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株式投資にまつわる本の紹介も、再開したいと思います。結果的に、他の投資家が余り紹介していない本が中心になります。今回紹介するのは、「世界一シンプルなバフェットの投資」です。バフェットと名前が付く投資本は殆どがクソみたいなものですが、この本はバフェットの投資哲学を良くまとめられています。シンプルイズベスト。この本に書かれている内容がバフェットの投資哲学だという事に対して、僕は大きな異論はありません。要約するには本質を理解していないといけません。この著者はかなりバフェットの事を研究された方ではないかと思います。似た本に、「1分間バフェット」という本があります。今年出版されたばかりの本です。こちらの本もバフェットの投資哲学を細かく分類してそれぞれ短い文章にまとめている形式になっていますが、こちらは余りお薦めできるものではありません。何故でしょうか。殆ど同じと言っても良いくらいよく似たこれらの本の、一体どこに違いがあるのでしょうか。それは、表現の深さです。「1分間バフェット」では殆どが表面的な解釈に留まっていて、深い部分についての表現が出来ていないからです。それであれば、分かり易く一般受けしそうなバフェットの発言をただ切り売りしているだけです。投資家に好まれそうな言葉を選別し、格言といって有難がっている人々。バリュー投資家の大半はこの部類に属します。実際、そのようなバフェット関連の本が溢れています。よく似たブログも溢れています。それらの部分だけ選んで解釈している本では、バフェットの発言のうち比較的一般受けしないようなものについては殆どなかった事にされています。投資家の性格に関するものや多くの時間と努力を必要とするものについては、それらの本やブログで出てくることは殆どなく、バリュー投資家に広く伝わっていません。この傾向はバフェットの相棒のマンガーについても同様です。マンガー抜きにしてはバフェットやバークシャー・ハサウェイの成功はありませんでしたが、バリュー投資に多くの知識を求めるマンガーの発言は一般の投資家には余り受け入れられていません。数学や物理学を専攻したマンガーは、バフェットよりも幅広い学問的知識を重要視しています。全体的にバリュー投資家は、ファンダメンタル分析を主とする投資家の中では回りくどい努力を好まない傾向にあります。基本的な経済学ですら学ぼうとしませんので、数学(※)や物理学の必要性などを説いている文章をいくら読んでも頭の中に入ってきません。バフェットもマンガーも共通して言える事ですが、学ぶことよりも学び続けることを重要視しています。学び続けることで、投資手法を変えているとも言っています。また、最初からバリュー投資をやってうまくいかないのであれば、その投資家はバリュー投資に向いていないと断言しています。バリュー投資家はバリュー投資に正解を求めているので自分がバリュー投資に向いていないと認めることが余り得意ではない傾向にあります。その為、取捨選択して都合の良い文章だけを有難がるのです。嘘だと思うならバリュー投資家が有難がっている格言を見てご覧なさい。ビックリするから。閑話休題。バフェット関連の本を今まで買った事がない人は、この「世界一シンプルなバフェットの投資」から入ると良いと思います。この本以外でバフェットの名前が付いた本で読む価値のある本はそれ程多くはありません。基本的なことは、この本を読めば十分だと思います。そして、基本的なことが一番大切なことなのです。バフェット本人の書いた文章は有難い事にインターネット上の様々なところで読めますから、興味があれば読んでみることをオススメします。バフェットに関して言えば、出版されている本を読むより、インターネット上にアップロードされている文章を取捨選択しながら読んだ方が良いのではないかなと思います。バフェットの投資手法・投資哲学はそれ程難しいものではありませんが、出版されている本の中には誤った解釈というか誤った表現をしていて、読者に誤解を与えかねないものも散見されますからね。バフェットの投資手法について長々と表現するのも読み物としては面白いのでしょうが、読み物として面白い本を作るのが目的ではない場合は間違っています。それらの本の中には、ページ数を稼ぐのが目的になっているように感じてしまう本もあります。要点を簡潔にまとめるというのはなかなか難しいものです。この本の内容を10冊の本にする事は可能でしょう。