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学生の頃から、書店に行くと必ず新作をチェックしてしまうシリーズだ。 自然科学を「わかりやすく」解説してくれるというシリーズだが、実際、 「超弦理論」などは、工学部学卒程度の私には、終盤はチンプンカンプン だった。 老後というものがもしあるのなら、応用数学と応用物理はもう一度勉強 したいと、常々思っている。 先日、同期入社の連中と飲んだときに、この話をした。 中には、博士号を持っているものもいる、皆、理系専攻だったものである。 私がカミングアウトするように、 「いや~、やっぱブルーバックス読みこなしたいから、最近、物理学の 番組、観てるんだよ。」 と切り出すと、予想以上に食い付いてきた。 中でも、先端技術バリバリの開発をしている奴から、 「ブルーバックスって、買った時の期待感と、読み終わった時の無力感の 落差に落ち込むよね~」 と、うまい表現が飛び出した。 同感である。 幾つになっても「勉強しなくちゃ」と、自己啓発意欲をくすぐってくれる シリーズである。 最近では、「マンガで読む タイムマシンの話」なんて、裏切ってくれる ようなシリーズも出しているようだが、これも時代か。 サラッと読んで、わかった気になるのでは面白くない。 素面で読みたくなるような、難解な本も、まだまだ出して欲しいものだ。
2011/11/19
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この秋、一番真剣に観てしまったドラマである。 毎週、リアルタイムで観ることに決めた! 我々の世代には、あまりに強烈なインパクトを記憶に刻みつけた、 アニメ版の最終回。 しばらく、人間不信になったもんだ(笑) 今回、夕方に「名作選」として再放送があったが、何故か、あの オープニングが、カットされていた。 理由は、今回の放送でわかった。 観る前は、どうなってしまうのか、期待以上に不安が多かったが、結局、 録画して、2回も観てしまった。 ベム達が根城にしている船の側面に描かれた「人魚」の絵など、「?」と 思わせるカットが散りばめられており、期待は高まる。 改めて、アニメ版について検索してみると、やはりあの最終回は、 「打ち切り」だったらしい。 しかも、作品自体が不評だったのではなく、番組改編の都合らしい。 そして、製作には、韓国の制作会社が関係していたこと。 ウルトラセブンの金城氏同様、色々裏読みをしてしまう。 そして、幻の続編パイロットフィルムがあったらしい! (DVD BOXには収録されたらしい) 今回の実写版リメイク、賛否あるとは思うが、私は大いに期待! それにしても、ベラ。ハマり過ぎだろう(笑)
2011/10/22
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大作なのはわかる。 宗谷改修のドックのシーンなどは、本当に迫力があった。 実話が元になっているだけに、ストーリーに破綻はないだろう。 Gunを片手に、軽快に飛び跳ねていた恭兵ちゃんも、すっかり渋くなった。 ついさっき、華麗な剣捌きを見せてくれた塚原卜伝は、大蔵省官僚だ。 なにより、この時代にはあり得なかったのでは?と思わせるキムタクの髪型。 あくまで、「ドラマ」で勝負して欲しいと思う。
2011/10/21
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477頁中、100頁程残した状態で書くのもどうかと思ったが、久しぶりに 気合いを入れて読んでいる本である。 ナショジオを始め、多くのメディアで、「宇宙の最後はどうなるか?」 という特集は組まれているが、この本では、それが比較的わかり易く、 一冊にまとめられている。 合わせて、前半には、人の終わり方(死)について、かなりの頁を割いて 書かれている。 特に、西洋人(キリスト教信者)の死生観などについての統計には、 正直、驚くようなものがあった。 アメリカ文化は「死を徹底的に否定する文化」という表現は、理解できる。 が、それがために、「終末治療」が各大学で片隅に追いやられているという のは、意外でもあった。 また、米国人の7割が「天使」や「悪魔」を信じており、また、「来世」 を信じているという調査結果は、意外だった。 もちろん、調査方法にもよると思うが。 まあ、前半の「人間の終わり方」については、正直、食い足りない物が あるが、著者は天文学の専門家である。 後半の、宇宙の終焉、についてはかなり充実した内容である。 いずれにしても、30億年後に訪れる、わが銀河系とM31(アンドロメダ 大星雲)の衝突(合体)すら、この目では観ることができないのは残念。 が、自分がいなくなるからと云って、宇宙の行く末を考察しないのは、 天文マニアとしては不謹慎である。 最後まで、しっかり読みたい。 book_2011-1015 posted by (C)kirk1701
2011/10/15
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山田洋次監督作品のリメイク。 1977年の映画版自体も、公開当時劇場にも足を運んだが、正直、高倉健を 目当てに行っただけで、作品自体はあまり評価していない。 というのも、中学の頃から、「幸せの黄色いリボン」(ドーン)という曲 が好きで、レコードを持っていた。 美術の作品で、この曲をモチーフに作品を描いたこともある。 そんな思い入れがあったので、この作品は、単なるパクリもんだと思って 正直、好きになれない。 それでも、高倉健の作品だったゆえ、今回のTV版も期待せずに観た。 映画版に出演した、倍賞千恵子,武田鉄也らがチョイ役で出演した以外、 特に印象に残る作品ではなかった。 今、リメイクする意味があったのか? 業界が抱える「ネタ切れ」感をひしひしと感じてしまった。
2011/10/10
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何とも後味の良い秀作で、観終わった後、原作者について調べてみた。 原作(第30回横溝正史ミステリ大賞でテレビ東京賞)は、佐倉淳一。 よくある若手原作者の作品かと思って調べてみると、幾度か選考に 残った40代後半の、研究者による本格的なものらしい。 高橋克実演じる、娘に先立たれた父親の心象風景を描く距離感は、 同世代の我々が観ても、違和感がなかった。 SFミステリとしての本筋には、本田博太郎ら味わいのある名優を配し、 それなりに納得感があった。 本筋の周辺に、嫌みのないコンパクトさで散りばめられた、人間ドラマが 素晴らしかった。 おまけにエンディングには、シンディ・ローパーの曲まで流されちまった。 まったく、こういう大当たりが時々あるから、単発ドラマも見逃せない。
2011/10/06
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待ってました!塚原卜伝! ついこの間は、「新撰組血風録」をリメイクしてくれたし、BS時代劇は まさに「救世主」である。 特に楽しみなのは、塚原卜伝が会得したとされる、「一拍子の太刀」が どのように描かれるか?である。 実在の卜伝から、何人かの門弟に伝えられたようだが、現在では、その 技術の詳細は不明ということで、以前から非常に興味があったのだ。 卜伝を演じるのは、堺雅人。 正直、一本調子の演技、特に作り笑顔は、あまり好きではないのだが、 贅沢は言っていられない。 とりあえず、作品化されただけでもありがたい。
2011/10/05
