昨日一昨日の研修は電車で行ったので行き帰りにいっぱい本が読めました。
行きに読んだのはこの本。
『
35歳の教科書
』
(藤原和博、幻冬舎、1000円)
内容的には、「この年齢だから」というより「これからはこういう時代だから」という論調で書かれています。
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『
35歳の教科書
』
・「みんな一緒」から「それぞれ一人一人」の社会になっていく
変化の時代。
・ 孤立することを怖がってはいけない 。
・「どこで降りるか」「ここまでやったら、あとは任せる」
という引き際を、いつも意識する。
・「仕事の話をする前に、まずは ライフストーリーを交換し合う
のが
新しい常識」というくらいに考えてほしい。
お互いの思いや考えを十分に理解し合った上なら、
どんなことでもうまくいきますね。
斎藤孝さんも「偏愛マップを見せ合う」ということを提唱されています。
なかなか普段そういうことをしていないのですが、
大事なことだと思います。
まずは自分の好きなこととか、どういう思いでやっているのかということを
積極的に出していくことですね。
藤原和博さんのいう「ライフストーリーの交換」は
たとえばどういうセリフで進行していくのか、知りたくなりました。
・個人のプレゼンテーションも、
自分のことを、自分の言葉で喋る
こと。
・ユダヤ系の人物と会ったときに、
「つい最近、旧約聖書を読みました」と言うと、
相手の態度が急激に変化。
まるで兄弟のように打ち解けることができた。
・人間は、 不利なほうへいっているほうが助けてもらいやすい
。
協力を得ることで、不利が有利に変わる。
これは2冊目に読んだ本とかなり重なる記述でした。
(ちなみに2冊目は『本調子2 プロは逆境でこそ笑う
』という本です。)
逆境とか失敗とか不利とかいうものは、
「正直」にそれを語ればかえって「協力」を得られる。
長い目で見れば、それはすばらしい財産となる。
なかなか、正直に助けを求める、というのができないのですが。
それでも、本当に追い詰められた時は、
下手なプライドを守っている場合ではなくなります。
それがかえって、いいんでしょうね。
・「場数を踏むことが何より重要」
・会社ほど自分の武器が磨ける場所はない。
企業は個人にとって最高の修行先(ビジネススクール)
・「 会社と自分のベクトルの和を最大にしよう 」
・ 自分の理想的な生き方を追求しながら、
相手の生き方も尊重して、
両者が納得のいくツボを探し続ける。
そんな ベクトル合わせ
をすることなしに、
(仕事以外でも) 結婚生活を円満に過ごそうなんて無理な話です。
・ベクトル合わせでは、 ロールプレイングの能力 が大切。
相手の身になって
相手がどんなシナリオで動くかを考えてみる。
初対面の人にライフストーリーを尋ねるのも、
相手にとって何が一番大切なのか、
相手が描いているシナリオを読み取るためです。
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35歳に限らず、これからの世の中に生きるために大事なことが書いてあると思います。
「ベクトル合わせ」っていうのが、僕にはかなりイメージしやすい言葉でした。
自分のベクトルも伸ばしていかないといけないし、相手のベクトルも汲みとっていかないといけませんね。
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