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犬が西向きゃ、尾は東。これは正解。 でも太平洋をまたいで日本の東の先にはアメリカ合衆国があるとずっと思っていましたよ。赤く塗られた日本を中心に、太平洋を挟んでアメリカが日本とほぼ同じ緯度に描いてあるあのメルカトル図法の世界地図が、大雑把ではあるものの今までしっかりと頭に入っていましたからねえ。 欧米で使われる世界地図ではまさしく日本が極東なわけで、そしてどの地図も上が北、右が東と思っていましたよ。ずっとね。 地球は丸いことも勿論知っていました。北と東では90度方向が違うことだってね。 真北と方位磁石の示す磁北とは、地域によって誤差があることだって知っていました。でもこれだけの断片的な知識では、まるっきりお話にならなかったのであります。 あなたも地球儀に三角定規をあててみてください。 私は教わったように三角定規の90度の角を東京に、そして一辺を北極方向にあててみました。つまり経度を示す縦の線に三角定規の一辺を沿わせるわけであります。一瞬「ありゃりゃ?アメリカはどこへいっちゃったの?」「三角定規の直角が狂っている?」って思いましたよ。 北から90度ずれた東京の東には、私が日本の東南だとずっと思っていたハワイがあるじゃないですか! あのメルカトル図法の世界地図は赤道直下の人が暇つぶしに見る程度の代物なのであります。 日本からアメリカ本土を目指してまっすぐ太平洋を東に進路をとっても、絶対にアメリカには着かないのであります! アメリカは「日本の鬼門」である東北なんでありますよ。(ここで妙に納得) ハワイが日本の東にあっても、ハワイの西は日本ではないのであります。なんで? 地球は丸いからでありますよ! 三角定規を持って地球儀にあてがい頭の中も丸くしなければ、この話は理解できないのであります。 私はこのショックから立ち直るのにかなりの時間を要しました。 この事実を受け止めるには、ずっと信頼していたあのメルカトル図法の地図は、方向を知るのにはまったく使えない代物であるという重い事実を受け止めなければならなかったのであります。 飛行機のルートが地図上で妙にカーブしているのは、それが最短距離でしかもその線自身が方向をも示していたわけであります。そのことは知っていたはずなんですがねえ。 丸い地球を平面の一枚の紙に無理矢理描きこみ、その無理が通って道理のひっこんだ単なる「それらしい絵」を頭の中に刷り込んでしまっていたわけであります。 まともに世界全体を見るには地球儀しかなく、たとえ狭い範囲を示した地図であっても壁に張って上とか下というのも駄目で、床かテーブルに広げて上から見るものだったと気がついたわけであります。 こういう決定的な思い違いや思い込みを、きっとアチコチでやらかしているんだろうなあって素直に思ったのでありました。 でもこの勘違いって、私だけじゃないですね。方位学という本にも堂々とアメリカは日本の東と書いてありました。 世界地図といえばメルカトル図法のあの世界地図を思い浮かべるあなた。あなたも三角定規を片手に一度は地球儀を見て方位を確認してみることを、心よりお勧めするしだいであります。私と同じ勘違いをしていることに気づかれることでありましょう。
2008.06.27
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硫化水素による集団自殺がとうとう隣町でも発生してしまった。出身も年齢も違う県外の人が三人、わざわざそのために集まったようだ。 自殺なんてしてはいけません。ましてやそれまで会ったこともない他の人と一緒だなんて、やるなら一人で誰にも迷惑をかけないようにやりなさい! あなたたちの死体を片付けなければならない人の迷惑を考えてみなさい! 糞尿を垂れ流し、変な形に死後硬直した自分の死体が運ばれるところを想像してみなさい。死臭を発し白骨化した死体の目鼻から、うじ虫がわいてニョロニョロ出てくるところを想像してみなさい。 私なんて見ず知らずの人の死体なんて触るのは勿論、発見するだけでも嫌ですよ。現場に供えてある花束だって見たくありません。あなただって嫌でしょ! 誰でも人に迷惑かけずに死ぬなんてことは、今の世の中ではできないわけであります。だから人に相手にされないから死ぬなんて、アホのすることであります。人を殺すのも自分を殺すのも同じ悪いことです。道連れ心中なんて殺人以外の何物でもありません。少なくとも幇助の罪はメンバー全員にあるわけです。死んだ気で頑張ればなんでもできるなんて言いません。あなたが今自分でしなくても、あなたは必ず死にます。私が保証します。迷惑ですから自殺はやめてください。 人の迷惑にならないように山の中で? だからそれが迷惑なんですってば! 馬鹿は死ななきゃ治らない? だから!あなたは必ず死にますし、そのときどんな馬鹿でも治りますって! それまで自分の馬鹿さかげんにつき合いなさい。
