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朝起きたら、こんな感じの天気だったので、思いっきりオイ!オイ!!(言ってる自分でも、意味がよう解らんが...)それが珈琲にトーストの朝食を取ってると、カラッ!!っと晴れた。 最近のオランダはこんな天候不順ばっかりで、何を着たらいいか困る。長袖を着ると、途中で暑くなって汗かいたり、半袖だと、雨が降って濡れると、ガタガタと震える。 先週にはこんな大雨が降って、海面下のオランダもとうとう沈没か...と、覚悟したほど(大げさ...やわ。) 大体、オランダには、日本式の【衣替え】が無い。みんなバラバラに好きなものを着ているので、他人が参考にならない。見てるだけでこっちが震える、【半袖T-シャツ】の兄ちゃんが居たり、見てるだけで汗が噴出しそうな、【フード付きオーバー】の姉ちゃんが居たり。 学校も完全私服だから、早熟な小学生(12歳)の女の子なんか、ちょっと化粧すると、もう大人に見える。だいたい、セックス合法年齢を現行の14歳 (!)から、12歳(!!!)に下げようって案件が国会に提出されるぐらい。まったく、日本の戦国時代の政略結婚時代に戻ったような、非現実な感じだ。大麻合法や、安楽死合法を完成させた、超民主主義国家の超先進国民の考えそうな事。でも、いくらなんでも、これはちょっと無理だろうな。12歳ったら、体は大人でも、その他は全然子供だし。どの国にも、頭のネジが2~3本外れてる、やばい大人が居る。こんな標識を立てる奴がいるぐらいだし... 『左は通行止め!!!ですよ』ああそうですか...じゃあ...右に行くよ...『右も通行止め!!!ですよ』...あのううう...。真っ直ぐいったら森の中なんですが... ☆ ☆ ☆ ☆ 今朝は、ゆっくり起きて、10時から2時間ほどフィットネス。午後からの仕事が延期になったし、雨もあがったんで、カノジョに電話して、動物園に行った。 動物園では、ちょっと怖かったが、欧州中に話題を振りまいた、われ等が『オランダのキングコング』ボキートを観に行った。我等がボキート...実際見ると、かなり.... デ ・ カ ・ イ ・ 以前、【元K-1】チャンプの レミー ボンヤスキーを紹介され、一緒に酒を飲んだ時も、『 わあああああ レミー...デッケエ!!! 』だったが、ボキートはレミーの軽く2倍はある。 カノジョにボキート脱走事件を話したら、『もし私が襲われたら守ってくれる?』......そんなな意地の悪い質問は止めてくれ....いくら俺でも......ゴリラにかなうわけねじゃんか...こんな時はサッサと話題を変えるに限る...『 あのライオンとボキートだったら、どっちが強いかな...』そんな時にボキートと目が合った。彼の目...『お前も辛いな...』って、言ってるような目だった。...コイツいい奴かも。
2007年06月30日
今朝は気温は低かったが、昨日と同じような、↑ こんなに良い天気だったので。久しぶりに長袖シャツに、(夜のデートに備えて)スーツにネクタイで出社した。ちょっと寝坊したので、高速道路の通勤ラッシュにひっかかるかなと危惧したが、意外と高速道路は空いていた。ラジオのニュースで知ったが、南部オランダの小中学校は今日が終業式らしい。因みに、北部オランダは7月末が終業式。来年はこれが逆になって、北部の夏休みが先に始まる。 北部と南部で終業式が違うのは色々な理由があるんだろうが、バカンス シーズンが集中しないのはいい事だと思う。 なにしろ、オランダは国民の殆どが夏に数週間のバカンスを取るので、集中して取られと事務所に誰も居なくなったり(...そんな事はないだろうが...)するので、ピークを拡散するのは懸命な方法。それでもバカンスピークの8月頭は街中も閑散となる。 最近の電話の挨拶は、 『何時からバカンスですか? え?今年は無し?どうしてですか???』...ほっといてくれ... 『バカンスがどちらに行くんですか? え? ずっと仕事?どうして???』 ...どうしても!!! じゃあ... こっちが聞きもしないのに、『 私は何時からどこに行って、ああだこうだ...』... 大体、オランダ人は普段は質素に暮らして、結婚したら酒にも付き合わないが、夏冬のバカンスは豪遊する。 金銭感覚が違う...って、言えばそれまでだが、社会保障が充実して、老後にそれほど不安が無い人達だから、借金してでもバカンスに行く。 オランダ人は自己主張が強烈で、自分で決めた事は誰が何と言ってもやり遂げる、根性というか、頑固なところもある。 オランダの人気TV連ドラマの準主役に抜擢され、人気急上昇中(そういう私も実は隠れファン)で、将来有望されてる、カロリン スパー という女優さん。 今や、TV・映画に引っ張りだこだが、スポット ライトも、名声も、莫大なギャラも、すべて投げうって、子供の頃からの夢を追求してマイアミの演芸大学に入学するらしい。どうせ、たった一回の人生。やりたい事がやれるのは、幸せかもしれない。 そんな記事を読んでると、携帯が鳴った。 わがままなオランダ人の友人からの電話で、市内に出来た高級フィットネスクラブの会員になって、金曜日は友人が一人分無料で入れるから、今夜一緒に行かないか?との誘い。 行きたいけど、今夜は日本から来てるカノジョとデートがああって...え?何何?...サウナ付き?...で、...混浴サウナだって??【写真と文章は無関係です...念の為...】 私は、今はもう真面目に生きて、そんな悪い誘惑には乗らない!!と断ったが、なせか混浴の二文字が脳裏から離れない... 夜にカノジョと合って、『 今日何食べるの?』 って、聞かれて、あああ、混浴にでも行くか?胸のあたりが、ヒリヒリするのはカノジョの肘打ちが急所に決まったからか...
2007年06月29日
快晴だった、木曜日のオランダ。まるで、南フランス(写真)のような気候。数日前の蒸し暑さに比べると、今日は気温もぐっと低く、言って見れば『非常に快適な朝!』だった。今日中に月閉め決算を完了させようと、今週は全員月曜日から残業続きで頑張ったが、悪いことに...(商売だから、悪い...じゃなくて、生憎)朝一で緊急見積もりが入ってきた。見積もりはかなりの量で、明日中に提出する必要があったので、月閉め決算を棚上げして、社員全員で見積もり処理にかかった。私も手伝おうとしたが、V嬢に、『邪魔になるだけだから、珈琲でも飲んで、売掛金回収か、お客さん周りでも してて下さい。すぐ終わらせますから...。』まあ、忙しいときに私が回りをうろうろすると、邪魔になるだけだが、『 猫の手よりはましやろ? ...キャットハンド!やキャットハンド!!...』...自分でも何言ってるんだか解らなかったが...それでなくても、今週は毎日【夜討ち朝駆け】...残業続き。家で旦那と衝突してイライラが絶頂気味の、V嬢に...『 訳の解らない事言ってないで、今資金ショートなんだから、早く売り掛け金回収でもやってください!!』...と、猫のように、彼女らの部屋からつまみだされた。 泣く子と、怒りのピーナーには勝てない...。チャイニーズ マレーシアンの経理のMLと一緒に売掛金回収にかかった。MLは、何時もニコニコして、怒りのピ-ナに踏みつけられて、疲労困憊した私のがさつな心をしっかり癒してくれる。こんな良い子になんで彼氏が居ないのか...世の中の男は見る目がない。昼を過ぎても、事務所の喧騒はおさまらなっかた。皆昼抜きでやってる。私もあっちこっち(...カノジョとか、ゴルフ仲間とか、飲み友達とか...)に電話して、カノジョとは夕方から海に行く【デート】を設定して...それにしても、なんか腹が減ったな....と考えてるときに、V嬢が、【ビッグマック】と、【チキンナゲット】、そして【コーラ】の乗った盆を持って、ニコニコしながらやってきた。『 全部終わったんで、これ食べて、早くカノジョと海に行ってください。』こんな...胸に【グッ】とくる事されると、金も無いのに特別ボーナスとかを出したくなるので...心を鬼にして...涙...(飯が食える【うれし涙】)が、こぼれないように下向いて...『ありがとう...でも、肉は...サラダ無いのか??』午後から天気が崩れたが、カノジョと行きたかった海に行った。風が強くなって、とても砂浜を裸足で歩ける天気じゃあなかったが、塩の香りをかいで...(恥ずかしいから手は繋がなかったけど)並んで歩いてると... 一回やってみたかった、青春時代の夢...中村雅俊の真似..『 ようし! あの雲に向かって ダッシュだ!!』走り出して振り向いたら、カノジョに思いっきり笑われた...『無理して若返がえらなくったって...今のままでいいよ。』...(カノジョは私よりずっと年下...)こんな胸に【グッ】とくる事言われると...ちょっとたるんだ、自分の腹部...昼に食ったビッグマック......やっぱり...サラダだけにしときゃあよかった...海岸に捨てられてた顔...夜にこれ見つけると、きっと腰し抜かすな... ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月29日
28日に書いた日記が、なぜか29日に...日付けの変更の方法がわからないので、しょうがないので、28日分は写真だけで... 【マジョルカのプール】 【カノジョ...向こう側...なので見えません】 【ML嬢】 【今朝のオランダ】
2007年06月28日
水曜日のオランダは、昨日と打って変わって快晴。 沖に浮かぶクルーザー...さわやかな風。こんな天気の日は、さっさと退社して...海に行きたい。砂浜を裸足で歩きたい。水平性を眺めてると、嫌な事も忘れる。こんな時、横に最愛の人でも居るといると、柄でもない、『愛の唄』を彼女の耳元に囁く様に歌うだろう...♪♪ わわわ我はああ、海の子おおお、白波のおおおお!!! ♪こうやって、一つの恋が終わっていくんだろうな...。今日、昼に久しぶりにインドネシア料理の『サテー』の出前を取って食べてると... (注文したのは、『ナシ ゴレン =インドネシア風焼き飯』付きなのに、仏蘭西パン付きがやってきた。でも、腹が減っていたので、そのまま食ったけど、結構美味かった。最近なんでも美味いと感じてしまう。味覚が麻痺してきたんだろうか...)...仏蘭西パンを食いかけてた時、友人の日本人から携帯に電話があった。彼は私より少し下で、仕事も少し回してる関係上、私は『ため口』、彼は『敬語』を使う。かれこれ10年の付き合いだが、この辺り、『親しき仲にも礼儀あり。』を徹底している。彼は10年ほど前に、綺麗なオランダ人と結婚。今では小学生の男の子が一人。家も買って、三人で幸せな家庭を築いていた。彼は背も低く、小太り。頭髪もちょっとこんな感じだが、非常に良い男で、私も、『 お前、綺麗な奥さん貰って。男は中身ってのはお前のこっちゃな。』と何時もからかっていた。 今日の電話先の彼の声。何時もの『張り』が無い。どうも泣いてるようなので、理由を聞いたところ、電話では言い難いんで、今晩酒でも飲んでくれませんか...との事。むむむ弱った。今日は彼女がパリーってとこから帰ってきて、夜に会いに行く約束がある。最愛の彼女と、男の友情...義理と人情...涙と涙。...秤にかけても測れない...酒を飲むだけなら、別に『明日にしてくれ!』で済むが、何か事情があったらそうは行かない。兎に角理由を聞いた。先週日本からお母さんが遊びにきた。(そうだったな...知ってる。)着いた日に、4人でご飯を食べて、年末の家族旅行は久しぶりに、皆で帰国しようとなった。(ふうんん、お前、金もってんだなああ。)子供も、お母さんも大喜び。(そりゃあそうだろう...良かった。)すると、突然女房が泣き出した。(...嫌な予感...)理由を聞いても、泣くばかり。少し落ち着かせて、昨日の夜、泣いた理由を聞いた。この前なぜ泣いたんだ?と...(... ... ...)そしたら、女房が。『 日本には行けない...行きたくない...ごめんなさい。もう愛が...あなたを愛していません...』 って...(... 判った。後で電話するからまっとけ。)仕事をサッサと片付けて、話を聞いてやることにするが、それにしても...男は中身だけじゃあ駄目なんか...中身だけが取り得の私はちょっとやばい...
