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「亡国のイージス」を観た。「東京湾沖で訓練航海中のイージス艦が、某国工作員に乗っ取られる」くらいの予備知識でだ。この映画における私の鑑賞前の姿勢は、どうやら間違っていたようだ。そう、“予習”が必要なのであった。まず、この映画、主題が定まっておらず、サスペンス、軍事アクション、人間ドラマ、社会派ドラマのどれに分類できるのか今ひとつ明確ではない。おそらく“1粒で3度おいしい”くらいの狙いで作って、結果、みんな薄味になってしまったのではと想像される。また、真田広之 、寺尾聰 、佐藤浩市 、中井貴一らの熱演とは裏腹に(出演者はみんな良かったと思う)、キャラクターの説明が不足しており、その描き方に深みがないため、犯人達の動機というか目的に今ひとつ説得力がなく、結果、感情移入がうまくできない。(某国工作員は別として、反乱自衛官については、あの要求事項であれば何もイージス艦を乗っ取らなくても・・・と思うのだが)そのため、台詞などの劇中にある少ない情報から、登場人物の置かれた背景や動機を自分自身で補完する作業が必要で、まるで原作を読んでこなければ観る資格無しと言われているような感じなのだ。さすがに自衛隊の協力を得ただけあって、艦上でのシーンは迫力いっぱいであるが、CGはいまどきテレビゲームでももう少し気が利いてるぜと突っ込みを入れたくなるほどショボイ。特に映画のクライマックス、東京湾での「いそかぜ」の描写にはガッカリした。率直に「何だっあれ?」と言いたい。しかし、それでもこの映画を鑑賞した感想は、「面白かった」であり、少なくとも損した気分にはならなかった。劇中の台詞には考えさせるものもあり、ストーリーだってエキサイティングだ。もっとアクション性を高めれば、おそらく日本版の「沈黙の戦艦」、「ダイハード」にも成り得ただろうし、我が国の有事における危機管理の甘さなどに警鐘を鳴らすような、テーマ性を強く打ち出していたら、もっと大作感あふれる見応えのある映画になったのではないかと思う。誠に惜しい映画であった。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。亡国のイージス映画「亡国のイージス」写真付き切手
2005年12月26日
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クリスマスイブの夜、私は「交渉人 真下正義」を観た。あの「踊る~」シリーズのスピンオフ企画として製作された映画だ。ユースケ・サンタマリア演じる警視庁初の交渉人と地下鉄網を占拠した犯人との知能戦を描いたもので、思いのほか作品としてまとまっていたと思う。この映画での事件発生は2004年12月24日、鑑賞日としてクリスマスイブはジャストタイミングであった(ただの偶然であるが)。「踊る~」シリーズには一貫して“現場第一主義”、“職人”への敬意といった思想が流れているが、本作品にもしっかり受け継がれており十分に満足できた1本であった。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。交渉人 真下正義 プレミアム・エディション
2005年12月25日
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生まれて初めて父に連れて行ってもらった映画は、「ガメラ対ギャオス」であった。一方でゴジラシリーズはテレビで放送されたのを観る程度で、一度も映画館で観たことはなかった(ゴジラが嫌いというわけではない)。そのせいか怪獣映画といえば私は「ガメラ」なのだ。昭和のガメラは初登場こそ人類の敵であるが、商業映画の宿命か徐々に「子供の味方」になってしまった。しかし、1995年製作のいわゆる平成ガメラ第1作「ガメラ 大怪獣空中決戦」は、リアルなストーリーや演出がこれまでの怪獣映画の枠を壊した素晴らしい映画であった。さらに、日本SF大賞受賞の第2作や最終章の第3作も素晴らしい出来の映画となっており、いずれも監督は金子修介氏である(ちなみに金子監督は、ゴジラシリーズとガメラシリーズの2大シリーズを制覇した唯一の監督でもある。近年、「あずみ2」の監督も務めたが、あれは何かの間違いだと私は堅く信じている。信じたい・・・)。この平成3部作は、自衛隊幹部のつぶやきなどにマニアをニヤリとさせる一言が入っているなど、別の楽しみもある。「ガメラ」シリーズ1作目『大怪獣ガメラ』の公開は1965年。今年はちょうど生誕40年の記念すべき年であった。そして、現在、「ガメラ」は来年4月29日に新作が公開予定となっている。「世界観は平成シリーズから一新。誰もが楽しめる、クオリティーの高いエンタテインメント作品を目指す」そうだ。タイトルは「小さき勇者たち~GAMERA~」。どのような映画になるのか楽しみだ。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。↓昭和ガメラ大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス↓平成ガメラガメラ 大怪獣空中決戦
2005年12月23日
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私は“スプラッタ”嫌いではない。いやむしろ好きかも知れない。しかし、過剰に血ドバドバの映画は神経が麻痺するのか、全く恐くはない(驚くけど)。その点、「アザース」のような心霊系のホラーは、怖さが画面から染み出すような演出とともに、ストーリーに工夫があり見応えがある。「アザース」はいわゆる幽霊屋敷ものとして鑑賞したのだが、ラストに「その手があったか!」と感心した。確かに、ネタバレ禁止の1回限定アイディアではあるが、よくも考えたものだと感心する。この映画の鑑賞法は、なるべく先入観を持たない(事前情報は少ない方が良い)ことにつきると思う。私はこの映画、「ラストは少し悲しいけれど、満足感あり」と断言する。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。アザース