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「おひさま」(NHK)が、無事、最終回を迎えた。 震災の影響もあり、脚本がすこし変更になった、と関係者から聞いて いたが、それでも、さすが岡田恵和、朝ドラの中でも秀逸な作品だった。 最終回の、「現代の主人公たち」の配役には、あんぐりだったが(笑) NHKの朝ドラは、所帯を持った頃から欠かさず観てしまっているが、 ヒロイン個人に焦点を当てたものから、群像劇の要素が強くなってきた 作品も増えており、毎回楽しみにしている。 10月からは「カーネーション」大正~昭和を舞台に、コシノ三姉妹の お母さんを描くようだが、主演の「尾野 真千子」は、「外事警察」や 「mother」での演技の印象が強すぎ、正直、「重すぎる」ようにも思う。 ま、先入観は持たずに、素直に楽しまないと。
2011/10/01
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この夏の輪番操業のおかげでみつけた日曜日朝、7時台の番組。 いつも聞いているニッポン放送は、「藤沢周平傑作選」のあとは、 イルカのフォーク中心の番組で、正直、緩すぎる。 で、色々選局していて見つけたのが、この番組である。 美輪氏は、「スピリチュアル」で有名になったが、我々の世代には 歌手としてのイメージが強い。 この番組、もちろん、氏の歌手としてのキャリアから来る話も多いが、 「日本人、かくあるべし」というテーマのトークが素晴らしい。 自分の親類でも、戦前派はどんどん棲む世界を異にし、体験談を 聞く機会もどんどんなくなってきている。 美輪氏の話は、戦前・戦中派の証言として、興味深く聴いている。 戦後、ホームレスまで経験した氏の、政治、国、軍備に関する考え方は、 シンプルで非常に強いものを感じる。 まだまだ元気でいて欲しいものだ。
2011/09/29
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性格は随分違うのだが、映画の好みでは良く似てきた愚息と、毎週末、 主にDVDなどで、映画を観賞するようになってきている。 この週末は、デ・ニーロの作品を一緒に観賞。 私自身、久しぶりに観るので、夢中になってしまった。 先ずは、「俺たちは天使じゃない」を。最初は吹き替えでみたが、愚息も 原語+日本語字幕の方が、「声が良い」ということで、字幕で観賞。 この作品は、ハンフリー・ボガード版の方が、プロットは好きなのだが、 デ・ニーロと、ショーン・ペンの絶妙の演技で、リメイクとは思えない 秀作である。 次は、「ミッドナイトラン」 これがどの位、一緒に楽しめるか?ということは、私にとっては、愚息 との今後の付き合い方において、結構、重要な問題だったのだが(笑)、 さすが我が子、単純にこの男同士の何とも荒っぽい、それでいてペーソス あふれるロードムービーが、かなり気に入ったようだ。 デ・ニーロは、「タクシー・ドライバー」でファンになり、文化祭の 借用映画で、16mmを借りて(レンタル料、一日で8万円也!)上映した程 だったが、その後、「レイジング・ブル」で引退したボクサーの太った ところまで、増量して演じたのを観て以来、欠かさずに観てきた。 抜きんでた実力派のクセに、変に脚本を選ぶことなく、本当に色々な 役で楽しませてくれている。 今後の作品にも期待!
2011/09/18
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さすが、我が青春のテレビ東京! いまなぜ、「ロッキー」シリーズ、全放送なのか?(笑) で、しっかり録画して観てしまったが、さすがテレ東、余韻もまったく ないブチブチの放送で、結局、自宅にあるDVDで久しぶりに観てしまった。 意外な発見だったのは、「ロッキー・ファイナル」に収録されている、 「もうひとつのエンディング」を改めて観て、やはり公開版が良かった ことと、退場シーンでは、本当に長年の役者たちとの別れの雰囲気が、 虚構ないまぜで、いいシーンとして写し出されている点、そして、 S・スタローンの監督としての情熱が、本物である。と思わせてくれる メイキング映像である。 10代から20代の時期、そして、30代、40代と、人生の節目節目に、楽しみに 観れた作品である点で、このシリーズは、やはり時々観たいものだ。 エンドロールの最後の静止画は、美術的にも本当に美しい。
2011/09/11
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同じような番組でも、ヒストリーチャンネルでやると胡散臭いが、 ナショジオでやられると、俄然、マジで観てしまう。 米国・英国の専門家が、大真面目に、エイリアンの侵略に対抗する 手段を論じたものや出版物を、映像化したものである。 特筆すべきは、エイリアンは、「悪意を持った侵略者である」という 視点で、対抗措置を論じている点である。 「高度な技術力を持っているからと言って、彼らが善人であるとは 限らない。第二次大戦当時、ドイツの科学技術は世界一だった。」 という強引な決め付けには失笑したが、内容は見ごたえがあった。 当然の流れで、最後はゲリラ戦で対抗するのだが、観終わった後、 これは災害に対する心構えとしても、応用できることだと得心した。 通信衛星はエイリアンに最初に破壊されてしまうので、原始的な通信 手段にたよることになる。というくだりに食い付いた息子は、今日も 電子ブロック・復刻版でモールス信号回路を組み、練習している(笑) が、事実、3.11の後、勤務先の心ある先輩が、高台にある敷地を活かして、 「無線アンテナを張ろう」と、プランを見せてもらったことを想起した。 防衛庁出身で、飛行機も操る彼は、今回も昔ながらのアマチュア無線機が かなり役にったことを説明してくれ、それなりのアンテナを張れば、 北海道から九州までカバーできることも、図示してくれた。 CSR的にも、やるべきことである、と思った。
2011/08/18
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先日も書いたが、この歳になって初めて知った著者の作品。 分厚い「自選集」から最初にこれを選んだのには、やはり夏のこの 時期であることも。 著者が入念に取材した、二人の旧日本軍人の戦中から戦後の実話を、 一人の人物にまとめて作品に仕上げたものである。 200頁以上の作品だが、まったくダレることなく、時間を見つけては 集中して読み終えた。 戦犯として捕えられることを潔しとせず、自決用の拳銃をリュックに 忍ばせ、逃避行を続ける主人公の戦後の生き様は、そのままドラマの シナリオのようでもある。 それでいながら、細かい描写が、まさに実話の重さを以って迫ってくる。 素晴らしい作品だった。是非、著者の他の作品も読んでみたい。
2011/07/22
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子供のころから憧れていた俳優の訃報を耳にすると、自分の歳に思い至る。 仕方がない、とも思いながら、時折、無性に残念にもなる。 先週のバラエティ番組で、遺作となった映画の試写会のあいさつに、 車椅子で登場したときには、「やばいのかなあ?」とは思っていたが。 原田芳雄のLPが、自宅にはある。 私の中では、「最近」のものであるが。 最初に知ったのは、TVドラマ「木枯らし紋次郎」の敵役だ。 そして、「冬物語」というドラマで、失明する男の役で、終盤、 「見えないっ!何にも見えないっ!」と絶叫するシーンは、今でも印象に 残っている。 そして、映画「祭りの準備」で、主演の江藤潤を抱えてバスに乗り込み、 「おいっ!親戚二枚っ!」というセリフ。 館内が爆笑だったことを憶えている。 そして、「竜馬暗殺 」と「田園に死す」。 氏が、紫綬褒章を受章していたのは、報道で知ったが、正直、違和感を 憶えた。 「タモリ倶楽部」で、鉄道マニアとして登場したときも、同様の違和感を 感じたものだ。 いい歳をしたオッサンが、いつまでも「イメージ通りでいて欲しい」と 思う程、アウトローが似合う俳優だったと思う。 71歳。 早すぎるとは思うが。。。ご冥福を祈りたい。