そして、そのような本が巷に溢れている事も事実です。シンプルな考えを冗長に表現しても仕方がありません。本質は何なのか、要点を簡潔に言うとどういうことなのか。まず最初に基本的なことを説明してから、必要である場合のみ肉付けすれば良いのです。余談ですが、この本の終わりに解説と称して澤上篤人が書きたい事を書きたいように書いた文章が22ページもあります。これが全く読む価値のない駄文で、この本の価値を大きく毀損させてしまっています。非常に残念です。澤上篤人というのは昔から詐欺師の匂いがプンプンします。本人のお気に入りのキーワードは「ごきげん」。暴落相場で「ごきげん」になって買っていると言っていますが、本人は言っている事とやっている事の違いが分かっているんでしょうか。あと、もうちょっと真面目に株式投資に取り組んで欲しいです。銘柄選定を適当に決め過ぎです。詐欺師だろうがなんだろうが、心の底に市場に対する謙虚さがなければダメです。ダメダメです。僕は色々な詐欺師を見てきましたが、この人は詐欺師の中でも2流以下だと思います。(※ただしバフェットもマンガーも数学から導き出される結果については余り重要視しておらず、数字を追いかける事については逆に「そんなに簡単なことではない」と注意しています)
2013.07.28
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残酷な事を云いますが、ある程度知識を得て経験を積み重ねた投資家が、努力をしてさらに成長できる伸びしろは、その投資家が考えているより遥かに小さなものです。どれだけ本を読み、どれだけ売買を重ね、どれだけ悩み考えたところで、余程の事がない限り自分の性格が変わる事はありません。自分の性格が投資行動に影響を与えているのです。それらの性格を形成する思考回路の変更が、投資家に出来るのでしょうか?40代以上の投資家。不可能でしょう。30代以上の投資家。難しいでしょう。20代以上の投資家。期待しない方が良いでしょう。幼少期に形成される思考回路が、各投資家の個性を形成しています。個性を伸ばせば良いですが、自分に向いていない方向に努力をしても大成は出来ません。逆張りか順張りか。これだけでも向き不向きはあります。自分の性格に合った投資手法を選択していなければ、何れは根本的な土台から変更する事になるでしょう。バリュー投資を選択しても、自分の性格に合わなかったから貫き通せなかった。そんな投資家は山のように居ます。掃いて捨てるほど居ます。ゴミ箱が溢れるくらい居ます。それらの投資家が未熟だったのでしょうか?違います。それらの投資家が未熟だったのではなく、それらの投資家の性格に、バリュー投資が合っていなかったというだけの事です。バリュー投資家はバリュー投資を止めた投資家を中傷するでしょう。それは、バリュー投資が正解であるという考えを持っているからです。自分の立ち位置が正解であるなら、その立ち位置から逸脱した投資家は不正解となる訳です。やれやれ。世知辛い世の中ですね。
2013.07.25
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明確にしなければならない事を明確にせずに曖昧のままにしているのなら、投資するべきではない。
2013.07.22
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既に現在の個人のリスク資産の総額は、1989年のバブル絶頂期を超過しています。(ここでいうリスク資産とは、株式・投資信託の総額を指しています)当時と比べて株価は随分と低い水準にありますが、それでも絶対額では今の方が上になっているのです。もし1989年の水準まで株価が上昇するのであれば、リスク資産の総額はとんでもない事になります。個人金融資産に対するリスク資産の割合は、まだ10%を超えた程度です。この水準でも日本としてはかなり高めですが、バブル絶頂期は16%にもなっていました。リスク資産については、絶対額では高い現在の方が、全体に占める割合がかなり低くなっています。この事は、バブル絶頂期と比べて、個人金融資産が急増しているという現状を如実に表しています。日本政府が負債を増やし、その分個人の金融資産が増加しているのです。ただし、ここ最近ではそれ以上に資産が増加している所があります。それは、日本企業です。特に大企業。もっと言うと、グローバル企業を中心とした株式上場企業です。これらの企業は、国内への投資を増やしません。