2005年12月22日
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「遊びの時間は終わらない」は、何か面白いビデオはないかと探して見つけた1本だった。これを観たのは次男が生まれて間もない頃、13年以上も前だ。もしも防犯訓練の銀行強盗役が“本気”で犯人になりきったら・・・。まるでドリフのコントであるが、説得力ある話の運びが観るものを飽きさせない。主人公を演じるのは本木雅弘、寡黙で真面目な主人公をうまく演じている。このころの彼は素朴な感じで好感が持てる。こういう隠れた傑作を、このブログでもっと紹介できたらと思う。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。
2005年12月19日
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多くの子供がそうであるように、私も恐竜が好きだった。小学生の頃は恐竜の図鑑を飽きることなく眺めていた。そんな少年時代を思い出させてくれた映画が「ジュラシック・パーク」だ。家族揃って楽しめるストーリーも好きだが、何と言っても私はCGで作られた恐竜たちに目を見張った。とくにグラント博士(サム・ニール)が初めて恐竜に出会うシーンは印象深く、ブラキオサウルスに駆け寄り、片手を上げ手を振る博士の表情と私の表情は同じだったのではないかと思う。来年には4作目の公開があると聞いた。また、あの恐竜たちに会えるかと思うとワクワクする。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。ジュラシック・パーク トリロジー・ボックス(初回生産限定)(DVD) ◆20%OFF!
2005年12月17日
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「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」「風花」などの名作を作った故相米慎二監督の作品の中で、あまり目立たないが、私は「東京上空いらっしゃいませ」が好きだ。死んだことを受け入れられない少女がそれを受け入れるまでの仮定を追うストーリーで、主演は牧瀬里穂。彼女の少しオーバーな演技がこの映画に限っては良い方向に作用している。特に公園でユウ(牧瀬里穂)が一人遊ぶシーンは、加藤登紀子が歌う「帰れない二人」が効果的に使われ、彼女が置かれた“絶対の孤独”が切ないまでに感じられる素晴らしいものだと思う。昔、友人に「牧瀬里穂は意外と演技がうまい」と言ったら、「それは監督が良いんだ」と言われた。今にして思えばそういう部分も多分にある(相米監督の早すぎる死は本当に残念だ)とは思うが、それでも私は女優牧瀬里穂の実力を認めたいと思う。人気blogランキングへ 参加しています。もしよろしければクリックをお願いいたします。東京上空いらっしゃいませ
2005年12月12日
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静かな土曜日の夜、かねてから観たいと思っていた映画を観た。あえて言えば、タイムスリップものの変形版といえるのだろうか。レンタル店でわずか1本しか置いておらず、なかなか借りることができなかったが、ようやく手にした。この映画のタイトルは「バタフライ・エフェクト」。蝶のはばたきが地球の裏側では嵐を引き起こすという、カオス理論に関する言葉だ。なぜこの題名なのかは映画を観てからのお楽しみだが、久しぶりに非常にエキサイティングで知的な作品を観た気分となった。最初こそ何がなんだが分からない(たくさんの伏線があるため)が、まったく緊張感が途切れず、見ようによっては非常に救われない展開でありながら、この上なく感動的でしみじみしたエンディングを迎えるのである。私はこの“しみじみした”というやつに非常に弱い。直接的ではないが幼児虐待を暗示する描写があったりするので、家族揃ってとはいかないが、是非、たくさんの方に鑑賞をお勧めする。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。バタフライ・エフェクト
2005年12月11日
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「タワーリングインフェルノ」は、S・マックィーン、P・ニューマンの二大スターをはじめとするオールスターによるパニック映画超大作である(一つの頂点であろうと思う)。70年代、パニック映画というジャンルが大ブームとなり、数多くの傑作が作られた。当時、私は中学生、お小遣いで映画館に行く余裕など無かったが、たまたま懸賞で1人分の招待券と数人分の割引券が当たり、父に連れて行ってもらったのがこの映画だった。長い上映時間にもかかわらず全く目を離すところがない素晴らしい作品で、現代の映画に比べ素朴な特撮ではあるが、CG一辺倒の「デジタル・デジタル」した絵しか観ていない方には、逆に新鮮で迫力あるものに映るかも知れない。この映画での火災原因は、建築主が設計者が指定した規格より安い部品を使用したため、配電盤がショートしたことであったが、今やその設計すら信用できない時代になってしまったとは、何とも恐い世の中になったものだ。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。タワーリング・インフェルノ
2005年12月10日
