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日系英国人がノーベル文学賞を獲って、なぜか日本のマスコミを賑わせていた頃、正真正銘日本人が参加する国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に、ノーベル平和賞が授与されると決まった。マスコミは、見事なほどに無視した。まるで誰かさんに「忖度」するかのように。
そのICAN国際運営委員川崎哲氏のインタビューが、平和新聞11月25日号に載った。とても重要なことを言っていた。
すなわち、
︎禁止条約には、実効性がないのではないか?
︎核抑止力は有効か?
二つのよくある反論について、明確に答えているのです。
少し妙録する。
米国などの核保有国が核兵器禁止条約への参加を拒否しているため、禁止条約では核廃絶を実現出来ないという見方もあります。(略)
現代社会では、圧倒的多数の国々の参加を得た国際条約は、非加盟国について、法的拘束力は持たなくとも、あからさまにこれに反する行為はとれません。条約の著名国が今後100ヶ国に迫る状況になれば、公然とは否定出来ない規範として、政治的力を持つようになります。
核抑止力という考え方は間違っています。
核兵器を持つことでより安全で平和になるのであれば、全ての国が核兵器を持った状況が最も安全で平和な世界だということになってしまいます。そんな世界には、誰も住みたくはないでしょう。
それに、核兵器に本当に抑止力があるのであれば、北朝鮮が米国や日本に核ミサイルを発射することはないはずですし、私たちが不安を感じることもないはずです。現実に私たちが不安を感じている時点で、すでに抑止力がないことが証明されています。
かなり説得力のある言葉だと思う。私も使っていきたい。
今号は、見開きを使って、全面的に「北朝鮮 核・ミサイル開発問題」批判をしていた。併せて読みたい。
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