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2010.02.25
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カテゴリ: 子育て

前回「次回予告」をしてから、間が空いてしまいました。お待たせして申し訳ありません。


子どもへのまなざし(続)
(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)

この本の内容のうち、付箋を貼ったところを具体的に読み返していく連載記事の第4回です。

今回は、予告通り「 人のいやがることをする理由 」というところからです。

=============================
子どもへのまなざし(続) 』読書メモ4 (p96~)
#の後の緑字 は僕のコメントです。)

・「 人のいやがることをする理由 (p96)

 「こんなことをしても僕のこと好き」と愛情を確かめている。

 親子関係の中で、小さいときから
 見捨てられるかもしれないという、子どもにとっては、
 おそろしい体験をしているのではないでしょうか。

 いつも、親から捨てられるかもしれない、
 どこか大切にされていないという
 思いがあるのかもしれません。

・いつも愛情を確認していないと、安心ができない。

#僕自身にも、こういうところがあるかもしれません。
 だれかれとなく、ということではなく、
 ただ、だれか1人は、「必ずこの人からは愛されている」という保証は
 ほしいのでないでしょうか。人間、だれであっても。

・いけないということは、その子どもにも分かっているのだから、
くどくどと叱る必要はない

 「人のいやがることをするのはよくない」と
そっと伝えればいい (p98)

#「そっと伝えるだけでは、なかなか解決しない」と
 僕などは、思ってしまいます。(^^;)

 しかし、だからといって「くどくど言ったから」といって、
 これまた、やっぱり解決しないのでありました。

欲求不満 によって生まれる攻撃的な感情 (p100)

だれもが、欲求不満になると 攻撃的 になる。

#これは、他の本に書いてあったことですが、
 「攻撃的」になってしまったときに、
 それが何から来るのか、その理由を探り、正体をつかむことが
 大事なのだそうです。
 「気づく」だけで、大違いなのだとか。

・欲求不満があるから向上心が出るという肯定的な側面もある。

・欲求不満になる2つの理由 

(1)自分がこうしてほしいという、希望や願いが受け入れられないとき

(2)過剰な要求をされたとき

・親の「ああしてほしい、こうしてほしい」
 「ああしなさい、こうしちゃだめだ」という 指示や命令の程度 が、
 大きすぎる。

子どもをおさえつけないでください (p108)

・厳しくしかったとしても、よくならず、かえって事態はわるくなる。

 (この人にさからったら、どんな目にあうかということがわかれば、
  子どもが相手のいやがることをしないだけ。

  → たえずこわい人がいなければ、ルールは守れない
   ということになってしまいます。

   ●一見おさまったようにみえるかもしれませんが、
    その子どもに、ますます人に対する不信感を、うえつけるようになる。)

#僕自身は、厳しさが必要←→優しさが必要、の2極の考えを
 行ったり来たりしています。
 今の考えでは、「集団」に対して「指導」する上では、
 おさえつけるように見えるような厳しい「指導」が必要、という考えでおります。

 ただ、なんとなくですが、「優しい←→厳しい」の2元論を超える、
 もっと大きな枠組みで「厳しさ」や「優しさ」を捉えなければいけないのではないか、と思っています。

 僕は今余裕がないので、
 「先生の前でだけでも、いやなことをしないのであれば、それでOKじゃないか」
 という、表面的な解決を求める考え(!)に陥っています。

 でも、きっと、「本当にいい先生」ってのは、
 そういう表面的なところにこだわらず、もっと大局を見ているものだし、
 「先生の前でだけいい子」という裏側の怖さもよく知っているのではないかとも
 思います。

・園でそのようなことをする子どもは、
 本当は、親にむかってやりたいのに、
 それができないので園でやっているのです。

・本当は、 子どもたちを自由な気持ちにしてあげて、
 自主的にルールを守れる子にしなればいけない
わけでしょう、
それが育児や教育じゃないですか

・子どもの望んだことを、たくさん聞いてあげてください。(p111)

・要求や指示や命令は可能なかぎり小さくする、少なくする。

・能力があるとか、ないとかいうことではありません。

 やる気持ちになれるような環境でなければできない。

 能力がないんじゃなくて、やる気が起きないのでは。

 => そういう子には、子どものほうからの希望や欲求を、
たくさん聞いてあげる。そうすれば問題の解決は早い。

・なんでもいうことを聞いてあげようという気持ちで接すると、
 今まで聞いてもらえなかった分を、どっと一時に要求してきます。

 そのうんと大きい、どっとした要求を、
 どれぐらいかなえてあげることができるか。

 ○そういう子どもたちは、 保育者に甘えることができれば、
  それだけ小さい子や弱い子に対する、攻撃的なものは減ってくる

#よくわかります。
 気持ちの交流がないところに、攻撃的な指導を入れるだけでは、
 攻撃的なしわ寄せが、どこにくるのか、火を見るより明らかです。

 反対に、気持ちの交流が進めば、攻撃的なところを見せなくても、
 安心してそこに居ることができる(=居場所づくり)

・幼稚園や保育園(・小学校)でやれる限界:

 他の子どもの欲求不満を誘発しないように、
 他の子どもからみて、「何ちゃんえこひいきをされている」という気持ちを
 感じさせないですむ範囲内で、なにができるか。

#僕は非常にこれを気にしています。
 かなり気をつかっているので、かえってそれでしんどくなっていることも
 あるのかもしれません。
 ただ、気をつかうだけのことはあると思います。
 ひとたび、「先生は何ちゃんをひいきしている」と思われた日には、
 クラスと先生との関係が雪崩をうって崩れてきます。
 経験上、そう思います。
 非常に苦い経験です。
 端的に言うと、「先生いじめか」と思うような状態にまで
 一気に切り替わってしまうんです。

・基本的な対応としては、
子どもの要求をたくさん聞いてあげる、
 話を聞いてあげること

(~『 子どもへのまなざし(続) 』p113まで)
=============================

実はまだまだ抜粋引用していたのですが、非常に長くなってしまいました。

そこで、ひとまずここで切って、次回に回すことにしました。

次回は、「 保育者は親にどう接するか 」です。

それでは、また!


子どもへのまなざし(続)
(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)

☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^)
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Last updated  2010.02.25 22:17:56
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