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広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。
2014.06.26
1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本書は、そのひとつの到達点ともいえる作品である。現実との接点があいまいで、幻想的な登場人物を配す作風はそのままであるが、これまで著者の作品に潜んでいた漠然とした恐怖や不安の影は、本書には、いっさい見当たらない。あるのは、ただまっすぐなまでの、人生に対する悦びである。 家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。 80分間に限定された記憶、ページのあちこちに織りこまれた数式、そして江夏豊と野球カード。物語を構成するのは、ともすれば、その奇抜さばかりに目を奪われがちな要素が多い。しかし、著者の巧みな筆力は、そこから、他者へのいたわりや愛情の尊さ、すばらしさを見事に歌いあげる。博士とルートが抱き合うラストシーンにあふれるのは、人間の存在そのものにそそがれる、まばゆいばかりの祝福の光だ。3人のかけがえのない交わりは、一方で、あまりにもはかない。それだけに、博士の胸で揺れる野球カードのきらめきが、いつまでも、いつまでも心をとらえて離さない。
2014.06.18
佇む男 鍵のかかった部屋 歪んだ箱 密室劇場元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!?防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾
2014.06.17
本書は、大東亜戦争末期、絶望的な戦況の中で行われた「特攻」という体当たり攻撃に志願し、無念にもそれぞれの理由で生き残ることになった8人の元特攻隊員の証言集です。 インタビューは2006年4月5日から6月21日にかけて、特攻に使用された8種の兵器別に行ないました。「桜花」「回天」「震洋」「伏龍」「九九式襲撃機」「マルレ(四式肉迫攻撃艇)」「九七式艦上攻撃機」「零式艦上戦闘機」である。「零式艦上戦闘機」では、特攻隊員ではありませんでしたが、特攻に3度志願したにも関わらず選ばれず、教え子の特攻出撃の護衛担当を何度も務めたという元搭乗員の方にも、元特攻隊員の方とともに形式で証言をお願いしました。 当時これらの兵器に搭乗し操縦できたのは、志あれば誰でもというわけではありませんでした。幾多の選抜試験や訓練によって選び抜かれた若い兵士たちでした。努力によって高められた知性を持ち、磨き上げられた肉体がなければ、当時巨額の国費を投じ日本最高の技術を注ぎ込んだ、これらの兵器に搭乗することは出来なかったのです。 インタビュー対象となったのは、80歳を超える御高齢の旧軍人の方ばかりでした。それにも関わらず年齢を感じさせない強い意志を感じたのは、かつて磨き上げられた肉体と高められた知性のせいかもしれません。外見的に肉体は老いたとしても、その精神に老いは全く感じなかったのです。 スタッフは、戦争マニアでも特攻マニアでもありません。「特攻」という、国あるいは愛する人々を守るために己の命を捧げる行為に対して、言葉にならない何かを感じ、当時そこで一体なにが起きていたのかを知りたい一心で取材に臨みました。インタビューは毎回驚きの連続でした。事前に資料を読むのと実際に話を聞くのとでは大違いであることを知りました。 もともと日本軍に関する知識は、英会話で例えれば、「日常会話がやっと」というレベルです。当初、半分以上のスタッフが、海軍と陸軍の区別も出来ませんでした。そのため、取材日が決まると参考文献をスタッフ間で読み回し、当日も予定の一時間前から現地集合し、皆で予習やディスカッション、終われば復習と反省会を行なったものでした。それでも無礼な質問や無知丸出しの質問もあったかもしれません。 そこで私たちと同じように「特攻」への強い関心がありながらも、当時の日本の状況をあまり良く知らない読者のために、証言の下段に用語解説を設け、私たちが理解を深めたプロセスもそのまま記録しました。お役に立てるかどうか自信はありませんが、初心者の方には学習参考書のように利用されると良いと思います。 インタビュー内容は証言者によるチェックのうえ、できるだけ手を加えずに発表しました。もちろん決してこれらの証言が、特攻のすべてを語っているわけではありません。しかし、取材した元特攻隊員の真実を直球で伝えるには、取材する側の結論ありきの思い入れや過剰な表現を避けた、この方法しかないと確信しています。
2014.06.16
どんな現場でも圧倒的な技術力で解決に導く男の真の目的とは・・・! ?『007』+『働きマン』+『シブすぎ技術に男泣き! 』を融合させた、体育会系+(プラス)見ル野氏お得意の技術(エンジニア)オタク知識満載のアツイストーリー作品。
2014.06.06
元半導体エンジニアという異色の経歴を持つマンガ家が描く、「ものづくり大国・日本を支える男たち」のシブすぎる技術!地下数千メートルの石油を探し出す検層機や新ジャンルプリクラ機の開発に泣き、製麺機の産みの親の苦節に泣き、超音波発生装置の失敗談に泣きながら、熱い想いを胸に抱き不器用に仕事をする、理工系ものづくりの人々の姿を描いたコミックエッセイ。エンジニア向け情報サイト「Tech総研」の大人気連載がついに単行本化!
2014.06.05
不慮の事故でP免になった戦闘機パイロット空井大祐29歳が転勤した先は防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室。待ち受けるのは、ミーハー室長の鷺坂(またの名を詐欺師鷺坂)をはじめ、尻を掻く紅一点のべらんめえ美人・柚木や、鷺坂ファンクラブ1号で「風紀委員by柚木」の槙博己、鷺坂ファンクラブ2号の気儘なオレ様・片山、ベテラン広報官で空井の指導役・比嘉など、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった……。
2014.06.03
夕方、足がむくんで靴がきつい。ブーツのファスナーが上がらない…そんなむくみの悩みをどう解決していますか?むくみは痛みやだるさを伴うだけでなく、美容上も大問題ですが、「体質だから…」と諦めている人も多いのでは? でも生活改善やちょっとしたアイデアで、むくみはかなり軽くすることができます。本書はむくみ解消のために、同じ悩みを持つ人たちがどんな思いをしてきて、どう工夫し、どう改善したのか、その生の声をまずお届けすることを目的にしました。それに対して専門医がアドバイスしてむくみを解決に導く、新しいタイプのセルフケアBookです。
2014.06.02
夕方、足がむくんで靴がきつい。ブーツのファスナーが上がらない…そんなむくみの悩みをどう解決していますか?むくみは痛みやだるさを伴うだけでなく、美容上も大問題ですが、「体質だから…」と諦めている人も多いのでは? でも生活改善やちょっとしたアイデアで、むくみはかなり軽くすることができます。本書はむくみ解消のために、同じ悩みを持つ人たちがどんな思いをしてきて、どう工夫し、どう改善したのか、その生の声をまずお届けすることを目的にしました。それに対して専門医がアドバイスしてむくみを解決に導く、新しいタイプのセルフケアBookです。
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