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いまさらわざわざ言うまでもないことだが、私はScotchWhiskyを好んで飲んでいる。自分のBlogのタイトルにもしているとおり結構浸りきっている。いろいろと飲み重ねてきていることも事実だ。だが、スコットランドを訪れたことはない。仕事で海外に居たり出張で行くことはあったものの、当のスコットランドの土は1度も踏みしめたことがない。いつかは行ってみたい、できれば1ヶ月くらい浸りきるために行きたいと思いながらも、機会に恵まれないし、仕事柄長期の休みも取りえない。蒸留所を巡ることは当然だが、遺跡を巡ること、風光明媚な風景の中に身を置くこと、各都市の息吹を感じることも旅の目的にしたいが、当分は無理そうである。半分あきらめているのが現状だ。そんな出掛けることができない旅とはわかっているものの、私の心を駆り立ててくれる本がでた。数日前にHide麻呂さんが紹介していたものである。昨日都内に会議で出かけた折、本社の近くの丸善で購入してきた。辻丸純一著「スコットランドを旅する」千草書房著者の辻丸氏は、世界遺産を撮ることをライフワークとしている写真家であり、紀行写真集などを数多く出されていらっしゃる方である。さすがにプロフェッショナルの撮られた写真は違う。美しい風景が生き生きと感じられる。見ているだけで満足してしまいそうだ。文章も読みやすく著者が一流の文筆家であることも読んで取れる。ページを重ねるごとに、だんだん行きたい思いが強くなってくるのは私だけではないだろう。比較的大きな書店であれば置いているだろうから、是非手にとって見て読んでいただきたい本である。
Jul 29, 2005
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都内で会議があり先ほど帰ってきたばかり。暑いし移動中は電車が込み合って立ってて疲れるわで大変。会議が終わってから渋谷に出かけ、BarCorreosで30分ばかり爽やか系カクテルを2杯飲んでの帰宅。昨日は、いつものことながらAmberTimeでじっくり浸りきり。1、Caol LlaでMintjulepこれはこのあいだのSMWSで「目から鱗」だったもの。爽やかで口開けとして病み付きになってしまったのでマスターにお願いして作っていただいた。2、、Brora RareMalt 20Y 1982 UD先日開栓したばかり。始めは線香のような和風の香りが漂ってきた。「あれっBroraにそんなオリエンタルな香りがあったかな?」と思ってもう一度グラスに鼻を入れてみてもやはりする。しばらく置いておくとそれが薄らいできて、甘いパイナップルのような香りにスモーキさも感じられる。口に含めば、シロップに漬けたフルーツ缶詰のような香りが鼻に抜ける。あとからイチゴジャムを連想する香りを引いていく。ただ残念なことに余韻が短い。楽しんでいるとすっと消えるのは悲しい。あと1ヵ月後にまた飲んでみれば評価が変わりそうな予感。3、GlenMoray 1974 DistilleryManager'sChiceよく熟した桃の香りが強く感じられて期待をそそる。フルーツケーキのようなまとまった果実香がそのあとに来る。心地よい。口に含んでもそれは変わらず期待を裏切らない。おいしい。意外にオイリーな感じもあるがくどくはない。あとからスパイシーさも感じられるが強くないいいバランス。余韻にあとからココア・チョコレートっぽいものが引くのもいい。4、Underberg+Sodaいわずと知れたウンダーベルグ。はっきり言って胃薬。これは1846年、フーベルト・ウンダーベルクによって創製されたもので、世界43ヶ国から集めた40種類以上のハーブやスパイスを高濃度のアルコールで抽出し、熟成させたもの。具合の悪いときに飲むといい1本。まあ、早い話がソルマックのようなものである。または「キャベ2」をウォッカで割ったものに近い味わいかも。何でこれを飲んだかと言うと、AmberTimeの常連さん同士で話をしていて、具合が悪いときに飲むといい酒は何か?との話題で、ウンダーベルグが出てきて、一人が「俺飲んだことない」と言い出したのがきっかけ。「だったら俺が頼むから、飲んでみな」ということになって頼んでしまった顛末。あまりおいしいものではない。むしろ薬として考えた方がいい。自分自身この薬効を信頼しており、会社に3本、家に6本常備している。下手な胃腸薬よりも効くよ。そのあとに余計なことに、藤沢に戻ってBarB♭に寄ってしまった。結果として酔いを助長させてしまって朝しんどかった。ロブ・ロイ → ラスティネール → うーんあと忘れた。つまり酔っていたのである。わりと飲んで帰ったことだけ覚えている。なんだか病み上がりのわりには飲みまくっているようだ。少し控えよう。
Jul 28, 2005