2011/07/19
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稽古メンバーから借りて、幾つかの作品がまとめられたものを読み、 いままで、氏の作品を読んでこなかったことが悔やまれる。 現在は、「自選作品集12」の「遠い日の戦争」を読んでいるが、 別の著作で、氏の「言葉」ひとつにかんするこだわりと、調査、 「これはおかしい」と思ったら、長い時間を掛けて書き上げた原稿を 焼いてしまうような、徹底した史実へのこだわりは、ノンフィクション 作家という範疇を超えた、学者のような存在である。 といって、読みにくい文体かといえば、そんなことはなく、主人公 (取材対象)が目の前にいるような存在感と臨場感で、頁をめくる手が どんどん速くなってくるような文章である。 残念ながら、2006年に既に他界されているが、残念である。 まだまだ未知の書籍が多くあり、改めて、自身の浅学を恥じ入った次第。
2011/07/06
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原作を読んでいないので、的外れかもしれないが、過去の多くのSF 小説の断片が垣間見えるような「オチ」だったと感じた。 まあ、この枠ではドラマ性が優先するのは仕方ないかもしれないが。 もうひとひねりあるかと思って、最後まで観たのだが。 序盤で、家族それぞれ「オチ」を予想し、ほぼ的中してしまった程だ。 シーズン1は、家族で盛り上がって、リアルタイムで観賞したのだが、 今回は、録画視聴、それも「マルモのおきて」を先に観るくらいだった。 映画化もされるようだが、このプロットならば、いくらでも続編製作は 可能だろう。 綾瀬某という役者は、嫌いではないが、よく見かけるだけに、パターン化 してしまい、どうも感情移入できなかった。 聞けば、実写版・ルパン三世の峰不二子役にも名前が挙がっているという。 (ルパンは小栗旬だって) 昔、目黒祐樹(松形弘樹の弟)のルパン、田中邦衛の次元の、とんでもない 実写版「ルパン三世・念力珍作戦」を、劇場に見に行き、子供ながらに 呆れて帰ってきた記憶があるが、今回はどうなのか?
2011/06/26
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岡田惠和脚本に期待して観ている、NHKの朝ドラ。 このところは、太平洋戦争中が舞台で、朝ドラとは思えない 重い話がつづく。 リリカルな描写の多い、昨今の戦争もののドラマとは異なり、 当たり前の日常と、戦争の距離感が絶妙に描かれていると思う。 あり得ない程フィクショナルな部分と、逆に妙に細かいリアルな ディティールがバランス良く混在している点に魅かれている。 以前も書いたが、主役(井上真央)は、あまり好きではないのだが、 その分、脇役陣が、非常に良い。 特に、意地の悪い教員仲間のピエール瀧や、「吾輩は主婦である」で 大笑いさせてくれた斉藤由貴、主人公の父親役の寺脇康文など、NHK ならではの動員である。 ハズレも多いこの朝ドラだが、今回は、秀逸である。 世間知らずの小娘が、自意識過剰で空回りするストーリーよりも、本作 のように、主人公を「狂言回し」に近い状態に置き、時代を骨太に描いて くれると、おじさんたちも楽しめるというものだ。
2011/06/23
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最近、スタートレックに嵌っている愚息との会話の流れで、タイム スリップもののこの作品を、改めて観賞した。 先ず、1979年版を観賞。 悪役の渡瀬恒彦がいい味をだしている。 「おっ!おみやさん!」と愚息は、若き日の渡瀬のワルぶりに驚いていた。 残念ながら、電着式のステージガンと、偽装した車両、ヘリなどは今見ると ちょっとチープな感じもするが、CGもなく、ヘリから飛び降りる若き日の 真田広之、そして、千葉真一と夏木(夏八木)勲の、ホモじゃねえかと思う くらい、肉体を前面に出したアクションは、面白かった。 映像以上に、ジョー・山中が唄う「ララバイ・オブ・ユー」が好きで、 印象に残っている映画である。 翌日、リメイク版の「戦国自衛隊1549」を見たが(2回目だが)、1979年版 では大幅に端折られていた、タイムスリップの蘊蓄が逆に鼻につき、また、 出演者がどう観ても自衛隊員には程遠いメンバーで、あまり楽しめなかった。 愚息の反応もほぼ同様で、自衛隊全面協力のリメイク版の装備には感心して いた程度であった。 今回、初めて気がついたのだが、1979年版の冒頭、福島原発が映っていた。 タイムスリップの象徴として「原発がなくなっている」と示唆するセリフも あり、なんとも・・・。
2011/06/10
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13巻から15巻まで、一気に読み終わった。 北方謙三オリジナル水滸伝の続編、というより、15巻もある エピローグ、という認識が相応しいかもしれない。 「水滸伝」で総攻撃を受け、ほぼ壊滅した「梁山泊」の再建から 始まるエピローグ。 死に損なった者たちが抱える、死んでいった仲間たちへの思い。 主要な登場人物を、きっちりと「死なせてやる」ために多くの頁が 費やされている。 そして、もうひとつのテーマが、「国とは何なのか?」 作者は、数世紀も前の話を書きながら、現代の資本主義国家が抱える 矛盾を、登場人物たちに語らせている。 何なる戦闘集団だった梁山泊が、この作品では、経済国家の様相を呈し、 その経済を守るために、本来の理念以上の軍事力を持ってしまう・・・。 私はこの作品の梁山泊に、アメリカなどの大国のイメージを重ねて 読んでいた。 北方作品は、きっちり伏線が用意されており、エンディングは容易に 想像がついた。 壮絶なクライマックスに圧倒された「水滸伝」のラストに比べると、 「あれ?」と思わせる程、あっさりした終わり方だったが、他にこの 長大な作品を終わらせるストーリーも、考えにくいような気もした。 水滸伝の時も、文庫版になると、加筆・訂正が加えられたりしたので、 文庫版も読んでみようと思った。
2011/06/07
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今回もWICAさんに教えていただき、早速、radiko&録音ソフトでじっくりと 聴かせていただいた。 改めて、ありがとうございました。 「radiko.jp 復興支援プロジェクト」というサイトで、TBC東北放送が 関東でも聴ける。 ちょっと前には考えられない話である。 TBCは基本的に、FMばりに落ち着いたトーンの放送が多く、私の大好きな ニッポン放送に比べると、「格調高い」感じだ(笑) さて、水滸伝、私は今回で2回目だが、既に第25回。 だが、長大な物語の中では、まだまだ序盤。 ちょうど林仲が、梁山泊に加わるあたりの場面だが、ラジオドラマという レベルは超えている。 日曜の夜に録音し、月曜早朝、まだ家人の寝ている間に、ゆっくり聴くのが 楽しみになりそうだ。
