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昨晩は、アルジェリア・経済界人ご自宅へのご招待でした。今の季節、気候はいい、凄く暑くはない、夜は長い・・というので、庭を使ってのパーティーというのが、集中的に開催されるらしいのです。もう毎晩のようにお招きにあずかり、うーん、光栄というか・・た~いへん。日本から経営学の教授がいらして、その講演があったのですが、その先生が主賓のパーティに、我が家もご相伴、という会だったのです。先方が9時からスタート、というのを、日本人関係者は、「それでは遅すぎる、日本人は6時からはじめるんだ」とか言ったそうで、よって、スタートは7時ということになっていました。7時少し過ぎに郊外のプールもある豪邸に到着しましたら、日本人客しか来ていない。それから少しずつ少しずつ、客が集まって、その間、みんなで庭でおしゃべりです。風は心地よいし、いいんですけどね、見知らぬ方々と、よく分かんない仏語や英語でお話しするのは、なかなかに、疲れるものなんですよね。座るところもあまりないので、もう、立ったまま。いい加減お腹もすいて、つい「食事、まだですかね」なんて口にしたのが、すでに9時になろうとする頃。ようやくやっと、食事が始まったのは、9時も大分過ぎておりました。7時にわざわざ集まる意味は、ほとんど無かった・・というわけでして。食事のメインはメシュウイという羊の丸焼き。それが、庭に出されたテーブルの真ん中にドーンと出されるのです。これ、こちらではお客様への最大のもてなしなんだそうですが、アルジェリア人も大好物で、よってテーブルの周りは大人だかり。で、みなさん、経済界のお偉いさんも官僚の方々も、背広着たまま、そのアツアツのお肉を、手でむしり取って食べるんですね。この辺が美味しいんだ、とか言って、グジュと取って口に入れる。テーブルの周りに群がったまま。いくらフィンガーボールが出されていたって、私ゃ、いやだ、と思いましてね。フォーク使ってグチグチとって、一人、椅子のところまで戻ってナイフとフォークで食べていましたら、妙なひと・・みたいに見られてしまいましたよ。結局そのメシュウイと、サラダ、ピーマンを煮込んだパテみたいなもの、パン、レーズンの入った甘いクスクス・・が全メニューだったのですが。食後、デザートの甘いお菓子をいただきながら、「とっても美味しかったけれど、どうも、手でお肉を食べるのは難しくって」と言い訳しました。そうしたら「それは、残念、手で食べるものなのに」と言われてしまいましたけど。でも、思いましたね。私たちだって、お寿司は手で摘んで食べるもの・・と信じてますものね。お箸使ってもいいけれど、ゼッタイ手でつまんだ方が美味しい、と。そう考えると、ギトギトのお肉ですけれど、手でむしり取るものと決まっているのも理解できるんですね。郷に入れば郷に従え・・で、手で食べりゃあいいのでしょうが、まだまだ、そこまでいくには時間かかるかも・・でありますかねぇ。
2009.07.01
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アルジェに暮らすようになって、この冬、畑に種を植えました・・という話を大分以前に書きました。それらの種が、気候がよくなるにつれ次々と育ち、日々の食卓に新鮮な野菜を提供してくれています。ありがたいことで・・。アルジェリアって、気候もいいし、太陽は燦々と降り注ぐし、なのに不思議と「いい野菜」がないんですねぇ。サラダにしたい柔らかい葉物はないし、トマトもあるけれど、かなり味気ない。暑くなると、人参やジャガイモには、固い芯まで出来て、とっても使いづらくなるらしいし。国挙げて美味しい野菜を望むようになれば、いくらでも改善の余地あり、なんでありましょうが、当面、その様子は見られず、我々としては、自己防衛するしかない。そう思うのは、我が家だけではなさそうで、先日、インド大使の公邸にお招きを受けたんですが、庭に、見事に整然と野菜畑が広がっておりました。「ほとんどの野菜は、この庭からまかなえる」って大使、自慢してましたっけ。スペインの方も「ルッコラは自家栽培している」と言っていましたし。ということで、我が家の畑です。優秀な庭師のオジサンが愛情込めて育ててくれてますので、雑草が目立つのはご愛嬌として、強い太陽の日差しを浴びて、ズンズン育っています。トマトもようやく、青い実をつけだした。しかし、プチトマトのはずが、青い実の体積ばかりがジワジワ大きくなるばかりで、いっこうに赤く熟す様子が見られない・・。大丈夫なのだろうか??不思議なもので、サラダ菜なんかは、やたら大きく茂るのだそうです。でも、バジルとかシソは、なかなか育たない。苺は、豆粒ほどの実のまま、枯れそうですし・・。日本の土壌とアルジェの土壌とは、やはり違うのかもしれません。で、われらがトマト。人さまには、どーでもいいことなんですが、私トマト好きなんです。毎晩、美味しいトマトを食卓に確認したい。で、待望のトマトの青い実を、ちょくちょく、チェックしているんですが・・相変わらず青い実は、ジワジワ、体積を大きくしているばかりで。トマトは無事、熟すのでしょうか。気がかりな日々が続いているのです。★写真はその、ガンバレ!トマト。
2009.06.30
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成田・11時5分発のJALでまずは、パリへ。夕方4時過ぎには到着なんですが、その時間にはもう、アルジェ行の便がない。よって、パリで一泊。翌朝、ホテルを出て、長い時間待ってアルジェにようやく到着、死にそうになるほど時間のかかる入国手続きを経て、ようやくやっと、アルジェの我が家に着いたのでした。たまたまその早朝、アルジェには、日本から、要人がいらしてまして。橋本聖子・外務副大臣。よってその晩は、副大臣囲んでの、日本人会・面々の食事会でありました。スケートと自転車と合わせて7回オリンピックに参加、という記録を持つ橋本さんは、思ったより華奢な体つきで、でも、宝塚の男役のような、姿勢のスッときれいな方でありました。かつ腰が低くて、弁舌さわやか、その上実に気さくで楽しい方なんですね。お酒も強いし。飲むとますます、楽しくなるし。私、女性を褒めるの、あまり好きではないんですが、「こりゃあ、大した人だわぃ」と唸りましたね。よってその宴は、和気あいあい、いいひとときとなりました。