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今日は台風7号が関東を直撃とのことで早めに業務を終了してどこにも寄らずに帰宅。よっていたら電車が止まってしまい帰れなくなる可能性があったためである。たまに早く帰ってきたので、日ごろからやろうとしてやっていなかったことをしてみようと思ったのだが、これがけっこう重労働だった。何をしたかというと、現在において保有のWhiskyを整理してみたのである。またそれらをExcelでデータベース化してみることにした。1年以上ファイルの更新をしていなかったので、一体どれだけあるか自分でもよくわかっていなかった部分もある。ここ1年でも少なからず購入しているので、ここできちんと把握しておこうと考えから、ここはひとつ表でも作ってみるかと勢いでやってしまった。それぞれの種類ごとに区分けして箱に入れて、倉庫(といってもクロゼットの空いているところ)に入れた。Excelにも今ようやく入力し終わって、総本数192本。ただ、飲んでしまったり、Barにあげたりした分もあるからもっと多かったのだろうなぁ。うーん、でも、100本くらいまでは把握していたが実際に書き出してみるとわりとあるもんだ。なかには「あっ、これも持ってたんだ!」などとすっかり忘れていたものもあって、我ながら記憶の不確かさに呆れている。今ある中で、最も多い銘柄は、サントリーのもの。白州は、VINTAGE MALTシリーズやCask of Hakushu、樽出し原酒などを白州に行くたびに買っているので溜まってしまった。これが12本。山崎はSMWSものも含めて10本。ScotchMaltでは、やはりMacallanで16本。GranReservaや18年のVintageもの(6本)はなかなか開けられない。と言ってもいつかは飲もうと思っているけど。思った以上に持っていたのは、SpringbankとBowmoreが10本づつ。Springbankの「21年」なぜか2本あった。これも終売になっているし、「C.V」もそう。あの当時はまだ安く買えたんだよね。意外だったのがLinkwoodの7本。やはり好きなものがたまっていった。ボトラーズ別では、SMWSが21本と一番多い。まあ、これは当然だろう。自分自身、コレクターではないので集めまくろうとは思っていないのだが、「これは飲みたい」と思うと買ってしまう癖がある。もっと増えたら置くところがなくなるので抑えなければいけないとわかっているんだが、また、「まあ、これだけあれば当分は飲みつなげられるだろう」と思っていても、買ってしまうのが酔払いの性なんだろうな。
Jul 26, 2005
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木曜日に、SMWSのマンスリーイベントに行ってきた。今回テーマは、「SMWSモルトをロング&ショートで楽しむテイスティング会」。はっきり言って私自身「SMWSのMaltはカクテルの材料になり得ない、そのまま飲むものだ」という意識を強く持っていた。SingleCaskであるSMWSものは同じ蒸留所でもオフィシャルものとは異なり、比べればどちらかといえば「くせが強い」(いい意味で)。だから今回の企画に関しても「本当にカクテルの原材料としてなりうるのか」興味があった。また、この暑い暑い時期、ハードリカーを飲み重ねるのはなかなかしんどい。でもSMWSのMaltに氷を入れたらもったいない。体は涼を求めている。冷たくそれでいておいしくSMWSMaltを飲む方法はないものかとの解答にもなるのではないかとの思いから出席してみた(といっても毎月出ているのだが)。結論から言えば、「目から鱗」が「音を立てて落ちまくり」であった。5種いただいたのだが、どれもがおいしい、おいしすぎる~。また、出る順序がまた凝っている。はじめはロングからで、最後はクリーミーなショート。各カクテルに関しては、SMWSのWebSiteに載るであろうからそちらを参照されたい。当日いただいたものは、MintjulepRobRoyKing's VallyRusty NailButt Lodge(Mさんオリジナル)いつものテイスティング会で解説していただくMさんがバーテンダー。この方は、もともと銀座の老舗Barでバーテンダーをなさったあとにスコットランドに渡り、蒸留所で業務をしながら所内のBarで働いたり、SMWSの宿泊施設であるButtLodgeの管理人をなさってた方である。また、SMWSのエジンバラ本部でテイスティングパネラーをなさっていた、Whisky、特にSMWS Maltのプロ中のプロであるすばらしい経歴の方である。この日はさながら「Cocktail Bar Society」という趣。でも、はじめから和みまくっていたのでむしろHomeBarのような感じである。Mさんの随所に見られるプロとしての技に拍手喝さい。バースプーンのまわし方、とりつかれたように振るシェークは必見のものであった。そこから出来るカクテルはどれもおいしくこれまた感激。「おいしく」などと表現すると軽くなってしまう、それほどまでに満足を通り越した味わいであった。あっという間の2時間で、終わったころにはほとんどの会員さんが酔いが回っていたように思う(私もそうであったが)。その後、酔いの手伝ってか、渋谷まで出かけ、BarCorreosへ。SMWSでご一緒させていただいたNさんご夫妻、Oさんと4人で乗り込むも、恥ずかしながら酔っており何を頼んだのか良く覚えていない。不覚であった。
Jul 23, 2005