2011/06/05
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CSで、TNGの山場、「浮遊機械都市ボーグ」の再放送を観た息子に、 遂に「ジェネレーションズ」を解禁する時が来た。 この辺りまで観ておかないと、一部、情報不足になってしまうのだ。 15年前、TOSとTNGの「橋渡し」として製作されたこの映画を観た ときには、何だが自分の青春が終わったような気がして、何とも 言えない喪失感すら感じたものである。 TOSファンには悲しいエンディングだが、TNG以降のファンにとっては 劇場版第1作となり、DS9,ボイジャー,エンタープライズと供給過剰 気味になる程、新作がリリースされることになる。 ボイジャーで目覚め、TOSでハマッた小学生が、この作品をどう観るか。 親、というよりひとりのファンとして、感想を楽しみとした。 冒頭、B型エンタープライズの就航(宙)式では、「おおっ」と子ども らしく(久しぶりに観た私も引き込まれたが)反応していたが、 やがて、クルーを襲う様々な出来毎、そして、悲しみ。 この映画のテーマが「生と死」というもので、終盤には、しんみりと してしまうのは仕方のないところだ。 夜、かなり酒が入ったところで、息子に感想を尋ねた。 親バカになるので、中身は内緒だが、「小学生、侮れない」と思った。 私の親父も、TVは一緒に観ており、というより、親父の影響で観て 居たのかも知れない。 早川文庫のノベライズ版も、親父に借りて読んでいたくらいだから。 まさに、親子三代で楽しめる、希有な作品である。
2011/05/30
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頑張って、5月まではなんとか観てきた「江」 ついに力尽き、我が家の録画予約から外した。 主役の女優さんの演技が気に入らないこともあるが、全てが軽すぎ、 つまらなすぎる。 先日、過去の大河ドラマの残存テープの放送があったが、記憶通り、 どの作品も、一年間ひっぱるだけの、それなりの重みと面白さがあった。 私が本気で観始めたのは「国盗り物語」からだったか。 総集編の再放送を、これも先日、チャンネル銀河で観たが、子どもの時に 観た時と同じように、やはり見ごたえがあった。 既に昨年の「龍馬伝」で一足先に「大河離れ」をしてしまっていた、 息子も一緒に観たが、じっくりと観入っていた。 旧ければ良いというものでもなく、事実、「風林火山」や「天地人」 などは面白かった。 来年以降、復活を期待したいものだ。
2011/05/29
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北方謙三の長編小説、「水滸伝」の続編である。 やっと13巻まで辿り着いた。 すでに15巻で完結しており、安心して読み進められる。 発刊を待ちながら読むとダラダラしてしまう一方、先が知りたくて、 ついつい読んでしまうジレンマがここ数年続いていた。 北方謙三は、若い頃は正直、興味もわかない作家だったが、「三国志」を 読んでからは、男心をくすぐる文章に、魅かれた。 かなりの調査もしているらしく、過去の三国志作品と比べて、遜色ない どころか、かなり面白いと思った。 そして、「水滸伝」 終盤は、まさに挽歌の調べが聞こえてくるような作品として完結したが、 物語は、この「楊令伝」に引き継がれた。 水滸伝と併せて、単行本34巻という長編が、どう完結するか? 速読を、敢えて抑えて、じっくり楽しみたい。 朝稽古のおかげで、読書の時間が減り、年頭所感に記した読書量は こなせそうもないが、読みたい本は山ほどある。 小説もそうだが、我が家秘蔵の「壮神社」から昭和初期~中期に 発行されていた、武道関係の書籍の復刻版なども、じっくり研究したい ものだ。
2011/05/23
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11年ぶりのリメイクである。 近藤・土方・沖田とメインキャラはイメージとはかなりかけ離れた 若手俳優で、これは私自身が年を取ったからで仕方がない。 ドラマ自体は、暗めのライティングなど、司馬遼太郎の原作、そして、 私の大好きな、まだ白黒時代の1965年のTV放映版を彷彿させる作りに なっており、そこそこ楽しめる。 吉田拓郎のエンディングテーマは、勘弁してほしいが。 今回、リメイク版を見て、改めて結束信二脚本の65年版の素晴らしさ を再認識させられた。 この65年版、当初は原作者の司馬遼太郎が、乗り気ではなかったものの、 主演の栗塚旭を見て、一転、その気になったエピソード、また、脚本家の 結束信二氏を、司馬遼太郎氏が非常に高く評価していたことは有名である。 時代劇専門チャンネルなどで、定期的に再放送されていることもあり、 今回のリメイクで、若い視聴者の方がこちらも観てくれると嬉しいのだが。 98年版(渡哲也主演)は、ビデオが残っているが、正直、イマイチである。 ちなみに、65年版の主題歌「新撰組の旗は行く」(春日八郎)は、放映 当時幼児だった私が口ずさんでいたと両親が行っていた。 DVDで録画し、何度も観ている息子も、当然歌える(笑)
2011/05/20
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佐藤浩一は好きな役者だ。 前宣伝も多かったので、楽しみに観た。 出演者が豪華なのは、不景気を反映しているようで、逆に寂しさも 感じたが、視聴者にとっては、ありがたいことでもある。 ストーリー自体は、正直、期待した程ではなかったのだが、終盤の 長回しでの演技には、かなりの迫力があった。 エンディングがどうも不自然だと思ったが、何のことはない、7月からの 連ドラに続くそうな。 警察学校を舞台にしたドラマになるようで、それなりに期待している。
2011/05/17
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ニッポン放送 日曜日早朝の「藤沢周平 傑作選」をこのところ休まれ、 放送自体は、録音したものが流れていたが、これからもずっと聴き続け たいと思っていた。 また、録音して聴いている「テレホン人生相談」の司会でも、「旦那を 失って寂しい」と訴える高齢の女性に、 「趣味を持ちましょうよ、ダンスやってたんでしょ、また踊りましょうよ、 レッツダンス!」と励ました回は、一緒に聴いていたカミサンと大笑い してしまった。 我々の世代には、ドラマ「ありがとう」の渋めの演技に始まり、クイズ 番組での司会、そして、年齢を重ねてからは、「HERO」など、若手を 育てる風格あるベテランの役など、画面に氏が登場するだけで、本当に ホッとしたものだ。 ある番組で、愛用の万年筆を紹介されており、周囲の方には手書きの 手紙を良く送っていたそうな。 この辺りも、本当に親近感を勝手に持ってしまったりした。 また、同じくニッポン放送で上柳アナと、亡くなられた娘さんの話を したときの、男らしい号泣など、只の俳優さんではなくなっていた。 一視聴者にしか過ぎないのに、そう思っていた人は私だけではないと思う。 読書家としても有名な氏は、子どものころに読んだ「剣豪小説」がその 原点であったと、「藤沢周平傑作選」語っておられた。 なるほど、氏のダンディズムの原点は、その辺りにもあったのか・・・と さらに日曜日の朝を楽しみにしていた矢先の、訃報であった。 朝の早い私にとって、例えば、カミサンと、運動がてら自転車で遠出した ときの思い出など、耳に差し込んでいたヘッドフォンからは、氏の声が 聞こえていたことを鮮明に覚えている。 奇しくも、「藤沢周平傑作選」では、「たそがれ清兵衛」の最終回が 放映された翌日の訃報。 氏なりに「ケジメ」をつけられたようにすら感じた。 児玉清さん、本当に、ありがとうございました。
