ウンとかスンとか mamatamの日記

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naomin0203 @ Re:旅支度(05/10) そうそう、ラッシュの酷さは半端ないです…
2026.03.23
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カテゴリ: 文楽
第二部後半の、ご紹介。

六月九日 瓜献上の段
都へと急ぐ久吉の陣に2人の男が現れ、久吉への取次を願い出ます。仔細ありと見た久吉が会ってみると、百姓と僧の二人連れで、2人が語る以前久吉と出会った時の出来事は久吉にも覚えのある話でした。
百姓の男は、光秀の軍が自分の村に陣を敷き久吉の命を狙っているが、知り合いの久吉が光秀なぞに討たれるのは残念なので、久吉を 村に案内し、そこで光秀を討ち殺せば良いと思い、久吉を 連れに来たと言うのです。
そして、家の空地(あけち)に生ったのを持って来たから切って食べてしまってくださいと、真桑瓜を二つ差し出しました。幸先が良いと喜んだ久吉は2人に褒美を取らせようとします。
その時武智方の兵が久吉軍の陣に切り込んできます。
2人は久吉をせき立てますが、彼らが光秀の家臣四王天とその家来であることを見抜いた久吉は僧の袈裟衣を奪い馬で駆け出します。田島頭は奮闘しますが、猛将加藤正清に討たれてしまいます。

六月十日 夕顔棚の段

さつきは喜びながらも妻は夫の側につくべきで、出陣を控えた夫を措いて姑に孝行など筋違いだと2人を叱ります。
2人は、祖母さつきから孫十次郎の初陣の許しを得ようとやって来たと言います。それを聞くと頑なな皐月も涙を見せます。
そこへ旅の僧が一夜の宿を求めてやって来ます。その僧を物陰に隠れて光秀が窺っています。旅僧を不審に思い覗き込む光秀と、母さつきの目があいます。
さつきは何かを思ったようで、僧に風呂を勧めます。
孫の十次郎が、現れ出陣の許しを求めます。さつきは、出陣するならその前に許嫁の初菊と祝言を挙げるように言います。十次郎はこの初陣で討ち死にする覚悟で、祖母に挨拶の来たのですが、その思いを知らずに喜ぶ姿を見て、涙は見せないものの心の裡で泣いています。
女達3人は嬉しそうに支度を始めます。

六月十日 尼ヶ崎の段
1人残った十次郎は「母様、祖母様にお別れを言えたし、出陣の願いも叶ったので思い残すことはない。しかし初菊殿は祝言をしない方が幸せだ。わたしのことは忘れて他家へ嫁いだ方が良い。討死したと聞けば悲しむだろうから気の毒だ。」と呟きます。それを立ち聞いた初菊は物陰から転がり出て討死を思い留まるようにとかき口説きます。しかし十次郎の覚悟は固く、初菊は急かされて泣く泣く出陣の支度を手伝います。
祝言が済み、十次郎は出陣して行きます。
女達が泣き崩れていると、旅の僧が、風呂が沸いたので誰か入るようにと言いに来ます。
さつきは僧に入るようにと勧め、僧は湯殿へと立って行きます。