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休み明けということもあり、白州で買ったお土産を持ってAmberTimeへ。軽く飲んでと思ったものの、見慣れないボトルがあり、結局長居してしまった。Cadenhead's St.Magdalene 1975(bot1999)23Y 41.5%St.Magdaleneは1983年に閉鎖してしまい、ストックが尽きた段階でなくなってしまうMalt。私も好きで数本保有しているが、このCadenhead'sものは飲んだことがなかった。せっかくの機会なのでここでいただいた。うーん、形容しがたい香りと味わい。要するに軽いのである。そしてソフト。まあ、これがローランドの特質なんだけど、「マグデランてこんな軽かったっけ?」と思ってしまった。口当たりやさしくすっと入っていく。ただ軽いだけでなく、ダシのようなコクもある。軽いぶどうのような香りも感じ取れる。23年寝かせて非常に丸くなってしまった感じがする。でも決して熟成させすぎではない。枯れた感じはない。都会的にソフィストケーとされたお嬢さんのイメージが浮かんだ。WhiskyGalore Bowmore 1990(bot2003) 12Y 46%WhiskyGaloreというブランドは、ピアレスで有名なDuncanTaylorの普及版ブランドであり、値段もそこそこで手軽においしいMaltを飲んでいただこうと意図しているシリーズである。ピアレスはDuncanTaylorの所有する21年以上熟成させたものを自社で厳選してボトリングするという思想の元に出されているハイクラスブランドであるため、どれを飲んでも唸るようなものばかりで凄過ぎる。値段もすごい、買うときにはかなり迷ってしまう値段ばかりだ。そこで、財布に負担をかけずにおいしいものをとの考えでWhiskyGaloreはある。普及版というもののピアレスと同様に、すべてがSingleCask。当然、ノンチル、ノンカラーリング。加えているのは46度に調整するときの水だけである。Galoreものにもあまり外れはない。ボトラーズとしてのレベルはかなり高い方だろう。前置きが長くなったが、このBowmoreもまた楽しめる一品であった。香りは、正直に言えば、「ダシ昆布」や「とろろ昆布」のよう。なんとなく懐かしく食用をそそるかおり。しばらくするとプラムのような香りも出てくる。ヨード香はかなり抑えられている。頭にすぐ海のイメージが浮かんできた。味わいも、中程度で重くもなく軽くもなく。穀物系の香りも口に広がる。従来ののBowmoreにあるような安っぽい化粧品香はない。温かく和める気分になる。余韻に穀物系の香りが残るとともにスモーキーさが出てきて合わさって香る。Signatory (Straight from the Cask) Laphroaig 1988 15YおとなしめのLaphroaig。香りだけならBowmoreのオフィシャルもののようだ。ちょっとおいた方がヨード香、ピーティさが出てきてLaphroaigっぽくなる。口に含むと香りほどには軽くない。どころか重い、かなり重くどっしとしたイメージ。うれしい重さだ。飲み応えのある感じ。はじめはドライ。後から舌に甘みが残る。スモーキーな余韻、どちらかといえばカリカリにしたベーコンを食べた後のような香りが続く。これはこれでおいしい。この後、マスターに本を返すために藤沢のBarB♭に寄って、3杯飲んで帰宅。Clynelish 14Y OBGlenOrd OB Whitehorse 12Yーーーこちらはロックで。海外旅行に行ったお客様のお土産ということで、Glenfiddich 30Yを1Shot飲ませていただいた。うーん、おいしい。30年なのに全然若々しいじゃん~!というのが第一印象。15年とはやはり格が違う。甘みの中に青さもあり、程よく軽いピーティさもあり複雑。あとから漂う焼きりんごのような香りがまたいい。このようないいものを飲ませていただいて(しかもただで)おそれおおい。ちなみに、おなかがとても空いていたので、マスターにラザニアを作っていただく。おいしい。ここの料理はイタリアン中心だがとてもおいしい。パスタのみを食べに来るお客様がいるくらいだ。私はあまり飲んでいるときは食べない口だが、おすそ分けに何度もありついたりして我ながらちょっとセコイ。
Jul 21, 2005
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2ヶ月ほど前に、B♭のマスターから借りている1冊の本がある。サントリーが出している「SUNTORY QUARTERLY」という季刊誌の1995年別冊「酒と酒場の50年」だ。史的資料としては貴重なものであると思う。マスターに返そうと思い持ってきたが、改めてパラパラめくって読んでいたら、アンケート「著名人に聞く、私の酒。酒場」があるのだが、突然ふと考えてしまった。そのアンケート(というか質問)は3つあり、1、ご自身の人生にとって酒を飲むということはどのような意味と価値を持っているのでしょうか?2、好んで飲まれるお酒の種類は何ですか?3、今までで1番、心に残る酒場の思い出はなんですか?との質問だ。2と3は比較的容易に答えることができる。しかし、1はよくよく考えると案外難しい。自分の場合はなんだろう?と考えてしまったのである。著名人の皆様は、皆さん気の利いた回答をしている。たとえば、競馬評論家の井崎脩五郎氏は、ルバイヤートの言葉を借り「はかなきこの世、眠るか酔うかしてすごした方がよかろう」という気持ちがあるからと語り、脚本家のジェームズ三木氏は、「人生が文章であるならば、タバコは句読点であり、酒はピリオドである。行を変えるときは飲まなければならない」と語る。