再出発日記

再出発日記

PR

フリーページ

お気に入りブログ

老人力あれこれR4 New! Mドングリさん

韓国旅行2024夏旅1… New! suzu1318さん

「ウは宇宙船のウ」… New! 七詩さん

ドバイチョコレート New! はんらさん

週刊 マンガ便 小… New! シマクマ君さん

カレンダー

2011年01月13日
XML
カテゴリ: 韓国旅行(09~)
11月5日(金)晴れ


863サンドイッチ.JPG
朝7時のバスに間に合うように、6時40分に出る。コンビニでサンドイッチを買い、飲み物はモーテルに備えてあった栄養ドリンクを二本貰ってきてバスセンターに入る。モーテルには大抵、冷蔵庫の中にサービスのジュースかドリンクが入っている。二人で泊まるのが通常だから大抵二本入っている。出費が高めに推移しているので、これから朝は基本的にこれらのジュースとコンビニのパンかおにぎりで済ませて決して店には入らないようにしようと決める。

864?.JPG
咸安(ハマン)行きの時間を見ると、18:45と書いてある。あれおかしいぞ、と思ったが、窓口に言うとちゃんと7:00出発のがあった。1日に2本しかない貴重なバスである。霧の中を一時間のバスの旅。やはり内陸部は冷えるのかもしれない。日中は14度くらいにはなるのであるが。

咸安のバスセンターに着いたが、観光地図は道路が書き込まれていないので行きたい古墳群がどのくらい離れているか見当が付かない。恐る恐るタクシーに「末山里(マルサンニ)古墳群までいくらくらいかかりますか」と聞いてみる。3000wとの答だったのですぐに乗った。実際は3600wだったが、もう私は約束が違う、と怒ったりしない。交渉ごとでは「ふっかける」のがこの国の常識なのだ。

868古墳群全体図.JPG
タクシーで10分も行かないところで古墳群はあった。ここは伽耶時代の後期に栄えた安羅国一族の墓である。山の上にびっしりと円墳が作られている。

865独立等.JPG
韓国らしく四号墳の隣に3.1独立運動の記念碑があった。大きい墳墓には全部登ってみた。遺跡は展示品や写真を見てもわからない事は多い。その場に行く、出来たら登るということが大切だ(と、私は信じている)。見た順番は違うが、一号墳から見えてきたことを言う。

881一号分.JPG
一号墳の墳墓はこの古墳群がある小高い山の北の突端に位置する。山の頂上部ではないが、この突端からは当時の中心町が一望に見えていたに違いない。

883一号分景色.JPG
墓の上に上ると人が立てるのは多くて二人くらいだ。この上に登ったものがいたとしてもせいぜい神官と王ぐらいな者だったろう。この墓は人を崇めるものとしては当時としては最大のものが作られたに違いない。

884菊.JPG
道沿いに小菊が沢山咲いていた。日本のそれと似ているけれども、花がとっても小さく、茎が伸びないで藪状に咲く。日本には無い品種のように思えた。

876二号分からの風景.JPG


878三号分.JPG
三号墳は二号墳のすぐ隣にある。少し下側にあって二号墳を立てた感じになっている。夫婦か弟か、それとも父を慕う子供か。

875四号分.JPG
そして四号墳はこの古墳群最大の大きさを誇る(直径39.3m 高さ9.7m)。おそらく安羅国が一番栄えた頃だったのだろう。ここは二号墳よりも一段低い丘陵にあるのであるが、ここに上ったとき、一番高い墳墓のように思えた。反対に言うと、二号墳より高く感じさせるまで墓を大きくしたのかもしれない。

873四号分からの風景.JPG
この王墓の山では二番目にいい立地なのだろう、二号墳では主に北から西にかけての景色がよく見えたのに対して、ここからは、現在の咸安の中心地が一望に見える。

888十号分から風景.JPG
写真は十号墳から見える風景。四号墳から5-9号墳までは下側の尾根に作られる。そうせざるを得なかったのかもしれない。それだけ四号墳の力は絶対だったのだ。四号墳から五世代たってやっと墳墓は山の稜線に戻る。十、十一号墳は南側の稜線に陣取る。もしかしたらその間に領地が南のほうまで広がったのかもしれない。しかし、そのあとは墓はそれほどの規模にはならずにしかも下側に作られていく。やがて安羅国は六世紀末に新羅に滅ぼされるのである。

910博物館.JPG
というようなことを、何の根拠も無く、私の想像だけで考えて見ました。西の麓には咸安博物館がありました。昔ながらの博物館であります。中学生の団体が来ていました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年01月13日 08時51分05秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな@ 自然数の本性1・2・3・4次元で計算できる) ≪…三角野郎…≫は、自然数を創る・・・  …
永田誠@ Re:アーカイブス加藤周一の映像 1(02/13) いまはデイリーモーションに移りました。 …
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
生まれる前@ Re:バージンブルース(11/04) いい風景です。 万引きで逃げ回るなんて…
aki@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) 日本有事と急がれる改憲、大変恐縮とは存…
北村隆志@ Re:書評 加藤周一の「雑種文化」(01/18) 初めまして。加藤周一HPのリンクからお邪…
ななし@ Re:「消されたマンガ」表現の自由とは(04/30) 2012年に発表された『未病』は?
ポンボ @ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) お元気ですか? 心配致しております。 お…
むちゃばあ@ Re:そのとき 小森香子詩選集(08/11) はじめまして むちゃばあと申します 昨日…

バックナンバー

・2024年09月
・2024年08月
・2024年07月
・2024年06月
・2024年05月
・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: