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2006.12.10
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カテゴリ: 音楽
エリック・クラプトン・日本武道館公演詳細(後半)

前半部分はドミノス時代のアルバム「Layla」からの曲が多かったここまでのEC。まだまだ彼のソロ時代の曲が余り披露されていないので、やはり、その辺は最後に持ってきて盛り上げるのでしょう。

鑑賞日:2006・12・09 会場:日本武道館
【セットリスト】(後半部分)
10. Motherless Children

12. Anyday
13. Wonderful Tonight
14. Layla
15. Cocaine
---------------------Encore アンコール-----------------------
16. Crossroads


10. Motherless Children

このECに負けず劣らずドラムスのスティーヴ・ジョーダンも張り切っているが、彼のドラミングも凄い。ECと二人でこの曲をグイグイと引っ張っている。
ECのMC : 「ドーモ!」
11. Little Queen of Spades
この曲はロバート・ジョンソンの曲で2004年発売の「Me And Mr.Johnson」収録曲だ。ここでもイントロからECのギターが唸りまくる。ここまで目立たなかったキーボードのクリス・ステイントンのソロが入り、ソロが終わるとECから「Chris Stainton!」と紹介される。彼は'70年代後半からのツアー・メンバーで「Just One Night」の武道館でのライヴ盤でもプレイしている。
この後は、ドイル・ブラムホールのソロ→デレック・トラックスのソロと続く。デレック・トラックスのソロは最初は滑らかに弾いていたが徐々に力強い演奏へとシフトしていく。そして、やはり締めはECのソロである。ここでもトランス状態になったことを示す「首振り、エビ反り」が出てきたのは乗っている証拠である。
ECのMC : 「ドーモ!」
12.Anyday
ギターを交換し再びドミノス時代のナンバーでアルバム「Layla」からの演奏だ。ここでは途中でドイル・ブラムホールがアルバムではボビー・ホイットロックが担っていた役割を担い、ECと共にヴォーカルを取っている。女性コーラス隊との絡みもバッチリ!
ECとデレック・トラックスのギター・バトルがここでは見ものである。
ECのMC : 「Thank You!」
13. Wonderful Tonight
前の曲が終わるとギターを交換し、あの名曲に繋がるギターのフレーズが武道館に聞えてくる。そしてレコードでもお馴染みのあのイントロ部分に移行するとここまでで最も大きい拍手が沸き起こる。
ECが1977年に発表したこの名曲は30年弱の間に何千回ステージで歌ってきたか分からないこの曲を今日も披露するのは、やはりファンのニーズがあるからだろう。初めてECのステージに接する人がいる限り歌い続けるのだろう。ECのどこか淡々としかし感情を込めて歌い、バックの女性コーラス隊も控え目にECを支える。
デヴィッド・サンシャスがメンバーの頃は、演奏が終わったと見せかけて彼のソロが延々と続いたが今回はそれは省かれレコードと同じスタイルだ。
ECのMC : 「ドーモ!」
14. Layla
ここからは大ヒット曲を畳み掛けるEC。「1,2,3,4」のカウントで始まる何の説明も不要なドミノス時代のと言うよりロックの名曲がここで登場だ!
前の曲もこの曲も元妻であり盟友でもあった兄貴と慕っていた故ジョージ・ハリスンの妻でもあったパティへの愛を歌った曲であるのは有名だ。
ECのヴォーカルは力強くギターも唸りまくっていてアリーナ席のファンは総立ちでECへ声援を送っている。やはり武道館のファンのこの曲を聞かずにはいられないだろうし、アンプラグド時代のアコギ・バージョンではやはり乗れない。「Layla」はこのECのハードなギターと絞り出すように歌うスタイルが見事にハマってロックの名曲の名声を得た曲なのだ。
ヴォーカル・パートが終了するとピアノ・ソロから始まる後半のインスト部分もこの曲の持ち味だ。ECとクリス・ステイントンとの絡みから、終盤には3人のギター・バトルが入り終わる。
15. Cocaine
「1,2,3」のカウントで間髪をいれずに畳み掛けるようにアンコール前最後の曲へとつなぐ。この曲は1977年のソロ時代のアルバムからの曲で、ECのライヴでは人気が高い曲でどこか気だるい感じのヴォーカル・スタイルがこの曲のイメージとピッタリだ。
ドイル・ブラムレットのソロとECとの見事なギター・バトルが展開され、その後、黒人キーボード・プレイヤーのティム・カーモンがソウルフルなソロを展開→デレック・トラックスのソロ→クリス・ステイントンのソロと目まぐるしくソロが入るが、その間はECは一人のプレイヤーに徹している。
そしていよいよこの曲のラストを飾るのはファンなら当然知っての通りで ECが「She don't lie,she don't lie,she don't lie」 と呟くように歌い、 ファンが「Cocaine!」 (コケイ~ンであり、「コカインは日本語発音です!)」と叫び ECが「Thank You!」 と声高らかに絶叫し締めです!

