再出発日記

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2010年08月25日
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カテゴリ: 洋画(09~)
オリジナルは実はまともには見たことが無い。だからほとんど初見と同じなのだけど、一つ一つのエピソードがとても丁寧で、完全に登場人物たちに自分の気持ちをシンクロできる、とてもいい映画だった。

01ベストキッド.jpg
監督 : ハラルド・ズワルト
出演 : ジェイデン・スミス 、 ジャッキー・チェン 、 タラジ・P・ヘンソン 、 ハン・ウェンウェン 、 ワン・ツェンウェイ 、 ユー・ロングァン

ジェイデン・スミスはとてもいい役者になった。見事な感情表現、たった一人で出ていても充分にみせる存在感、カンフーの技の切れをみてもどれだけ彼が訓練したのかよく分かる、そのプロ根性、将来本当に楽しみだ。

どうやらオリジナルと変わったのは、舞台が中国北京になったところ、競技が空手からカンフーに変わったところみたいだが、それがいい効果を生んでいる。北京は日々変化している街だ。(私が行ったのが10年くらい前、あんな近代的な設備ができたてるんだ、とびっくり)それなのに、三千年の歴史は深いからすぐ身近にとても古いものがある。日帰りで世界遺産の万里の長城にいける首都だし、横丁に入ればたぶん今でもジェイデン・スミスが逃げ込んだ裏道が広がっているはずだ。その北京の魅力が最初から最後まで出ていて、「行ってみたい」と率直に思わせる映画になっている。カンフーは云わずと知れたジャッキー・チェンのお家芸。その彼が先生になるのだから、その教え方、精神論、全てが説得力がある。しかも中国だから、アメリカと違って敵方の生徒たちがカンフーやっている、大規模な大会があるのは、至極当然何の違和感も無い。(ところでカンフーの聖地みたいだったあの山、武当山というのかな、どこにあるのだろう?)

ひとつ気になったのは、怪我をおして決勝戦に出たとき、観衆が沸くのはいいけど、お母さんだけは心配な顔をしてほしかった。あんなに喜んじゃいけないでしょ?

転校生がいじめられて、奇跡的に強くなっていく、これはいまやひとつの物語のスタイルといっていい。そのスタイルの完成度から云ってこの作品は最も高度なところまで行っていると思う。





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最終更新日  2010年08月25日 12時15分34秒
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