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買ってからしばらく経ちますが、Suedeを買うまではこのアルバムばかり聴いていたように思います。Starsの「the North」。昨年すでに出ていました。前作の「Five Ghosts」をとても気に入っていたので、どうしても期待は過度に抱きます。でも大丈夫でした。前作とは少し雰囲気が違う、やわらかな感じですが、これも何度もリピートするに足る素敵な一枚だと思います。電子音の聴いたアコースティックバラード。そんな印象です。男女ヴォーカルの掛け合いもやはり聴きどころ。しかし、歌詞はやっぱり暗め?Do you want to die with me together?とか、アルバムタイトルのthe Northとか。そういう、少し怖い部分も私は好きなのだと思いました。ジャケットを眺めていて驚いたのは、ATOからリリースされてたのですね。ATOって、もっとアーシーな感じを抱いていたので、私としては意外でした。
2013.04.14
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奇跡の実現。それは、2010年の再結成ライヴのときに味わった歓喜でした。まさかその夢に続きがあろうとは、誰が想像したことか。そして、リアルタイムで彼らの新譜の感想を書くことができる喜びに、打ち震えています。Brett Andersonが愛してやまないDavid Bowieの、素晴らしい新譜の後を追うようにリリースされた、11年ぶりのSuedeオリジナルアルバム「Bloodsports」。私が言ってもどうせ贔屓の引き倒しでしかないのですが、どうか、聴いてみてください。リスニングに入っていたら、10秒だけでも時間を割いてみてください。Suedeの、新しくも懐かしい音が、凝縮された一枚です。いつもの天邪鬼精神を発揮し、先行音源や全曲視聴には、一切手を出しませんでした。アルバムを買って、シュリンクを破いて、プレーヤーにセットして、流れ出す最初の一秒から、完璧に新鮮なものとして味わいたかったのです。これはSuedeだから。ほかのバンドだったら、たぶん少しは視聴します。笑どの曲がいいとか悪いとか、そんなことを語るレベルではないのです。私はどの曲も大好きです。本当に、掛け値なしにそう思うのです。何をどう聴いても、Suedeらしい毒と艶やかさがありながら、同時にフレッシュでパワフル。どうやって彼らはそれらを共存させたのでしょうか。new morningではできなかったことを、彼らは達成したのです。再結成をつまらないビジネスで終わらせるつもりはない、という姿勢が伝わってくるようです。彼らがいかに本気か、本気を出したらどれだけのことができるのかということが。私もだんだん古い人間になってきました。いちばん好きなバンドがSuedeだというのだから、それは仕方ないのですが。けれど、断言できるのは、Suedeの新譜は、そのへんのバンドの新譜よりはるかに新しく、はるかに野心的で、はるかにエキサイティングだということです。熱が入りすぎました。お許しください。今年のベストアルバムは早くも決定しました。
2013.04.08
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