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7月17日の続き土曜日、来た時に行った肉屋さんにより、この前おいしかった牛肉のフィレ(この前より、よくなさそうだ)とラムのステーキを買い求めた。ショーケースの張り紙でチキン一羽5.5ポンドとなっていた。「どれ?」と聞くと、ショーケースの中の一羽を指差し「これ。」と。大きいチキンである。ブロイラーかフリーレンジか聞くと、ブロイラーだけれども、とてもよい環境のブロイラーだから味はとてもよい、と言うことであった。そうか・・・買ってみるかと食指が動く。その代わり、調味料のすりこみはクリストファーにやってもらわねばならない。私はこの鳥肌がとても苦手なのだ。ローストチキンは私の料理ブックにははいっていない。これは新たな挑戦なのだ。家に帰ってから、さっそくお塩と胡椒を擦りこんでもらった。30分ほど置いて熱したオーブンの金網の上に乗ってもらった。おもったより、重いチキンみたいだ。クリストファーがどちらを上に置くのか?聞いていきた。おなかを上においてみてくれる?と頼むと、そのようにしてくれた。その後20分、香ばしい香りがしてくる。ぱちぱちと、とても楽しげだ。何度かひっくり返したりしたいと思ったが、これが至難のわざであった。二人で、協力しながら裏返しにしようとしたら、なんとつるっっと、チキンは私達の手の中から、逃げてしまって、床の上に不時着。うわ~~3秒ルールだ。急げ、でも熱いぞ、やけどするなぁ・・・と、ばたばたとチキン協奏曲がにぎやかにながれた。クリストファーがフライ返しとお玉を持ち、私は紙タオルを少し厚めにとり、ようやく、二人がかりで網に戻ってもらった。二人で大笑い。逃げた七面鳥じゃなく、逃げたチキン♪~チキンを抱えたときに、手羽をもったら両側に広がり、大きなチキンだったのを再確認。なんか、今日は、床をしっかり掃除し拭き掃除しておいて正解だったわけだ。チキンの脂で汚れてしまった床を再度丁寧に掃除した。はっと自分のほうを見やると私のリラックスズボンも脂が多量跳ね飛んでいる。ううっつ、これを見て再度、チキン騒動に大笑いである。これだけ汚れたら、笑うしかないでしょうってなもんだ。その後、30分待ち、ロースト終了。ローストで難しいのは、ローストしすぎはおいしくないし、ロースト不測は食べれない。この加減がいつも難しい。他の野菜たちと一緒におさらに盛り付けて、いよいよ食す。「うまいではないか・・・」どうやらローストチキン成功らしい。大きなチキンだった。もも1本でおなかがいっぱいになってきた。クリストファーは脂身がきらいなので、私が手羽を食べた。お肉屋さんのお姉さんが言っていた通り、おいしい。ところでこの肉屋のお姉さん、お兄さんが農場をやっていて、牛とか羊を育てているらしい。そして、それを彼女が売っているというファミリービジネスなのだ。お肉のパーツを聞くと、いつも自分の身体を手で押さえてこの部分だよと教えてくれる。そのやり方がかわいいのだ。ちょっと(だいぶ)太っているのだが、しっかりの働き者と見た。が、この御姉さん、脂身のお肉がとても好きらしい。ポークのミンチを作っているのを見ていたら、しっかり脂の部分が入っていた。彼女は、このミンチを使ってポークパイを作るに違いない。また太りそうだなぁ・・・と人事ならぬ自分のおなかをさすってしまった。食後、チキンの肉を骨からはずし、スープを作った。明日これでサンドウィッチを作りスープを作り、お昼にしようと早速準備にとりかかった。7月18日(金曜日)今日は、昨日のチキンでサンドウィッチとスープを作った。クロマティーまで行こうと計画した。クロマティーはカフェとかあるので、いらないかもと思ったが、準備をした。それらを用意してさて出動。目指すはクロマティー。もし私達がラッキーだったらイルカ達に会えるかもしれない、とルンルンで車に乗った。が・・・・これも私達夫婦の不協和音なのか、ナビをしている私の指示を無視し、反対側行こうとするだんな。「えっつ?