演じた役者は、中国電視台製作の「項羽と劉邦」で 項羽を演じた人だ。 項羽役も非常に良かった記憶があるが、今回も、「実直な武辺者」を好演している。 PART2も是非観たいものだ。
2009/04/07
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黒部第四ダムの話は、小学校高学年の頃に図書室で借りたドキュメンタリーで 読み、子供心に感動したことを覚えている。 淡々としたドキュメンタリーは、小説や石原プロが製作した映画よりも、遥かに 私の心に染みたことを覚えている。 今回のリメイクは、あまり期待しないで見たのだが、前半は工事に着工するまでの 一企業の努力が比較的きめ細かく描かれており、中村敦夫などの渋めの俳優陣が 中心で、なかなか見応えがあった。 工事車両なども、懐かしいトラックなどが揃えられ、それなりに手間をかけて製作 されている点、期待が持てる。 いまでは、「悪玉」(勤務している方、すみません!)として新聞を騒がせる大手 ゼネコンの実名もバンバン登場し、隔世の感を禁じ得ない。 まさか、米国の「ニューディール政策」を連想させようとうものではないとは思うが、 この時期にこの題材ということは、国威発揚を狙っているようにも思える(笑) 「海峡」も若い頃、感動した作品だったが、こういう”大工事モノ”には簡単に 引き込まれてしまう単純さは失いたくないと思える。 関連のある業界で仕事をしている身としては、突っ込みどころも多々あるのだが、 こういうときは子供のような素直な気持ちで見たいものである。 それにしても、香取君が戦争帰りには、どうしても見えないのだが・・・(笑)
2009/03/22
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「武田信玄」(1988年NHK)の再放送を観てるのだが、面白い。 新田次郎の原作も良かったのだろうか、全般にベタベタした最近の大河のような 人間関係を控えめに、それぞれの武将の「思い」をじっくりと描く半面、その最後も 極めて淡々と描いている点に魅かれている。 当時は、社会人になって数年、じっくり大河を観る余裕がなかった頃で、時々、何かの ついでに観ていたので、自分の中で評価が低かった。 遅まきながら調べてみると、大河ドラマ歴代2位の視聴率だったらしい。 最初は期待していた「天地人」は、製作費削減のためか、何ともチープなドラマに 堕ちつつあるが、変に時代に迎合せず、もっと骨太のドラマがあって欲しい。 「いのち燃ゆ」(1981年NHK大阪) 水曜日の夜に放映されていたドラマだ。 ビクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」を原に、舞台を江戸末期に置き換えたドラマ なのだが、これが妙に面白い。 レ・ミゼラブルは、子供の頃に読んだきりで、数年前、海外TV映画化されたものを PCに落として、出張時に観て、改めて内容の深さに感じ入ったのだが、そのドラマ、 設定は全く異なるにも関わらず、物凄く考えさせられる台詞が多い。 40代も後半になると、頭も固くなり、また、人の道を説いてくれる師もそうそういる わけではない。 たかがTVなどと思わず、真剣に観ることのできる単純さは、無くしたくないものだ。
2009/03/18
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直江兼次の幼少時代(与六)のあまりに可愛らしい演技に、かなりの期待を持って 観はじめた大河ドラマだが、ここ数回、あまりにコストダウンというか、手抜きの多い つくりに、やや引き気味であるのも事実である。 親方日の丸らしい、えげつないチープな画面の連発に、だんだん腹が立ってきた。 小さなスタジオで撮れるシーンと、CGを組み合わせての構成は、最初の数回は 騙せても、目の肥えたファンにはすぐ見抜かれてしまう。 脚本で勝負するには、視聴率目当てで並べているキャストの演技力は乏しく、 特に、長澤まさみなどは、まったく意味のない配役であろう。 つくり手の知恵のなさが露骨に見えてしまう今回の大河、残念でならない。 NHKの場合、どう考えても人件費が過剰であり、こいつらをリストラして、その分、 大河など、比較的、認知度が高い番組に資本投下すべきであろう。 テーマとしては、決して有名武将ではない主人公をせっかく選んだのだから、 こんな手抜き製作はして欲しくなかった。 歴史物が好きな身としては、今後も見てはしまうのだろうが、結局、「あらすじ」を 追うだけの1年弱(坂の上の雲を放映するために、今年の大河は短縮)になって しまいそうな予感がする。 本当に残念だ!
2009/02/21
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