2011/05/16
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スタートレックの最新テレビシリーズの再放送が始まっている。 最近では、めっきりトレッキーになった息子は、予告編の段階から 気合いが入っていた。 このシリーズは、カークたちの時代より約一世紀前の物語で、 本格的に外宇宙に乗り出そうとする人類が、初めて製造した探査船、 「エンタープライズNX-01」のクルーが主役である。 スタトレの世界では、過去に描かれてなかった人類が始めて異星人と 遭遇してから、外宇宙に乗り出すまでの間を埋めるような作品であり、 フロンティアスピリッツに溢れた作品になっている。 当然、息子には喰いつき易かったようで、最近では、我が家に山ほど あるスタトレムックでの裏付け調査も熱心である。 夕方5時から、この番組、そのままTNG、そしてスパイ大作戦と、 我が家のゴールデンタイムは続く。 私は既に一度観ているので、軽く流す程度だが、それでも新発見が。 先日は、あの「プリズン・ブレイク」でいい味を出していた「ベリック」 が出演していた。やっぱりちょっと悪いエイリアンで。 そういえば、同じくプリズンブレイクで印象に残った「Tバック」も、 TNGで、トロイの婚約者という好青年の役を演じていた。 こういうのを見つけるのが、年寄りの正しいTVドラマの楽しみ方か。
2011/05/06
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今回のヒロインは、「キッズ・ウォー」で小生意気なガキだった 井上 真央 なので、どうしようかと思っていたが、長年、見続けて しまった惰性で、HDDにどんどん溜まってきてしまった。 母親役は、若い頃からファンである原田知世ちゃんが演じることも、 とりあえず観る動機にはなってしまった。 さて、観始めてみると、脚本は岡田恵和。 「”チャンス”(三上博史,西田ひかる)なんて、面白かったなあ」 などと、ちょっと期待して、一月分をまとめて観賞。 井上真央の「毒」は、例によって豪華な脇役陣が中和してくれ、無事、 リアルタイムに追いつくことが出来た。 昭和初期。 祖母(故人)から「あの頃は今よりも、思い通りに生きられたねえ」と 意味深な言葉で伝えられていた時代が舞台。 ちょうど、まだ元気な、祖母の末の妹の世代の話であろうか。 物語は、現在の主人公(若尾文子)とその友人の主婦(斉藤由貴)の おしゃべりを通しての回想として描かれる。 このあたりのコント(?)も非常に軽妙で、何とも楽しい。 「ゲゲゲの女房」は実在の夫婦の迫力、「てっぱん」は、父親役の エンケン及び、その取り巻きの柳沢慎吾、尾見としのり、そして、 我々世代には反則技の、同じ下宿の「絵描きのおじさん」に号泣させ られてしまったし、このところの朝ドラは、油断できない。
2011/04/30
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20世紀FOX製作版は、竹内結子と西田敏行が出演するとのこと。 松竹と東映がそれぞれ製作する「はやぶさ」映画のどちらかには、 渡辺謙が主演するらしい。 ラジオで聞いた情報なので、裏は取れていないが、本当だとすれば、 かなり力がはいったものになるようだ。
2011/04/29
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昨年、我々天文ファンのみならず、国民の多くを感動(?)させてくれた 小惑星探査機「はやぶさ」の物語が、ハリウッド映画になるとのこと。 さらに、国内でも2社が製作し、都合3つの「はやぶさ」作品が製作・公開 されるらしい。 ちょっと嬉しい半面、あまりに美化されてしまうと、ちょっと引いてしまう。 昔の「タワーリング・インフェルノ」みたいに、2社で同一企画で進める より、いっそ、共作にして、その分、良い作品にしてくれればなあ、なんて 勝手なことを思ったりもする。 が、実際、先日のSMAPの番組で、草なぎくんがアテた、はやぶさのアニメで 泣かされちゃったりしているわけで、映画も一応観ちゃうんだろうなあ。
2011/04/28
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徐々に情報が流れてきた、映画・ワイルド7。 恐れていた通りの、原作Rになりそうだが、草波役の中井貴一、 彼は原作のファンでもあるようで、その辺りに一縷の望みを。 深田恭子が「本間ユキ」というそのものズバリの役名で出演する あたり、「コンクリート・ゲリラ」が現代版バイオテロに焼き直 されるのだろうか? 気になっていた「世界」は椎名桔平で、M4を持って走っている カットもあった。 飛葉の銃は、2chでは、デザート・イーグルといわれているが、 私には、スーパーウッズマンあたりに見えたのだが・・・。
2011/04/22
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久しぶりの中村吉右衛門の鬼平。 レギュラーメンバーの老化が激しく、おまさ(梶芽衣子)もさすがに 厳しくなって来ている。 特に鮮明な地デジでは、より、誤魔化しがきかなくなって来ている。 今回の話ももちろん、既に、先代シリーズ(70年代)でも今シリーズ でも、既に映像化されたものだったが、楽しく観た。 が、ラスト、 昔の恩義で、盗賊の親分・船影の忠兵衛を、命がけで守った、仁三郎なる 密偵。 後日、平蔵が、忠兵衛に仁三郎のことを尋ねると・・・ 以前見たTVシリーズでは、「いや~、覚えてませんね」と、応える、 なんとも救いのないラストであったのだが、今回は、しっかりと憶えていて、 忠兵衛と平蔵が、亡き仁三郎に思いを馳せる、あったかいラストに変わって いた。 原作をいじったのかと思ったが、どうやら、原作どおりが今回のラスト らしい。 鬼平と剣客商売は、60歳を過ぎたら読む予定だったのだが、予定変更で、 今年あたりから読まねば!と思ってしまった。
2011/04/15
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40代以上の方、もしくは、CSで実写ドラマ版、ワイルド7を見た方しか、 絶対にわからないとは思うが。 私は、ワイルド7の隊員の中では、「世界」のファンだった。 サーカス出身の怪力ながら、ヘボピーよりは遥かにスマートで、頭も切れる。 そのくせ、他の隊員に比べ「群れない」キャラに、小学生のハートは鷲掴みに されてしまった。 自転車も、当時規制が始まっていたイーグルハンドルに換えた(笑) 残念ながら、「コンクリートゲリラ」というエピソードで殉職してしまうのだが、 ファンも多かったのだろう。 「世界の兄」と思われるキャラが、終盤に登場。 最終回後のエピローグでは、その兄が「弟」そっくりに制服姿になり、無事復活。 さて、実写版ドラマで世界を演じたのは「マイケル中山」という役者さん。 「俺以外、知らないんだろうなあ」なんて思いながら、先日、Wikiで調べてみたら、 なんと、「中山エミリ」のお父さん(!)、さらに、あの「中山真理」の従兄(!)という とんでもない(私にとっては)情報を得てしまった。 なにしろ、実写版第二話では、中山真理とマイケル中山が同じカットで、競演 しているのだ!