利益に見合った額の設備投資をしません。設備投資をしないで何をしているのかと言うと、ただ目的もなく負債を減らしてばかりいます。これらの企業はキャッシュフローが潤沢な企業、と言っても良いでしょう。投資をしたとしても海外への投資です。人件費の安い中国や東南アジアに製造拠点を移転する形で進出。そして、その恩恵として多くの利益を享受しています。企業の内部保留は増加し続け、また設備投資をしたとしても対象は国外。それらの企業は、負債を減らし、預貯金を増やし、自己資本比率を増加してきました。さらに、それらの企業は従業員賃金を増加させず、配当を増やしてきました。果たしてその配当を受け取った投資家が国内で消費をしたのかどうか。それは、GDP推移と個人金融資産の変動を見れば明らかです。バリュー投資家は喜びました。彼らにとっては、現金預金が多く、自己資本比率が高く、設備投資をしなくても安定した利益を上げていて、キャッシュフローが潤沢で、配当が多い企業が投資対象なのです。本当に驚くほど経済活性化に貢献しないのです。バリュー投資家だらけだと、その国の経済は低迷してしまいます。もう一度言います。バリュー投資家は決して日本市場の活性化に貢献しているとはいえません。幾つか良い影響もありますが、それらはどれも小さなものです。全体としては、全ての投資家の中で最も日本経済の役に立っていない部類の投資家といえるでしょう。本人は、投資をしている自分は日本市場の活性化に貢献している、皆ももっと投資するべきだ、と考えているようですが、それはただの勘違いです。自分が何をやっているのかを理解していない、思慮の浅い投資家であるといえるでしょう。バリュー投資家が増えても日本の景気は良くなりません。彼らは今の日本に必要のない部類の投資家なのです。隅の方で静かにしてもらいたい。頼むからしゃしゃり出てこないで欲しい。バリュー投資家が投資をしない企業を応援するのが粋ってもんです。そして、そのような企業への投資が、本来の株式投資なのです。
2013.07.19
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例えば、別に何でも良いのですが9866マルキョウのように、万年割安株の王様と思われている銘柄もある訳です。で、PBR0.2倍だー、高自己資本比率だー、ネットネットー、とか言いながらマルキョウに投資をして両手を挙げて喜んでいるバリュー投資家がいつの時代にも居たりするのです。僕は死に金タップリ持っている企業は嫌いなので、ROEを下げるような投資戦略を取っている企業は嫌いです。使わないなら国が没収して公共事業にでも使ってしまえば良いと思ってます。死に金溜めて喜んでいる企業はデフレの元凶。その為、そういう企業に投資をして喜んでいるバリュー投資家は、今の日本経済にとって非効率的な存在だと考えています。そのバリュー投資家はというと、全体としてアニマルスピリッツむき出しにして積極的にリスクを負う投資家を自分より下にみている傾向があります。しかしそういう自分こそ投資家の中で最下層だという認識を持って、すいません私バリュー投資家なんで邪魔にならないように株式市場の一番隅の方に立ってますね。ごめんなさい。最低な裁定取引ばかりしてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい。来世ではもう少し国民の皆さんの役に立てるように頑張ります。という謙虚な姿勢が欲しいですね。バリュー投資家が偉そうに市場を闊歩しているのは、ちょっとおかしいです。デフレ脱却は容易ではありません。積極的に投資をしている企業の株を買うべきです。従業員に高い賃金を支払っている企業を応援するべきです。現金が少なく借金の多い企業を応援するべきです。リスクのある投資に消極的で、従業員の賃金が低く、流動資金が多くて有利子負債の少ない企業に投資をしているのであれば、そんな投資家は非国民です。反日投資家です。バリュー投資家は反日です。…という夢を見ました。なんだ夢か。夢なら仕方ない。という事で、仕方ないので第二段は9866マルキョウにします。これは正直、分析する気が起きないクソ銘柄です。この銘柄に投資をしている投資家はハナクソみたいなもんです。それではバランスシートを見てみましょう。僕は、バランスシートが大好きなのです。ついでにここ数年の資産・負債・資本の推移も見てみましょう。利益推移を見てから過去のバランスシートをみて答え合わせして下さい。やり方は第一弾のアイエーを参考にして下さい。