うたのおけいこ 短歌の領分

うたのおけいこ 短歌の領分

2007.01.05
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ア フ リ カ の 風



雨降る海 気
そして我ら星に向かいゆく
我ら星に向かいゆく
波の海 女神イオ 南天の星座の帆よ

めでたき言葉 めでたし
いみじき眺め いみじ
そして我ら星に向かいゆく
我ら星に向かいゆく
常緑樹(ときわぎ) 薔薇の園

アフリカの風 西からの微風の神ゼフュロス
南東の風の神ウォルトゥルヌス アフリカの風の神
しかして我ら星に向かいゆく
我ら星に向かいゆく
巡り来る季節の風よ 南風の神エウロス

(副旋律詞)
それぞれに気質(かたぎ)あり それぞれの気質
我には我の それぞれにはそれぞれの 切なるもの
覚えよ 地の生みたるもの
覚えよ 生は短し
我には我の それぞれにはそれぞれの 切なるもの





作詞:ローマ・ライアン
原語:ラテン語(くまんパパ訳)

註:ラテン語の辞書を持ってないので、語源解説付きの英和大辞典と、ラテン語の子孫であるイタリア語辞典などを駆使して訳してみた。
構文的には難解ではなく、むしろ単純(シンプル)だと思うが、何しろ単語が難しい。
勘違いも多々あろうかと思われるので、お気づきの際は忌憚なくご指摘下さい。
なお、古代ローマ・ラテン語の成句“Vita Brevis Ars longa”は「人生は短し、芸術は永し」の訳でよく知られている。


Afer Ventus

Mare nubium. Umbriel.
Mare imbrium. Ariel.

Et itur ad astra.
Mare undarum. Io. Vela.


Mirabile dictu. Mirabilia.
Mirabile visu. Mirabilia.
Et itur ad astra.
Et itur ad astra.
Sempervirent. Rosetum.


Afer Ventus. Zephyrus.
Volturnus. Africus.
Et itur ad astra.
Et itur ad astra.



Running verse:
Suus cuique mos. Suum cuique.
Meus mihi, suus cuique carus.
Mememto, terrigena.
Mememto, vita brevis.





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最終更新日  2007.01.05 15:14:39
コメント(10) | コメントを書く


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初めて聞きました。  
WildChild さん
エンヤのアルバム"Shepherd Moons""Watermark"の英語以外の歌詞の対訳は入っていない(どうしても分からなかったのでしょう)ので、言葉の意味は長い間なぞでした。
でも、この記事を見て、あれっ、と思いました。
まあ、妖精や天使のの名前が多いから、不思議なイメージがありましたけど。
言葉は分からなくても、クリスマスにピッタリの感じはしましたけど。
http://blog.zaq.ne.jp/wildchild/category/2/ (2007.02.28 20:47:15)

Bookimarkありがとう  
WildChild さん
この度はブログのコメントとBookmarkをして頂き、ありがとうございます。
私のブログからもリンクしておきました。
(2007.03.02 20:29:52)

長年の願いが  
レパルス さん
はじめまして。エンヤの歌詞翻訳等で検索したら、このページにたどり着きました。ボクも大好きですよ。この唄。どんな意味か解らなかったけど、お陰で理解できました。本当に有難うございました。 (2009.05.27 00:01:49)

Re:長年の願いが(01/05)  
くまんパパ  さん
レパルスさん、ありがとうございます。お役に立てましてうれしいです~♪

これはずいぶん前の記事ですが、確か英語訳がどこかの英文HPにありましたので、それとも照合して、これで大体意味は合っていると思います。 (2009.05.27 18:32:30)

エンヤ  
ゴルム さん
私も長い間この翻訳を探してたので、嬉しいです
くまんパパさんありがとうございます!
(2011.09.11 00:45:03)

ありがとうございます(^^)  
くまんパパ  さん
ゴルムさん、喜んでいただきまして、私もうれしく思います(^^)

実は、口語体(言文一致の話し言葉)でも訳してみようかといろいろ考えてみましたが、どうも無理だと分かりましたので、断念します。

ご存じでしょうが、原文のラテン語は、欧米の人にとって、われわれの「古文」や「漢文」に当たります。

やはり、掲載した文語体(やや古風でレトロな言葉のスタイル)の翻訳が、原文の格調高い味わいに合っているようです。
(2011.09.15 15:31:12)

Re:エンヤ 「アフェール・ヴェントゥス」 たぶん本邦初訳(01/05)  
まるり さん
エンヤのCDに和訳ついているものありますよ。

随分昔に見たのでもう忘れましたが…。ミラビリアのくだりは、「見るも不思議、語るも不思議」だったと思います。アドアストラは「宇宙の摂理で動く」的な意味で、スームシクは「各人に各々の分を(分け与えよ)」でした。 (2022.10.11 23:05:54)

ニュアンスの違い  
くまんパパ  さん
まるりさん、ご訪問とコメントありがとうございます。

これは15年以上前の記事ですね。今では記憶がだいぶ薄れているところもあるのですが、その時点では全力で書いた記事だったと思います。

たぶん、2007年1月の時点では、ちゃんとした日本語訳は存在しなかったと思います。
それは他のエンヤ・ファンの皆さんからのコメントでもおそらく確かで、「本邦初訳」もあながち間違いではなかったと思います。

さて、翻訳文の内容面ですが、古代ラテン語を用いた詩的で象徴主義的な原文の多義性もあいまって、訳者のニュアンスや好みの違いが大きく出ると思います。
また、しばしば主語がなく、文脈で意味が決まるラテン語の特性もあります。

「見るも不思議、語るも不思議」と、私の「めでたき言葉 めでたし、いみじき眺め いみじ」はまさにそうで、中核的な意味としてはほぼ同じですが、CD添付の分かりやすい現代文と、私のちょっと気取った古語訳のニュアンスの違いですね。

「アストラ」は、もと「星」の意味で、英語「スター」と同じ語源です。のちに「宇宙」の意味にも転化しました。ラテン語から直接輸入された語幹「Astr-」は英語「アストロノート(宇宙飛行士)」などになっています。
また、航海と星の観測は切っても切れません。

ヨーロッパには西洋占星術(アストロロジー)の伝統もあり、これが平易化されたのがいわゆる「星占い」ですね。星の運行が人の運命を示す、導くという思想があります。
このあたりを汲み取って、「宇宙の摂理で動く」とやや踏み込んで意訳したのでしょう。

「スーム シク」についてもだいたい同様で、それぞれに「人格・性格、分け与えられた分(ぶん)」(今でいう「パーソナリティ」)というものがあり、この詩は、それらのさまざまな人々を乗せて、大いなる帆船が地中海を南に向かって航海するというイメージでしょうか。

ご指摘のCD添付の現代語訳は、かなり平明に分かりやすく表現しているようですね。
私の場合は、歌詠みの端くれですので、ある種の一定の難解・晦渋さへの嗜好がありまして、こういった、やや小難しい古語訳になっています。
(2022.11.06 08:04:42)

Re:エンヤ 「アフェール・ヴェントゥス」 たぶん本邦初訳(01/05)  
通りすがり さん
どんな意味だかわからずに調べていたらたどり着きました。
少しだけ理解できました。
ありがとうございました! (2025.05.09 02:03:40)

ありがとうございます  
くまんパパ  さん
通りすがりさん、ありがとうございます。
今後ともよろしく(^^) (2025.05.09 03:34:40)

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