メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Oct 12, 2005
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FFCC(フランス料理文化センター)が開催する、レストランサーヴィスのコンクールに「メートル・ド・セルヴィス杯」があります。

「メートル・ド・セルヴィス杯」はフランス料理に携わるサーヴィスマン向けに催されたコンクールで、サーヴィスやレストランの知識に関する筆記試験や、実際のレストランにおけるテーブルサーヴィスの審査が行われ、それぞれの技術を競います。

 実は…私も過去6回ほど参加をし、うち何回かはセミファイナルなどへ進出も致しました。

 おぉ~!  (←読者の声)

 コンクールへ出場出来たからといっても、なかなかそれでお客様が増えるワケでもありませんし、また、お店を休んだりもしないといけなくなるので結構周りの理解がないと厳しい部分もあります。

 これもひとつには「メートル・ド・テル」という呼称の認知度がまだまだ低い事にもあります。しかし、ソムリエという呼称も近年になってから田崎真也さんの世界大会の優勝などもあって、広く知られるようになりました。

 コンクールによって私が得た最も大事なもの。
それは、同じような志を持った方々と知り合いになれたことでした。
「フランス料理のサーヴィス」という狭い枠組みの中ではあるのですが、自ら進んでサーヴィスを高めよう、後輩達に道を開こうとする意識の持ち主たちです。



「みんなとおなじように」

「みんな」と同様に、「みんな」が出来るように。「みんな」が持っているものは自分も欲したいのです。

しかし、この「みんな」が誰であるかで「あたりまえの目線」が変わってきます。

「このくらい出来てあたりまえ。」「このくらい知っててあたりまえ。」

 私の世間でさえも、少し視野を広げれば、スゴイ人がいっぱい居ます。

パイナップルのデクパージュを行えば世界に右に出る者がいない人。
日本語、英語、フランス語、スペイン語、4か国語を操るホテルマン。
シガーについては超エキスパートのマダム。
朝8時から夜2時まで毎日働き続けられる後輩。
フランスからシストロンの仔羊をスーツケースに詰めて持ち帰るシェフ。
何年も店を維持し続けるオーナー。


そんなスゴイ人たちを自分にとっての「みんな」でありたいと思うのです。


(つづく)





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Last updated  Oct 13, 2005 02:22:38 AM
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Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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