、どこに行くの?」「とりあえずこっちに行って見ようかと思うんだけど。」「ぬんだぁ・・だってクロマティーに行くんじゃないの」「さきにこっちに行ってから、それからクロマティーに行けばいいかと・・」とにかく、距離感が悪い私達である。10マイルって書いてあると高速道路(英国では高速道路とは言わない、モーター道路という)と同じように15分くらいって思ってしまうらしい。田舎道はそんなわけには行かないのだ。結局、ポートマハドックっという岬の突端までやってきた。これがよい村。二人で気に入ってしまった。クリストファーも転んでもただでは起きぬ、イギリス紳士?しばらく車を降りてこの小さな村を歩いてみることにした。何が気に入ったかといわれると、応えに困るが、雰囲気がよいのである。人がたくさんいるわけでなく何気に寂れているような気さえしてくるのだが、村のインフォメーションボードを見ると、いろいろな行事が貼り付けてある。なんだか、活気のあるコミュニティーのように思える。行事 のいくつかは、フィンドホーンを思い出させる。一軒のレストランのメニューをみて「生牡蠣」をみた。生唾ごっくん。値段を見て思わず「高っ!」でも食べたいと思った。メニューを見ると昨日のドーノックの個室レストランが高いなどとは言っている場合ではない、このレストランはお一人56ポンドだ。でもフレッシュな魚介類がたくさんありそうだ。察するにこのレストランは自分のボートを持っているに違いない!ここで御昼ご飯が食べたいぞ。っとまたもや思ったが、無収入者の私達には無理というもの。海辺に同じ家が3軒建っている。ホリデーコテージだ。「うわ~~いいなぁ。こんなところで1週間暮らしてみたい。」と上を見ると「ドルフィン・コテージ」。あのコテージはもっと眺めがいいだろうね・・・ホリデーコテージのチラシを見つけてみてみたが値段が書いてないのがミステリー、高いのだろうか、安いのだろうか、皆目検討がつかない。とにかく、家からの眺めが青い海・・・・私の憧れである。
2008年08月08日
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7月17日木曜日今日は、歩いてドーノックまで行こうということになった。(片道約10Kmくらい)御昼は町でご馳走してくれるというので、作らなかった。お茶とビスケットとお水をリュックサックに詰めて出かけた。日曜日に海岸をず~~と歩いてくたびれたので、今回は道路を歩くことにした。私達の滞在しているコテージから林をバックにして建っている大きな家が見える。この家を初めてみたときから、何気に気になっていた。ほとんど、このあたりの家々は海が見えるように建っている。全部の家といっても過言ではなく、海または湖の景観を持つことがステータスのようにそれぞれのコテージは建設されているのである。しかしこの家は、逆だ、海を背にして建っている。まぁ建築したときには低かった木が成長して景観を損なってしまったかとも考えられるのだが・・・どうもへそ曲がりの家の持ち主の気概が感じられた。こういう一風変わったものをみるとついつい気になってしまうものだ。クリストファーが「きっと海風から家を守るようにしているのではないか?」と言ったが、わざわざ海のそばに家を持つ人がそんなこと思う?とその考えは即、排除された。海のそばといっても、水際までかなりの距離はある。1Km以上はあると思う。一応私達のコテージからフリート湖まで早歩きで10分(坂を下るので早いのだ)。スコットランの北はずれにまできて風を避けるのは、至難の技と言えよう。強風、暴風、そよ風、風地帯である。風力発電すればお金が儲かるのではないかと、ついつい思ってしまうほどだ。他人のことなのに、毎日毎日この大きな家が私達の視界にいやおうがなしに飛び込んでくるのでますます気になってしまう。遠くから見ると瀟洒なマナーハウス(とまではいかないにしても)に見えた。壁の色もオレンジ系のおしゃれな感じに見えていたのだが・・・この前横を通ったときに気づいたのは、それはまったくの勘違いだったということ。