18:55分 ここでアンコール前は終了。
場内には万雷の拍手がECの再登場とアンコールを期待して鳴り止まない。こうした状態が3~4分ほど続いてECとバンド・メンバーが再び歓声に包まれてステージに戻ってきた。
------------------------Encore アンコール---------------------------
16. Crossroads
クリーム時代のレパートリーでロバート・ジョンソンの曲がアンコールとして選ばれた。最終公演の最後の曲とあってECのヴォーカルも力強く、ギター・ソロでも張りきりまくり余力を残す事無くステージでのパフォーマンスに集中しているようだ。
ドイル・ブラムホールのヴォーカルはここでもフィーチャーされていて、ECの彼への信頼が分かる起用だった。バンドの演奏もECにつられて頑張り、ラストの方ではドラマーのスティーヴ・ジョーダンは中腰でドラムを一心不乱に叩きバンドをドライヴさせていた。
19:06分 1時間55分のショウは幕となった。演奏終了後はECを真ん中にメンバー全員が肩を組んで3回お辞儀をする恒例の行事で終り。メンバーが去っても拍手は鳴り止まなかったが、場内が明るくなるとファンは我に返り一斉に出口へと急いだ。

感想

今回の日本ツアーは約1ヶ月という長期ロードであり、しかも、今日は追加公演の最終日ともあってECは張り切っていたのではないか?彼の大好きな日本はプラィヴェートでもこっそりと格闘技の試合観戦に来たりと、切っても切れない関係の国である。
私が13年前に見たときとはアンプラグドで売れた頃なので、純粋の比較することは出来ないが今回の方が数段上だろう。それ以降のライヴも度々TV放送を通じて何度もみているが、今回のメンバーは従来のジャズ・フュージョン系ミュージシャンのプレイよりロック色やブルース色が強調されておりECの本来のスタイルにより近付いたと思う。
更に2人のギタリストを「補強」し、中でもドイル・ブラムレットはギタリストとヴォーカリストの両面で(彼は作曲もしECも取り上げている)ECをサポートし、ステージ上で最も多くソロをこなしECのライヴに新たな魅力を加えた。
リズム隊のベースのウィリー・ウィークス、キーボードのクリス・ステイントンとティム・カーモンも堅実なプレイで支えていた。女性コーラス隊のパンチ力のあるヴォーカルもECを見事にサポートした。
しばらくはこの編成でライヴをこなした方が良いのではとも思うが、メンバーはそれぞれが多忙なミュージシャンでもあるのでどうだろうか?

ECは今回のツアーでのセット・リストを頻繁に変えていた。曲数で言えば大阪の頃は18曲の公演もあり1曲目も「Pretending」で、名古屋から「Tell The Truth」へと移行したようだ。曲目は同じでも演奏順は異なるケースもあったり、大阪で「I Shot The Sheriff」が演奏されたがその後は無かったりとマメに変えていたようだ。
東京でも8日の公演とは6曲目と12曲目が違っていたり5曲目と10曲目が逆だった。やはりこれだけの長期ツアーでバンドに緊張感を持たせるのと、複数回足を運ぶファンにも配慮したのだろう。
ECは日本ツアーを終えて、年明けに今度はシンガポール~タイ~香港・中国~韓国とアジア・ツアーが続きニュージーランド~オーストラリアとまだまだ多忙なツアー・スケジュールが組まれている。
今度はいつ日本公演を行うのかな?日本贔屓のECは長くても2年は空けないで来るから...それまで待つか!

Japan Tour 2006

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1.Bertie Higgins/Just Another Day In Paradise






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Last updated  2006.12.10 22:50:45
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