凄いなぁ、と思ったのは、その体力でありましょうか。早朝アルジェに着かれて、外務大臣との会見、市内観光などをこなし、夜は宴会で。で、その夜中、2時半の飛行機で帰国されたのですから。アフリカの数カ国を訪問し、いったん東京に戻って九州を往復し、それからアルジェに来られたのだそうです。で、ゼロ泊3日でアルジェを訪問し、成田に着くのが朝の7時半、そのまま国会に出席されるのだとか。でも、この程度のハードスケジュールには慣れていて、さほどの負担でもないのだそうですよ。お付きの若いスタッフは、バテてましたけれどね。ともかく。副大臣がそうやってアルジェに足を運んでくださったことで、アルジェリアと日本の関係が、大きく一歩前進するわけです。アルジェリアで働く者にとって、それがどんなにありがたいことか。そういうことで、夜中の1時、空港へ向かう御一行を見送りながら、私、ありがたくって、深々と頭下げちゃいましたよ。私もなかなかに、いいやつです。私たち、日頃、政治家の悪口をさんざん言いますが、こうやって、ハードなスケジュールをこなしながら、働いてくださっている方もいらっしゃるんですよね。そういうことも、しっかり認識しないといけないな、と思いましたね。ということで、橋本聖子さん話、明日に続く・・です。
2009.06.23
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久々のアルジェリア話です。アルジェで今住んでいる家、400年も昔から続く建物だ・・という話を以前書きました。そして、なんとなく、霊も暮らしているような・・と。今回、帰国する機会に、鎌倉に住むあるご住職に診ていただこうと、その屋敷の中の写真を撮ってきたのです。「夜中に撮るように」という指示にも従い、夜中に写して。私が持参した写真をじっくりじっくりみながら、ご住職、数枚の写真を取り分けました。そして、「はっきりとは見えませんが、この数枚には気配があります」と。(ついでに、東京の我が家の写真も見ていただいたんですが、サラリとみて、「ああ、なんともないです」とこちらについては、幸いに、相手にもしていただけなかったんでありますが・・)そうして、言いにくそうにおっしゃいました。「もしかしたら、この敷地のどこかに、人骨がいく体も埋まっているかもしれません」うわぁ、参ったな、聞きたくないことを聞いてしまったな・・と思ったものです。でも、なにしろ、最初は、海賊の頭領の別荘だった、という建物です。そういうことは・・・十分あり得そうじゃないですか。最近、我がテイシュが家主と食事をしたのだそうです。大家さんというのは、アルジェでは知らぬ人はいない、という大金持ちの兄弟で、この家で生まれ育った人たちなのです。彼らいわく、昔は、牢屋があって、囚人がつながれていたらしい、と。また、水のない井戸があって、囚人を落とした穴だろうと言われていたとか。なんとまあ、ご住職の話と、合致しそうじゃないですか。本日、ご住職から、お札をいただいてきました。これを持って、近々アルジェに戻ります。なんとか、お札の霊験で、霊が悪意を表わさずにいてくだされば・・。お邪魔しませんので、どうぞ、ご放免ください・・と。もうひとつ、姿を現さないでください・・と。願いはささやかなことですので、どうぞ、よろしく・・とそれだけなんですけれどね。
2009.06.12
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久しぶりに、アルジェリアの話題です。日本じゃ、ゼンゼン話題にならないんですが、先日アルジェリアでは、大統領選が行われました。有権者数:20,595,683名(アルジェリアの人口は3300万人ほどです)投票者数:15,351,305名(在外投票を含む)即ち、投票率:74,5%結果、現職のブーテフリカ大統領が90%を越える票を得て、3選されたわけです。他の5人の対立候補の得票率は、次点の方で4.22%、いくら現職としても、凄まじい数字です。かつ、アルジェリアの大統領の任期は5年で、2期まで、ということだったんですが、 2008年の憲法改正で3期まで務められるようになっているんですね。あるパーティーで、アルジェリアの建築家の女性が、「アメリカの大統領選挙が羨ましい、誰がなるか、蓋を開けないと分からないのだから。アルジェリアは、もう、選挙を始める前から決まっているようなものだし」ということを言ってましたっけ。ブーテフリカ大統領が就任して以来、この国は、治安も経済も上向きになっているわけですから、それはそれでいいのでしょうが、果たしてどういう選挙だったのだろう という、スッキリしないものは感じますよね。なんの選挙をやっても、投票率の低い我らが日本。そして、90%もの得票なんてありえないだろう日本の候補。でも、案外それは、健全ということなのかも・・なんてことをチラと思いましたっけ。
2009.04.17
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数日前のことです。ずっと春のような晴天が続いていたアルジェだったのですが、台風のような風が吹き、土砂降りの雨が降り、雹まで降って、とにかく大嵐に襲われた。で、その翌日ぐらいから、どうも、ネットへの接続具合が悪い。メールは死ぬほど待ってもなかなか、取り込めないし、ネットを見ようとしても、すぐにフリーズしてしまう。画面を変えるごとに、何分もかかるんです。こう、十数年前に戻ったような。もう・・イライラ、イライラ。どうしちゃったのか。我が家だけではないんですね。どこの家のパソコンもそんな状態らしい。私の最新式パソコンでこうなのだから、古いタイプだと、気が狂いそうなほど、遅いのだと思います。目下、みんなで「どうしちゃったんでしょうねぇ」と困っているのです。アルジェリアのサーバー環境なんて、こんなものなの?という感じ。でも、私たちに出来ることは、じっと我慢して、よくなることを待つのみでありまして。まったく・・でありますよ。しかし、思いましたね。今後、なにかテロでも起こすなら、爆弾使うよりも、ネット環境を潰せばいいのでは・・と。今や我々、パソコンなしでは暮らせないではないですか。ネットで検索しない日はないし、メールが届かない生活なんて、途方に暮れそうだし。そんなSF小説が書けるかも・・なあんて考えちゃいましたよ。ということで、この悪環境の中のブログ更新。できるか??