レモンハートの作者である古谷三敏氏に至っては、「酒は人生である、酒のための人生を送る」とまで言い切っている。また、その中にあっても、質問そのものを無意味とする向きの方もいる。C.W.ニコル氏は、「酒の価値を知るものにとって、この質問は愚問かつ無意味」としているし、作家の逢坂剛氏は、「意味も価値も求めないところに酒を飲む楽しさがある」と答えている。う~ん、気軽に聞かれてのこの返事たち、奥が深い。さて、自分はどうだろう?まさか、栄養を取得するため、ではあるはずないし、「酒は百薬の長」という言葉を鵜呑みにしての健康維持のためにWhiskyを飲んでいるわけでもない。また、飲んでいないと落ち着かないといった依存症だからでもない(その一歩手前かもしれないが)。単純に「酔っ払いたい」からであれば、Whiskyなど飲まずに、大五郎取手付ボトルでお湯割りでも飲むか、あるいは生産地のよくわからん安い日本酒でもぐびぐびやっているだろうから、これも違う。本当に畏まって考えてみると案外難しいテーマであり、哲学的な議論になってしまいそうである。もちろんすぐに答えが出てくるものではないようだ。ただ言えることは、「単純に好きだからWhiskyを飲む」「自分の体に一番マッチングしている気がするから飲む」「生活の延長線上にあり、それが人生につながっている」様な感覚はある。でも、これでは答えになっていないのではないか。現実は、「人生」を考えて飲むことなどない、振り返ったときに、そこの場面場面に酒があっただけである。
Jul 20, 2005
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この3連休を使って、家族でいつもの小淵沢に行ってきて久しぶり(と言っても2ヶ月ぶりだが)に森の中でのんびりしてきた。でもそのことは今日の本題ではないのでここでは述べない。いつもながらサントリーの白州蒸留所に行ってきたのだが、いつもは私が車を運転していく関係上、満足に飲むことができなかったし、Bar白州に入ってゆっくり堪能することができなかった。ただ、今回は、いったん蒸留所に私を置いてもらい、嫁さんとチビッコたちで隣のシャトレーゼの白州工場に見学(というものの単なるアイスのただ食い)をしてきてもらうことにした。1時間後くらいにまた迎えに来てもらい、そのまま嫁さんに運転して別荘まで帰ることにしたので、こころゆくまで堪能できた。さて今回いただいたものは、1、樽出し原酒 1974-2005 (1500円) 非売品これは貴重な品。1974年といえば白州蒸留所ができて1年後のものである。いわば黎明期のMaltと言ってもいいかもしれない。色合いは、金色に近い琥珀色。香りは、はじめシェリーっぽい中に、華やかな甘さが立ち上ってくる。ただし強くはない、奥ゆかしく香る感じ。高貴なワインに似た香りもある。しばらく置くと青い草っぽさも感じるようになってくるし、樽に由来する心地よい木の香りによって次第にうっとりしてくる。口に含むと、はじめはドライながら、次第にフルーティな甘さは広がり、そこに樽香が乗ってきていかにも、いいものを飲んでいると言う気分で幸福になれる。余韻のきわめて長く程よい甘さが長く続く。驚くべきはここまで長熟にもかかわらず、全く枯れた感じがないということである。また、バランスも極めてよい。この1杯で満足してしまったが、次もいく。2、樽出し原酒 20年 (500円) 非売品以前は、蒸留所のみであるが小さめのサンプルボトルで販売されていた。今は売られていない。唯一ここBar白州でのみShotで取り扱う。でも30年と20年のこの価格差は何だろう?と思いつつも、私自身の評価では、本日1番!色は、上記の30年より若干薄いが、きれいな琥珀色。香りは、上記のものより立ちが早い。杏を干したもの、グレープフルーツ、デラウェアのような葡萄香、まとめてバランスのよいフルーティさといったらわかりやすい。でも重くはない、むしろイメージ的には非常に若い感じ、シャープなイメージもある。それは芝のような青い香りを併せ持っているところから来ているのかもしれない。しかし、口に入れると一変する。香りの若々しい感じとは異なり、かなり落ち着いている。どっしりとした安定感。くどくはない甘さが拡がる。重くて濃いおいしさ。バランスはこれまたいい。あとからココアのような余韻が残り、チョコレート、それもブラックチョコのような感じに移行していく。伸びる余韻も心地よい。3、Vintage Malt 1981 昨年発売されたVintage Maltシリーズである。1981は白州だが、市価60000円を出す気にならずいまだ飲んでいなかったので、せっかくの機会なのでいただいた。色合いはかなり濃い、うすいブロンズと言った方がいい。一目見てシェリーバットであることは容易に想像がつく。が、香りには余りシェリーバリバリという感じはなく、バニラ・落雁のような軽い甘さが支配的。あとからほんのかすかにスモーキーさが感じられる。飲んでみると香りほどには甘く感じない。葡萄を熟したようなフレーバーとチョコレートケーキのようなフレーバーが拡がるが樽の香りと相俟っており、そのバランスが甘さを抑えているように思える。余韻は上記2種と比べると長くはないがしっかりと最後まで残る。最後にスモーキーな感じが残るが決して強くない。4、Vintage Malt 1982上記のものと同じVintage Maltシリーズで、同じ白州もの。だが、1年の違いはかなり大きい。