2007年06月27日
霧雨の月曜日。雲の合間を縫うように、太陽が顔をだそうと頑張るが、すぐに厚い雲におおわれてしまう....うっとうしく、蒸し暑いんで、ここは一つ太陽に根性を見せて欲しい。そんな感じの、月曜日。今日は我が社の給料日。今月は夏の賞与が付くので、従業員にとっては特別な日。オランダは夏の賞与を『バカンチー マネー』= 直訳すると、バカンス マネー...(あれ? 同じだった...)つまり、バカンス用のお金と呼ぶ。更に、この『バカンス マネー』は労働管理局に、絶対に払いなさいと言われてる、言ってみればオランダ労働法で定められてる規則。オランダ人さん達は、このお金でバカンスに出かけるが、私みたいな貧乏な経営者は、皆が遊ぶ夏の間は、『ありさん』のように一生懸命働いて、春、秋、冬にバカンス=主に日本帰国=する。(夏の航空運賃が高いので、それを避けているという見方もできる。)今日、この給料プラス、バカンス マネーがそれぞれの口座に着く様に、金曜日に振り込み手続きをしたかったが、例の 『ジョニー ウォーカー 青』事件で、『うやむや』になってしまっていた。別に給料日を25日と取り決めてる訳ではないが(いい加減な会社です。)、既定事実で25前に払ってるので、緊急送金して今日中に振り込まれるように手配した。因みに冬のボーナスは、『サーテーン マンス』=13ヶ月目=と呼ばれてるが、こっちは別に既定なし。会社と当人の契約次第。これを払う会社もあれば、払わない会社もある。我が社は【税金対策】と、【実益】を兼ねて、【13ヶ月目】は現金支給の代わりに、母国までの往復チケットを代替している。つまり...年に一度の奉公明けは、会社の金でお国に帰ってもらっている。って、事は...私は奉公人をこき使う、【 極悪あきんどの越後屋 】抜け荷で【儲けて】代官様に【裏金】を渡し若いオナゴ衆を【かどわかす。】まあ、【儲けて】と、【かどわかす】以外は、似てない事もないが...10月にお国帰りする、V嬢が朝から電話で揉めていた。会社支給の携帯電話は使わず、自分で買った【アジアンカード】=通話料金が一分で5セントと、法律の裏側・隙間をうまく利用したカードで、朝から延々と、電話に向かってがなり立てている。なんでも、今新築中の自分の家。その敷地内の裏庭に叔父さん夫婦が納屋を置いてるらしい。それを『早くどけてくれ!!』、『もうちょっと待ってくれ。』の口論らしい。そんなん...どうせ(まだ)住んでないんだから、いいじゃねえか...と思ったが、なんでも裏庭に養豚所を作って、儲けたいからとか...ふむふむ...それって...儲かるんか?俺にも一口乗せろ...養豚所の図面と完成予想写真を見たら、二階建てのコ綺麗な養豚所。話は弾んで、私の分一口を世界最強ユーロでV嬢に渡して、彼女の現地パートナー=彼女のおばあちゃん!!= に送金した。まあ、この金は、多分どぶに捨てたようなもんだろうが、うまくいけば、渡比の暁には、毎日豚カツが食べられるかも...って、自分で食ってたら投資の意味が無いか...養豚計画書を見ていたら、無性に手作りの豚肉入り味噌汁と、とんかつが食べたくなってきた...そんないいもんここには無いんで、しょうがないから、昼はハムサンドと、ベーコンエッグで我慢........豚カツとはエライ違いだ。 ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月25日
ちょっと晴れてきた日曜日。金曜日の夕方...酒盛りで盛り上がってきて、なにやらワイルドなムードになってきた事務所を後に、愛車で空港(スキポール空港)に向かった。完全な飲酒運転。【愛車...】空港までの高速道路は、金曜日の午後にしては混雑も無く、フライト到着予定時間の一時間も前に着いた。時間があったので、事務所に電話を入れたところ、事務所では既に何人か死んで、誰かはトイレを完全占領してるよう...どうでもいいけど、戸締りと、アラームだけはセットして帰るように...と指示...(でも、きっと電気は付けっぱなしなんだろうな...)月曜日の朝に事務所の惨状をみるのが少し怖い。到着予定時間の少し前、フライト インフォーメッション ボードの成田発JAL便のところに、『着陸』 の文字が出た。到着ロビーに居た出迎えの人達がざわつく。皆が、すりガラスの扉が左右に開くたびに、胸をときめかせ、出てくる人を注視する。見送りは悲しい場面もあって、ちょっと苦手だが、出迎えロビーは皆のワクワク気分で、空気が充満し、今にも破裂しそうで、何時来ても楽しい。しばらくすると、日本人団体さんが一群になってドアーから出てきた。その後、お土産を一杯抱えたオランダ人に花束をもって走りよるブロンド美女。そして、背広にネクタイの出張さん。里帰りの奥さん、子供を迎えに来て、ちょっとはにかんで荷物を預かるお父さん。が...肝心の私の待ち人達の姿が見えない。フライトが着いてから待つこと小一時間...酔いも覚めて、腹が空きだした頃やっと3人が出てきた...スンナリ出てくるとは思ってなかったが、それでも長すぎたので、どうした?禁制品でも持ち込んで税関につかまったのか?聞いてみると...フライト到着後、日本人団体客の後ろを付いていけば、【出口】まで行くだろう...っと思って、ペチャクチャとしゃべりながら、後ろを付いて行ったら、着いた先がトランジット搭乗口。その団体さん一行は、アムステルダムから、ローマに向かう乗り継ぎの団体さんだった。トランジット搭乗口から、出口を探して放浪してるうち、トイレに行ったり、化粧直したり、ウインドウ ショッピングしたり(こんな時にそんなん..すな!)迷ってしまって、遅くなってしまったらしい。まあ、どうでもいいけどお疲れさん。ホテルは空港から車で20分程度のアムステルダム市の某ホテルに、3人部屋を取ってあったので、直ぐに移動。ホテルにチェックインして、少し休んでもらって市内で夕食する為に、タクシーで移動。アムステルダム市内は、駐車場が少なく、週末のこの時間だと、タクシーの方が早い。出かけたのは。彼女が好きな(何時行っても満席の)インドネシア料理。ここは安くて、うまくて、量が多い。貧乏人の私には最適な場所。アムステルダム在の、彼女の友人もレストランで合流して、長テーブルに、男一人に女四人...さしずめ私は両手にダブル フラワー...【食べてしまう前に写真を撮りたかったが、腹が減っていたので...テーブルの上はまるで、『ツワモノどもの夢の後。』...状態】11時間のフライも、時差ぼけもなんのその。若さとパワーで、飲んで食う。一人でも持てあますのに、4人も...私は生まれてきたことを後悔した。食事の後に、市内のジャズクラブへ。週末金曜日の夜のアムステルダム。観光客もかなり居て、クラブも混んでいた。私と彼女は積もる話があったので、3人と少し離れて静かに話を...私が傍に居た彼女は良かったが、他の3人。週末の夜に『見目麗しい=本人らの自己診断』日本人の女性が3人で飲んでると、紛らわしい日本語を喋る外人さんが、愛想笑いで付きまとう。『コンバンハアア~。ワタシ トウキョウイマシタアア。カノジョ ゲンキイイ??』私は彼女との話の途中で、このシツコイ奴を、『コラ!邪魔や!あっち行け!シッシシッシ...』と、追い払う役目もあって、忙しかった。オランダは麻薬が自由とか、何だとか色々と悪いイメージがあるが、治安は欧州主要都市では一番良い。確かに...夜半繁華街を歩いていると、暗がりから黒人が出てきて、『ヤク要らないか??』って、聞いてくるのにはへきへきするし...飾り窓の一帯を、携帯を首から吊り下げて歩いていた日本人観光客が、『お?それ新種の携帯だな。よこせ!』って、強奪される事もあるが...以外は...気を付けていれば問題ない国。久しぶりの彼女との再開。話す時間はそれほど無かったが、無言でも心が伝わる。こんな気持ちになったのは久しぶり。皆をホテルに送ってから。自宅までの帰り道。土産にもらった【どら焼き】を食いすぎて、胸が痞えて苦しかった。 ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月24日