壁の色はコンクリート色、窓枠の水色のペンキの色もはげかけていた。え?この家が毎日見ているお屋敷??いやそんなことはナイだろうと、自分の方向感覚を否定したのだが、家に戻りもう一度この家を見てみたら、やはり、あの家だ。オレンジの壁だと思っていたのは、家の横に建っている大きな物置小屋のトタン板の屋根の色だと気づいた。まったく距離と言うものは幻影を見させてくれるものだと、内心苦笑した。で、ますますこの家が気になりだした。この家のことばかり話ので、クリストファーが「あの家を買いたいとでも思ってるの?」「ココに住みたいの?」と聞いてきた。答えは即「NO」だったが、何気に気になってしまうのだ。私の頭の中でファンタジーが、物語が沸いてくるのだ。そしたら、クリストファーが、「あの家は幽霊屋敷にちがいないよ・・・」と言い出した。ふむ、そうかも、とうなずく私だった。あぁ~中がみてみたい。って思っていた、そして今日この家の脇を歩くチャンスがやってきたのだ。今日こそは、庭まで入ろうとしたら、あら?煙突から煙が出ている。って言うことは誰かが住んでるって言うことだ。きっと一番端っこのスペースにだけ誰かがすんでいるのだろう。英国の家は、集合住宅のように何軒かが一緒に建っているケースが多い。この幽霊屋敷を冒険しようと思ったが、幽霊屋敷とおもったことさえ、失礼なことだったなぁ・・・とあきらめた。草ぼうぼうで荒れ放題の庭に、大きなりんごの木があり、果実がたくさん実っている。大小3つの物置小屋も朽ち果てていて、修理するのにお金がかかりそう・・・と横目で見ながらこのお屋敷を後にした。エンボまでは、道路を歩いた。エンボまで行けば昔の鉄道跡が遊歩道になっている。ゴルフ場を見下ろしながら歩くことになる。雑草が元気にすくすく伸びている、雑草天国だ。ブラックベリーの花がたくさん咲いている。この街道はとにかく異常にラズベリーが多い。ラズベリーだらけである。称してラズベリー街道だ。日に当たる状態によるのだが、日当たりのよいところは、果実が真っ赤に熟していて甘くておいしい。ラズベリーを摘みながら、口にぽいぽい入れてイク。「しあわしぇ~~」建築中の新しい家がある。こういう辺鄙なところは建築許可を取るのが難しいのではないかと思っていたが、国立公園として指定されているわけではないので、けっこう簡単なのかも。と思った。けっこうモダンな家が多い。お金かけてるなぁ・・・と思うような家もたくさんある。私達は今借家に住んでいるので、売り家の看板を見るたびに、ハンティングモードになっていくのが面白い。スコットランドのほうが家は値段的に買いやすい、が、移動してきて何をするのか?が問題である。こういうところで、リトリートハウスをやってみても、誰が来る?こういう辺鄙なところまで氣康の患者さん来てくれる?ちょっと実用的ではないような気がするのだが、まぁ神のみぞ知る。青い海を見やりながら、ラズベリー街道を歩いて、小鳥の歌に耳を傾けながらドーノックまで楽しんだ。初めての方向からドーノックの町に入り込んだ。大きなお屋敷街を通り過ぎて町へでた。お昼ごはんを今日は、町外れのパブでとることにした。メニューの値段が安いのが気に入ったらしい。私達は無収入者になったので、節約しなければいけないのだ。英国の外食代は、日本と違い高いのだ。私は、本日のスープ2.95クリストファーはハンバーガーとチップス3.95パウンド?お客さんの層を見ると、ダッチ(オランダ人)の英語が目立つ。このドーノックは、よく大きな観光バスが止まっているので他の国からの観光客でにぎわっているようだ。お店の中で働いている、従業員の人たちは若い。そして愛想がよい。が、この子たちは英国人でない。多分イースタンヨーロップの人たちであろう。よく働いている。ぼんやり眺めていたら、中年の女性がお客さんの集団と入ってきた。観光ガイドなのかな、と見ていたら、カウンターの中に入り、ペンとノートパッドを取り出して、注文を取り出した。え?このレストランの従業員なのかしら?