2011/03/04
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お魚01さんのサイトで情報をいただき、先週は舞い上がってしまった。 というのも、つい1ヶ月前、息子に愛蔵の「ワイルド7」全巻を解禁した ばかりだったからだ。 http://plaza.rakuten.co.jp/kirk1701/diary/201102020000/ おそらく、彼の世代では見ることもない作品を、それでも、親のわがままで 「誘い水」を掛け、乗ってくれればいいな。ぐらいで見せたのだが、異常な 食いつきで、出掛ける時も、手放さない。 それでも、歴史の中の作品を、ひっそりと親子で楽しむのか・・・・ と、思った矢先、いきなりの映画化! が、悦びのひと時を過ぎると、キムタク・ヤマトの悪夢がよみがえる。 せっかく親子で楽しんでいるワイルド7の世界が、めっちゃくちゃになって しまい、肩を落としてトボトボ劇場から帰る姿まで想像でしてしまう。 実写化は、70年代初め、30分枠のドラマとして放映された時期があった。 ワイルド7連載中の少年キングでも、「キャストはバイク特訓中」とか、まあ、 嬉しい煽りの上、スポンサーにMGC(!) 原作よりも、より「執拗に」、悪党をマシンガンで射殺するワイルドに、やや 違和感を感じながらも、バイクのスタイルなど、なんとか原作に近づこうと いう気持ちは見る側にも伝わり、それなりに盛り上がったものだ。 好きな作品が、陽の当たるところに出る嬉しさと、それ故に、イメージが 壊されてしまう不安。 いずれにしても、観てみたいものだ。
2011/03/03
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子どもの頃、全て観たと思っていた「スパイ大作戦」 息子とデジタルリマスター版の放送を楽しんでいて、実はシーズン1は全く 見ていなかったことがわかり、新鮮に楽しんでいる。 後のシーズンと異なり、アクション主体の挙句、撃ち合いまで厭わず、 ついには、リーダー(ブリックス君)が被弾したりする。 さらに驚いたのは、シナモン(女性メンバー)が「おはようシナモンさん」と 指令を受けたり、まあ、毎回驚いている。 が、一番驚いたのは、当時の放送時にカットされた部分を、当時の 声優さんがアテているのだ。 マーティン・ランドー演じるローランの声は、納谷五郎氏。 これが申し訳ないのだが、目を話していると、突然、登場人物が増えたのかと 思う程、当時とは違う声なのだ。 ルパン三世の銭形警部でも同様なのだが、もう80歳を超えているようだ。 ファンとしては、当時の声優さんは嬉しい、その気持ちは解るのだが、 なんとも痛ましくも思えてしまう。 製作側は、やはりファンの期待に応えたのだろうが・・・・。
2011/02/20
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三連休は、雪になりそうなので、自宅でのんびりの予定。 TV放映が待ち切れずに、「24」のファイナルシーズンをレンタル。 今回、初めてTSUTAYAの宅配レンタルを使用してみた。 中一日で、日本郵便経由で12枚のDVDが届いた。 新作扱いのものが4枚含まれており、レンタル料は3千円ちょっと。 実際、最寄駅にもTSUTAYAはあるのだが、ネットでポチポチ検索して 発注できるのは、便利である。 が、サイト、特にログインは、関連サイトと両方出てきたり、ややこしい。 それでも、FOXなどは、人気シリーズを1シーズンあたり、5000円弱で 販売するらしいので、レンタルにするか、買ってしまうかは、悩ましいところ である。(遵法遵法)
2011/02/10
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既に「パイナップルARMY」などは読みこなしている息子(小3)に、 ついに「ワイルド7」を解禁した。 悪党とは云え、やたらと撃ち殺す描写は、私と違い本当にやさしい気立ての 息子に、どういう影響を与えるか、多少の不安もあり、タイミングを計っていた。 私が読み始めたのも、確か3~4年生の頃で、果たして、どういう反応があるか、 さすがに興味津々だ。 息子は、取り憑かれたように、既に、落丁しているページもある、40年も前の コミックスをめくっている。 既に10巻まで読み終わり、頬を紅潮させている。 「父上がワイルド7が好きな理由、わかったような気がします」なんて、 生意気なことを言いやがる。 気になり、「好きな隊員は?」と聞くと、「両国!」と即答してきた。 ちなみに、私は「世界」が好きだったのだが。 親子二代で楽しめるなんて、なんとも嬉しいことである。
2011/02/02
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1960年代後半の人気テレビシリーズである。 デジタルリマスター版をスーパードラマTVで視聴している。 自分が、というより、息子に見せたくて、スタートレックが終わった後、 そのままにして、観始めた。 えっ? リーダーってフェルプス君じゃないの?? 自分では、子どもの頃、ほぼ全て観ていたと記憶していただけに、 訝しく思い、調べてみると、第1シーズンは、リーダーは”ブリックス”という 人間で、その他は、お馴染みのメンバーである。 内容も、高度なトリックを子どもに自慢しようと観ていたら、もう、殴るわ 撃つわの大暴れのアクションものである。 数話を経て、やっと記憶している路線に戻ってきたが、未見のシリーズが 観れてなんか得した気分である。 今の子には、どう評価されるかも気になったが、意外に食いつきが良い。 P-38やオフィシャルポリスなど、懐かしいGUNがクローズアップされる シーンも多く、なかなか楽しめる。 ちなみに、1980年代に製作された、「新・スパイ大作戦」ではメンバー はジム・フェルプス以外は勿論、入れ替わったが、バーニーはその息子 がメンバーに入る設定で、演じるグレッグ・モリスの実子のフィル・モリスが 演じている。 OBとして誘拐されたバーニーを息子が救い出すエピソードなどもあり、 人気ぶりを伺わせる。 MIシリーズとして映画化もされたが、そのアクションを前面に出した作品に、 「オリジナルとは違うなあ」と思っていたが、今回、S1を観ていると、あれは あるいみオリジナルに近かったのか?とも思う。