2009.03.08
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3週間ほど飾っていたお雛様を片付けました。だって、3月4日ですもんね。娘はいませんが、周辺の全てのお嬢さまが、行き遅れませんように・・と。まあ、もっとも、いまどき、早めに結婚するのがいいのかどうか・・なんともいえませんけれど。片付ける頃になっての、お雛様の話題というのも、なんなんですが、飾るとき、お内裏様とお雛様、どちらが、右なのか左なのか・・迷いました。いやいや、私はもう何十年もお雛様なんて飾ってこなかったので、このお二人だけではなく、三人官女はどう並ぶのか、右大臣は、老人の方なのか若者の方なのか、五人囃子は、どういう順序なのか・・さっぱり分からない。説明書を読み読み・・だったのでありますが、このお内裏様とお雛様、どちらが右か左かって、地方によって、いろいろなんですよね。お雛様特集の雑誌を参考に見たのですが、ほんと、ばらばらでして。ある方が「皇室の並び方を真似ればいいんじゃないですか」と言ってくれて、ああ、そうだ!とそれに倣いました。ただ、調べてみると、今の皇室は、西洋のマナーを真似ての、右左、なのだそうですね。もしかして、昔とは違うのかも。ま、いいんです。天皇皇后陛下を真似ていれば、文句はでないでしょう。ということで、写真は、しまう前日のお雛様です。こんな大きなひな人形のフルセット。アルジェの広いリビングだからこそ・・飾れるのですけどね。
2009.03.04
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アルジェリアの目の前は、地中海。そして、その地中海の真ん中では、日本の漁船がやってきて、せっせとクロマグロを、捕獲しているのだそうです。なのに・・。ここアルジェでマグロを手にいれようなんて、至難のわざなんです。そもそも、新鮮な魚を手に入れるのが難しい。雨が降ったりすると、市場に魚は並ばないし。ピチピチのお刺身に出来そうな魚なんて、ほんと、どこに行っちゃうのと不思議です。でも、世の中なんでもそうですが、あるところには、あるんですよね。漁業関係にコネのある方は、いいお魚を簡単に手に入れているようですし、こちらの大手日本企業の方々なんかも、しっかりいいお魚を手に入れているんですね。実は某企業の方のご好意で、マグロが手に入ったんです!アルジェから100キロも先の漁港にあがったものを、はるばる運んでいただきました。17キロのマグロ。1キロ当たり2000円ぐらいでしたから・・ありがたい値段です。早速に捌いて、さくにして、みんなで分けました。残りは当然、冷凍庫に。大事に大事にしませんと・・。なかおちのところだけ、まずは、と試食しましたが、う~ん、いい赤身です。脂がたっぷりのっている、というわけではないんですが、しっかりした味わいです。嬉しい。「やっぱり、美味しいね!」と興奮して食べながら、ああ、日本人って、ほんと、マグロが好きなんだなぁ、としみじみ、再確認すると同時に、人間って、こんなちょっとのことに、喜びを見出したりして、我ながら可愛いいものだと、思ったものでありましたよ。
2009.03.03
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以前にも書きましたが、ここアルジェの我が家は、もともとは400年も前に建てられたという、歴史ある家なんです。そこを建て増ししたり、改築したりしつつ・・でありますが。オスマントルコ様式、というのでしょうか、真中にパティオがあって、壁にはタイルが貼ってあって。その400年の間に、いろんな人が住んできたわけです。ある時は、海賊の統領だったとか。ある時は、スコットランド人だったとか。今の大家さんは、アルジェリアでは誰でも知っている、という大金もちです。先代がずっと住んでいた家を、今、貸し出しています。アルジェリア戦争の時には、上でフランス人とパーティーをし、下で、アルジェリアの傷病兵をかくまっていた・・なんて逸話も残っています。美しい建物なんですが、なにかいそうでしょ。そして事実、この家に住みだしてから、私はずっと、耳鳴りに悩まされているんです。「霊がいるときは耳鳴りがする」とか、そんな話も聞いちゃったりして・・。私だけなんですけどね。でも、外出すると、しないし・・。で、霊感の強いという友人に聞いてみたんです。彼女、ダウジングをやってくれて・・。「主」はいるんだそうです。それも、3~5体はいる、とか。でも、彼女いわく、霊なんて、どこにもここにもいるのだそうです。悪い霊でなければ、むしろ守り神みたいなもの、だと。ああ、そうか、と思いましたね。我々なんかより、ずっと昔から住みついている人たち(?)を、こっちの都合で、追い出していいわけがない。上手にこの家で、共存するべきかも・・って。そういうことで「邪魔しないから、悪さしないでね」と、祈りながら暮らしています。耳鳴りは・・いまだ治らないんですけれど。
2009.02.23
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ここアルジェに来て、家庭菜園を始めています。なにしろ、日本の野菜はないし、地中海に面しながら、甘いトマトもない、サラダに使う葉物も少ない。バジルもないし、シソももちろんない。ですから、ここで暮らす日本人は、パリに行ったついでに、白菜とか大根とか購入してきます。ゴワゴワのレタスみたいなのしかないので、我が家は、買い物当番にお願いしてサラダ用葉っぱを何袋も買ってきてもらってます。そういうことで、自家栽培なんです。もっとも、私は、種を提供するだけ。庭師のオジサンが、植えてくれています。トリにやられてしまうので、ビニールかぶせもして。数日前、ようやく、最初の収穫となりました。まっさきに食べられるようになったのは、ルッコラ!たまたまその日にお客様だったので、お出ししたら、感動していただきましたよ。まだまだ葉も小さく、土が違うのか香りももうひとつなんですが、とにかく、採りたての新鮮ルッコラ。生きている幸せを感じさせてくれます。★写真は、そのルッコラ。雑草も、いっぱい生えていますが・・。