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明日は12月8日。そう今から64年前、旧日本海軍が真珠湾攻撃を行った日である。この太平洋戦争については、悪魔の軍事国家日本が、自由と平和の守護者アメリカ合衆国に戦いを挑んだかのような“常識”が日本国内のごく一部にある。いろいろな歴史観はあるだろうが、私は自分の国に誇りを持ちたいと思う(日本という国はそれほど愚かだったのか私は疑う)。そんなアメリカ正義の常識を前提としてつくられた戦争恋愛映画が、「パールハーバー」だ(当たり前だアメリカ映画なのだ)。それでもその見事な戦闘シーンを観たいがために、私はこれを鑑賞してしまった。その「タイタニック」もどきの陳腐なラブストーリーには驚かなかったが、日本の描き方には少々驚いた。登場する日本軍は、作戦会議を戦国武将よろしく天幕を張った屋外で実施し(近くで子供が凧揚げをしている)、日本語は極めて変なのだ。こんな日本軍に奇襲を許したアメリカ軍は究極の間抜けか?と皮肉を言いたくなる。さらに、戦艦アリゾナの戦死者とタイタニックの犠牲者をあたかも同じ悲劇のように取り扱う強引な論法(戦闘艦での戦死と客船での水難は本質的に違うだろうに)。加えて、「空母は斜め甲板装備!」(これを装備するのは戦後の空母)、「開戦時なのに緑色の零戦を飛ばす無神経」(開戦時は灰白色)、「単機での水平爆撃」(水平爆撃は編隊でするもの)など、戦争映画として持っていて欲しい最低限のリアリティは置き去りにされ、制作者の配慮が微塵も感じられない(細かいことと思う方もいるだろうが、物語(嘘)をつくるためには、周辺のアイテムはより作り込まなければいけないというのが私の意見だ)。この映画、「トラ!トラ!トラ!」の足元にも及ばない出来であることはいうまでもない。映画には相当寛容な私であるが、どうにもこれだけは容認できない。この映画を褒めると、おそらく8割の確率でバカにされるので、くれぐれも褒め方に注意することをお勧める。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。パール・ハーバートラトラトラ!
2005年12月07日
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JR北海道では、12月9日から「SLクリスマスin小樽」を運行させる。列車内はクリスマスツリーや飾り付けが施されており、札幌ー小樽間を往復するそうだ。ちなみに運転日は平日が9日、16日、22日の3日間。休日は10日、11日、17日、18日、23日、24日、25日の7日間だそうだ。いよいよクリスマスだあ。列車を舞台にした映画はたくさんあるが、私はスティーヴン・セガール演じる「元ネイビー・シールズの料理人、ケイシー・ライバック」が登場する「暴走特急」が好きだ。“世界最強のコック”ライバックの初登場は「沈黙の戦艦」であるが、セガールが演じる主人公として、唯一といっていいほどキャラがたっていると思う。一部の例外を除き、彼が演じるキャラクターは圧倒的に強い以外に全く特徴が無い。そのためレンタルビデオ店であらすじを読んでも、もはや自分がどれを観たのか分からなくなってしまった。しかしそれでもこの俳優のアクションは見応えがあり、私にとっては十二分に魅力的だ。出来ることであればこれ以上の粗製濫造は控えて欲しいと願うのは、私だけだろうか。少なくともライバックシリーズは、2作とも面白いのだから。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。暴走特急
2005年12月06日
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「荒野の七人」は黒沢明監督の「七人の侍」のリメイク版であることは、あまりにも有名である。この作品をテレビで観たのは小学生の頃であった。当時は長い映画は2週にわたって放送する良き時代であったが、本当に次の週が来るのが待ち遠しかった。私はこの映画がえらく気に入り、中学生のときには部屋に7人がずらりと揃ったポスターを貼っていた。後日、「七人の侍」もNHKで観ることになるのだが、「荒野の七人」の魅力は低下することはなかった。私は、どちらの映画も歴史に残る傑作だと思っている。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。荒野の七人
2005年12月05日
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この映画を初めて見たのは、15年以上も前になる。私は妻とともにレンタルビデオの掘り出しものを探すのが週末の楽しみだった。そこで見つけたのが60分の劇場用アニメ「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」であった。確かパッケージには“宇宙戦艦ヤマトを超えるスケール”である旨のコピーが添えられていたような記憶がある。有名な作品を「超える」だの、「続く」だのという作品に良いものはないというのが持論の私なのだが、このときばかりは良い意味で裏切られた。観てびっくり、あまりに私の好みをおさえたそのつくりに魅了されてしまった。※この作品は極めて高い中毒性を有するので絶対に続きを知りたくなる(もちろんこれはこれで作品として完結している)はずだ、その方法として遠大なOVAシリーズに手を出すのが自然かも知れないが、やはり原作(もう文庫版もある)を読むのがこの作品を味わう一番良い方法と私は思う。人気blogランキングへ参加しています。よろしければクリックお願いします。銀河英雄伝説 わが征くは星の大海
2005年12月04日
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