まず色合いが違う。こちらはちょっと濃いゴールドなので、明らかに薄い。香りも軽く、はじめは「あれ、酔ってしまったかぁ?」と思うほど立ちが遅い。置いておくとリンゴやカリンのようなフルーツ系の香りが立ち上がってくる。それも強く主張してくるのではなく、優しく鼻をくすぐるかのようである。味わいもそのとおり、軽さが続く。口の中で軽い甘さと若々しさがマッチングしていく。20年を超えている感じはしない。全然重くないし、木の香りの軽く出てくる。余韻もほどよく引く。と、4つを頂いた。もっと飲みたいものはあったが、さすがにこれ以上は時間もなかったし、主だったものはいけたと思えたので、あとはまたこの次に行った時と思いBar白州をあとにした。お世話していただいたGさんもまことに詳しい方で、彼女のおかげで会話も楽しめた。Bar白州のカウンターの中にいる女性の方々は皆さん気持ちのよい接客をする方々で、長居したくなる気持ちもわかる(しかも皆さん美人揃い)。また、来月行く予定があるのでそのときはまた寄ろう。
Jul 18, 2005
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昨日は仕事が早く終わったのだが、午後8時過ぎに高2の娘と待合わせがあったがために、AmberTimeに伺っても2杯で早々に退散。なんとなく湿っぽかったので、口開けは爽やかなものを注文。お任せでマスターに創っていただいたものは、Berta Monterotondo Del Gaviをベースにしたロングカクテル。上記のGrappaに、フレッシュライムを搾って、トニックウォーターを加える、軽く甘くて、それでいて苦い、サッパリとした飲みやすい夏向きのカクテル。口に拡がる香りは、なんとなくではあるが、実家の庭にあるグミの実を食べたときのような感じで懐かしいものがある。マスターは、子供のころにあったチューインガムのような味わいと言っていたが、確かにそんな感じもする。おいしい。次は、チョット落ち着いてギネス。これをちびりちびりやっていたら、もうTimeOut。うーん、もうチョットいたかったね。そんなものだから、家に帰ってからみんなが寝たあとに、リビングで「山崎12年」を3杯ほど飲んだ。これも空いてしまった。でもって、今飲んでいるのは、本日開栓の「Caol Ila 12Y」。オフィシャルのカリラは久しぶりだ。しばらくはこちらをやっていこう
Jul 14, 2005
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今宵、今開けているブレンディドは、Usquaebach Reserve10年~18年熟成のMaltを25種以上使って、Maltの含有率が60%超とのことで、とてもコクがあり濃い感じのブレンディド。グリーンのつや消しでいかにも高級そうなボトルである。でも値段はそんなでもない。成城石井で2890円で買ったものである。昨日、3ヶ月ほどかかって空けた。やはりボトルは、口開けから底まで飲み干さないと評価はできないというのは本当で、空けてから半分くらいまでは、まあまあな感じで飲んでいられたのだが、次第にクセのある香りと、口に含んだときの重さに飲むことを遠ざけていったボトルである。だから3ヶ月もかかってしまった。決して不味いわけではないのだが、だんだんと口に合わなくなっていった。自分自身のみについて言えば、この銘柄に関しては、Barなどで気が向いたときにShotで1杯飲むことにした方がいいなと思った。The Bailie Nicol JarvieKeyMaltは、GlenMoary15Y。ここに約9種類のMaltをブレンド。グレーンはNorthBritishを加えた、Malt含有率が60%のおいしいブレンディドに仕上がっている。核として使っているGlenMorayのおかげか、至極まろやかな軽さにして、余韻のよいウィスキーだ。香りも澄んだきれいさを持ち、飲み口もいい。Usquaebach Reserveが、上記のようであったために、自宅で空けているブレンディドではこちらを飲むことが多くなってしまい、1ヶ月弱でもう空きそうである。飲み方としては、そのままがいいが、水を半分だけ加えた水半割り(ウィスキー1:水0.5)もいい。欠点は、あまり置いてある酒屋がないことだろう。私は成城石井で買ったが、数日前にいったらもうなくなっていた。そうなると、都内まで出かけるか、あるいはネットで買うしかないだろうな。Whitehorse 12Y大好きな銘柄のひとつ。値段も安い。量販店では1700円前後くらいで売られている。特級時代のものが空いて久しいので、新しい12年を買ってきて、軽く飲みたいときに使っている。味わいに関しては、当然のことながら特級ものに分があったが、現行の12年ものも、これはこれでおいしい。基本的にこの銘柄は、底辺にしっかりとした重さがある。嫌な重さではなく、安心感を感じさせる重さといったほうがいいだろう。これをベースとして香ってきている感がある。こういったカラーは、KeyMaltのひとつであるLagavulinに由来するのだろうし、口当たりのよい軽さにはGlenElginが作用しているのだろう。味わいもそのとおりで、一見すると軽いようでいて、後からズシッと残るのが特徴であり、じっくりとやるにはいいScotchだと思う。ロックにしても、水割りしてもあまり崩れない点も◎。実は私はブレンディドに関しては、あまり保有していない。上記のほかにまだ開けていないものは、Campbeltownloch 21YBallantine's 17YCuttySark 12Y(1996年ころ購入)CuttySark Kingdom(特級)であるが、この4本しかない。(過日記したNIKKAのAll Maltは嫁さんが嗜んでいる)
