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とうとう来たか、と思うと同時にとても残念に思う。色々なものがデジタル化され、器械仕掛けのものが減っていく。特にカメラはフィルムからデジタルバックになったところまでは写真を撮る趣が残っており、器械を扱っている気になれた。家電メーカーが幅を効かせ出したころから、光学機器から家電になってしまった気がする。そして、ミラーレスになり一気に家電になった。そんな中Z9は頑張っていると思う。けれども、レフ機のショット音は何者にも代えがたい。ミラーが跳ね上がり間髪入れずにシャッター幕が走りミラーが戻る。この一連の作動音はノイズではなくサウンドであり、ミラーボックスとレンズとの限られた空間とボディの剛性からなる、調和のとれたまさしくショットと呼ぶにふさわしい音だと思う。特にニコンのシャッター音は、たしかに室内では気が引けるほどに豪快な音ではあるが、屋外ではとても気持ちが高ぶる。こういった写真を撮る場合には音も大切な要素だと思っている。いま、フィルムが廃れること無く愛する人たちがいる。はたして、一眼のレフ機は生き残れるのだろうか。車にしても何にしても趣がなくなり、とても残念である。
2022年07月13日
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DW8200イルクジの続き、完成の回です。先回でボタンの補修をしましたが、ケースの清掃後はほこりが入るのを嫌うので、一気に組立てをしたいと思います。では、ケースを分解。風防を外します。風防の曇り具合がよく判ると思います。見た目それ程ではなくても、縁の方が結構白くなっていますよね。文字盤を外し、ケースは洗剤を付けてまるごと水洗いをします。風防は丁寧に拭いて、はい。きれいになりました。ほこりが入らないよう細心に注意を払いながら、風防を圧入します。ボタンを付けて一気にモジュールを組み込むところまで進めます。本当は風防を圧入後、ベゼルを付けてからボタンを組むのですが、久しぶりなので忘れてしまいました。今回はスケルトン素材なので助かりましたが。パッキンはきれいに汚れを拭いてシリコングリスを塗ります。SEIKOのシリコングリス塗布器を使っています。裏蓋は保持器を使わずに手で持ってオープナー(=クロージャー)を使って程よいところまで締め付けます。分けて洗って置いたベゼル、ベルト、ビスなど、バネ棒は他から引用して組立て完了。どうですか。きれいになったと思いませんか。時計修理工具 塗布器 SEIKO セイコー S-916 シリコングリス塗布 電池交換【送料無料】【最安値挑戦】価格:1500円(税込、送料無料) (2022/7/9時点)楽天で購入
2022年07月09日
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DW8200イルクジの続き、その2です。ようやく裏蓋が開けられるようになったので電池交換を行い、モジュールの動作確認を済ませておきます。再組み立てした後にモジュール交換の二度手間にならないためです。電池はCR2016(外形:2.0mm、厚さ:1.6mm)、定番ですね。無事、動作確認完了です。では、モジュール以外を全バラしてクリーニングします。モジュールを再び取りだした状態。ボタンはEリングで留められているので、飛ばして無くさないよう注意しながらピンセットで全て外します。ボタン(小)の金めっきが剥がれていますね。イオンプレーティング(TiN)だと思っていますが、ボタンは意外と傷が付きやすく弱いですね。恐らく電蝕も関係していると思います。ケースの分解・クリーニング・組立ての前にボタンのリペアをしましょう。・・・今回は金めっきをしてみます。まず、剥がれたコーティングの剥離と、素地の研磨をします。ここに特殊なことは何も無く、ただワイヤブラシで磨くだけです。できるだけ線の細いものの方がより細かい錆を落としてくれます。続いて、金めっきの下地の準備をします。ボタンの材質はステンレスのため、鉄などに比べてめっきがし辛いです。ステンレスはベースは鉄ですが、クロムが混ぜられており表面に酸化クロムの薄い被膜ができることにより錆びるのを防いでいます。逆に、この被膜が安定しているため電気めっきが非常にし難い材質です。被膜の除去 -> 安定した表面に処理 -> 金めっき ,の順で進めます。ステンレス用の酸化皮膜除去液による被膜除去、すかさずニッケルめっき、そして金めっきとなります。使うのはお馴染みの「めっき工房」です。めっき工房「ステンレス前処理液」を使い、被膜を除去したいところを入念に電気ペンでなぞります。チリチリとした感覚が伝わります。すかさず水洗いをして、同じくめっき工房の「ニッケルめっき液」により素早くニッケルめっきをします。ステンレスの表面の安定化が目的ですので全体にニッケルめっきをする必要はありません。軸の部分をステンレス製のピンセットでつまみ、そのピンセットに電極を付けて処理をしますが電流が流れるところにもめっきがのってしまうので軸も若干ニッケル色になっています。ここまでこればあとは落ち着いて「金めっき液」で金めっきをすれば完了。艶感が違ってしまいましたね。めっきをかける前に、ワイヤブラシで錆を落とした後1500~2000番の耐水ペーパーで磨いておくと良いでしょう。今回はここまで。次回はケースの分解と組立てです。めっき工房【ポイント10倍中】安心サポート付き(スターターセット)【メッキ 塗装】 簡易型(修理・補修):本格メッキキットMK-BF98(旧MK-B98) / メッキ加工 DIY[標準セット内容]【DIY・アクセサリー・カー用品の補修】 金メッキ、ニッケル、銅めっきの再生。マルイ鍍金工業価格:10800円(税込、送料無料) (2022/7/2時点)楽天で購入めっき工房[購入後フォロー安心]『ステンレス前処理液 (18ml )-めっき工房用補充品・補充液』 簡易型:本格メッキキット(メッキ工房)MU-011【サビ取り・DIY・アクセサリー・カー用品の補修】 マルイ鍍金工業 めっき工房用価格:1210円(税込、送料無料) (2022/7/2時点)楽天で購入
2022年07月02日
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