それにしては、従業員同士が挨拶をしない。なんかとっても変?同じ職場で働くのに、挨拶なし?なんだかお互い無視してるような変な空気。きっとこれがこの人たちにとっては普通なのかもしれないが。フィンドホーンだったそんなことないのにと、フィンドホーンでのグループでの働き方をちょっと自慢に思った。 食後のお茶は場所を変えて飲もうということになった。もう一軒のカフェに行ってないので、ラストチャンスだから、行ってみようということになった。ゆっくり歩きながらカフェへ移動。このあたりの店屋さんはハードウエアショップと書いてありながら、アウト・ドアー用品を売っていたり、アウト・ドア店って書いてあって、おもちゃが売ってあり本業は釣具店なのではと思うようなつり用具の品々である。小さな過疎的な村を理解するのは、難しいのである。ファーマシーにベーキング用のいろいろな種類の小麦粉が、薬と一緒に売ってたり、靴があったり、すべての店は雑貨店兼用なのだ。どのお店も生き抜くのに大変だ。もう一つのカフェの隣にROOMという名前のレストランがある。4コースのコース料理で一人36ポンド。一見高いように見えるが、4コース平らげられる人には、そうでもないだろう。どうもこのレストランのコンセプトは個室で食事をするようになっているらしい。どの部屋もオン・スィートだと書いてある。食事の部屋はバストイレ付・・・・このレストランを見つけたときから、とっても興味があったのだが、クリストファーは絶対高いから嫌だと、私の興味心を満たしてくれるほど、協力はしてくれないようだ。「考えてみて、こうやって専門的なレストランを営業するのには、きっとものすごく料理に自信があって、無駄をださない、って言う点では、スペシャリティーのないこの町の中では、ものすごいチャレンジなんじゃない?」となんとか、クリストファーから「YES」じゃー予約して食べてみよう、という答えを聞きたいばっかりになんとか、説得しようとしているのだが、二人で72ポンド、もしそれにワインを入れたら多分100ポンドの声を聞くかもしれない、という気持は、彼の首を縦に振ることは不可能だった。まぁ、次の機会にしよう。私も、よく「レストランをやったら?」といわれることがある。もし私がレストランをするのなら、普通のレストランみたいにお客さんを待つのではなく、注文されてから作るタイプのレストランをやりたいと思っている、だから、一日、本当に1組とか二組のお客様で、精神誠意尽くすタイプのレストランをやりたい。この亜食の時代において、ホリスティックな食事を供給したいのだ。身体と健康そんなものが一つになり、地域の作物、フレッシュなものを身体の中に取り込むような、食べたら感謝の気持と愛があふれ出すような食べ物を出せるようなレストランをしたい。となると、1食はこのレストランより、高くなるだろう。スターター、メインコースそして、デザートにコーヒーあるいはティー。の4コース。お一人様、まぁメインコースの材料にもよるが50ポンド以上のものになるだろう。こういう商売ができたら楽しいだろうなぁ・・・・お客様は世界各国からやってくるのだ。もしかしたら私が世界各国を歩いてお料理して歩くって言うのもいいかも。と止め処もなく自分の我は広がるのであった。
2008年08月08日
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7月16日(水)朝早くおきてお弁当を作った。ハムサンドにたまごサンド、そして野菜スープ、果物、ビスケットを用意した。でもお天気がよくないらしい。とうとうクリストファーは遠出をあきらめたらしい。高い山に登るときはやっぱりお天気がよくないと、意味が半減する。去年オールドマン・コニストン(803m)を登った時、1m先が見えなかった。ふもとが晴れていても、高山は曇っていることが多々ある。晴れることを期待して歩き出したのだった。がそのまま、曇っていて、1m先も見えない状態で頂上に到着した。こういう深い霧の中を歩くのは、初めてだった。