こんな雲がたれこむ(あんまりよく見えないが...)今にも雨が降りそうで、降らない土曜日の朝。お隣さんは、こんな天気なのに、キャラバンを引っ張りだしてアウトドアーの準備。あそこには小学生の子供が居るが、夏休みはもう少し先だから、多分週末だけのキャラバンなんだろう。朝から晩まで仕事して、週末は家族サービス。ご苦労さんですと言いたい。昨日の金曜日の午後にスペイン人の友人がいきなり事務所にやってきた。彼はオランダで買い付けして、スペインで販売している。その関係で、頻繁にオランダに来るし、うちのスペイン代理店もやってもらってる。彼がオランダに来ても用事があって日帰りの時もある。だからうちの事務所に来れる時間がある時は、何時でも来いと言ってある。その代わり彼が来ても、私が居ない時もある。昨日は、私が以前紹介したオランダの業者と買い付け契約にやってきて、その足で事務所にまわってきたもの。嬉しかったのであろう.....彼が手土産をもってきた。別に土産(手土産)が欲しい...なんてケチな事を言ってるわけではないが、例え茶菓子でも、饅頭でも(両方ともオランダには無いが)心のこもった物をもらうと、嬉しい。彼が持参したのは、スコッチ ウイスキー 『 ジョニー ウォーカー 』の【青】。ジョニー ウォーカーは、赤【ジョニ赤】、黒【ジョニ黒】が一般的で、円高による洋酒並行輸入が一般的になる前は、高級洋酒として人気があった。青は、黒の上。最高ランク。オランダの酒屋で買ったら、多分250ユーロ(3万5千円)はするだろう。スペインは長い事(300年位)フィリピンの宗主国。【フィリピン】って名前も、当時のスペイン国王 『【フィッリプ】の物』との意味らしい。もともと、人が長い事住んでる島にやってきて、いきなり【俺の物】ってのも酷い話だが、それも、100年以上も前の話。今ではフィリピン人にスペイン人の苗字が多く残ってるのと、タガログ語の単語にスペイン語に似てるものがある程度で、両者のこだわりも無さそうで、彼もうちのフィリピン人と仲がいい。せっかく持ってきてくれた【青】。戸棚に隠して、一人でゆっくりと...なんて事は出来ない。それに、こんなのはサッサと飲むに限る。皆を集めて、即興の酒盛りが始まった。さすがに青...飲みやすい。更に、今日は追い込みだったので、全員昼抜き。そして、氷・水抜き(=ストレート)なので、...、見る見るうちに...全員酔ってしまって、仕事どころじゃあなくなってしまった。ただでさえ遅れ気味の月決算閉め。ボーナスも、給料も振り込まなきゃあならない金曜日。週末は全員総動員出勤して取り戻すしかない...それにしても、みんなよく飲むなああ。家でなんかあったんか??オイオイ!!そんなとこで寝るなよ!! ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月23日
こんな場所に行って...こんなことがしたくなるような...そんな金曜日のオランダ。快晴...しかも、暑い。今日の太陽は二日酔いの頭と、寝不足の目には強すぎる。金曜日...カジュアル フライデーだし、ぐううとカジュアルに(かなり崩れて)サングラスとT-シャツで出勤しようと思ったが...夕方に日本から彼女がやってくる日。会社からそのまま迎えに行くので、もうっちょとマシな格好で行かないと、U-ターンで帰ってしまうかも。もっとも、来週は仕事が(接待)が詰まっていて、会社を休める状態ではないので、彼女は友達二人と一緒にやってくる。勝手にウロウロするだろう。そんな訳で、今日は空港の到着ロビーで、駆け寄ってハグにキスみたいな、映画のようなシーンは...ナシ...(もっとも、そんな外人さんみたいな事、恥ずかしゅうてデキンが...)昨夜のカトウチャン寿司(別名ステテコ寿司)は盛り上がった。白人の大将、家で、良い事でもあったのか、最初から切れ切れ。寿司握るより、奢りの酒をガンガン飲んで、客(常連客っぽい日本人)と話してばっかり。【オイオイ大将...何時まで、ぐちゃぐちゃ握ってんですか?はやくさっさと出し下さいよううう】我々の無言で、必死の叫び声が聞こえないのか、無視なのか...うだうだうだうだうだうだ...まああ、ようシャベル...期待通りの大将の有様に...『こっちで生活する事の大変さ。...よう解りました...』とお客さん。もっとも、これで仕事が来るほど日本人さんは、甘くない。来週は立込みそうなんで、日程表(もっとも、そんな嵩張るもんは持ってない。ただの走り書き...)を見て気が付いた...おおおおおっとおおおおお...ヤバイ。来週の火曜日に朝から歯医者(...デンタル クリニック)の予約が入っちょった...半年に一回デンタル クリニックに行って、歯をキレイにしてもらってるおかげで...虫歯が一本も無い。歯槽膿漏に無縁。ただ...クリニックの技師さんが、こんな感じ...こんな人の前で大口空けて、『ウンがああ...』は、男としては、かなり辛い。し...自尊心がグチャグチャにされる...まあ、カッコ付けてもしょうがない...技師さんに怒られないように、ちゃんと歯磨きしとこう... ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月22日
朝からこんな感じの快晴だった木曜日大変な朝になった。あれほど絶対に切らすなと、何度も何度も言い聞かせていた、大事な、大事な......珈琲...が...無かった。珈琲を飲まない朝は、もともと悪い頭の回転速度が極端に遅くなり、状況判断力が、みるみる悪くなる。(ちょっとオーバー...)今日は大事な日本人の来客・打ち合わせがある日。こんなボケーっとした頭と顔じゃあ、取れる契約も絶対に...取れない。急いでP男君に、スーパーまで買いに行かせたが、何時まで経っても帰ってこない。事故にでもあったんじゃあないかと心配して、彼の携帯に電話をしようとした時に...持ちきれないほどの荷物を抱えて帰ってきた。飲み水、清涼飲料水、事務所用のトイレットペーパー、文房具、自分の朝食のパンまで買っていた。珈琲だけ買って早く帰って来いって言っただろう?何?その後、皆から追加注文があったから...?やっぱり、自分の事は自分でするべきだった...++++++++++午後にやってくる予定だったお客さんが、午前中の打ち合わせが早く終ったので、昼前に来てもいいかとの問い合わせがあった。それならちょっと早いが、美味い中華料理店があるので、オランダ式にビジネスランチに行きませんかと誘った。会社で打ち合わせの前に、好物の海老腸粉とビール。我々日本人は、酒がはいると...よくしゃべる...しゃべると...喉が渇くから、ビールの追加...ビールを重ねると...世間話が盛り上がる...そして、少しずつ、少しずつ、自分のペースにもっていく。そして...『もう事務所・倉庫の見学はいいですね。あほうさんの説明で、全部わかりました...』と、言ってくれた。ふっと時計を見ると午後の5時...『じゃあ、これから寿司でも行きましょう。白人さんの握る寿司屋が、ちょうどブラッセルにお帰りになる途中の、アントワープにありますから...まあ、お土産話に...ああ、味の方は、責任持てませんので、もっと中華を食べてから行きましょう。』名物カトチャン寿司で、欧州出張のお土産話を作ってもらい、我が社を強烈アピール...まあ、別に商売にならなくてもいい。次につながれば...今夜はカトチャン寿司で、天麩羅うどんでも食おう。明日は...恋しい彼女にやっと会える... ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月21日
快晴の木曜日。気温もあがりそうなので、ノーネクタイで出勤したいが、今日は日本から三人ほど来客の予定。我が身を正して、誠意をみせる意味で、背広でネクタイの出勤となった。オランダ人の会社員は、銀行などのお堅い職場以外は、この背広でネクタイってのをしない。つまり、毎日がカジュアル フライデー。わりと大きな会社の社長もジーンズ出勤が多い。これも周りがみんなそうだから、全然普通に見えてしまう。オランダ人のサラリーマン=オッフィスワーカー=ホワイトカラー族は、見た目にかなり気をつかうので、毎日ジムにいったり、日焼けサロンでやいたり、マニキュア塗ったりで...みんなカッコいい。それに、背も高いし、髪もブロンド系なので、赤いシャツや、オレンジのジーンズが良く似合う。私なんかが真似して赤いシャツきたら、まるで、開運祈願のだるまさんみたいなになってしまう。昨日の夜は接待だった。接待は大体私の夕食を兼ねるので、日本食がほとんど。ステキーが食べたいって言われても、寿司に連れて行く。接待までポテトは食べれない。だから、知り合いのお客さんは、行き先は聞かない。いつも日本食だから。...昨日の接待は、オランダ人。まあ、友人に近いお客さんなので、とことん接待する。最後はフィリピン バーまで付きあった。 今日は大企業の日本人役員連中。寿司・てんぷらで、勘弁してもらおう。アントワープのステテコ寿司にでもいってみるか。白人さんの握る寿司を食べてもらって、こっちの悲惨さを実感してもらおう。 ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月21日