2008.06.26
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また漁船が沈没して僅かな乗組員が救助されたが、数名の船員の死亡が確認され、大勢の船員の方々がまだ行方不明になっているという。 海の男という言葉から感じるロマンのようなものは、こういう事故が起こるとあまりにもむなしい。 今回の海難事故の該当船は企業の所有のようで、お父ちゃんとその息子がその家の財産である漁船と共に一瞬にして無くなったというわけではないが、それでも労災事故はあまりにもむなしい。 生活のため、家族の幸せのための労働ではあるが、それは命があってのものだ。生きていくために死ぬなんて、矛盾しているとしか言いようが無いではないか。 楽しいはずの旅行で飛行機が墜落したりして亡くなるのは、お気の毒ではあるものの、死の直前までは楽しい想いをしていたのだからと、遺族への慰めにはならないものの多少の言葉も思いつく。冒険家や戦場のカメラマンなどの死は、ご本人の本望といえるかもしれない。 だが、一般人の日常の仕事の上での労災事故は、ただただ悲しく思いつく遺族へのお慰めの言葉もない。仕事中に命を落としたり大怪我をするくらいなら、家で酒でも飲んで遊んでいてもらえば良かったと遺族、家族は想うに違いない。 この時代に命がけで獲物を捕るというのでは、原始時代と変わりないではないか。でも誰かがやらねば……。労災事故はやりきれない空しさとやり場の無い怒りだけが残る。 まるで死に場所に引き付けられるように震災地に行った方々など、いったい神は私たちに何をお望みなのかと想う。 災害現場で救助捜索をされる方々の二次災害には、とにかく細心のご注意を願うばかりだ。
2008.06.24
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認知症で施設に入所している叔母宛に年金特別便が届きました。 子供のいない叔母は、認知症の進行により特別養護老人ホームに入所する以前は、亡き夫の遺族年金で独居生活をしておりました。現在の叔母は人格が崩壊したとしか言いようのない、私たち身内の者も判別できない状態なのです。現住所も施設に移し、本人の預金通帳、年金手帳、介護保険被保険者証など、すべて施設の人に預けてあります。 その叔母宛に年金特別便が届いたのですが、記載事項に間違いがないか施設では確認のしようがないので、記載事項を確認して保佐人に対処してくださいとのことです。 書類一式が施設担当者より我が家に転送されてまいりました。以前調べたとき、私も妻も年金記録が抜け落ちていたので、どうせまた抜け落ちているに違いないと思いましたね。そもそも途中が抜けていて、記録が不自然な人に送るのが年金特別便なのですからね。でも叔母は遺族年金ですので、大正八年生まれの亡きご主人の職歴を確認しなければならないのです。これは、はっきり言って無理です!書類の記録を見れば、最初の厚生年金番号取得は昭和17年で、なんと戦前でありますよ。私はまだ親父の金○の隅っこにいたかどうかという、大昔の話であります。 計六件の厚生年金の納付記録が記入されておりますが、途中二回で合計十年間もの空白があります。さてどうしましょう。ということで社会保険事務所に行ってきました。 いやあ、相変わらず大勢お客がおりましたねえ。随分待たされた挙句、結論からいうと生年月日と氏名で調べるかぎり、市内に勤務されていた形跡はないけど、一番期間が抜けている直前の勤務先は市外の企業のようですが、その勤務地や勤務先まではこちらでは把握できないとのことです。最初の一番目の勤務地は年金番号からいうと東京らしいのですが、叔父が若いころ東京で就職していたなんて、そんな話は初めて聞きましたねえ。未納期間は国民年金制度が始まる以前で、厚生年金に加入していない事業所に勤めていた可能性もあるそうです。後は故人がそのころ、どこに勤務していたか、遺族や兄弟などに聞いて確認してもらうしかないというのです。遺族は認知症の叔母だけ、あとは兄弟といってもこれも高齢の妹が二人、同じような状態なのであります。分かったことは年金特別便の回収率が上がらない理由くらいなもんです。私も納得したわけではありませんので、これでは返事を出せませんね。 社会保険事務所の窓口担当者は背もたれと肘掛のついた巾の広い立派な事務椅子に座っておられましたねえ。民間企業なら大企業の部長クラスか中小企業の社長の椅子ですよ……あれは。
2008.06.02
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