Jul 12, 2005
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梅雨の晴れ間というものの、かなりの日差し、また空気に湿気を含んでいるためより一層暑さが増して感じられる今日であった。今日は、SMWSのボトルの購入のために、Whisk-eに電話して以下のものを購入。(1.123) 38Y 48.3度 Dec-66 Jan-05 (37.24) 18Y 59.1度 Jun-86 Mar-05(62.11) 24Y 58.6度 May-80 Mar-05(63.15) 15Y 56.0度 Dec-89 Apr-05何のことはない、この間の先行テイスティング会で自分が試飲して、評価が高かったものを購入したに過ぎないのだが、結果として長期熟成ものがほとんどになった。特に、1.123は、ここで「買っておかないと損」ぐらいのものであろう。ここまでのレベルのものにはなかなかお目にかかれない。このボトルはWhisk-eのMさんも絶賛していたのだが、本日電話したら、「もう少しでなくなると思います、一番人気ですね」とのこと。早めに電話しよかった。SMWSのボトルは、「これはチョット(T.T)」というものもあることはあるが、かなり少ない。むしろ、「これは!」というすごいもの、うなってしまって言葉が出ないものが多い。であるから総じて言えばかなり高いレベルにあることは確かだろう。ここ最近はあまりオフィシャルをやることが少なくなって、ボトラーズものを飲むことの方が多いが、その中にあっても、SMWSものは最も安心していただくことができる。ただ、ボトリングリストを読むだけではよくわからないものも多いことは事実だ。抽象的官能表現が多いのでイメージしづらい。もっとも評価に関しては個人的感覚によることが多いので致し方ないのかもしれないが。
Jul 11, 2005
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この間の日記で、「Best of First half year」を記した。今日はその補足。といっても、Bourbonに加えるものがあったことを思い出したからである。大事なものを忘れていた。これ抜きには語れない。なんか足りないな、と感じていたのだが何であったか思い出せなかった。やっと思い出した。それは、George T stagg(68.8%)である。これはすごい、すごすぎる。何で思い出したかというと、Jim Murray 「Whisky Bible 2005」を本棚から出して読み返していて、はっと気がついたからである。改めて、「2005 World Whisky of the Year」としてJim Murray がAwardWinner(受賞)としていたのだ。でもこのボトルはもうない。レアもの宝庫のAmberTimeにももうない。あまりにすごかったので、普通よりじっくりと時間をかけて堪能したことを覚えている。手に入れば是非取っておきたいボトルであることは確かだ。話は変わるが、そろそろSMWSのサマーボトルリストが出るころだ。購入を考えていらっしゃる方々のために、参考になるかどうかわからないが、簡単なテイスティングコメントを記させていただいた。今回のニューボトルは全13種類、すべて飲ませていた上でのコメントである。自分としてのお勧めは、63.151.12362.11であるが、何事も好き好きがあるので参考まで。コメントはこちらhttp://www.whisk-e.co.jp/smws/event_report16.html
Jul 8, 2005
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過日この日記にBeerのことを書いた。とある方からご指摘があり、自分自身言葉足らずであったと思うので改めて記してみたい。基本的に、Beerは好きである。暑い夏に、暑い暑い外で、しかもお日様ギラギラの昼に、ギンギンに冷えたやつを「クワッ」とあおるのが好きなことも事実だ。そのときに飲むものは、「Badweiser」や「アサヒSuperDry」などの軽いタイプのものである。これは清涼感抜群。まさに「喉」で飲む感覚。であるから、このタイプのBeerを、「夜に涼しくなってから」「よく冷房の効いたところ」で、「ジョッキ」でやりたい気があまり起きない。もうひとつ好きなタイプに、「スタウト」がある。「Bass PaleAle」や「Guinness」などがあてはまる。こちらに対しては、清涼感を求めてやる感じはない。じっくりとちびりちびり味わう(なめる)ようにしていただく。この濃い味わいがとても好きだ。それゆえにBarでの口開けには持ってこないし、むしろ締めとしていただくことがある。冷えていても冷えていなくてもいい。温か過ぎるとさすがに閉口してしまうが、常温だったら十分に楽しめる。そのほうが香りも立つし、アフターも長く楽しめる。日本のものでは、この味わいを楽しむタイプのものは、エビスなどがその代表であろう。