午後から晴れてきて、また暑くなってきたオランダ。今日の昼飯は、V嬢が マカロニ ホワイトソースを一杯作ってきたので、近所のパン屋で焼きたてのフランスパンを買ってきて、皆でワイワイ食べた。 オランダには、カレーパンとか、アンパンとか、ロールパンなど、私の好きなパン達はは無いが、普通のパンが普通に美味い。 パンが好きだ(ご飯が無い時は...の注釈付き)って、言ったら、誕生日に皆がパン焼き器を買ってくれた。 まあ、好意には行為で...と、パンを焼いて会社に持っていこうと、見よう見真似で、挑戦したが大失敗。パン焼き器はそれっきり倉庫に放置。今では人前ではパンが好き...とは言わないようにしている。 日本人だから、焼き魚も好きだ。とある日、焼き魚が食べたくてしょうがなくなったので、焼き魚グリルを日本食材店で買ってきた。 生憎、鯖、鮭が無かったので、鰻の蒲焼を作ろうとしたがオオゴトになったので、それも止めた。 オオゴト...こっちの鰻は、オランダ人のようにでかく=油がごっそり=。目釘して、背骨に沿って開いて、骨抜いて、適当に切ったら、一枚が Tーボーンステーキ並みの大きさになった。 ふんふん...こりゃああ油が載って絶対美味いぞ...って、焼きだしたら、いきなり凄い煙。魚を焼かないオランダ人。我が家からモクモクと上がる煙に『スワ!!かかかか火事だああ...』と、余計なお世話を焼いてくれて、消防所に電話... なになに?魚(鰻)焼いてるだけだけど?と、駆けつけた消防署員に説明したが、こってり搾られた...魚焼いても怒られるのか?因みに、オランダにも鰻料理があるが、オランダ人は鰻を燻製にして、パンにはさんで食べる...これはちょっと...見ただけで、おなかが痛くなってくる... だいたい、世界有数の海運国で、 一時は世界の海を征服したほどの海の民なのに、魚を食べる人が少ない。 昼を終えた頃に、郵便物の配達があった。郵便物はV嬢がすべて一手に処理してくれているが、ここ数日、ずっと待ってる郵便物があったので、一緒に仕分けしていると、待っていたものが届いていた。 待っていたのは日本の某メーカーの代理店契約書。今年一月に、そのメーカーの担当役員2名が欧州販売代理店の調査に二週間オランダを訪れ、うちもその候補の一つだった。二週間ずっと付きっ切りで、競合候補の事務所に出かけるときも、一緒について行き、彼らの会議も一緒に出た。朝から晩まで、接待し、金も時間も精神もかなり使って、そしてやっと掴んだ契約書。頭は悪くても、熱意は伝わる。単純に嬉しかった。私はどこか子供のようなところがある。とよく言われる。嫌いなものは嫌いと言うし、嬉しかったらハシャイデしまう。これは、私の学の無さ、教養の無さがなせるところだろうが、自分の気持ちを抑えてまで生きようと思わない。そんな人生には興味はない。だから... 私は自分の力だけが勝負のオランダでしか通用しない経営者。 契約書を眺めてニヤニヤしていると、V嬢が猫撫で声で聞いてきた...『 あのうう...GICCHIのサングラス...会社で特別ボーナスとして買ってくれた事にしてもらえませんか? どうして?って... 実は主人に見つかって、つい、会社でボーナスとして貰った...って...説明してしまったんで...』 なんでこうシンドイ役割ばっかり持ち込むんだか...旦那に電話して、会社で買ったって言えば良いのか? ヤレヤレ...まあ、寂しい移民は助け合っていきて行かないとな...ああそうそう、今度から珈琲は熱いうちに持ってきてね。
2007年06月20日
雨模様の水曜日。昨日の熱帯モンスーン気候とは打って変わって、肌寒い朝。もっとも、雨は昨日の夕方から降り出したし、同時に気温もグッと下がった。オランダの天気は信用できない。まるで思春期の少年・少女のようにクルクル変わる。特ににこ数日は、天候不順が続いて、これではちょと気を付けないと体調もくずしそうだ。昨日は、夜から接待の予定だったが、相手に急用ができたので、今夜に延期になった。夜は都合が悪くなったそうだ。大体オランダ人さんは、夜の接待が苦手。... ...と言うより、昼の接待 【ビジネス ランチ】を好む傾向にある。もっとも、これは欧州人全般に言えること。【ビジネス ランチ】で会社を抜け出し、夕方3時過ぎに帰社して、机をかたずけて、5時に退社のパターン。一方こっちは、昼間できなかった仕事を、帰社して続けるので、帰宅は9時過ぎになる。さらに、アルコール分解酵素をごっそり持ってるオランダ人さんは、酒を飲んでも顔に出ないから、会社でも匂いをかがない限り、飲んでるとは気が付かれない。 だから私は、なるべく夜の接待を組む。奥さん同伴だと仕事の話が出来ない。だが、悪いことに夜の奥さん抜きでの接待だと、もっと仕事の話が出来ない。彼の携帯がしょっちゅう鳴るからだ。『 今?今ビール飲んでるとこだよ。』...数分後...『 今?寿司食べたとこ。』...数分後...『 誰と一緒だって?だから昨日いったじゃない...』 ... 【携帯切れよ。。。】...あのおお...奥さんも呼んでください。一緒に食べましょう。オランダ人さん奥様連中は、旦那を信用していないのか...オランダ人さん男性連中が、基本的に優しいのか...私がここまでコントロールする嫁さんと一緒になったら.... ...夜の接待ができなくなる...から、私の会社が潰れる... 昨日は接待が無くなったんで、夕飯の時間がポッカリ空いた。うどんの買い置きもないし、寒くなった天気のせいか、誰かと話したい気分だった。 それで、行ける奴だけで、飲みに行かないか?と誘ったら、3人ほど喜んで付いてきた。予定があって、これない連中には、『また今度な!』 と説明したが、明日から...『今度...て、何時ですか?』 と、毎日毎日聞いてくるだろうな...
2007年06月20日
午後に注文が入ったので、それはP男に任せて、皆で出かけようとしたが、結構急ぎで、量もあったので、オナゴ衆だけ昼に行かせて、私は残ってP男と仕事。V嬢は、買ったはいいが曇り空ばっかりで、使うことのなかったGUCCHIのサングラスを使えるので大喜び。くだんのサングラス、値段はなんと3万5千円。いまはやりのトンボめがね。『オイオイ。そんな高いもん買って、オランダ人の旦那が卒倒するんちゃうんか?』って聞いたら、イッテナイ!...って、あんた、言わなくても、すぐばれるやない。顔に掛けるんだよ。どうやって隠すねん。 後先考えないやっちゃ...他人事とは言え、衝動買いは離婚の基だよと、しっかり注意したが、人の話は全然聞かないので、暖簾に腕押し。ぬかにくぎ。 とにかく、早く帰ってこいよ...と、追い出したが、帰ってきたのは3時過ぎ。『一杯食べたから、夕食抜きで今夜9時まで残業しまあす。』 はいはい...それで? 頼んだ俺達のハンバーガーはどこ?? 『 ア!!...スミマセン!!!』 どうせそんなことだと思って、中華の出前を取っていたから問題ない。最近やっと彼女達との付き合い方がわかってきた。 その1 ...『自分の事は自分でしろ。』その2 ...『【その1】を、しっかり実践すること。』 今夜はフィリピン パブが好きなオランダ人さんの接待...飯食った後で、そっちに回る事になるだろう...そこじゃあ、自分の酒は自分で注ごう...
2007年06月19日
快晴の火曜日。例年だとこの時期は、今日のような快晴の日が多く、一年の中でも、日照時間が一番多い時期...だが...今年は異常気象って奴で、雨がやたらと多い。雨が降っても気温が上がったままなんで、熱帯モンスーン気候のように、やたらと蒸し暑い。オランダに居て、わが思い出の石垣島や、第3の故郷(行った事は無いが)フィリピン...の気候を味わってるようなものだ。残念なことに、バナナも、椰子の木も、白い砂浜も、緑の海も無い。気候だけの、見掛け倒しの熱帯。(西表島 星の砂浜) こんな時期は、我々南国移民は、体がむずむずしてくる。別に風呂に入ってなくて痒いわけではない。外で遊びたい虫が出てくる。『 久しぶりに晴れたので、皆で外で昼しましょう...』と、V嬢が言ってきた。ここのところ雨続きだったので、しばらく外で、(...中でも)昼はしてなかったし、明日からまた天気が崩れそう...との天気予報だったので、私の繊細で、可愛い、小さな心がちょっと動いた。 が、今日はもう19日。そろそろ月閉め決算の準備をしてもらわないといけない...因みに...【第一次ドンブリ勘定倒産危機】以来、毎月の月閉め決算をするようにした。そして...お客さんからは、ヤクザなみに、厳しく取り立て。業者さんには、仏様のように、期日前にちゃんと払い。雨の日も風の日も、経費を使ってくれる営業を褒めてやり。(わけのわからん経費が多すぎるが...クラブ メイフェアってなんや?)ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ喋りながら、何時仕事してんだか、解らないうちに、請求書をちゃんと期日前に送付してくれてる、オナゴ衆に感謝の辞を述べ。(喋ってもいいけど、コーヒーは私に言われんでも淹れてくれな。)それに...見積り中の案件が注文になったら、納品まで時間がないんで、直ぐに発注・発送準備が必要だしで...悪いけど、今日の外での昼飯は...『チョトオウ マテ クダサアアイ...』(なんで、私が訛るんや。)ランチの時間が過ぎても、注文は入ってこなかった...ふむむむむ...獲れなかったか、P男のせいや(...なんでもあいつのせい)...残念無念。それじゃあ、しょうがない。多分今日が...今月で最後の暇な日だろうし、今週最後の太陽だろうし、注文も来なかったんで、...外で、海でも見ながら(故郷を思い出して)自棄酒でも飲むかああ...急に元気付いた我々南洋民族。皆で外出の準備をしている所に、待っていた注文のメールが流れてきた。それを見て、あわてて書類を持ってきたP男君。【こいつ暑さで脳が溶けたのか、それとも、もともと無いのか...】『 ああ、注文だ。イエエス! じゃあ社長、書類これでえす。後宜しくです!!』何がイエエスや。お前が残るんじゃ!お前が!!