自分の目の前にフォーカスしながら注意深く歩いた。翌日、また別のルートで登った。頂上まで晴れていて、見晴らしは最高であった。ついでに尾根を歩くことにナり、永延と言う言葉使いたくなるような感じで歩いた。途中、てっぺんというのにふさわしい場では、高所恐怖症の私は、岩にしがみついてへっぴり腰で這っているという感じで歩いた。こわごわ歩いていたので「Are you all right?]と皆声をかけてくれる。自分でいうのもなんだが笑えてしまう。「Yes, I am all right, thank you.]恐怖は疲れを増徴させる。とにかく、疲れた。何が楽しくて、こんな歩くのかしら、という考えが浮かんでは消えた。しかし、野の花の美しさや小鳥達の出現、息を呑むほどの景色に遭遇すると、来てよかったって思うのだから、自分の感情の矛盾に苦笑したりする。話は、スコットランドに戻る。コテージのホルダーの一つに入っていたメッセージにスティーブさんとエスタさんの農場の案内があった。彼らは9年前にヨークから移動して自作自農の生活を始めたらしい。そしてその作物が売れる様にまでなったと、詳しいお手紙が入っていた。とても彼らの農園に興味を引かれた。朝に電話を入れたが留守番電話だった。留守番電話に話すのは、超苦手だが、一応メッセージを入れた。最後にまた後で電話しますと言い残して電話を切った。今日の予定では、自転車でLoch Buidheビューヘ湖と発音するのだろうか・・・行く予定だった。土地勘がまだなかった私は、エンボの彼らの農場と今日の行き先は同じ方面かどうか、夫に聞いたのだが、いつもながら言葉に誤解が生じ、結局クリストファーは私が農場に直接行きたがっていると理解し、車で農場に行こうという結論になった。これは、ミスコミュニケーションが生んだ時間節約の結果なのか、はたまた、コミュニケーションはどうでもよいから、何をしたいのかを優先したコミュニケーションプログラムなのか・・・一路、エンボストリートの彼らの農場、Bumblebeeバンブレビーコテージに行った。はたして、彼らは家にいるのだろうか・・・・はい、いました。スティーブが彼の仕事場、(彼は家具職人らしい。)に入ったところをキャッチした。なんと、彼らは、私達の村から8マイルくらい離れたサースクからここドーノックまで移動したらしい。小さな家を買い、9年がかりで、増築し、庭を切り開き、自給自足の生活を志したらしい。スティーブが大工さんというのも幸いしたのだと思うが、いまや、かれらの農場は小さな楽園だ。自給自足からそれを販売するというところまで来ている。地元のホテルでは彼らの農場から作物を定期的に買ってくれているところもでたとか。それにファーマーズマーケットに出展したり、非常に忙しくなったといっていた。商売にするには安定した収穫が必至である。それで、新しい温室も2つ増築したそうだ。で、ますます忙しくなってしまったと。定年退職を志、この偏狭の地にやってきて、またまた忙しい日々をすごすことになったのは、皮肉なのか、自然なのか。人生は面白い。エスタが自分の農場を案内してくれるということになり、彼女の後にくっついていった。秘密の花園みたいに花々が咲き乱れている。元気な鶏達もいる。犬が2匹、名前は、サムとリリィー。サムは甘えて、なでてもらいにやってくる。「お前はたくさんの愛が必要なんだね、サム」といいながらなでてあげると、だんだん調子付いて抱きついてくる。おいおい、重いぞよ。温室にたくさんのビートルートとか豆類がなっていた。コジェット、レタス、キャベツなどなど。ビートルートを3本、葉っぱごと。私はこのビートルートのこの葉の炒め物が大好物である。イチゴがたわわに実ってる。生唾ゴクリ・・・おおきなラズベリーがたくさん実ってる。今日買える分だけ買わせてもらって、残りは土曜日ということで農場を後にした。こんなに素敵な農場とすばらしい環境の下で暮らしているのに、エスタはリュウマチで苦しんでいる。今は24時間のモルヒネを投与してもらって、痛みから解放されて、なんとか農業ができるそうだ。