第一弾のアイエーを見てない人は先にそちらをご覧下さい。見た人はそんな感じでマルキョウのバランスシートの変化をみてください。ドンドン行きます。やる気のない人は置いていきます。見ましたか?見てない人は見て下さい。見た瞬間目眩がするような腐ったバランスシート。どこから見ても典型的な万年割安株です。ダメですね。万年割安株が好きな僕でさえ、このバランスシートは頂けません。現金預金が多いほど良い銘柄だ!というバリュー教では喜ばれるんでしょうが、負債増やして現金預金増やしています。有利子負債は短期長期共に減少しています。増えている負債はその他の流動負債。これが50億円増えて、その分現金預金が50億円増えています。でも慌ててはいけません。この現金預金の急増は1日だけのものです。会社の説明を見てみましょう。『(現金預金の)主な増加要因は、現金及び預金が当連結会計年度の末日が金融機関の休業日であったため、買掛金等の支払が翌連結会計年度になったことなどにより56億12百万円増加したことによるものであります。』つまり、買掛金の支払いの期がズレたんですね。はぁ、そうですか。売り掛けしている企業も大変ですな。という事で、もっとも大きな変化点の現金預金の急増が超一時的なもので56億円くらい水増しされているという事が分かりました。バランスシートの左上が大きい方が良いというような事をバリュー投資家さんに教えてもらった人は特に注意しましょう。当然、その他の流動負債も水増しされています。水増し額は44億円。結局それらの影響を考慮すると有利子負債は10億円分減少しています。やれやれ。さて、そうすると逆に資産は圧縮している事になります。僕は個人的に、万年割安株のバランスシートのスリム化は嫌いじゃないです。内容を見てみましょう。1.有形固定資産が設備投資額よりも減価償却費、減損損失及び除売却による減少額が上回ったことで12億49百万円減少2.商品が3億29百万円減少設備投資が少なかった影響で12億円、商品在庫が減ったことで3億円の減少です。これはやる気が感じられません。業績が落ち込みつつあるのですから、全社一丸となって業績を上げようと頑張ってもらわねばなりません。自己資本比率の高い万年割安株が、設備投資はしない、負債は減らす、では困ります。利益は増えないと、ROEは低下します。ただでさえ低いROEがここ数年低下傾向にあるのに、もっと下がったらどうするつもりでしょうか。経営者は全員頭を丸めてもらいたい。利益予想を見てみます。前期売上:87,826百万円経常利益:1,829百万円利益:601百万円ROE:1.5%今期(会社予想)売上:84,000百万円経常利益:1,600百万円利益:800百万円ROE:1.9%(予想)今期(四季報予想)売上:83,300百万円経常利益:1,500百万円利益:750百万円ROE:1.9%(予想)…………。もう、何も言うまい。割愛しますが、ここ数年売上は減少傾向。利益は低迷していた水準から更に一押し。ROEは4年で半分。前期に自己資本比率が低下したのは、設備投資をしたからでもなんでもなく、買掛金の支払いが1日伸びたからだけです。それがなければ、80%です。まぁ、折角なので自己資本比率とROEの変動だけでも見てみましょうか。自己資本比率67.3%→70.2%→75.8%→77.5%→73.0%(実質約80%)ROE3.5%→2.1%→3.0%→2.3%→1.5%アイエーとの違い、分かりますか?マルキョウの経営者は、短期有利子負債と長期有利子負債をゼロにする事を目標に経営しているのでしょうか。その目標は、このままでは本当に達成してしまいそうな勢いです。しかし、その目標を何年先に達成するのでしょうか。その何年かの期間は本当に今のような企業運営をするつもりでしょうか。これではまるで万年割安株の王様です。困ったもんです。さて、ここまでダメなところばかりでしたが、投資妙味があるかどうかはまた別の話。減収減益見込みの業績が上方修正されて、低空飛行のROEがほんの少し上昇する。もしそれが期待できるなら、投資してみるのも良いでしょうね。何も考えずに保有し続け、ポジティブサプライズが出るのを気ままに待つ。そんな投資を是とするのであれば、投資してみるのも良いでしょう。その場合は、上がらない株価に文句を言ってはいけません。ポジティブサプライズが出ないから上がらないのであって、そのような投資手法であるからこそマルキョウに投資をしているのです。マルキョウの株価推移を気にすること自体、全くもって意味不明なのです。