2007年06月19日
雨の月曜日の朝。腹が減って死にそうになって、目が覚めた。...昨日、一旦うどんを作ろうとしてるところに、スペイン サッカー(プリメラ デビジョン)の最終節のTV放送が始まったので、そっちを観てるうちに、うどんがノビノビになって、餅みたいになってしまった。生憎...それが最後の買い置きうどん... オランダには、コンビニと言う人類最高の発明物が存在しない。コンビニは便利 = 便利なものは値段が高い = 不便でも値段の安いとこで買う。...の脅威の3段論法が隅々まで行き渡ってるオランダでは、商売が成り立たない。知り合いのオランダ人は、喉が渇いても自動販売機のコーラは買わない。我慢して家に帰って、リッターボトルから飲む。だから...自動販売機も殆ど見かけない... それに、私みたいな、ヤクザな生活をしているオランダ人は殆ど居ない。皆さん毎日5時には退社して、週末はちゃんと買い物をする真面目生活をしている。だから...夜中に腹が減っても、朝まで待つしかない...朝起きて、空腹のまま出勤準備。食べたく無い訳では無い。ただ単に、食べるもんが無いだけの話。酒のつまみは腐らせるほどあるが、まさか、朝からスルメもヤバイだろうし。 私は仕事で車を使うので、出勤は毎日車。政府は、環境汚染の予防と、高速道路のラッシュを防ぐために、一台に数人が便乗するように...と、便乗駐車スペースを一杯作ってくれたが、社員は皆街の反対側に住んでるので、便乗も出来ない。実際、家から事務所まで、バス、地下鉄、バスと乗り継げば、普通に出勤できるし、全く問題はないが、今まで一度も利用した事がない。一度二日酔いの朝にバスで行って、途中で車酔してしまったんで、もう二度とバスには乗らないと決めた...のと、何時車が営業で必要になるか解らないから。月曜日の朝の通勤道路は、混雑する。それに雨が降ってると、普段はバスで行く人も、自転車漕いでいく人も、歩いて行ってる人も、『めんどうくせ~...』と車になる。腹が減って死にそうなのに、車はノロノロ。最後は冷や汗が出てきた。ところで、オランダの人は、歩くときは雨を気にしない。雨の中を平気でゆっくり歩く。頭を新聞か、そこいらで拾ったプラスチック バックで隠して、小走りに走ってるのは、私を含めた、肌の色の濃い人達。やっと辿り着いた事務所で、直ぐにコーヒーを淹れてもらい、外回りのP君に、そこいらのガソリンスタンドで、健康サンドでも買ってきてもうらおうと探したが、居ない。イライラが頂点に達した。瞬間湯沸かし器にスイッチが...あんん遅刻か?...クソバカタレ...あいつ今日はどんな言い訳か?親父が危篤...って、親父さんはもう何年も前に他界。奥さんがフィリピンから帰ってくる...先週使ったぞ。側に居た同国出身のM嬢に聞くと...『ああ、P男さんは、【モーニング アフター ピル】を買いに薬局に行きました。』【M嬢...】 ...【モーニング アフター ピル】!?!? ...【翌朝 ピル...何それ?】『 知らないんですか?避妊せずにその行為をしてしまった後に飲む、避妊ピルです。で、社長はどうやって避妊してるんですか?』 ...【 あのね...そんなもん言えるか!!!あんた達は隠し事がのうてええのう...で、そんなピルが在るんか...知らんかった...でも...貴女がP男の外出理由を知ってるて事は...】『 はい。彼、週末に自分の ”爪楊枝” 使用したそうでえええす。』オランダはまるで、お伽の国。そんな国に住む陽気な方々...月曜日なのに、グッ...と、疲れが...でも、その魔法の薬。P男が帰ってきたら、締め上げて明細を聞き出そう。 ご多忙の所、半端なプログでお騒がせしてます。
2007年06月18日
雨の日曜日。 昨日は、バーベキューを断って、夕方から『昼寝』...もっとも、夕方だったから『夕寝...』 が正しいが、生憎そんな日本語は無い。 昼寝したら、そのまま朝まで寝てしまった。 昼寝の途中...うつら、うつら...ながら、外が段々と暗くなって、最後に大風、雷、豪雨になったのは判った。寝入ってしまったので、知らなかったが、クラブの人に、昨日あれから大変だったと、今朝の電話で知った。 なんでも、雷になったんで、外に居たら危ない(こっちの雷は普通にそこらに落ちる、かなり気合の入った雷さん!!)ので、隣接の体育館に非難...(なんと、この体育館を造るときも、ボランテイアが手伝って、予算よりかなり安価に出来上がった...オランダ人は、家なんかは自分で改造してしまう。『日曜大工』って、言うより、専門家)非難の途中、子供達は大きな雷の音で、ちょっとパニック状態になり、転んだり、滑ったり...そして数人が、(昨日は写真をUPしなかったが)【虎のトランポリン】からの脱出が遅れてしまったそうだ。 このトランポリン、入り口が大きく開いてるので、そこに強風が入って、子供達を入れたまま、フワフワフワフワ...と、まるで『空飛ぶ猛虎...フライング タイガー...』のように舞上がったから、さあ大変。 今朝電話でこれを聞いたときは、思わず笑ってしまったが、考えるとこれはかなりヤバイ。空飛ぶ猛虎が子供をつれて、北海越えてイギリスまで行ってたら... 【われらが阪神タイガースもこれぐらい、飛翔してくれたら、嬉しいんだが...】大事故にならずに良かった。 大会は中止になったが、材料がもったいないと、バーベーキュウはテントの中で強行したらしい。さすが、雨も嵐も雷も上司も社長も怖くない(奥さん・彼女はとっても怖い)オランダ人。なんでもありのオランダ人、私は途中で帰ってて良かった... 今日は【父の日】。 最後の【父の日】に入院中の父に【ネクタイ】を贈ったのを覚えている。知り合いの土建屋のオッサンに、高校生は土方には使えん!!って、断られたが絶対に音は上げないと約束して使ってもらって、やっと貯めた金。 翌日面会に行くと、そのネクタイを壁に掛けて、側に父の走り書きが...【このネクタイは、高校生の息子が、なけなしのバイトの金を使って、初めてプレゼントしてくれた宝物。完治したら、このネクタイを付けて仕事に行く。だから、完治の日まで俺は頑張る。】 完治する日は訪れない事を知っていた私は、これを読んで涙が止まらなくて、困ってしまった。父はその日から数日後に他界。そしてその日は、父の40回目の誕生日の前日だった。 私にとって6月は暗い月。ブラック ジュン。この日を境に、社会の底辺に転がり落ちた私達だが、その日から毎日父の事を思い出す。絶対に忘れない。それが私が出来る唯一の親孝行。 父に贈ったそのネクタイは、父の走り書きと共に、たんすの底から、私を見守っている。 明日は月曜日、好きなうどんでも作って、早く寝たいが作るのが面倒...誰か作ってくれんかなああああああ...恋人急募したい気分...
2007年06月17日
晴れたり、急に雨が降ったりと、中途半端な天気の土曜日。 昨日は夕飯抜きの深酒で、家に着くなりノックアウト。オランダ人の酒の強さは、尋常ではない。それに飲むときに何も食べないってのもシンドイ話。血液中のアルコール分解酵素の量の多さ(当然オランダ人の血に多く含まれている)少なさ(日本人の血の中には含まれていないと思う...)以前の問題のようでもある。 普通に付き合っていたら、急性アルコール中毒で、死んでしまう(ちょっとオーバー...) 朝までソファーで寝てたので、体の節々の痛さと頭痛で、目が覚めた。強張った体を熱いシャワーを使ってほぐし、濃い珈琲を飲みながら、仕事のメールをチェックしていると、昨日飲んだ知り合いから、メールが入っていた。 オイオイ...今日も飲もうってんじゃあ無いんだろうな...メールに添付もあったので開けてみると、昨日最後に行ったクラブの写真だった。あのアホ...こんな写真いつ撮ったんだろう...携帯電話付きデジカメで撮ったに違いない。 仕事メールと、使用メールを終え、ジムに向かおうとして着替えていると、携帯が鳴った。 起業以来スポンサーをしている、地元のコルフボールクラブのユース(6歳~18歳)大会をやっていて、スポンサーにはスナック・飲み物も用意しているので、是非来て欲しいとの内容。 日本とちがって、学校は授業だけで、放課後の部活はすべてそれぞれが、好きなスポーツをする為に、クラブに向かう。オランダのクラブは全て地域密着型。オランダ人の凄いところは、自分のクラブの為に、多くのメンバーが無奉仕・ボランテアで参加。メンバー費はごくわずかで、必要経費の多くは、地域の企業各社にスポンサーになってもらい、大小さまざまな献金を基に、クラブの運営をしているところ。 ジムで昨日の酒を少し流し、その大会をやってるクラブに迎え酒を飲みに出かけた。行ったのが午後だったので、すでに白熱した試合・競技は始まっていた。 こんな健康的な景色は、二日酔いの目に痛いので、急いでスポンサーのテントに向かい、スナックとビールをもらった。 ああお兄さん、あのおワインはもう結構ですので、なんか食うもん... 生ハムをつまみに、ビールを2本飲むと、頭がボートなったので、会場をブラブラ... 参加の子供達、特に小さな子供達は遠足気分。そんな子供達の為に、心優しいオランダ人は、色んなアトラクションも用意し、会場はちょっとしたテーマパーク... 鮫が、大きな口をア・ン・グ・リ・....子供達はが口の中へ... 食べられた...なんか残酷...はははは そしてオランダらしく、乳しぼり...でも、出てくるのは牛乳ではなく、ジュース... 子供達の一生懸命プレーする姿と、無心に遊ぶ姿。スポンサーしたのは、私達が汗水垂らして稼いだ金だが、全然惜しく感じない。 大会が終った後、バーべキュウーがあるので、残ってくれと言われたが、天気が崩れそうだったのと、用事があったので、丁寧に辞退したが、本当は... 帰って昼寝がしたかった...から。
2007年06月16日
今日は急な来客があった。同業の友人。 同業で、競争相手だが、なぜか気が合う、いい酒飲み仲間。近所に来たら。何時でも事務所に来いよ。アポなんかいらないから!!! って、もうずっと前に、それも酔ってる時に言ってしまった一言ををしっかり覚えていて、いつもいきなり現れる.... 金曜日の午後...KFCを片手にいきなりやってきた。 忙しかったが全部ほっぽらかして、昼過ぎから酒盛りが始まった...こいつがくると毎回このパターン。 急ピッチでワインが、空いていく...イッポン、二ホン、サンホン...まるで、喧嘩でもしてるかのように、ぐいぐい。ぐいぐい。 『コラ!コラ!!ワインは水じゃあないんだから、もうちょっと味わって飲めアホ...あああ、それ開けるの?それちょっと高いワイ...ああああ...開けやがったこのクソバカタレが...グイグイ...』 フット気が付いたら。夜中...背広ネクタイのままで自宅のソファーで寝ていた。どうやって、帰ってきたのか...飲酒時常時発生一時的記憶喪失症候群... 何も覚えていない...頭も体も動かない...右手はやっと動くので、ネクタイだけはずして、またそのまま暗い闇の中へ... 明日(日本の土曜日)は彼女の誕生日...日本の土曜日の早朝(こっちうの夜半...ああややこしい...)一番で電話するって約束が... ...やばい...日本はもう土曜日の夕方....怒ってるだろうな... 週末は死んだふりをしておこう....
2007年06月15日
スペインに納品に行ったトラックが、今朝方8時ごろオランダに帰ってきた。納品が無事に終わったのも、やれやれだが、高速道路で何時も立ち往生(エンコ)する、オンボロ トラックで、出かけたので、ちゃんと帰ってくるのかも、気になっていた。そんな心優しいところを見せると、ドライバーが付け上がるので(...って、上がりっぱなしだが...)ご苦労さん、ご苦労さん......ん?でも、二日で帰ってきたってことは、かなり吹っ飛ばして... 高速道路が発達している当所。レース観るのも、自分で走るのも大好き。借金してまで、こんな(↓)凄いの買って、高速道路をぶっ飛ばす。ストレスも、命もぶっ飛びそう。 それに対応する各国のハイウエー パトロール。素人に負けじと、凄いパトカーを揃えてる。こんなんで、追っかけられたら、オイラのカローラじゃあ、逃げきれねなああ... (色は各国の国旗の色。) ↑ フランス 『プジョー スポーツGT』 ↑ ↑ イタリア 『ランボルギーニ ガラード 最高速度 時速320km』 ↑ ↑ スペイン 『アウデイ TT 』 最高速度 時速280km ↑ ↑ イギリス 『ポルシェ 911』 説明不要...↑ 日本 『三菱ランサ- EVO IX』 最高速度 時速280km そして...じゃじゃじゃじゃあああん!!FROM PHILIPPINES !!!! ””マニラの最高級””....