私は、エビスの黒が特に好きだが、黒でもノーマルでもあまり冷えすぎていないほうがいい。さらに上記のものとは違うタイプだが、好きなものに「よなよなエール」というビールがある。なかなか手に入りにくいが、比較的規模の大きな酒屋さんにはあるかもしれない。私は、小淵沢によく行くのだが、そのあたりのコンビニや酒屋さんではほぼどこでも手に入るので、たくさん買い込んで小淵沢の家に着くなり冷蔵庫に入れる。そして文字通り「夜な夜な」飲む。これは美味い。味わい深いものがある。もし飲んだことのない方がいらっしゃたら是非ご賞味いただきたい。◎でお勧めである。この「よなよなエール」は、長野県の軽井沢に1996年に設立されたヤッホーブルーイングという会社が造っているビール。いわば、長野県の地ビールなのだが、上面醗酵製法を採用し、自然発泡により、香りとコクを出している。ほのかな柑橘系の香りとほどよい苦さ、酵母が生きているなという感触がたまらないフルーティな逸品だ。ちなみに、なぜ軽井沢のものが山梨にということだが、この醸造元のヤッホーは軽井沢の「星野リゾート」の100%出資子会社。小淵沢のリゾートホテルであるリゾナーレもまたこの星野リゾートの関連会社である。要するに軽井沢の会社が小淵沢周辺の開発なども手がけている関係で、販促目的で「よなよな」を持ってきたことに起因するらしい。まあ、理由はどうであれとにかく美味いから飲んでみてください。
Jul 7, 2005
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昨夜は小雨しとしと静かに降る中、AmberTimeに行ってきた。お店に入ると、常連のWさんが先にいて、やっていた。1件目で日本酒をやってきてヘロヘロになったので酔いを醒ましに来たんだとのこと。Barで酔い醒ましとは、なかなか乙な方。Wさん、マスターと、バレー・サッカーのスポーツねたで盛り上がる。その後、マスターに「今年上半期のベストは何ですか?」と訊いてみて、今度はWhisky話に花が咲く。さて、では自分にとっての「Best of First half year」はなんだろうかとしばし考えてみる。でもこの上半期だけでもたくさんあって甲乙つけがたい。ブレンディドならば、「これ!」と言えるものがある。AmberTimeで頂いた、DuncanTaylor AuldBlended 35Y(700ml、46度)である。ブレンディドもいろいろ飲んだが、ここ上半期では、これを上回るほどのブレンディドは飲んでいない。Bourbonでは、これまたAmberTimeで頂いた、Booker's(750ml、62度)が極めつけだろう。ただし、これは現行品ではなく、1980年代後半から1990年代初期に出ていたオールドボトル。現行品とはかなり違う味わいで、同じ銘柄なのに、はっきり言って「格」の違いが明らかにある。あとあげるとすれば、AmberTimeでの6月企画「Bourbonの逆襲」でテイスティングした、「EzraBrooks SingleBarrel 15Y」と「FourRoses SingleBarrel」であろうか。もともとBourbonをそれほど飲んでいないものだから、貧困な飲歴でものを語るのはどうかと思うが、とりあえずこの3つかなと思う。SingleMaltに関しては、たくさん頂いたので、かなり迷ってしまう。あえて5つに絞る無茶を犯せば、Glenlivet 1963 (G&M 1995Bt):by AmberTimeSt.Magdalene 1982 (HartBrothers 56.5度 700ml 2003Bt):by Bar CorreosNorthPort 1966 (DouglasLaing 50.0度 700ml):by AmberTimeGlenmorangie 1963 (OB 22Y 43度):by M's Bar「奇跡の60年代」HighlandPark 1967 (OB 24Y 43度):by M's Bar「奇跡の60年代」番外編として取り上げておきたいものに、これはいろいろな意味があり、驚愕・感嘆に値すると感じたものであるが、 Bunnahabhain 1997(SSMC 7Y 60.6度 700ml):by AmberTimeBruichladdich 1966(DuncanTaylor 41.6度 700ml):by SMWSイベントSMWSのものとしては、(93.13)---(119.03)---(63.15)(1.123)---(62.11)---(114.05)の6本が印象に強く残っており、すでに購入済み、または購入予定。改めて上記のように記していくと、長熟もの、特に60年代に蒸留されたものが多いということに気付く。また、オフィシャルものよりもボトラーズもの(SMWS含む)にいいものが多かった半年間だったことがわかる。ただ、これらは、あくまでも自分自身の評価に過ぎないことをお断りしておく。こちらを読んで頂いていらっしゃる方の中には、「もっといいものがある!」「これを飲んでみろ!」との意見をお持ちの方もいらっしゃるだろうから、そのようなボトルがあれば是非是非ご教示いただきたい。そうしていただければ、下半期はもっともっと楽しめる半期とすることが出来るだろうから。私が「美味い!」「これは!」と感じたものは、これからも情報発信していきたいと思っているので、読んでいただいている方からも情報をいただけることを切に願う次第である。