その事を把握していない自分に原因があるのです。また、設備投資も減らしていて、尚且つ現金をタップリ保有していてこれ以上現金を必要としていない企業であるなら、根本的に多少の業績向上でも将来展望は変わりません。万年割安株が大きく変化するのは、かなりのエネルギーが必要になります。溜まった死に金で大規模な設備投資をする、M&Aをする、自社株を購入して償却する、など。まずは定期預金を増やして喜んでいる経営者を刷新するべきでしょう。このような銘柄に投資をしていて「バリュー投資」の看板を掲げている投資家を見ると、本当にガッカリします。マルキョウがバリュー銘柄だという事を言うバフェットさんが居たら、是非教えて下さい。それは僕の知るバフェットさんではありません。少なくてもオマハには住んでいない。彼がこの銘柄に投資をしているバリュー投資家を見たらこう言うでしょう。「日本市場の9866マルキョウがバリュー銘柄だって?馬鹿なことを言うな。誰がそんなことを言っているんだ。え、日本のバリュー投資家?ちょっとまて、日本にバリュー投資家が居たのか?うん?日本ではバリュー投資がブームになっていた影響でバリュー投資家が増えている?それは知らなかった。で、日本のバリュー投資家がバリュー銘柄だと言っているのかい?なんというブラックジョークだ…これじゃあの世のグレアムも浮かばれない。もしそのイエローモンキーがグレアムの講義を受けたら、きっと赤点ですら取れなかっただろう。彼らはバリュー投資家ではない。ただの屑だ。燃えるゴミの日に捨てるべきだ」(注:オマハ在住のバフェットさんは紳士的な老人なので、実際にそう思ったとしても決して口には出しません)しかし、それにしても酷い話です。スクリーニングで引っかかった低PER低PBR銘柄高自己資本比率の銘柄で、現金タップリ持っている企業をバリュー銘柄と認定。そんな馬鹿な理屈は通りません。グレアム流のバリュー投資の根幹を成しているのは、証券の担保価値ではなくて返済能力に重きを置いている企業価値を見極める能力です。その返済能力として、現金預金が最も優れていると評価されるのです。まぁ、何が言いたいかというと、「バリュー投資家なら地道に日々こつこつ調べ続けよう」という事です。ざっくり評価で簡単に投資先を決めて、買った後は放置。後は何かの切欠で株価が暴騰するのをひたすら待つ、という消極的な投資ではなくてね。もう、淡々と、坦々と、延々と、黙々と。地道に、地道に、ひたすら地道に財務諸表を読みまくる。そういう変人以外は、バリュー投資家を名乗って欲しくない訳です。普通の人が普通に投資をやって、「私、バリュー投資やってます」というのは本当に辞めて欲しいのです。バリュー投資家というのは、変人で、奇人で、生真面目で、同じ事を毎日何時間も、或いはそれ以上続けられるようなオカシイ人間の事です。睡眠時間を削って分析。食事を忘れて分析。ぐへへ、楽しい。やめられない。これは俺の人生そのものだ。ひひひ。ぐへへ。げへへへ。というちょっと残念な人種なのです。ちょっと見ただけで「これはバリュー銘柄だ」とかは止めて欲しいのです。人として何か大切なものが欠落している、そんな人がバリュー投資家の烙印を押されるのです。本来は他人評価で自己申告制ではないのです。バリュー投資?そんなのしらねぇよ、お前邪魔だあっち行け。ぐへへへ。へへへ。というような人間が、バリュー投資家なのです。「ママー、あれ何ー?」「シッ!見ちゃダメ!」と近所の親子が近寄れないオーラを出していなければならないのです。バリュー投資家は、普通の投資家が入り込めるような領域には存在しないのです。財務諸表があれば、御飯3杯は食べれる人種なのです。無人島にも財務諸表があればもう何も要らない、そんな奇人なのです。まぁ、そういうのは僕の妄想ですけどね。僕は夢見る乙女のように、バリュー投資家さんに想いをはせているのです。何年も何年も、妄想し続けているのです。完璧な変人じゃなければ許さないのです。中途半端では許さないのです。という気持ちの悪い話でした。まぁ、長々と書きましたが要するに何が言いたかったかというと、『マルキョウに投資をするような凡人がバリュー投資家を名乗って欲しくない』という事でした。おわり。
2013.07.15
