マリリンワールド

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2007.10.13
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一般的な治療としては「骨密度」を上げることでしたが 最近では「骨の質」の重要性が注目されている.質の改善を考えた治療をおこなう医師が増えてきています.

●「骨の成分」は 半分がカルシュームで、残りはたんぱく質の一種、コラーゲンです.

骨を建物に例えると カルシューム等のミネラルがコンクリート、コラーゲンが鉄筋にあたる.だからコンクリートの量にあたる「骨密度」が高くても骨折しやすい人がいる.米国立衛生研究所でも2000年 《骨密度と骨質を骨の2本柱》と定義づけている.

そうした観点からコラーゲンの研究に取り組んでいるのが 東京慈恵医大 整形外科講師 斉藤充さんです.コラーゲン分子が 架橋という橋渡しで強固に結合されている.

コラーゲンの架橋には 2種類あって「善玉架橋」と「悪玉架橋(老化架橋)」分類して 斉藤さんは名づけた.
「善玉」は適度な弾力性を保ちながら 骨を強くするが「悪玉」は骨を過剰に強くし、陶器のようにのようにもろくする.斉藤さんらの研究によると 「善玉」が
少なく「悪玉」が多い人は.血中のアミノ酸の一種「ホモシステイン」と言う物質
が多く、ビタミンB6が少ないーこともわかった.

これらは細胞の老化につながる「酸化ストレス」が高い状態で、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす.骨粗しょう症は生活習慣病である血管の病気と背景は
同じと考えられている.

●骨を強くするには コラーゲンの中の「悪玉」を減らし、「善玉」を増やし血中の
「ホモシステイン」を減らすことが重要で、ビタミンB12やビタミンB6やビタミンの一種の「葉酸」の摂取が 効果的です.

●骨密度検査では 「骨質」が解らないので 血液・尿検査で調べて ビタミンで
骨質を強化することが 予防や治療につながる.

ビタミンB12⇒しじみ、あさり、ハマグリ、レバー、海苔、秋刀魚、にしん等.

ビタミンB6⇒にんにく、胡麻、ピーナッツ、肉類、マグロの赤身等.

葉酸⇒緑茶、モロヘイヤ、パセリ、枝豆、そら豆、海苔等.

★栄養のバランス 大切ですね!









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Last updated  2007.10.13 21:22:25


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