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一言・・というには長いですが。
『スタートは、マティーニで、というのが僕の理想だけれど、ならその日の最後の一杯を何にするか、となると、これが案外に難しい。シングルモルトにするときもあれば、さっぱりしたモヒートの時もある。でも、デザートを食べなかった夕食の後は、マンハッタンだろう』
~1/10・日経新聞(夕)、東理夫著『マティーニ・理想の最初と最後』から~
昔。まだ20代の頃でありますが、初めて出張に行って、泊まったホテルのバーで、このマンハッタンを5杯か6杯立て続けに飲み、グルングルンに酔っ払って、死にそうになったことがあります。
何故、マンハッタンだったかというと、マンハッタンしか、カクテルの名前を知らなかったから。
何故、そんなに飲んだか、というと、初めての出張に、当時、女が出張に行かせて貰えるなんて、めったになかったこともあり、やたら緊張しハイになってしまったから・・だったろうと思いますね。
以来、マンハッタンに手が出なくなってしまった。あの、辛い思い出が、よほど骨身に沁みているのでしょう。
その後、よく知りもしないくせに、気取って「ブラッディマリー!」と注文して、トマトジュースみたいなのが出てきて、当惑したこともあります。
「なんで、こんなのが来るの?」と騒いで、知ったかぶりがバレました。「知ったかぶりをしちゃあ、いけない!」と学習したのはそのときからです。
モヒートを覚えてからは、得意げにこれを注文したりもするのですが、時々「モスキート」と言ってしまって、大いに恥をかいたりしてます。所詮生半可な知識での注文だから、酔うと時々、こういうしくじりを犯します。
最近、スタイルを変えました。
「あのねぇ、柑橘系で、辛口で、強めで色のきれいなの!」などと、
甘えた声で注文するのです。よく言えば、お任せ、ま、要するに、思考放棄、ですかね。
苦労せずに、目新しいカクテルが体験できるし、男に甘える、なんてことがトンとなくなってしまった昨今、イケメン系のバーテンダー君に、そうやって注文するのは、ひとつの快感!でもあります。
声の甘さに、磨きも掛かったりして。
最近、ショットバーに、女性の姿が増えているような気がしているのですけれど、案外、彼女達も、そんな快感を求めて・・だったりするのかもネ。
でも、そんなことだと、カクテルを語れるまでには到達しない。
機内トイレの使い方マナー 2013.06.10
鳥肌が立つほど感動した?? 2012.09.29 コメント(8)