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過去に何度か言った事があるのですが、また同じことを言いたいと思います。上昇相場では、僕は物凄く運が良い投資家なんです。それはもう、大したもんです。本格的な分散投資家の中ではずば抜けて運が良いと思います。常に全力投資の万年ブルですから、キャッシュポジションなんてありません。結果論で言えば、上昇相場での運の良さだけは分散投資家の誰にも負けません。僕、自信があります。残念な事に下落相場では逆に実力相応となってしまい、パフォーマンスは急速に低下します。それはもう、特定の業種に注力していない分散投資家としてはありえないくらい低いです。常に全力投資の万年ブルですから、キャッシュポジションなんてありません。下落相場のパフォーマンスについては、分散投資家の誰よりも低いです。僕、自信があります。
2013.07.12
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バリュー投資という名の鎖で足を繋いだまま、貴方は空を飛ぼうとする。飛び立つ事の意味さえ分からぬまま、飛べない事に貴方は悩む。出ない答えに頭を悩ませ、散々悩んだ挙句の果ての、妥協と妥協と妥協と妥協。このブログで言う「バリュー投資」及び「バリュー投資家」は、一般的に言われているそれを指しています。僕が考える「バリュー投資」、或いは「バリュー投資家」と一般的に言われているそれはかなりズレがあります。この認識のズレについてはまた追々書いていこうと思っています。バリュー投資にも色々あるじゃないか、どのバリュー投資の事に付いて述べているのか分からん、まず意見を主張する対象を明確にするべきだ、という考えもあるかと思います。しかし、僕はその考えには余り組しません。投資手法は十人十色。ここからここまでバリュー投資、と括れる程には単純ではありません。僕の考えるバリュー投資或いはバリュー投資家を対象にして云々書いても良いのですが、かなり対象が絞られてしまいます。スクリーニングで引っかかった銘柄から投資先を探す、という手法を是とする投資家をバリュー投資家と呼ぶ事にさえ、僕は少なからず抵抗がある位です。日本では既に独自のバリュー投資やバリュー投資家という概念が出来つつあります。もう独自の文化ですね。バリュー投資やバリュー投資家について定義をして枠の外に居る人にイチャモン付けるのは、今ではあまりスマートではなくなってしまいました。バリュー投資家かどうかは自己申告制なんですね。自己申告した人に、バリュー投資家の称号が与えられます。その為にバリュー投資家のインフレが起こり、今ではすっかり価値が低くなってしまいました。右を見ても左を見てもバリュー投資家。投資家の集まりに石を投げれば十中八九バリュー投資家に当たります。本当ですよ、嘘だと思うなら試しに投げて御覧なさい。極端な話ですが、僕が「今までバリュー投資家の批判を続けてきましたが、僕は実はバリュー投資家なんです」と言ったら、その瞬間から僕はバリュー投資家になるのです。僕がバリュー投資家を名乗っても、全く違和感なく受け入れられるでしょう。それだけのゆとりがあるのが、バリュー投資なのです。定義を明確にしたい潔癖症の人はバリュー投資家に向いていません。何か適当な名前のカテゴリを作って、その投資手法を主張して下さい。それだけでバリュー投資教から派生した新興宗教が一つ出来上がります。まぁ、なんてお手軽。僕もやってみようかしら。バリュー投資家が好んで使う言葉にバリュー銘柄と呼ばれる銘柄があります。バリュー銘柄の定義については単純明快。バリュー投資家が投資をしている銘柄がバリュー銘柄です。当たり前です。バリュー投資家はバリュー銘柄に投資をする投資家なのですから。バリュー銘柄に投資をしているバリュー投資家が投資をしているのがバリュー銘柄。卵が先か鶏が先かどっちなんだという話になりますので、そこらへんはうっちゃっておきます。ただ、この話題は突き詰めると少し面白い話になります。(先に紹介した2ちゃんねるのスレで、既にこの話題は書きました。機会があればこのブログでも少し書きます)バフェットの話。バリュー投資家に絶大な人気を誇るのが、バフェットです。世界一成功した投資家として有名なバフェットの用いているのがバリュー投資。このことはバリュー投資家にとってとても心地良い。バリュー投資の正当性を表しています。バフェットの投資手法という事から、最初からバリュー投資に入った投資家も多いでしょう。以前にも少し書きましたが、バフェットはバリュー投資の亜種亜流だと思っています。その為、バフェットの投資手法を真似ている投資家はバリュー投資の王道から外れていると思っています。