2011/01/23
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FOXで元日から、「24」のシーズン1~シーズン7を連続放映していた。 既に観たドラマなのだが、チラ見したのが最後、とうとう、付き合って しまった(苦笑) リアルタイムでは死んでしまうので(笑)、録画したモノを追っかけで観た。 シーズン8、そしてその後の劇場版も楽しみだが、今回、シーズン6で Px4をジャックが使っていた。 思わず、ポーズにし、家族に自慢してしまった(苦笑)
2011/01/07
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素粒子の”動きにくさ”=質量という考え方で、ビックバン直後の状態を解明 するための理論、らしい。 ディスカバリー・チャンネルでたまたま観ていたのだが、正直、サッパリ理解 できなかった。 番組内でも、出演している学者が「うまい例え話がみつからない」と言って いたが、ここまでの内容になると、「例え話」自体もかなり高度になって しまい、我々、一般人には理解できないのかも知れない。 およそ、多様な人間に理解されるための「例え話」というのは難しい物で、 ”説得”が必要な機会の多い私のような仕事をするものにとっても、的確な 例え話は必須である。 また、子どもに接するときには特に、「例え話」は重要だ。 相手の知識、その方向性まで推測して、的確な「例え話」を紡ぐのは、なかなか 大変である分、興味深い。
2010/12/27
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司馬遼太郎原作のこの作品、学生時代に、大いに感銘を受けた。 私の親戚には、息子に秋山兄弟の名前を貰った者までもいる。 今回の映像化は、謂わば、一族郎党で期待していた。 第二部まで観終わっての感想。正直、残念である。 このドラマ、初代の脚本化氏が自殺してしまったり、そのプレッシャーは 凄まじいものがあったのは理解できる。 それを差し引いても、映像化されたこのドラマ、あまりに情緒的過ぎて、 「あ~あ」という感じなのである。(勿論、私の主観であるが) これならば、以前、出張の時に観た、東宝(?)の1960年代の映画の 方が、日露戦争を淡々と描いており、スケール感もあったと思う。 今回の作品は、スケール感が無さすぎるのである。 何より、配役がNHKらしく”豪華すぎる”のである。 皆さん、懸命に演じているのは理解できるのだが、それだけに”痛い”のだ。 期待していただけに、残念だ。
2010/12/19
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CSのスーパドラマTVで”ボイジャー”を楽しんで以来、デジタルリマスター版の 「宇宙大作戦=TOS」を毎日18時から、楽しみに観ている末っ子。 私が観た頃と同世代の彼の反応が非常に気になるとろで、出来るだけ早く 帰り、一緒に見るようにしている。 食いつきは想像以上で、特にマッコイと、スポックそしてカークの”トリオ漫才” には一緒に大笑いしている。 せがまれるままに、劇場版TOSも見せているが、これまた、憑かれたように 集中して観ている。嬉しいものである。 現在は、TOSの放映を観るのに併せて、ノベライズ版にも手を出している。 そして、DVDでいよいよTNGも観始めた。 TNGには、「道徳の教科書」みたいな側面もあり、自発的に観てくれるのは ありがたい限り。 「パイナップルARMY」も既に熟読しているし、これで、思春期になったら、 「人間交差点」と「マスターキートン」を読ませれば、男気のある奴に育って くれるだろう(笑)
2010/12/13
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18:40からの回に、末っ子とカミサン、三人で行って来ました。 回転ずしで腹ごしらえし、入場。 東京からJRで一時間の地方都市では、観客数は20人もいなくて、 「ロッキーファイナル」の時の、我が家での”貸切シアター”を思い出し、 つい、飲むつもりのなかったビールを一気に飲み干してしまいました。 複雑な心境で(リアルタイム世代の皆さんにはおわかりいただけるかと)上映 開始を迎え、最初の15分間は、 「おっ、こりゃ、もしかしたら・・・」という期待に胸が膨らむのを覚えました。 となりのカミサンと末っ子も、集中しておりました。 中盤、ちょっと黒木メイサがうざったくなってきてしまい、ちと、トイレに。 戻ると、丁度、コスモゼロ発進!(嬉)・・・ぐえっ・・・コスモゼロにこんな機能が! 終盤、いくつかの疑問(デスラーは?スターシャは?アナライザーは?・・・etc)が ほぼ解消し、TVスポットで若い女の子が「泣いちゃいましたぁ」という感動の エンディングを迎えようと、切れかっかった集中力を振り絞りました。 最近、涙腺が弱くなっており、土曜ワイドでも泣けてしまう私なんですが・・・。 泣けるどころか、気合入れて観過ぎて、眼球が乾いてしまい、痛みすら覚える 始末でした。 帰り道、「役者は豪華でしたよね!」と、末っ子が、意を決したように発した 言葉に、涙が滲みそうになりました(笑) 「・・・月9版 ヤマト・・・か」 今朝の暴風雨の余韻が残る帰り道、ふと、思ってしまいました。 残る希望は「デジタルリマスター版 ヤマト」でしょうか。 PS版ヤマトの、名場面のCGリメイクは凄かった! ともあれ、これは、私及び私の家族の主観であり、他の皆さんの感想は非常に 興味のあるところです。 ヤマトに関するコンテンツが提供されたことには、素直に感謝すべき?