「わっ」と聞こえたのは女の悲鳴で、引っ張り出してみればそれは母のさつきでした。
光秀の企みに気づいたさつきは、主殺しの罪を我が身で償おうと湯殿の中にいた久吉と入れ替わって身代わりとなったのです。
操は親殺しとなった光秀に、母の命があるうちに善心に立ち帰ってほしいと懇願しますが、光秀は「尾田春長は三代相恩の君主ではない。私の諫言を聞き入れず、寺社仏閣を破壊し悪行を重ねるので、天下のため民の安寧のために討ち取ったのだ。」と取り付く島もありません。
そこへ、負傷した十次郎が刀を杖に息も絶え絶えに戻って来ます。戦いは、最初は光秀軍に有利だったが、加藤正清が現れ全滅させられたと言います。
親の身を案じ立ち戻った十次郎でしたが、すでに虫の息、目も見えない中、父に本国への退去を促します。
「自分も傷を負いながら極悪人の親を思う孝行な息子を不憫とは思わないのか、親のせいで逆賊無道と言われて殺されるとは何の因果か。」と嘆くさつき。18年育てた息子を失う操。祝言をあげただけで二世を誓うことすらなく夫と死に別れる初菊。3人の嘆きを聞いてさすがの光秀も心を締め付けられ、滂沱と涙を流すのでした。
その時再び戦いの音が激しくなり、光秀が松の木に登り見渡すと敵が攻め寄せてきています。奥からは煌びやかな衣裳に身を包んだ久吉が現れます。光秀が詰め寄るのを、さつきは押し留め、息子を思い、その罪が少しでも軽くなるようにと命を差し出したことを久吉に告げ、孫の十次郎と共に息絶えるのでした。
久吉は、「義は自分にあるが今ここで光秀を討っては勇がないと謗られよう。日をおかず山崎で雌雄を決しよう」と言い、山崎天王山での戦いを約して2人の勇者は別れて行きました。

この最後の場面、想像してみてください。
玉男さんの光秀、勘十郎さんの久吉ですよ。もう本当に、筆舌に尽くし難いかっこよさでした。
そして、それよりすごかったのは、光秀が死にゆく母と息子を抱きしめ、妻と息子の嫁と共にハラハラと涙を流す場面でした。
あなたのせいで息子も死んでいく。それも忠義だ健気だと言われることもなく、逆賊だ非道だと汚名を着せられて。瀕死の傷を負いながら極悪人の親を思って戻って来た親孝行な息子を可愛いとも可哀想だとも思わないのかと母さつきから光秀は詰られます。
妻は、修行ばかりで楽しむこともなく、それでも父や祖母に褒められたいと笑っていた顔が忘れられないと泣くのですよ。そりゃどんな光秀だって泣きますよね。
4列目の席だった第一部同様、この日もわたしは前から3列め(!)に座っていたので、人形遣いさん達のお顔もよーく見えていました。だから、この時、光秀を遣う玉男さんの瞳が心なしか潤んでいたのは、決してわたしの目の錯覚ではないと思います。






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最終更新日  2026.03.23 22:54:21
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Re:平成8年2月文楽東京公演4 第二部の2(03/23)  
面白そうな劇ですね。
「いいね」完了です。
(2026.03.23 22:26:15)

Re:平成8年2月文楽東京公演4 第二部の2(03/23)  
こんばんは

この様な臨場感ある 解説

ビックリしています

日の経過も 有りながら 鮮明

トンカツでは 1週間でも 完璧に

脳裏から 消え去っていますよ (2026.03.23 22:55:41)

Re:平成8年2月文楽東京公演4 第二部の2(03/23)  
かずまる@  さん
mamatamさんお晩でございます!変な奴ですw(≧▽≦)
人形遣いの目が潤むほど迫真のお芝居・・・これぞニッポンの文化ですね!
息子の罪を背負って身代わりになる母・・・
ニッポンジンじゃないと描けない、起こらないお話かなぁ〜・・美しいですね!
ワタシも文楽行ってみたくなりました( ̄ー ̄)
いいね! (2026.03.23 23:14:31)

Re:平成8年2月文楽東京公演4 第二部の2(03/23)  
naomin0203  さん
玉男さんの光秀、勘十郎さんの久吉、迫力のやり取りであったのでしょうね。

「光秀が死にゆく母と息子を抱きしめ、妻と息子の嫁と共にハラハラと涙を流す場面」
逆族という汚名を着せられながら、母と息子を死なせてしまう光秀。
無念だったことでしょうね。
光秀を演じる玉男さんの目に涙。
3列目で見られたこそ、その涙が見られましたね。

感動の文楽でしたね。 (2026.03.24 05:49:33)

Re:平成8年2月文楽東京公演4 第二部の2(03/23)  
shin1t  さん
うーむ なるほど 人形遣いの目が潤んでいるように見えるほど mamatamさんの目が うるうるになっちゃってたのですね。 (2026.03.24 10:38:21)

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