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2025.04.28
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カテゴリ: 人類学
 ヨーロッパの初期ヒト族の化石の発見は、これまでイベリア半島に限られていて、アフリカにほど近いジブラルタル海峡周辺からアフリカのヒト族がヨーロッパに植民したと考えられている。

​◎140万~110万年前のヒト族中顔部発見​
​ その古いヒト族は、スペイン北部、アタプエルカ山中のシマ・デル・エレファンテ(ゾウの洞窟)TE9層で2007年に下顎骨の一部と数本の歯が見つかり、これが最古とされていた。それ以前の1994年にに見つかっていた同じアタプエルカのグラン・ドリナ洞窟TD6層( 写真
​​

 このほどシマ・デル・エレファンテの140万~110万年前と年代推定されるTE7層から発掘されていた( 下の写真の上 =発掘中の一こま)ヒト族の中顔部( 下の写真の下 )についての研究結果がスペインの研究チームによりイギリス科学週刊誌『ネイチャー』5月12日号で報告された。​​





 その結果、この化石ATE7-1は、 これまで同定された西ヨーロッパ最古のヒト族の顔面となった。

​◎ホモ属系統では原始的​
 顔面中部の形態的特徴の大半は、ホモ属系統では原始的で、近くのグラン・ドリナで見つかっていた年代的にやや若いホモ・アンテセソールで認められる進歩的な面は見られない。さらにATE7-1標本は、180万年頃のドマニシやほぼ同時代の他のヒト族より鼻歯槽骨領域が派生的である。そうした特徴を根拠にすれば、TE7層出土のこの新発見の中顔部は種未定のホモ・エレクトス類似種とするのが合理的と研究チームは結論付けている。
 シマ・デル・エレファンテとグラン・ドリナの両下層から得られた考古学、古生物学、古人類学の情報から、前期更新世末にヨーロッパの人類集団に何らかの入れ替わり現象が起こったことを推定させるという。

昨年の今日の日記 :「木星の第1衛星イオの火山活動、太陽系初期から続いていたことが判明」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202404280000/​





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Last updated  2025.04.28 04:48:38


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