2010/12/03
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約1年ぶりに観たが、やはりアクエリアスからの発進シーンは最高だ。 先日、WICAさんのBLOGで、西崎義展氏の訃報を知った。 ファンとしては、この第一部(笑)の続編が製作されるのか、不安になってしまうが、 それ以上に、西崎氏の訃報は、残念である。 裁判問題など、色々あったが、氏が、ヤマトを我々に魅せてくれたことは厳然たる 事実で、多くの名作とともに、ヤマトも、私の思春期~青年期を彩ってくれたことには 素直に感謝している。 一時期、ガンダムファンの友人からは、から「ヤマトは戦争賛美だから嫌いだ」と いう意見もあったが、所詮はアニメじゃん。 それ言い出したら、「戦争映画」なんて存在できないし。 子ども心にも、「戦争は嫌だ」と思いながら、想像の世界で、ヤマトで遊んだ。 もうすぐ公開される実写版も、バリエーションのひとつとして観に行くつもりだが、 予告で見る限り、「エイリアン」あたりから流行り出したとおもう、薄暗い艦内で、 見慣れた役者さんたちが、懸命に「ヤマト」の乗組員を演じていることに、 なんとなく違和感を覚えている。 CG自体は、期待できそうだが、あまりにリアル志向に変更せず、ヤマトらしい 「大雑把」な活劇を期待したい。
2010/11/21
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夏が終わり、唐突に路線変更となった、ニッポン放送・平日午後の「ごごばん」 炎上状態になった、Twitterなどでの酷評に懲りたのか、さすがに、翌週から 多少の修正は見られたが、内容は薄く、庶民性ばかりを押しつけてくる 上柳アナにも、嫌悪感すら感じるようになり、先週からは遂に聞かなくなった。 グロリアさんに進めていただいた、文化放送の「大竹まことのゴールデンラジオ」 に切り替えたのだが、これが本当に面白い。感謝です。 「子ども店長とか見てると、ぶっ飛ばしたくなるよな~」なんて、得意の毒舌も、 まったりとしたアシスタントに中和され、いい感じである。 ちなみに、アシスタントは阿川さん初め、皆、TVの時よりテンション控え目で、 本当に、バランスが良い。 ニュース解説に割く時間も、ニッポン放送よりはまとまって取られており、遥かに 知的好奇心も満足させてくれる。
2010/11/19
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何度か書いているが、朝5時から、ラジオはニッポン放送と決め込んで、 聴いていたのだが、楽しみにしていた「ごごばん」(13:00~17:40)が、 いきなりリニューアル。 まるで深夜放送のような、まったりしたネタと、16:00からのしっかりした ニュース解説が、意味不明の高笑いを続ける変な演歌歌手のオバハンと 「ガンジス川でバタフライ」の著者なる下品な女に押されるように、どこかに 行ってしまった。 さらには、まだ陽の高い午後3時からは、エロ談義のコーナーをわざわざ 設けてくれる頓珍漢ぶりである。 今回のリニューアルで降板した、デーモン小暮閣下が、最後の出演時、 「ニッポン放送の上層部は現場の雰囲気をもっと感じて、番組づくりを すべきだと思う」と言っていた意味が、やっと判った。 私だけの感想かと思いきや、10/11以降、Twitterでもボコボコに酷評され ている。 ”主婦向け”という方向性らしいが、Twitterでは肝心の主婦から、 「主婦をバカにしている。ニュース解説が楽しみだったのに」とまで言われる 始末。 うちのカミサンも同意見である。 日本人をバカにするために放送を続けている、民放、そして、中国共産党の 放送局に成り下がったNHKも含め、ラジオもかよ・・・と、暗澹とした気持になる。 マスコミ側から見ている、我々一般人像って、かなり歪んでいるようだ。 で、ニッポン放送に見切りをつけ、他の局に浮気してみると、よく探せば、 なかなか面白く、かつ、知的好奇心を満足させてくれる番組がまだあることが わかった。 ま、あれだけ酷評されれば、ニッポン放送も、多少の修正は加えるだろう。 が、リスナーをこれほど裏切った”負の実績”は、しっかり残るだろう。
2010/10/12
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6月28日から、楽しみにしているニッポン放送の改編。 かなりコストダウン色の強い改編に、ちょっと心配にすらなった。 朝の通勤車中で聴いている、上柳さんが午後に異動。 懐かしい、「おはよう中年探偵団」の高嶋さんが朝に戻って来た。 が、正直、以前ほど面白くない。 翻って、上柳さんの”ごごばん”は、ディープなゲストのおかげもあって、 ほとんど深夜放送並みのくだらなさが面白い。 また、朝の時は短時間だった政治・経済の話も、比較的時間が長いので 興味深く聞いている。 最近は、PCサイマル放送を録音して、携帯で空き時間や移動中に聴いている。 晩酌の時などは、PCをいじりながら、TVで溜めている番組を消化し、昼間の ラジオも聞いている。 ラジオの良さは、やはり「ながら」がしやすい点であろう。 それでも、やはり帰宅してまず聞くのは、「テレホン人生相談」である(笑)
2010/06/30
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「五稜郭残党伝」から遡る形で読んだ。 榎本武揚という人物、「燃えよ剣」を読んだ頃は、「おめおめと永らえやがって」 と思っていたのは事実である。 長じるに従い、様々な資料に触れるにつれ、有能な人材であったことは、まあ わかった。 それでも、「能力さえあれば生き残れるのかよ~」と、何とも釈然としない気持ち はあった。 榎本武揚に関しては、長時間ドラマで里見光太郎が演じた者を観たが、その 幼少時代~青年期は、今一つ印象が薄かった。 本作は、そのあたりもじっくり描かれており、その中で、幕府の「勝海舟」との 対比が鮮やかである。 作者のHPを確認しても、勝海舟の評価は低いようである。 主人公ゆえ、榎本武揚の誠実さが全篇に描かれているが、話は五稜郭で 終わる。 作者は、以前ラジオで「その後の武揚」を描くと言っていたが、是非読みたい。 最後に、私が学生の頃だったか。 榎本武揚の子孫なる女性が、武揚の足跡をたどるドキュメンタリーがあった。 名家の子女らしく、「上から目線」であちこちを歩いたその女性に、北海道で だったか、ある家の住民が、 「うちに、こんなものがあります。」と、突きつけたのは、榎本武揚が書いた 函館政府の「借用書」。 「これ・・・払ってもらえるんですよね?」と、丁寧にねじ込まれた時の、彼女の 気まずそうな表情が記憶に残っている。 全方位に対して「英雄」であることはあり得ないと、改めて教えてもらった。
2010/06/19
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最近は、年に1回の新作供給で、ルパン三世みたいになってきた。 二夜連続で、土曜日はなんとワールドカップにぶつけて「劇場版」を放映(笑) 原作者との約束で「TVオリジナルストーリーは作らない」ということが、 しっかりと守られており、今回の話も、以前の第3シーズンで放映された 「妙義の團右衛門」のリメイクだ。 TVシリーズでは回想に留まった、平蔵と捨五郎の出会い、交流にかなり 時間を割いており、面白かった。 平蔵役の中村吉右衛門の声がちょっと変だったり、レギュラー陣の高齢化 は心配ではあるが、今後も楽しみなシリーズである。
2010/06/18
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私にとって、五稜郭は土方先生が最後に籠ったところ・・・という認識しかなく、 もちろん、知ったのも「燃えよ剣」を読んだ高校生の頃である。 この作品は、昭和45年に北海道東部で発見された、100年以上前の二体の 「頭蓋骨のない人骨」の報道から始まる。 その人骨が生きた時代にはそぐわない、副葬品(ビール瓶など)も発見された 事実から、作者が想像力でストーリーを仕立てたものである。 時代は昭和から明治初期に遡り、土方先生戦死後、降伏間近の五稜郭に。 降伏を潔しとしない、それでも、強烈な不屈の戦意を持ったわけでもない、 旧幕軍の兵士二人が、五稜郭を脱出し、物語が始まる。。。。 読み終わって、私は「明日に向かって撃て」を思い出した。 そう、まるで西部劇、それも70年代の、アメリカン・ニューシネマのような なんとも言えない切なさを感じつつ、それでも、なぜか爽やかさを覚えた。 これって映像化されたのだろうか?
2010/06/04
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