バリュー投資の本質には「いつか当たるのではないかと宝くじを買い、他人が注目するまで当たるまでただ何もしないで待つだけ」というかなり消極的な他人任せの投資という面があると考えています。当たらなくても損しないと考えているため、買った時点でやる事はほぼ終了。モチロン宝くじが当たれば換金する。いわゆる鞘抜き野郎です。バリュー投資家は裁定取引をしているだけの、鞘抜き野郎です。(本人にその認識があるかどうかは分かりませんが)逆張り鞘抜き野郎です。以上です。…という建前で終わらせるのも少し気が引けましたので、補足というか余談というか蛇足をば。僕の考えるバリュー投資家の原点はグレアムさんです。バフェットさんは、亜種亜流だけど一応バリュー投資家、という認識です。ただ個人的には、バフェットさんをバリュー投資家と呼ぶのは物凄く違和感があります。バフェットさんはどちらかと言うと、ROE至上主義者という方がしっくりきます。そこらへんのバリュー投資家よりはどちらかと言えば僕に近いと思っています。投資手法は全然違いますけどね。僕はバフェットさんの言う事は割と良く分かるのですが、バフェットさんを意識している自称バリュー投資家さんの言う事は良く分からないことが多いです。(それは僕の理解力が足りないという事が主な原因だという事は棚に上げておきます)でも、まぁやっぱりROEって大事だね。(←結論!?)
2013.07.08
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バリュー投資家が根本的に間違っているのは、バリュー投資が正しい投資だと思っているところです。またそれは、誰でもバリュー投資で平均以上のパフォーマンスを得られるという考えでもあります。危険なのは、バリュー投資の手法を妄信しているところにあります。『株式投資で正しいのは自分の側』という考えなので、そうならない状況にある程度長い期間陥ることが耐えられません。1年、2年、3年…と、彼らが平均以下のパフォーマンスに陥ることは、非常にしばしばあります。そのような状況下では、バリュー投資家はとても脆いです。正しいバリュー投資を用いているのに、長期的(実際のところは長期的というほどには長くはありませんが)に平均を下回る状況は何かが間違っている。と考える傾向にあります。おかしい、正しいバリュー投資をしているのに正しい結果を得られない、得られる筈の利益を享受できていない、何かがおかしいはずだ、そうでなければ説明が付かない、だってバリュー投資は長期的には儲かるはずなんだから!実際のところ、何年も続けて市場以下のパフォーマンスになるというのは、どのような投資手法であれ十分ありえることです。そのような状況にならなかったバリュー投資家が、自信満々にバリュー投資の正しさを喧伝しています。彼らの純粋な、そして自信に満ちた目!彼らを前にすると、素直な人は信じてしまうでしょう。バリュー投資には信じるに足る沢山の根拠があります。それらは本当に分かり易く、単純明快です。株式投資で利益を上げるまでの仕組みが分かれば安心できます。五里霧中の株式市場で「こっちだよ」「こっちだよ」と優しく導いてくれます。暗中模索していた投資家の道しるべになります。当然ですが、バリュー投資が悪いという事ではありません。正しい投資ではないというだけの事です。投資家はそれぞれ個性があります。十人十色の考え方です。株式投資では、それらの考え方を一つ一つ理解する必要があります。盲目的に徹頭徹尾バリュー投資を信じていればいいのですが、儲かるからバリュー投資、という選択をしていると何年も市場以下のパフォーマンスが続いた時に不安になってしまいます。しつこいですが、誰にでも正しい投資というものはありません。忘れてはいけないのは、個々の投資家が持っている基礎的な思考回路というのは、そう簡単には変更が出来ないという事です。環境に劇的な変化がなければ、基礎的な思考回路を変えるのはまず不可能でしょう。思考回路が性格を形成しています。性格に合っていない投資手法を選んでも、長続きしません。長い間投資を行おうとするのであれば、自分の性格に合った投資手法を選択するべきです。幼少期に確立された基礎的な思考回路を伸ばせるかどうか。活かせるかどうか。弱みを補強しようとする投資家になるか、強みを活かそうとする投資家になるか。それはそれぞれの投資家の生き方、考え方次第です。
2013.07.05
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