2009.02.21
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久々に、アルジェリアの話。今、ここアルジェリアには、なんと3万人の中国人が来ているのだそうです。ちなみに日本人は1000人足らず、です。アルジェリアは目下、すさまじい建築ブームで、ここかしこでビルや家が建てられ、また、モロッコとチュニジアを結ぶ、大高速道路の建設も進んでいるのですが、そういう建築現場で、大量に働いているのが、中国人なんだそうで。でも、首都アルジェに中華料理店というのは、ほとんどなく、3軒あるかないか、しかも、どこも、「これを中華料理だと思うと悲しくなる」(某日本人談)というレベルのもの。それに、町を歩いていて、そうそんなにたくさん、中国人が溢れている・・という印象もない。どうしてなのか・・と中国大使に聞いたそうです。そうしたら、「みんな、本国から料理人を連れてきているから、レストランの必要がない」んだそうでして。中国って、どこの国でも大使館では、料理人連れてきて、みんなで食事しているんですが、こういう建築現場でも、作業員、料理人みんなまとめてやってきて、共同生活しながら、低賃金で、昼夜かまわず、町をぶらつくこともなく、突貫作業してしまう。一方で、日本側は、というと、人件費を考えたら、日本人だけでの作業というのは、とてもできないようで、いろんな国から人をかき集めてきて、それで、ギクシャクやっている・・。そりゃあ、敵わないですよね。でも、日本には、世界に誇る技術があるんですよね。きっと日本が作った道路やビルは、地震があっても、ビクともしないのだろうし。多少高くはつくけれど、日本の製品は、どこのものより、優れているのですよ・・ということを、もう少しシャープにアピールできないものか、と思いますね。そして、日本が生き残る道も、そこしかないように思うんですけどね。日本のトイレットペーパーの心地よさ。日本の文房具の使い勝手のよさ。日本の生理用品の素晴らしさ。日本の機械の精密さ。日本製衣類の、縫製のよさ。世界の、多少の経済的余裕のある層には、確実に歓迎される製品ばかりなんだと思うのだけれどな。まずは、ウェッシュレットを政府要人にでも、プレゼントしてみてはと私は、思うわけであるのです・・。絶対「日本って凄い」と感動すると思うのだけれど。それにしても、あんなに素晴らしいウォッシュレット。どうして、世界になかなか広まらないのか、不思議だ。
2009.02.08
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1月12日は、日本では成人の日。ここアルジェでも、実は、お祝いの日であるのです。ベルベル人のお正月なんだそうで。99%がイスラムといわれるこの国で、今年の新年は12月29日でありました。毎年、月の満ち欠けで決まるらしい。で、その日は、祝日。他方、北アフリカは最も早く人間が出現した地域でありまして、その最初からモロッコ・アルジェリア・チュニジア周辺で生活してきた民族・・というのが、このベルベル人なんです。ただし、いつの時代にも、他所からやってきたいろんな民族に占領され統治され・・という歴史をたどってきた。で、今はイスラムの国として、イスラム教を守っている。でもベルベル人は、表向きはイスラム教徒であっても、内実はそうでもなさそうなんですね。家ではお酒も飲むし、クリスマスをこっそり楽しんだりもしているらしい。例のイスラム教徒のスカーフをかぶる女性というのは、この国では半々ぐらいで、美しい長い髪をサラッとなびかせ、ミニスカートで颯爽と歩く女性も、結構見かけるんです。そういう女性たちの多くが、きっとベルベル系なんでありましょう。この国の人に言わせると、「アルジェリアはデモクラシーの国で、宗教の自由は保障されていて、誰でも選ぶ権利がある」とか、胸を張って答えるのですが、当然、現実はそうでもなく、イスラム教徒でないと、生きにくい環境ではあるのでしょう。だから表向きはイスラム教徒、でも、内心は・・という人、なんだか多そうです。ま、そういうことで、今日はベルベルの家庭では、静かにそっと、新年を祝うのだそうです。国としての祝日ではないのですけどね。そういう複雑な背景のない日本人って、幸せなんでありましょうね。幸せすぎて、およそ緊張感のない国民に、なってしまっている・・という印象もありますけどね。
2009.01.12
