海外ロングステイ
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
出席者 嶋田(室生犀星記念館)穴倉(泉鏡花記念館)藪田由梨(徳田秋声記念館)レフリー蔀際子先生開口一番、私の大好きな藪田さんから秋声のアッピールが始まった。藪田中原中也の学芸員から移ってきたので秋声文学の作品に戸惑った.わからないあまりに日常的だ。「折鞄」の小説で妻が脳溢血で倒れるシーンを読んで死生観で目覚めました。秋声のちょっとした指のささくれのような気になる部分(窓の外を見る行為など)に目を奪われてしまう。秋声は自分から求めていかないと理解できない。感性が磨かれ読み手に全部判断を任している。穴倉 大学の研究からこの道に入りました.大学時代の指導教官が熱心な鏡花研究者で、引かれてこの道に入りました。文学とは非日常の世界に連れて行ってくれる。その最高峰は鏡花です。言葉の組み合わせから見せられる感動がある。嶋田学芸員して13年になります。犀星の生命力が売りです。ペン1つで身を立てて学歴環境なし。北陸の作家はそういえば自殺しないんです。言葉が新しく作り出される。蔀 テーマ 来館客の実体とイメージの違いを感じないか藪田秋声は女性を書かせれば神様と言われたと、小学生に話したら「なんだ女好きか」小説「あらくれ」お島さんに対して厳しい書き方をしている。冷笑の対象。特別なイベントより普段の日常の生活を好む。穴倉鏡花の文字から女流作家と思っている人が多い。実生活がおどろおどろしている。30代後半に病気してそれから、ばい菌を気にしている。ヘンタイと思われているが私たちと変わらない。嶋田ふるさとは遠くにありて思うもの。このイメージから金沢嫌いと思われているが、ほんとは三文豪きっての金沢好き。晩年は自作の作品を作り替えている。「犀川」美しき川は流れたりなど。しかし最初の詩は手が一切入っていない。蔀 テーマ文学に志したきっかけは嶋田文学をやっていなかったらろくでもない人になっていただろう。人生斜に見て、青年放浪時代がある。裁判所も退職している。金沢は周りに俳句、文学を自然にやっていた。講談ものの絵が好きで一時期美術学校に入りたかった。穴倉江戸時代の草双紙が好きで、その影響は母が江戸生まれであった。子供の頃から物語に触れていた。紅葉「二人比丘尼 色懺悔」を読んで作家を志す。藪田四高時代文学雑誌が出ている環境にいた。犀川大橋で先輩から小説家になればいい。といわれて背中を押される蔀 テーマ作品数は穴倉明治25年からデビュー。鏡花は300~400作品、全集物では28巻。これだけ開きがあるのは作品の数え方がその1その2と細かく数えると大きく変わるとか藪田明治30年から昭和18年まで全集42巻600作品。徳田家の方から教えられた数は2000以上はあるだろう嶋田40年間で作品詩2000随筆2000俳句2000小説800蔀 テーマ作品の朗読をしてください。穴倉「春昼・春昼後刻」 色っぽい話だった。藪田「黒い幕」 秋声の妻のお母さんが亡くなった日嶋田「つくしこいしの歌」 犀星、桜橋でのプロポーズシーン蔀 テーマ作家の人間部分を教えて穴倉潔癖症、お刺身、だいこんおろし、アンパンなど煮て食べた関東大震災時缶詰を求めてハエが飛んでいたので買わなかった。「露宿」に詳しく書いてある。流言などはハエのように言い捨てる。藪田震災時金沢で結婚式だった。「不安の中に」で書かれている。作品と秋声自身の生活の区別が難しい非常時にシュミレーションすることが苦手だった。無精な性格。嶋田秋声と反対にまめだった。震災時朝子さんが生まれて4日目。神田病院に入院中だったが.車を雇って迎に行く。蔀 テーマ作家同士のつながりは犀星秋声は非常に仲がいい。庭作りのアドバイスを犀星に聞く犀星鏡花 数回の面会鏡花秋声 紅葉先生の死を小説に書いてそれから手紙のやりとりがない。鏡花の弟が秋声のアパートで亡くなったのを機会に和解というより大人の関係を持つ。感想 3人の性格が全く違って面白い文学解説になりました。穴倉さんは中心に座っていましたがボス的存在。藪田さんは機関銃のような解説で頭脳明晰。嶋田さんは長年の貫禄で詩犀川をその場で読んで晩年の変更箇所を解説していました。口数は多くはないけれど細やかな性格。その作家の学芸員は作品と人物も研究するので、作家と性格が似る。藪田さんは内面的に私生活も日常の出来事以外を敬遠し、穴倉さんは山姥のように奇怪な人格に変わり、嶋田さんは犀星の描く金沢の母のような暖かさに変わるのでしょう。今回は先生も含め全員女性。金沢文芸館長出雲さんも女性。文学の世界は女性進出が盛ん。まさに秋声作品「あらくれ」の女の独立して生活する世界が今金沢でも展開する。
August 30, 2015
コメント(0)