2007年06月14日
今朝は雨、6月の雨は静々と霧のように降り、私の心と体をしっとりと包む...なんて事はない。やけに蒸し暑いだけの朝。 そんなウットウシイ朝に、V嬢が、三段飛びの世界記録にも負けないぐらいの勢いで、飛びながらやってきて、紙切れを私の鼻頭に差し出した。(どうでもいいけど...今気が付いたが、この人の名前がAsyuriとかで、『A』 が付いたら、呼び名は...AV嬢...やっぱりどうでもいいか。) 『んんん???やっと、辞表を持って来たか...よしよし直ぐ机をかたずけて、帰っていいぞ。...ああ会社の鍵と、金庫の鍵は返してくれな?』 だがしかし、喜びも束の間。それは、AV嬢(ししし...失礼V嬢)の休暇願い書。フィリピンへの一時帰国の日程表だった。 『どれどれ...行きは10月半ばで、帰りは...んん?? さ、さ、3週間後ですかあ?(なんなら、片道切符で行って、ずっとお国に居たらどうですか?)...』... AV嬢(さすがに、しつこい...)V嬢の年に一度の帰国費用(航空運賃)は、会社で払ってやる契約をしてるので、四の五も無く、直ぐに旅行会社に連絡して日程通りのチケットを抑えた。 シンガポール航空(シンガポール経由)ダバオ シテー行き。空席が一席あった。今回はオランダ人の旦那さんは、留守番らしいので、一席の予約。 なんでも、フィリピンで購入した土地に、今度家を建てるので、そのための打ち合わせだから、遊びじゃあないんで、旦那はオランダに残るとか。 彼女らは、一生懸命働いて、しっかり貯めて、フィリピンで土地とか、商売を始める資金にして、着々と夢と老後のプランを推進する。 うちの安月給で、土地が買えて、家を建てて...う・ら・や・ま・し・い・... 私なんかは、どんなに一生懸命貯めても、日本の、田舎の、田んぼの、せいぜい『 あぜ道 』 ...位しか買えない。 『 あぜ道 』を買って、通行税を行き来する、ばあちゃんから貰って(って、くれるはずもないが。)も、毎日のお茶代も出ないだろう。最近、真面目に将来の東南アジア移住を考える毎日。日本の彼女付いてきてくれっかな... そういえば今週末は、日本の彼女の誕生日。毎年この日の前後は、私の『 血と汗と涙の結晶 』のユーロを持って帰国。 彼女と一緒に、東京の某地を朝から晩まで...私にとっては、軍隊の『重装備30キロメーター徒歩行軍』並みの苦行だが、彼女はこれを、ラブ!ラブ!ショッピングと呼んでる。思い出すだけでも腹が痛くなる...今年は事情で帰れないんで、妹か、友達と行って来いよと、現金を送るつもりだが、日本の会社を休んで、こっちにやってきたい...って、 あのね...こっちにきたって、私は事情で休めないから... って、 何?こっちの友達と遊ぶから、私は会社休まなくていい?で、 何?車とクレジット カードだけ貸せ??ところで、何?合った時に、私のお腹がブヨブヨだったら腹パンチ?だけど、 何?バルセロナまでのフライトブックしろ?オランダ、スキポール空港の入国管理室にタレこんで、こんな危険人物はオランダ入国拒否、速攻強制送還にしてもらうしかないな。
2007年06月13日
昨日の夕方オランダの倉庫を出発したトラックは、今日の夕方5時、無事にスペインのサンタンダーに到着。通関が終ったら、すぐに配達に回ると連絡があった。配達は今日中に終るだろうから、これで今週末の私のスペイン、マラガ出張兼休みは、完全に消滅した。 だが、捨てる神あれば、拾う神あり... 今月末の、ジブラルタル出張の可能性が急浮上。ジブラルタルはマラガの直ぐ近くだから、こっちのほうが、ずっとアパートに近い。 先回は、彼女とその友達の3人で行ったが... 今回は一人なので...↓ のような風景や... ↓ のような風景とは........ まったく無関係の ↓ のような風景をみながら、昼寝したい。 昨日午後から、急に腹が痛くなった...最近体重オーバー気味で、ズボンがきつくなったんか?...ステテコ寿司での、固めの握り寿司にあたったんか?...プライベートのストレスか?...ただの暴飲暴食か?...いずれにしても、もっと早めに、『正露丸』を飲めばいいのに、いつも本当に痛くなるまで待って、最後でジタバタする。長い事こっち居るので、頭のネジが2,3本ずれてるんだろう。オランダの医者は、『腹が痛い』...ぐらいじゃあ、こっちの話なんか聞いてもくれないから、自分で症状を分析して治すのに慣れてしまった。 数年前、胆石(だろうと思う)の時は、『痛くて本当に死にそうだから、診てくれ!!』と頼んでも、じゃあ明日の11時に... 知り合いにの日本人は、胃の激痛で、救急車を電話で呼んだら、『自分で呼べる(電話できる)うちは、救急車は出動しません。』って、言われてしまって、本当にここで死ぬんだろうか...って、遺書まで書きそうになったとか...死んでしまったら、救急車はもっと要らんと思うが... そんなんで、今日は夕食を抜いてジムに...昨日も筋トレをやったので、今日は走り。4kmを30分かけてゆっくり走った。走ってる時に、新会員が二人やってきた。 一人は、色が真っ白で、金髪で、まあ、本当に人形さんみたいな綺麗な人。こんな人見たのは久しぶりだった。が...。お姐さん、お尻が...フィットネスに来られた理由がよおおく判った次第。頑張ってください。
2007年06月12日
朝起きて、珈琲を飲みながら、メールをチェックしていると、地元の先輩からメールが入っていた。この春に帰国し、お袋の見舞いに地元に帰ってとき、同級生が同窓会を開いてくれ、たまたま同じ飲み屋に居た先輩が(誘われもしないのに)同席し、そのとき、無理やりメールアドレスを書かされたもの。この先輩、顔は俳優の杉良太郎そっくりで、『時代劇の正義の味方』みたいな感じだが、無茶苦茶な人。(こんときも隙見せるとシバかれるので、先輩の右腕を押さえながらの飲み食い(苦笑)私は、餓鬼のときは、怖いものなしで、喧嘩に負けた事(...もっとも、負ける喧嘩はしなかったんで...)が無かったが、この先輩が300メーターぐらい先に現れたら、飛んで逃げたもんだった。触らぬ神にたたり無し...去年の春、5年程勤めたドバイの駐在先を退社して、地元に戻った弟の話だと、この先輩、2年ほど前に、車の割り込みした、しないで、地元のヤクザと揉みあい、ヤクザの顎と鼻の骨、そして、肋骨を2、3本へし折って病院送りにした現役さん。もっとも、相手は骨を折られてもヤクザ。その後、治療費を200万円程請求されたそうだが、『払え』、『払わん』、で、またもめて、決局そのヤクザは足洗って、旅に出たとか...話半分でも、未だに無茶苦茶な先輩。メールの内容は、『夏に組合の視察で一週間程オランダに行くが、週末の2,3日は自由行動にしてもらったんで、いいとこ案内してくれ...』ってもの。『組合』(?)それは、『××組』とかの間違いで、組合の『合』は付いてないんでしょうがああ?あれほど嫌ったヤクザになったんすか? と、聞いたところ、まともな地元の園芸組合の差し金で、オランダの最先端バイオ技術の視察...とのこと。あのね。『視察ったって、あんた...普通の英語だって話せないないのに、バイオ専門英語とか、わかるんすか?』よく聞いてみると、地元(ここ)で日本人の通訳が付くらしい。通訳が付いたら、理解できるって、もんでもないと思うが、10人ぐらいの団体で、半分はあ・そ・び・...人生って本当に一寸先は闇。こんな『暴れん坊将軍』(ああ、それは別な俳優か...)が一丁前に組合とかの金で、名目はどうであれ、欧州視察旅行だなんて...『どうせ、組合長とかの弱み掴んで、酒飲んでるときに脅したんでしょう??』...俺は、今は真面目に生きてんだよ...との事だが、そんなん信じられんわ。先輩はハッピーアワーの時は、会社には連れて行けないな。泊まってるホテルの周辺でちょっと飲んで、サッサとホテルに帰そう。こんな人は出国禁止にしてもらわないと...オット...こんなん書いてるの見つかったら、マジでやばい。 今日のオランダは生憎の空模様。こんな日は家で、ゆっくり...と思ったが、午前中はPCの調子が悪く、ネット新聞も読めなかった。それじゃあ、しようがないんで、昼間っからだけど、ワインでも...と、買い置きのスペインワイン TORRES(=闘牛牛って意味のスペイン語...)このワイン、闘牛牛のようにきつい...を飲もうと思って、箱を空けたら、いつの間にか...空。(そりゃあ飲んだら無くなるけど...いつ飲んだか覚えてない...)気晴らしに、本でも...と...本棚を物色したが...最近色々あった上に、大尊敬する先輩のお越しで、気持ちが浮ついて、集中できそうになかったので、リラックスできる...ヤクザ漫画 『代紋TAKE2』を...明日は5時ごろ起きて、近所をジョキングして、気合を入れて会社に行かないと、それこそ会社もヤバクなる...
2007年06月10日
ベルギーのアントワープで、大変な寿司の洗礼を浴びた夜。この社長、さすがに悪いと思ったのか.....オランダに帰る途中の高速道路沿の彼の家で、珈琲でも飲んで、酒を醒ましてから帰らないか?と誘われた。この社長とは、私がまだサラリーマンをやってる時に偶然知り合い、それから、2度程彼の会社に誘われた経由がある。こんな私を誘ってくれて、嬉しかったし、結構いい条件だったが、退職するときは、自立するときと、決めていたし、ベルギーに引越しするのも面倒だったので、2回とも丁重にお断りした。こっちでは、家を尋ね会うのは、親愛のしるしとして、一般的だが、帰る途中とはいえ、深夜近くにお客さんの自宅を訪れるのは、日本式だと無礼なので...と、日本びいきの社長に、日本式接客システムを説明。それなら、行きつけのクラブで飲みなおそう!こらこら社長!!それじゃあ、酒が醒めるどころか、泥酔運転になるじゃないですか。まったく。なんで金持ち(社長さん達は)こうも身勝手な人が多いだ。それでも、帰りの運転時間は長く、おなかも少し空いてたので、今流行の『欧州の牛丼』=私が勝手にそう呼んでるだけ=の『シュワーマーサンド』を食って帰る事になった。シュワーマーは、トルコの羊肉料理。マックドナルドはハンバーガーだが、ハンバーガーの代わりに羊肉。羊肉は柔らかいが、臭いがきついので、ちょっと苦手...って方も多いが、シュワーマーは、オーブンでじっくり焼いて、にんにくもたっぷり入ってるので、あの独特の臭いが消えて、かなり美味い。場末のちょっと危なげな、シュワーマーショップ。二人して、一番大きい奴を、コーラーで流し込みながら、額を寄せて密談...(間違えた...)商談...シュワーマーを食べながら、社長...『次回はもっとゆっくり来いよ。市内で、ホテルでも取って、じっくり飲もう...』と、誘ってくれた。飲むのは何時でも付き合いますが、今回のステテコ寿司は無しですよ。 (かとうちゃん...ファンだったので、二日連続登場)と...再確認したが、かなり身勝手なオッサンだから、次もまた同じステテコ寿司に連行されるんだろうな...シュワーマーを食べたおかげで、酒は醒めたが、逆に満腹になったのと、単調な運転に、心地いい車の振動、それに暗い高速で、激しい睡魔に襲われてしまった。眠気醒ましに、日本の彼女が送ってくれた、ハマショウのCDの音量を一杯にして流し、下手な自分の歌を隠しながら、思いっきり『がなった』。おかげで、睡魔はどうにか収まったが、色々思い出したので、日本に電話した。運転中の携帯は禁止・罰金だが、んな事は、どうでもよかった。周りは暗く、流れる曲は彼女の好きな『もう一つの土曜日』携帯から聞こえるのは彼女の声。まるで、自分の居場所が突然日本にスリップして、彼女の家に向かってるような錯覚に...話の途中で、電話先の彼女が急に涙声に...私はシュワーマーの『にんにく』を食いすぎたのか、なぜか胸が詰まってしまった...次回はビッグマックにしておこう...