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先回、12月22日のブログで、アルジェリアのゴルフ事情について書きましたが、今日は、その続き。何度も言ってしまうんですが、アルジェ唯一、すなわち、アルジェリアで唯一のこのゴルフ場は、ほぼ単なる荒地・・といってもいいくらいの荒れようなのです。フェアウェイは原っぱで、真中におちたボールもなかなか見つからない。ラフに入ったら、ほぼ間違えなく二度と見つからない。バンカーに砂はなく、雨が降るとただの水たまりで、グリーンに芝はなく、石がボコボコ突き出たりしている。雨が降ると地面は泥でグシャグシャで、粘土質なものだから、いつまでたってもグシャグシャのまま。でも、乾期になると今度は地割れがするそうで、ボールも、カーンと1メートルぐらい跳ね上がるんですって。でも、これでも「以前と比べれば、だいぶ良くなった」のだそうで。そして、ここにはアルジェリアゴルフ協会というのがちゃんとあり、このコースで、正式のコンペティションも開催されるのだそうです。ルールは、フェアウェイにあるボールは、その後方ならどこに置き直してもいい。ただし、ラフに入ったら動かしてはいけない。となっているんですって。だからゴルファーは、毎度、打ちやすいところに置き直すんです。ラフに入ったら、すべて諦めて1ペナルティー、ということなんでありましょう。で、新年早々、そのコンペがありまして、前にも書きました、在留邦人のオジサマが私のために特別に手配してくれた、キャディーのイブライム君。彼も出場して、その結果は、「まあまあ」で、「2日間でバーティー7つ、でもダブルボギーを2回」だったそうです。彼は、日頃は家業の植木屋さんをやっていて、要請があると、キャディーとして働いて、チャンスがあると、試合に出るのだそうで。アルジェリアの大統領でもゴルフを始めるといいのにね。そうすれば、その周辺もあわててゴルフを始めるでしょうし、その面白さに目覚めて、ゴルフ人口がどんと増えれば、アルジェのゴルフ場も整備され、イブライム君も我々もハッピーとなりますのに。かすかな期待でありますよ。★写真は、マイ・キャディのイブライム君。なかなかの、イロ男でありましょう?
2009.01.10
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正月早々、リオデジャネイロ在住のオジサン仲間からメールをいただきました。例によってオジサマ達は、ゴルフ三昧の正月だったようです。日本にいるゴルフ好きの人から見ると、海外駐在員は、ゴルフばっかりやって、けしからんということなんでしょうが、それはもちろん、事実だとしても、実体は「ゴルフしかやることがないから」なんですよね。お正月といっても、テレビは面白くないし、家族で温泉旅行もできないし、訪ね合う親戚もいない。炬燵で寝そべってミカンたべて・・ということもできないし、着物着て初詣なんて、粋なこともできないし、お節料理も、作りようもない。デパートの福袋だって、新春セールだって無縁の世界。要するにその時期、「ゴルフ以外にやることがない」という寂しい状況下にあることは、多くの駐在員にあり得ることなんです。ま、それでもゴルフができるだけ、嬉しいことなんですが。でまあ、そういうことで、真夏のリオデジャネイロでゴルフ三昧のお正月を過ごしたオジサマたち。早朝に集結して、フェアウェイのあちこちで、最近飼い出したアヒルの群れが戯れる中、今日こそ決戦だとワメキながらの楽しいゴルフだったそうです。ラウンドの後は、フランボイアンの樹の下でシャンジを交わし、ピカーニャ(ブラジルのステーキ。モチロン牛肉です)を食べ、至福の中で、誰かが言ったそうです。「こんなに美味しい肉はアルジェにはナイジェ」と。う~ん、ちょっと悔しい。こっちは、寒さに震えながら、グシャグシャの泥だらけの中、ボールを探す方が時間のかかる(フェアウェイにきれいに落ちても、見つけるのが大変なんです)ゴルフでしたもんね。それでもその晩は、残留組で集まって、我が家で、安くておいしいアルジェリアワインと、おいしいパスタと鳥料理で、新年を祝ったのでした。アルジェにも、探せば美味しいものはアルジェ~牛肉は硬いし、豚は食べられないけれど、子羊と鶏は美味しいのがアルジェ~なんか、多分に負け惜しみっぽい・・かも。
2009.01.07
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ここアルジェリアの99%は、イスラム教徒だ・・といわれています。先日、バチカン大使館の方と話したら(バチカンも各国に大使館を持っているのです)わずかに、5000人ぐらいはカソリックもいるそうなんですが。ま、そういうことで、「お酒は飲まない」というのが、とりあえずの、掟です。レストランでお酒を出すところは、結構あるし、ワインショップも、何軒かあります。アルジェリアワインを輸出もしている。「家では飲んでる・・」というアルジェリア人も結構います。でも、とりあえずは禁酒のお国。と、どうなるか・・といいますと、みなさん、ジュースとかコカコーラ飲むんですね。食事のときに、グイグイ飲む。髭生やした大の男が数人集まって、食事のときにジュースを飲んでいる風景・・というのも、飲べぇの私メには、奇妙なところです。「素面でもテンション高い人種だから、アルコール抜きぐらいで、ちょうどいいんだ」といっている人もいます。ま、それはいいんです。人は人。ただ・・と思うのです。甘いジュースやコカのすさまじい消費量。スーパーなんかに行くと、毒々しい色のジュースがこれでもか・・と並んでいます。フルーツの豊富な土地柄ですが、あの色はどう考えたって、砂糖を濃くした、着色料いっぱいの飲み物であるのです。町には、やたら太った女性もたくさん歩いています。じっと家にいて、甘いものばかり食べていて、ラマダンのときには、夜だけ思いっきり食べるという、不健康な1か月を送る。ワイン飲んでいた方が、ずっと健康的だろうに・・と思う私は、単に呑み助なだけなのか・・。まあ・・さしでがましい・・といいますか、私があれこれ、いうことではないのでありますが。★写真は、スーパーの棚風景。 なかなかに、壮観でありましょ?
