おはなしパレット☆ミーとハナ別館

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2004.01.10
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カテゴリ: 児童書
精霊の木

精霊の木

著者:上橋菜穂子/著 金成泰三/絵
出版社:偕成社
本体価格:1,553円


「守り人」シリーズで数多のファンを持つ上橋菜穂子さんである。
ずっと気になりつつ、やっと読むことができた。
専攻は文化人類学で、アボリジニーなど先住民族の研究者であり、民族学的史観にたったファンタジーを創作。「精霊の木」はデビュー作。

舞台は地球滅亡後、人類が移住したナイラ星。

主人公シン(♂15歳)は、従妹リシア(♀14歳)がある日突然「時の夢見師―アガー・トゥー・ナール」(ロシュナール民族特有の超能力者)として目覚めたことによって、今では地球人との混血になっているものの、自分たちがナイラ星の先住民族ロシュナールの末裔であり、民族の滅亡は、地球人移民局によって、計画的に行われたものであることを知ってしまう。

シンやリシアの一族は、政府の研究材料として混血されたのち、追跡装置をつけられ何代にもわたって極秘に監視されていた。

リシアの夢によってこのことが発覚するのをおそれた環境調整局は、リシアの捕獲と、シンの命をねらって二人を追いつめる。

SF映画を見るようなスピードと緊張を感じさせながら、「精霊(リンガラー)」と共に生きる人々の魂の「歌」が心に響く。
先住民族ロシュナールも、実は命をつなぐために数百年前に他の星から移住してきた。最後に入植した、最新の武器・兵器を持つ地球人によって、歴史は歪曲され伝えられる。



※楽天ブックスのリンクサービスを利用して表紙画像を掲載しています。
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Last updated  2004.11.19 07:53:56


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