2007年06月09日
昨日の午後、自分の運転でベルギーのアントワープ市まで納品に行った。片道150キロだが、片側3車線の高速道路は、時速120で走ってもスピード感が無く、運転も距離ほどには『苦』にならない。アントワープは...『フランダースの犬』のネロ少年が死んだ教会がある...らしい... 紅顔の(...失礼...厚顔の)撫少年の頃から、『フランダースの犬』とか、『母を訪ねてなんとやら..』とか、『アルプスの少女だれそれ...』とかにまったく興味がなかったので、その教会にも行った事は無い。ダイヤモンドの加工・販売が有名...(こっちも私には無関係...)食べ物が美味しい...特に『ムッスレム』と呼ばれる、ムール貝料理は、海運都市アントワープの名物で、これは(かなり)美味しい。ビールが(かなり)美味しい...ベルギーは村々にそれぞれ『地ビール』がある..って、言うほどビールの種類が多く、珍味ビールもたくさんある。私は『さくらんぼ(チェリー)ビール』とか、『白ビール』も好きだ。 今回は、仕事だったので、あんまり時間は無かったが、早々に納品を終えて、白ビールにムール貝でも食べて...と、『取らぬ狸の皮算用』...ん?などなど、色々考えながら運転し、予定通りの時間に納品完了。やれやれと倉庫を出たとこで、その会社の社長さんとバッタリ。この社長は無茶苦茶日本びいき。極真カラテの黒帯で、極真カラテ着の卸もやってるし、家には模造だが立派な日本刀が数振り飾ってある。数年前に事務所を新築した時、社長室に日本の『鎧』が欲しいから、輸入してくれと頼まれたので、五十万円ぐらいする、立派な赤備えを手配・輸入してあげた。 当然、日本食贔屓で、寿司が大好物。『せっかく来たんだから、寿司でもどうや!!』... ...いやあ、あのムール貝を...『良い店見つけたから、今日は俺の奢りや!!』 ...いやああ、あの白ビール...よくよく話を聞くと、その店はここでは珍しく、日本人が握ってる店らしい。ふんふん...それなら...ま...大丈夫だろう...社長の車に乗り込んで、一路その寿司屋へ...以前同じような展開で、かなり悲惨な事に(まずいトロを山ほど食べさせられて、死にそうに...)なったんで。念には念を...『社長!!本当に日本人が握ってるんですね?』店はかなり混んでいた。社長が電話で予約していたが、奥のカウンター席しか空いてなかった。混んではいたが、なんか変...客が白人さんばっかり。...日本人客が居ない=美味しくない...んだろうか...嫌な予感が背筋を流れた...カウンターに座って、お絞り→酒を頼む→ネタを眺める→ の作法が終った頃、奥から大きな影がのっそり出てきて、カウンターの中へ...日の丸の鉢巻を巻いて、ステテコ(膝までしかないから、短パンやんけ!!)に、腹巻(あんた『かとうちゃん』かいね。) それに下駄まで履いて頑張ってるが、碧眼ブロンド白い肌は...隠せない...『アア シャチョウ!!イラッサィ!』...ふうんん愛想は良いね...でも...社長!!これどうみても白人さんじゃあないですか!話が違う!!寿司寿司詐欺だあああああ!!事情を聞くと、キッチンのチーフがバイクで出勤途中にコケテ大怪我。仕方無いから、寿司担当の日本人がキッチンに入って、オーナーが寿司を...白人オーナーが目の前で握る寿司...あのね。寿司って、シャカシャカ握らないと、シャリが...コラコラ!粘土じゃあないんだから、そんなにグニュグニュウ握って...もう...それでなくても、あんた握力強いんだから...『あのう社長...私。昼食べ過ぎたんでまだお腹が...寿司やめて、ざる蕎麦にしまあああす...』
2007年06月08日
今日のオランダは、朝から気温も湿度も一緒になって、上がりに上がって天井知らず。本当に蒸し暑くなった。...が...クーラーを入れるには時期的にまだまだ早いのと、我が社も地球温暖化問題に少しでも貢献と、扇風機で我慢の一日となった。こんな蒸し暑い日は、皆イライラしているので、さわらぬ神にたたりなし!なのだが、仕事が絡むと、触りたくなくても、触らずを得ないのが辛いとこ。倉庫配送と、営業の方で、トラックの配送時間の行き違いがあり、アントワープ市(ベルギー)の顧客への納品が遅れてしまった。悪い事に、そのクレーム電話をたまたま私が自分で取ってしまった事が、今日の悲劇(かなり大げさ!)の始りだった。営業に確認すると、『ちゃんと時間指定しました。!!』配送に確認すると、『時間は聞いてません。午前中としか!!』そうこうしてる内に、顧客からは催促の電話が容赦なく入ってくる。それも、最初に電話を取った私名指しの電話。『居ない!って言え、居ない!!って!!』って、電話を繋いだ M嬢に日本語で言ってもそりゃあ解らない。電話が繋がったんでしょうがなく誠意をこめた営業ボイスで謝罪...『あああ本当にすみません。これから...ハイ...イエ私が、私が悪いんです...これから自分でお持ちしますんで、しばしのご容赦を!!!』久しぶりにペコペコしたんで、冷や汗たっぷり、血管もプッツン...(血管プッツンはよくある事なんで、それは別段特別でも何でも...)話は飛んで...以前ちょっと意地悪な顧客(さん)につかまった事がある。結構大口な注文を頂いたので、【お客さまは神様】と、下手、下手でやってたが、こっちが下手になればなるほど付け上がって【無理難題。】まるで絵に描いたような、素晴らしいお客さん。『今すぐ持って来い!』 だの、『だめやこれ。全部返品!』だの、『【MADE IN CHINA】じゃあなくて、日本か欧州製持って来い。』【毒まで食っていた】経営危機の時は、我慢して付いて行ったが、最近は丁寧にお断りしている...こっちにも客を選ぶ権利があるんで...。話は戻って...あのね。お前らオランダ人じゃあないんだから、自己弁護する暇があったら、早く揃えろ!俺が持っていく。と、啖呵を切ったのは良いが、アントワープ往復300キロ。高速道路は多分混みこみだから...と、考えただけでゾッとし、なぜか腹が立ったので責任者のV嬢に、『おい!誰か行かせろ!誰も居なかったら自分で行けクソバカタレ(英語で...)!』この最後の一言が今日の惨劇の幕開け(大げさ!!)となった。私も彼女も南国生まれの、熱き血潮の持ち主...『大声出してなんですか!世界中に自分がボスだってアナウンスしたいんですか??みっともない!!それにこれは私のミスではありません!』...残念ながら、言ってる意味は良くわからなかったけど、V嬢が売られた喧嘩をしっかり買ってくれてるのは良くわかった...『そんなに嫌ならすぐ辞めろ!』 『嫌だなんて言ってない!!怒鳴らなくてもわかる!って言ってます!!』『お前!誰に言ってんだ! それに俺は怒鳴ってない。大きな声で言ってるだけやボケ!』 『私の前には貴方しか立ってないんで、貴方に対してです。私は絶対に辞めません!貴方が辞めれば!?それに怒鳴って無いなんて詭弁です。』『...や..やかましいアホ!』女性には口論では絶対に勝てないってのは、嫌って程解ってるのに、空しい反撃を試みては、無残に打ち落とされる阿呆鳥。それに、社員に対して怒るのにも、怒鳴れない。解雇も出来ない、ないないずくし...どういう国なんだここは...激しい応酬をしてるところに、もう一方の責任者。配送の担当者がニコニコしてこっちを見てる。何が可笑しいんだ?と、問いただすと、『お二人の話し合いは、何時もテンポが良くて、内容が面白いからツイツイ笑ってしまいます。』こらこら!俺らは、漫才の『いとし・こいし』か?真面目に怒ってる自分が馬鹿らしくなったのと、まあ、確かに『クソバカタレ』は言いすぎたなと、ちょっと反省...生憎誰も空いてなかったので、沸騰して湯気が出てる頭と、怒鳴りすぎてカラカラの喉のまま、車に乗り込んで、一路アントワープ市向けに走り出すと、携帯に V嬢からのメール...『ボス。気をつけて運転してください。』我々東洋系移民は熱しやすく、冷めやすい。気晴らしにアントワープのクラブで飲んで帰ろう...ご多忙の所、騒々しいプログでお騒がせしてます。
2007年06月07日
早朝。出勤途中にある、近所のガソリンスタンドで給油した。私は、車の運転は大好きだが、給油が嫌いだ。オランダのガソリンスタンドは、セルフサービスなので、給油するには外に出て、ホースを車に突っ込んで、満タンになるまでずっと押さえておく必要がある。晴れた日ならまだ我慢できるが、雨とか北風の日に車外に出て、自分で給油して、そして金まで取られてしまう。まったく苛立つ。今朝、給油の後代金を支払う為にSHOPに入ると、香ばしい炊き立てのパンの香りが、腹を直撃。このスタンドはベーカリーがSHOP内にある。ありがたいスタンド。我慢できずに、クロワッサン2個と大きな健康サンドを2個買った。因みに、オランダのスタンドは、大体ちょっとしたコンビニみたいになっていて、お菓子、音楽CD、DVD、コーヒー、サンドイッチも置いている。一昔前は、ビールやワインも置いていて、いくらなんでも、車関連のスタンドで、飲酒運転に繋がるアルコールの販売は...との抗議があり、アルコールは店先から消えてしまった。国境沿いの大規模なスタンドになると、花(=オランダ人男性は、奥さんに花を買って帰る愛妻家が多い。)おもちゃ(=車内で騒ぎ出す子供をあやすため?)新聞・雑誌(ラッシュ時に、運転しながら新聞読んでる凄い人も居る。)ヤクルト(日本のヤクルトを売ってる。結構売れてるよう。)なども置いている。 会社に着いて、買って来たクロワッサンと、健康サンドを皆で仕分け。