2009.01.03
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あけまして、おめでとうございます。ここアルジェで私も静かな新年を迎えました。イスラムの国の新年は今年は12月29日で、よって、今日はフツーの日なんですが、それでも、気持はここで新たになるものなのか、朝いちばんの日の出のコーランは、いつにもまして、高らかに、厳かに・・だったような気がします。だって・・それで目が覚めてしまった。毎日、日の出+5回のコーランは、その日によって、時間が少しずつ違ってくるのだそうで、新聞には「本日のコーランの時間」というのが、必ず出ているんです。でも、アルジェリアでその時、祈りを捧げるのは、ごくわずかで、先日、ちょうどその時間にある建設現場を見学していたんですが、10数人いた作業員のなかで、お祈りをしていたのは、一人だけでしたっけ。ま、そういうことで、2009年です。今年もよろしくお願いします。今から、初・ゴルフ、行ってきますので~。
2009.01.01
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霊の存在、というのを、私もちょっと、信じてます。会ってしまった・・という経験はないんですが。「どうも最近、そういう霊感が強くなったいるらしい」という友人がいます。ある時は、寝ていて、なにかが後ろにいるという感じがはっきりあって、それも、重い感じがあって、「どこかへ、行ってよ」と怒ったら、ザザーと風が吹いたように、なにかが去って行ったのだそうです。またある時は、浦安駅のホームにいて、向こうのホームに、やたら大勢の人が見えるのだそうです。ただ、それがなんだか、妙な暗い、異様な雰囲気で・・。で、電車が来たのに、誰も乗らないのだそうです。修学旅行の一団とか、そういう集団では決してなく、みんな、ばらばらなのに、誰も乗らない・・。そのことをそういう能力のある友人に分析してもらったら、やっぱり、それは、自分が死んだことをまだ、認識できない霊たちだったのそうで・・。「霊も、ディズニーランド行くのだろうか?」と私はその時素朴な疑問を投げかけたんですが、「自分が死んだことを知らない霊なら、行くでしょうよ」と。私はよく、分かりません。 今、ここアルジェの家の割と近所に、いつも扉の閉ざされた家があります。道が二つに分かれる、その三角形のとがったところの家なんですが。地元の人が「ここには、ファントムが出るんだ」というんですね。だから、この家を購入する人はすぐに出て行ってしまって、この30数年、人は居付かないのだそうなんです。急にガタガタ音がしたり、扉が閉まったりするんですって。三角形の土地って、霊が出やすいのだそうですね。どうなんでしょ。実は、今住んでいるここアルジェの家は、築400年、という、由緒ある家なんです。アラビア風の、素敵な家なんですが、400年もいろんな歴史を見てきた家って・・なにかが住み着いていて、おかしくないですよね。いやあ、いないはずがない・・とも思えてしまう。まだ、お目にはかかってはいないんですが、くれぐれも、私の霊感がずっと鈍いままでありますように、くれぐれも、うっかり、出会うことなんかありませんように・・と思うばかりであるのですよ。
2008.12.27
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しつこくアルジェの話。今回はインターネット事情です。心配していたネット事情でしたがADSLに数日で繋がりました。聞くところによると、ここアルジェでは、サーバー契約料がつい最近安くなって、目下、契約する人が急激に増え、サーバーにつなげるのに、1ヶ月半も待たされたりすることもあるらしいのです。そういう点ではラッキーだったのですが。これが、しょっちゅうトラブルなんですね。あれ、ぜんぜんアクセスできんぞ・・パソコンの故障かな?と思うと、それは大抵、サーバーのトラブルらしい。で、その解決方法はというと、「ひたすら待つ」だけ。わずか1週間で、半日、あるいは一晩、ネットが使えない・・ということが、すでに3回もありましたっけ。おまけに、繋がっても、すぐにフリーズしちゃう。Yahooにはすぐ繋がるけれど、「記事をもっと読む」をクリックすると、画面が動かなくなる・・という調子。ほんと、困っちゃうんですよね。日々、だましだまし・・という感じ。日本では、光ファイバーでしたから、このギャップは大きすぎる。で、そういう中、日本のテレビを見られない私の愚痴を聞いて、遠くブラジルに住む友人が、メールくれたんです。「パソコンからテレビを見る方法」というの。「契約料も高くはないし、すぐに簡単に見られるよ」って。最近は便利になったんですね。で、早速、試そうとそのWebにアクセスしてみました。だましだまし、何度もやり直して。でようやく、24時間お試し視聴、というのを契約したんです。はいはい、見られましたよ。マイ・パソコンの小さな画面に、多分に画質の良くない映像ながら、12Chの夜のニュース番組が、画像とだえとだえ、チッチッチッと、不自然な動きながら、映りましたっけ!嬉しい感激でしたね。かなり悪い画像ですけどね。ただ、5分ほど見たところで、用事が出来てしまって、で、電源切って、また、あとから見よう・・と思ったのです。数時間後、テレビを見ようとしたら、サーバートラブルでアクセスできない!