が・・・なんだか、明るい笑顔の中にあるしんどさが言葉から出てきて、気の毒に思った。9月に骨を削る手術を受けるそうだ。体質改善を徹底的にしていかないと、モルヒネに身体を支配されるのは、そんなに遠くはないのではないかと、危惧するのは私だけだろうか。たくさんの人たちが痛みを消すために、違う方向に行っているような気がしてならない。痛みは、つらいが、それは痛みを感じないよりはいいのだ。私も歯が痛くなるたびに、しんどいけれど、痛みを観察している。この痛いのを作ったのも自分自身なんだから。身体の声を聞かなくては、と思う。痛い間は、話ができないほどだけれども、痛みに感謝している。身体の痛みは大事な信号だ。ありがたく感じよう・・・でも痛みは私も嫌いである。痛くない自分の身体に感謝である。コテージに戻って、サイクリングで近くの湖に行ってピクニックをしようという計画で、自転車にのりい出発した。が、お尻がいたい。なんとか、我慢しながらスケルボ城の跡をこし、かなり行ったところで、こりゃだめだと、ギブアップ。家にもどり、車で途中まで行き、そこから歩くことにした。この自転車のサドル、まったくきついのである。車で10分ほど進み、いざ歩こうとしたら、例の歯の痛みが襲ってきた。ズキーーンと、さっきまで自転車をこいでたときに寒かったから、その温度差が歯にしみるらしい。そしたら、外は蝿の大群が押し寄せてきた。ちょうど日向に車を止めたので、それで蝿がたかってきたのではないだろうか。歯は痛いし、蝿がすごいし・・・なんなんだぁ・・・気長にクリストファーは待ってくれているが、とうとう、この蝿の大群に恐れをなして、車をもう少し走らせて、上のほうに行けば蝿は来ないだろうと、運転を再開した。狭い道で車がすれ違えない。駐車できるところを探しながら前へ前へ、とうとう湖まで来てしまった。風が強くて、海みたいになっている。雨が降ってきた。この寒々とした風景を見ながらお弁当にした。こんな寂しそうなところでも家は建っている。人間と言うのはすごいなぁといつでも思ってしまう。野菜スープのスプーンを持ってくるのを忘れてしまった。とりあえず、サンドウィッチを食べて、暖かいお茶を二人で仲良く飲んだ。湖のところに海岸のように砂地があり、そこで焚き火をした跡があった。風がなければきっとよいに違いないと思いながら、この自然の雨と風の威力には逆らいようもなく、しばし呆然として、そこを後にした。ボナールブリッジを径由しようということになり、細い道路をくねくねと車を走らせた。湖が見えてきた、と思って地図を確かめたらしれは湖ではなく海の一部。Dornoch Firth,ドーノック湾になっていた。景観がとにかくきれいである、が、橋は・・・・むむむっつなんか「美」というものとかけ離れているような。町も活気がないような・・・今年のスコットランドはこの経済不況が大いに反映して客足が十のいいるようだ。なにせガソリン代の値上がりがすごいのだ。でもそれだけだろうか・・・橋のふもとにクラフト&カフェとなっていたので、そこに行くことにした。なにせ、トイレが~~ない。入っていったら、何気にかわいらしい喫茶店で、川べりに建っているので眺めがよい。そして、お客さんがたくさんいる。手工芸品もかわいく売られていて、食べ物もそんなに高くはなかった。心地よく、コーヒーとケーキをいただいた。売り家がけっこう目につく。いくらくらいなのかな?大きい家はそれでもまだまだ高いようだ。興味が家ハンティングについつい行ってしまう。オズモズリーの家はすきなのだが、なにせ暗いし天井が低いので、クリストファーが今ちょっとストレスを感じ始めている。それに野菜畑ができないのがつまらない。借家でも畑ができればもっといいのになぁ・・・と贅沢なことを思っている。ドーノック径由で、ちょっと買い物をして帰ってきた。クリストファーが今晩のマッスル貝の料理に合わせてシャブリのワインを買ってきていた。高いのに・・・・大丈夫かな?まぁありがたく、冷やしていただくことにしよう。