オランダの健康サンドは、フランスパンの半分程もあるデカパンだから、2個も買うと、皆で分けても十分な量。営業を切り盛りするV嬢は、自分自身も忙しいのに、毎朝珈琲を煎れてくれる。仕事上の口論も結構あるが、それでも、よくこの【ワンマン】で、【わがまま】で、【短期】な私に我慢して付いて来て、頑張ってくれてる。我が社の大黒柱。その為もあって、彼女の毎年一回の一時帰国の費用等は、会社で持ってあげているし、臨時ボーナスも結構出している。 【フィリピン ダバオシテー出身のM嬢(左)& V嬢(右)】 自分の部屋で椅子に座った途端、珈琲を飲むまもなく、今週納品予定のジブラルタルの注文の件で、顧客からクレームメール、クレーム電話がガンガン入ってきた。 この件、納期6週間で見積もり。受注したので、メーカーに発注したら、なんと6ヶ月経っても、まだ揃わない。自分で言うのも変だが、自分が客だったら、とっくにキャンセルしてる。コーヒー片手に、発注先のノルエーのメーカーにガンガン電話して、顧客にペコペコ謝って、この件を後回しにしてた某社員をブリブリ注意して、ジブラルタルの業者と納品方法を打ち合わせ。そうこうしてるうちに、今日、そして明日の納品の件で、倉庫と事務所をいったりきたり。一階と二階を何度も何度も往復。ふっと腕時計を見たら、長い針が真上。短い針が数字の5...ごごご時!!!朝から珈琲一杯だけ。何も食べずに、一日中働きっぱなし。どうりで、イライラするはずだ。気が付くと余計に空くのが人間の浅はかなお腹。空腹が押さえきれなくなって、給湯室で冷蔵庫のなかを物色していたら、V嬢が皿を持って、『 今日は忙しいんで、多分何も食べないだろうと思って、残しておきました。』皿の上には、今朝のクロワッサンが(半分)。助かった...餓死せずにすんだ....子供みたいな経営者に振り回される我が社の社員は、まるでお袋のように、よく気が付く。明日(もし)暇になったら、皆が好きなKFCでも買ってきてやろう。
2007年06月05日
月曜日。週末の朝は寝たくても寝れず、月曜日の朝は起きたくても起きれない。これまでの人生の中で、『よっしゃ!月曜日だああ!!』と、勇んで布団(ベッド)から飛び出した期間は、ただの一度も無い。まあ、それほど月曜日が嫌いだが、この月曜日があるから、週末の喜びが倍増するんだと、自分に言い聞かせながら、恋しいベッドを離れる月曜日の朝。(ちょっと大げさ!)月曜日の朝の事務所は、コーヒーを飲みながらの『決定!週末をどうやってすごしたか、自慢大会!』『私は、家族でバーべキュウ!!』『僕は彼女と遊園地!』等など、この辺り、全員東洋系移民だが、週末はすっかり『オランダ人』をしている。 この時期のホットな話題は、バカンスの話。オランダ人は、大体夏のバカンスは3~4週間ぶっつけで休む。ところが我が社は、移民の会社。長い休暇は一時帰国用=チケットの高い夏には帰れない=夏の休暇は無し!か、短期間。だから、いかに有効に使うか、色々とアイデアを出し合う。夏はどこに行くの?(まあ、普通の疑問。)誰と行くの?(ほっといてくれ!)何週間行くの?(そんなに会社空けれないだろう!?)予算は?(オイオイ!!) 去年、私は地中海に浮かぶ、スペインのマヨルカ島に2週間ほど行ってきた。朝夜付き、プール他施設完備のホテルに宿泊し、骨休めしようとしたが、やはり会社が気になって、なかなかゆっくりする事はできなかった。 貧乏症と貧乏は中々治らない。でも、朝から晩までプールで、そして海で泳いだり、 大好きなパエリャをそれこそ一年分食べたりで、名所旧跡を訪ねたり、皆でゴルフしたりと、楽しい思い出となった。 オランダ人も夏のバカンスでは、南欧(スペイン、ポルトガル、イタリア)そして、遠く東南アジア(タイ、バリ、インドネシア)にも出かけるが、一般的に普及しているのが、キャラバンでのバカンス。キャラバンにも大小色々あるが、大人用、子供用のベッドがあり、キッチン、トイレ付きと、家族で使えるのが人気モデル。このキャラバンに、毎日食べる(ジャガイモや、野菜、)飲みもの(ビール、清涼飲料水)そして、生活出需品(トイレットペーパー)などを満載して、自家用で引っ張りながら、西へ、南へと並んで走る姿は、かっての西部開拓時代、幌馬車(キャラバン)に家財道具全部積み込んで、アメリカ西部・南部へと進んだ幌馬車隊達の姿に重なって見える。時代は流れても、体を流れる血、遺伝子、DNAは、しっかりと繋がっているのだろう。『オランダ人やドイツ人はジャガイモさえも国から持参するから、ここで買うのは水ぐらいだ!』と、嘆いていたスペインのキャラバンパークの管理人。そりゃあオランダのジャガイモはかなり美味いからなああ...
2007年06月04日
最近オランダは『白夜』と言うほどでは無いが、日没が22時半頃、日の出が6時前とあって、金曜日の夜更けまで飲んで、翌日、週末の土曜日の朝はゆっくり...って思っても、朝日が燦燦とそして強烈に寝室に入り込んでくるので、ゆっくり寝てられない。冬の間は本当に懐かしくなるこの太陽だが、晴れれば晴れたで、『...もうちょっと、もうちょっと寝かしてくれよ...』人間なんとも身勝手なもんである。日本住居のように雨戸があって、それを閉めれば室内が真っ暗になれば、こんな思いもしなくて、夕方までゆっくり寝れるんだろうが、オランダの窓は、暖房用に2重窓になっているが、雨戸は無い。金曜日は、白、赤ワインにビール。そして最後はウイスキーまで飲みだして、どうやって家に帰ったかもうす覚え。翌日土曜日は、痛む頭を押さえながら会員になってる場末のジムに行った。このジム、家の近所で、インストラクターも気さくな良い奴ばっかりだが、器具がちょっと古いのと、サウナが無い(ので、若い人にはあんまり人気が無い)...街の反対方向に出来た、最新器具とサウナ完備の高級ジムに代えようかと思うが、聞くところによると、そっちは金髪美女がワンサカ居るらしく、サウナも混浴サウナだから、しょちゅうサウナに入ってばかりで、干からびそうだし、もし...元気付いたら恥ずかしい。↓ ↓ 我が『 ボキート ザ ゴリラ (オランダのキングコング)』 みたいに、皆がビビルぐらいの、強烈な筋肉持ってたら全然問題無いけど...もうちょと真面目にやれば、これぐらいになれるかな。(ならない!)ところで、隠れてるお父さん、ベビーカーの中の赤ちゃんは、ちゃんと救出したのかな?なんでも、襲われた女性の旦那は、その女性をほっぱらかして、自分だけ『さっさ』と逃げたとマスコミに集中非難。本人は自分一人じゃあ絶対に勝てないから、応援を呼びに行ったんだ...とか。だけど、文句言ってる奴ら、お前らボキートとタイマンはれるんか?ボケ。今後動物園に行くときは、特殊警棒とスタンガンを持って行こう。
2007年06月02日
月初めの金曜日。月末処理も終わり、時間的余裕もあったので、昼食に近所のイタリアレストランから、スパゲテーボンゴレと、ピザ インフェルノ(激辛ピザ=東洋系移民の社員は激辛が大好物)を人数分出前した。天気も良く。気温も上がったので、ワイン好きのR君の『ワインでも飲みますか?週末にユーロ デズニー(パリ郊外)に遊びに行って、その帰りにたっぷりフランスワインを仕込んできましたので...』ふううんん...ハッピーアワーには、まだちょっと(かなり!!)時間があるが、月初めですこし暇だし、金曜日でもあるし...と長考することほぼ5秒...おお 持って来い...と、昼間から白ワインを空けた。忙しい時は、皆コーヒーも、昼飯も殆ど抜いてやってるので、たまの気晴らしのランチ・ハッピーアワー時は、出来るだけ好きなようにやらせるようにして、私は端っこで、この喧騒(東洋系移民は酒が入ると、とにかく大声になる)を眺めながら、黙って酒を飲む。最近は、ボキート ザ ゴリラ(某英紙によると、オランダのキング コング)HIV感染同姓者の乱交パーテー日本人女性がミスユニバース世界一日本の大臣の自殺等など、話題も多く、ワイワイ、ガヤガヤと騒ぎながら、異様なピッチで酒が進んだ。私はワインの事はあんまり良く知らないが、白は冷やして飲むし、また飲みやすいんで、量も進む。あっという間に3本が空になった。ただし、悪い(=安いワインは総じて)ワインは飲んでるところから、悪酔いが始まる。いい加減よぱっらて、もう仕事はいいから、本格的に飲みにいこうか...と話してる所に、私宛に書留が届いた。差出人は先日健康診断 プラス 血液検査を受けた病院。診断を受けたのがちょっと前だったので、診断結果のことをすっかり忘れていた。診断結果を手に取り、最初のページを読み出すと、なぜか胸がドキドキ(ん?飲みすぎたか?)、足ががくがくしだした。気持ちの動揺を皆に悟られない様に、続きは自分の部屋で読んだ。仕事のストレスは山ほどあるが...健康管理には気を使い、毎週3~4日ジムに通い、自覚症状がまったく無いにしても、仕事絡みの暴飲暴食はしょっちゅう...それに...例のHIV感染騒動...別にそっちの方の趣味は無いが...などなどで、診断結果を読むとき、毎回かなりドキドキする。オランダ語で書いてある診断書は、中々読み難く、都合4枚もあったので、読み終えるに時間がかかったが、結果は...すべて良好・完全健康体。ほっと胸を撫で下ろした所に、くだんの自称ワイン通(私に言わせれば、ただのアル中)のR君が、顔をだして『あのおお、白ワインが無くなったんで、赤ワイン空けてもいいですか?』あああ、赤でも青でも、なんでも空けていいよ。なんせ俺は完全健康体だから、何でも飲むよ!!(事務所外観)
2007年06月01日
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