で、翌朝、やってみたら、そのWEbのメンテナンスなんで、あとでまた、アクセスしてください・・という表示。さらに数時間待って、アクセスしてみたら、「24時間お試し視聴は終わりました」ですって。なんじゃ、これは!でありますよね。お試しも何も、あったものじゃない。もっとも、正式に契約すればいいのです。ひと月5000円、という値段は、こういう環境で好きなチャンネルを見られると考えれば、決して高くはない。しっかし・・今の調子で、はたしてどれだけ見ることができるのか。年がら年中、トラブルですからね。それに、少し距離を置いて、日本のテレビを振り返ってみるに、わざわざ苦労して、視聴する価値のあるものか・・というのもある。ということで、せっかくいい方法が目の前にあるのに、契約に躊躇している私なのであります。どうしましょうかねぇ。
2008.12.25
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前にも書きましたが、ここアルジェにはいい魚が売っていなくて、がっかりだったのです。目の前が地中海なのに、スーパーには影も形もないし、市場へ行っても、「なんだかなぁ・・」というような、買う気になれない冷凍のタラとか、ショボいエビとか小魚が、わずかに並んでいるだけで・・。実は先日、我が家のバトラーの知り合いだという魚卸業の経営者から電話があったのです。「いいサーモンと牡蠣が入ったのだけれど、興味はないか?」と。その数日前に、そこへ訪ねて行って「これからよろしく!」とは言っておいたのですが、早速の電話でありました。行きましたよ、はるばる港まで。冷凍庫には、実に見事なサーモンと殻付き牡蠣が、鎮座しておりました。サーモンはノルウェーの方から、牡蠣はフランスから、着いたばかりなのだとか。確かにどれも新鮮で、当然、ご購入です。4キロほどのサーモンの下半分2キロと、殻付き牡蠣を2キロ、あと、よさげなタコがあったので、それを2匹。合計で、日本円にして、6000円ちょっと。もちろん安くはないけれど、この品質にすれば、許容範囲の値段でしょう。その晩は、久々の海産物の饗宴!です。サーモンとタコは刺身に。牡蠣も十分生で行けそうだったのですが、万が一のことを考えて、牡蠣フライに。(もちろん、残りは、しっかり冷凍です)そう、そして、それらは・・す・ば・ら・し・く・おいしかったこんなふっくらとして、味が濃く大きな牡蠣は初めてかも・・という感じ。サーモンもものすごく脂が乗っていて・・。あるところには、あるんだぁ・・なのです。確かに、高級ホテルもあるし、大金持ちも住んでいますから、そういう食材が入ってきて当然なんですが、あるところには、あるんですよね。そういうルートさえ、上手に見つければ。しっかし、誰がこんないい牡蠣を、日々、食べているんでしょうねどうしてもっと、出回らないのでしょうね。まあ、とにかく、その社長さんにたっぷり愛想をふるまいておきましたから、また、連絡してくれるでしょう。・・と、たまにはいいお魚をいただけるかも・・と、目の前がようやく、明るくなってきているのです。ということで、サーバートラブルで、なかなか更新できないんですが、まずは、メリークリスマス
2008.12.23
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着任早々、他にやることがいっぱいあるだろう・・と思いながらも、行ってきました、アルジェ唯一のゴルフ場。こういうところが、日本人です。それにしても、聞きしに勝る・・というか。これまで、世界のいろんなゴルフ場、見てきましたけれど、ここは、凄いなんというか、ゴルフ場の原点を見るような・・というのでしょうか。どう、凄いかといいますと、まず、クラブハウスのレストランは閉まっている。ロッカールームは、メンバーでないと使えない。もっとも、中にロッカーもなくて、わざわざメンバーになって使いたいようなロッカールームでもない。トイレも汚い。クラブハウスの掃除というのをしてないのではないか。だから人は、車の中で靴を履き替えて、車に荷物を置いたまま・・入るんです。プレイし終わったら、シャワーも浴びず、そのまま帰る。そして、そもそも、芝らしいものがない。よってコースは、フェアウェイがなく、ラフは本当の膝までの草むら。一度ボールが入ったら金輪際見つからない。雨のあとは、グジャグジャ。なにやらかたつむりの化石みたいなのが、いっぱいあるんですよね?「これ、かたつもりの化石ですか?」って聞きましたら、「いやいや、化石ではなく生きていて、時期になると、この何倍もの量がウジャウジャ、動き回る」・・のだそうで。グリーンは、「そこには、草がない」だけ。もちろん、ボコボコで。どこからグリーンでどこがエッジかも、判断しようがない。パットをしますでしょ。その時はキャディが、あの窓ふき用のスィーパーみたいなので、前を均すんです。ほら、冬のスポーツのカービングみたいに。駐在員の中には、マイ・スィーパーを持っている人もいるんですよ。で、キャディに渡して、前を均させる。そんなことやったって、ボコボコは直りようもなく、まっすぐ打ったボールが、途中でピンと横に曲がったりする。ティーグラウンドも、「そこにマジックで書いた汚い看板が立っているだけ」。平らな所に立ちたくても、平らなところがない。バンカーらしきところはあるけれど、砂の代わりにペンペン草が生えている。ここでやっていると、バンカーショットが下手くそになるのだそうで。プレイフィー1500ディナール(2000円ちょっとぐらい)、キャディフィー1000ディナール。これ、一見お安そうですけれど、内容を考えれば、決して安くはないと思いますね。まあ、でも、2日続けてやりましたよ。泥んこになりながら。どんなコースでも、ゴルフはゴルフ。久し振りに歩いて、清々しいいい気分でした。遠くマイアミに住む、シングルプレーヤーの友人が、「ないより、ましでしょ」とメールくれましたっけ。確かにこんな状態でも「出来るだけまし」ですもんね。ということで、ひたすら精進精進・・なのです。