さてさて、魚屋さんにマッスル貝は届いているのだろうか。クリストファーは自転車でサイクリングに出かけ、私は一人で車でゴルスピーの魚屋さんへ。実は、ゴルスピーのチャリティーショップの窓側においてあった青色のボールがとても気になっているのだ。またまた物欲が、買いたい虫がうずうずしているらしい。それに赤いモンスーンのブラウスも、あったら買おうと思っていた。はたして・・・ボールはまだあった、3.5ポンドでお買い上げぇ~~ブラウスはなかった。残念。その足で、魚やさんへ。ちょうど、荷物が着いたところらしく、運び入れていた。マッスル貝を1Kg買って3ポンド。けっこう大きい粒である。今日の夕飯は、贅沢だった。御昼の野菜スープを温めなおして、スターターにして、ビートルートの焼蒸し、葉っぱは葉っぱで調理した。マッスル貝の白ワイン蒸し。サラダ、玄米ごはん、そしてルバーブクランブル。そしてもちろんワインはシャブリである。すべておいしくいただいた。ビートルートの葉っぱの煮物とご飯の組み合わせは絶品だ。味付けのコツは、ちょっとのお醤油にちょっとのバルサミッコビネガーだ。ビートルート自体がとても甘いので、これくらいの味付けでビートルートのうまみがもっと引き出せるのだ。旅先でもこうやっておいしいものが食べれて幸せだ。ありがとう。
2008年08月06日
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Loch Shin シン湖 続きここにくるときに通りがかった、数件の家が寄り添った集落があった。クリストファーはきっとここはオルタネティブなコミュニティーに違いない、という。それでは、降りて見てみようと、車を止めた。ハスキー犬がたくさんいた。犬達がこちらに向かって吠え立てる。ボス的存在の犬は高いところで、じ~~とこちらをうかがっている。外の車に書かれている広告を見ると、ハスキー犬をつかって何かをしているところらしい。犬を叱る声がした。おじさんが外に出てきた。「ハロー・・」と声をかけて聞いてみた。おじさんはハスキー犬のレースを昔、していたらしい。話の内容からすると、今はしてない、と言う感じだが。この家家は昔のきこりの人たち、森で働く人たちの家だったらしい。そこを買い取って住んでいるらしい。だからオルタネティブ・コミュニティではなかったようだ。おじさんの生業としては、木工関係らしい。旗がひらめいているので、これも質問すると、上のほうの旗は、奥さんのアイリッシュの国旗、で下がおじさんのでスコットランドの国旗。毎日の状況で上になったり下になったりするのだそうだ。って言うことは、今日は奥さんの天下なんだね。というと笑っていた。アイルランドの国旗は緑のドラゴンが描かれていて、スコッティシュの旗は、獅子である。皇室のものには、獅子とユニコーンが描かれているものが多いが、まぁ、国旗としたら獅子が描かれている。現在のスコッティシュの旗は、ブルーに×が描かれているものだが、イギリス、ウェールズ、アイルランド、スコットランドが連合になりいまのユニオンジャックが出きたのだが、今でもそれぞれの国の旗がこうやって買えるというのも興味深い。クリストファーが彼に庭の中に立っているトーテンポールについて質問した。そのトーテンポールは、色鮮やかで4段式になっていて目を引くものである。魔よけには十分なりそうだ。それは、おじさんの作品ではなく、カナダからやってきた人の作品でインバーネスでフェスティバルがあったときに、作られたものだそうだ。2~3年はインバーネスの展覧会の会場に置かれていたのだそうだが、縁あって、このおじさんの元にやってきたらしい。こういう人里はなれたところに、住むのって、どこか憧れ的なものがある。自給自足の生活をしてみたいとたまに思うが、やっぱ相当な情熱がないと大変だなぁ・・・と彼らの精神の強さに頭が下がる思いがする。
2008年08月06日
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