Jul 6, 2005
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梅雨空である。雨が上がりそうな、そうでもなさそうな空模様、じめじめしっとりして洗濯物は家の中。こんなこと書いていると気分まで「じめじめ」してくる。ここは梅雨のあとのパッチリとした夏を想像しよう。うーん、これはこれで暑くて厳しいかもしれない。Whiskyは好きだが、さすがに暑い時期には少々苦しくなる。どこかで清涼感を飲み物にも求めてしまうのだろう。だったら、「ロック」「水割り」にすればよかろうという意見もあるが、それはそれで香りが変わってしまったり沈んでしまったりして、香りを楽しむ要素のあるSingleMaltには不向きである。ブレンディドならばある程度いいかもしれないが、それでもいまひとつ清涼感がほしいところである。ソーダ・ジンジャエール・トニックウォーターなど炭酸系で割るのがいいかもしれないが、これには合う合わないがかなりある。Scotchは基本炭酸系はあまりあわないような気がする。バーボンならソーダが極めて合うだろう。日本のブレンディドならソーダ割り(ハイボール)はまあまあいける。ただ、Scotchのジンジャエール割りはとてもとてもで、輪をかけてひどいのはトニックウォーターとの組み合わせで、これはなかなか苦しいものがある。私自身、ジントニックを作って余ったトニックウォーターで、トニック割りを作ったが二口めを口に運ぶことが出来なかったほどである(WhiteHorseとUsquaebachでやってみた)。ご興味のある方はやっていただければ後悔という言葉ももれなく付いてくるだろう。そこまでいうならBeerを飲めばいいだろうといわれるだろうが、Beerの場合、味をどうのこうのいうより「喉越し」を楽しむ飲み物と思ってるので、仕事のあとの「今日もお疲れさん」的な口開け酒とはあまり考えていない。ギンギラに暑い昼にそれも外で、「クワッ」とあおる飲み物と思っている。変かもしれないが、私の中ではBeerは「昼」で「外」の清涼飲料水の位置づけになっている。なもんだから、Barに伺ったときの口開けに悩んでしまうのである。が、やはりここは、ジンかラムをベースとしたロングに譲ってしまう場合が多くなる。ジンは、もともと解熱剤だったというし(本当か?)、炭酸系のものにとてもよく合うので清涼感抜群である。ラムについては、やはり、「南国の酒=暑いところの酒=日本の夏は暑い=暑いときには熱いとこの酒」とのよくわからない連想で、暑さに浸りまくろうとの「悟り」から飲んでしまうのかもしれない。ただ注意しなくてはいけないのは、クラッシュアイスやミストものは、飲み過ぎると、もろにおなかに来てしまう。清涼感を通り越して冷えすぎるのである。注意しなくては。
Jul 4, 2005
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昨日は、SMWSのイベントに参加してきたあとに、渋谷のBarCorreosに顔を出して一休みしてから帰宅。このことは後日詳細を記していくつもりである。さて、私自身、金融界にいて法人ビジネスに多く携わってきた関係上、M&A(企業買収合併)などに興味があるし、ノウハウなどを自分の業務の糧にしたいとも思っているので、いろいろな事例を日々調べているうちに、こうした業界の動向に注目している次第である。もう少し水関係の企業の動きを少し追ってみよう。昨年2004年の8月に、ドイツ大手企業であるシーメンスが米国USフィルターを買収したことは大きな記事になったのでお知りになった方も多いだろう。ただ、大型買収はそれにかぎらない。その3ヵ月後11月24日、なんとあのGEがとある企業を買収して水関連ビジネスに参入してくることになったのである。天下のGEが出てくるほど「水」ビジネスは収益的に「おいしい」マーケットなのである。で、そのとある企業とは、淡水化・廃水処理の分析、装置製造サービスの世界トップ企業であるアイオニクス社だ。同社は、自治体・水道事業会社含めて一般企業・一般消費者など販売対象は多岐に渡っており、自国はもとよりヨーロッパ各国、中東諸国・中国などに進出してビジネスを広く展開している代表企業であるが、そこをそっくりGEが買収することによって、一から事業を立ち上げてコストを余計にかけることなく「水関連事業」に進出できるようにしたことになる。これはおいしい、おいしすぎる。ちなみに買収金額は、11億ドルらしい(GEにとっては安い買い物だろう)。さらに、今年5月12日には、あのスリーエム(3M)が、もっと大きな買収金額での買収を発表してきた。環境問題等で水処理(浄化)の需要が高まる中、自社のろ過システム事業を強化する目的で、精密ろ過機・浄水器メーカーであるキュロ社を約13億ドルでの買収に合意したと伝えてきた。世界のろ過市場は年率10%の成長が見込まれるらしく、近い将来1兆円を超える規模のマーケットへとなっていくことを考えるとこれも安いかもしれない。水はもはやビジネスとして立派に成り立ってきている。キーポイントは、いかにシェアを取ることができる(M&Aも含めて)かということと、遅れているマーケットを早く抑えるかということに尽きる。
Jul 1, 2005
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