2008.12.22
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アルジェに来て、ほぼ1週間。今、目の前には、みごとに青い空が広がっています。「これが、本来のアルジェなんだよ」と、こちらに長い駐在員も、地元の人も、誇らしげに言います。「ああ、そうなんだ」と、ほっとします。やはり、地中海沿岸というのは、こうでなくちゃ。我々は、とびきり特別に異常な気候のときに、どうも到着してしまったらしい。やれやれ・・なんです。町を車で走っていて、感じるのは、なんとなく、穏やかで整然とした雰囲気・・でありましょうか。なんでだろう と考えました。なにしろ海に向かった狭いところに、発達した街です。坂が多くて、道路は狭くて、車がひしめいているのです。常に車の渋滞状態・・なのです。それでも、なんとなく、のんびりと穏やかな印象がある。あ、落書きがとこにもないんだ と気がつきました。あの、暴力的なペンキをまき散らしたような、町の落書きがどこにもない。いろいろな街を見てきて、町の荒廃と、ペンキの落書きは比例する・・と信じています。ペンキの落書きと、その辺にまき散らしたゴミの量でありましょうかね。荒んだ町ほど、そこかしこにぺンキの落書きが多い。ほったらかしのゴミも多い。それは、日本の町でも言えるように思います。でも、ってことは、ここは荒んでない??・・まだまだ、なんとも言えませんが、ね。
2008.12.21
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アルジェは、アルジェリアの首都で最大の都市なんですが、日本レストランはありません。それは覚悟の上で、こちらに来たのですが、イタリアンも1軒だけ、あと、タイ料理の店と、怪しげな一軒家で韓国料理を出すところが1か所あるのだそうで。え それだけ と思いますよね。到着した夜、アルジェリア料理のレストラン行ってみました。クスクスにかけるスープなど、とてもおいしいのですが、4人で春巻きみたいなのを一人3個と、そのあと、クスクスを食べて、地元のビール少々とアルジェリアワインを2本空けて、で、お勘定は日本円で3万円弱。 高い!あんまりだと思いません?でも、聞くところによると、ホテルのレストランでビュッフェなんかを食べると、もっと高くつくのだそうです。最低賃金が4~5万円、というこの国で、どうしてそんなレストランがまかり通るのか?町の店を覗きますでしょ。まず、お米がない。少なくとも日本食に合うお米はない。かろうじて、1種類あるのだそうですが、目下品薄で店頭にはない。フルーツは豊富ですが、イタリアにこんなに近いのに、ルッコラもバジルもない。地中海性気候なのに、トマトは貧弱である。イスラムなので当然豚肉はありませんが、牛肉はやたら硬い。目の前が海なのに、どうも新鮮な魚が手に入らない。人間って、食事さえおいしくいただければ、たいていのことは我慢できると思うのですが・・ウーム、困ったでありましょうか。ただ、ふたつ、安くておいしいものを発見しました。羊とチキンです。これはうまいということで、ここ2日つづけて、子羊のローストです。庭のローズマリーで、ちょいと香りをつけて。フフ、なかなかゴージャス。しゃあない、ここにいる間に一生分の子羊を食べておこうか・・今、そんな風に腹を据えるか・・と考慮中なんでありますよ。
2008.12.18
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久しぶりの更新です。今、アルジェリアの首都・アルジェにいます。13日に成田を発って、パリで一泊し、ようやく着いたアルジェ。パリも冷たい雨、アルジェも雨の出迎えでした。そうなんです、夫の転勤に付いて私も今、アルジェに来ていますフランスのニースかコーダジュールのような・・と聞いていた風景は、およそ、そんなではなく、青い空が広がって・・というのも、ここ数日は雨ばかりでありまして、暗い。寒い。物悲しい。イスラムの国のため、クリスマスの飾りつけもなく、物価は思った以上に高くて、クリネックスティシュ1箱が、300円ぐらいもする。ショッピングセンターも、デパートもなく、かつ、楽しみにしていた「篤姫・最終回」も「風のガーデン・最終回」も見逃しで、なんともなぁ・・なんでありますが、ま、ようやく、インターネットにもつながったことですし、とにかく、荷物を片付けて、新しい世界を覗いてみようと思っておりますよ。ということで・・まずは、新環境のご報告を。
2008.12.17
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