2014年04月30日
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カテゴリ: エアガン
次世代Hk416Dを慣らしで3000発程度撃ったので、バラしてチェックをしてみたいと
思います。

2000発を過ぎたあたりから弾を発射した後、モータが止まる時に手に「カツッ」と
振動が伝わる様になりました。
最初はモータが回転しているのかと思いグリップキャップ(モータ押さえ)にアルミ板を
貼り付け、回転しないようにガタを無くしてみましたが効果はありませんでした。

振動の出方から、逆転防止ラッチがギアを止める時のような感じがするので、
オーバシュートしているのかも知れません。

メカボを開きましたが、メタル軸受けの接着が外れているところが1箇所ある以外は


hk416d-5.jpg

タペットプレートが少し引かれた状態になっているので、モータが止まりきらずに少し
回転していると思われます。次世代では良くあることのようですが。

軸受けは全てを一旦外し、リムーバーで綺麗にした後再接着します。
前回はゼリータイプの瞬間接着剤を使いましたが、今回は耐衝撃用を使います。
アロンアルファから耐衝撃用が出ていることを知りませんでした。ちょっと期待です。

SHS製のセクタギアは、ピストンを引く最終歯に若干の磨耗が見られました。
フェニックス製ピストンは樹脂歯が少し磨耗していますが、スチール歯は全く磨耗して
いませんでした。どちらもこのまま使うことにします。

ケミカル類はマルイ純正とタミヤのラジコン用を使っています。

m4-10.jpg

左からタミヤネジロック剤。強力ではありませんが、分解を前提とした場合丁度良い
強度だと思います。非分解部分にはスリーボンドもしくはロックタイト品を使います。

判らないので、樹脂には付着しないようにしています。
次がタミヤセラミックグリス。樹脂部品用で、ピストンの溝やタペットプレートに
使っています。油膜切れしやすいとのことで、たっぷりと塗れる部位に使っています。
次がタミヤスイッチグリス。スイッチの接触部にたっぷりと押し込みます。焼き付きを
防止してくれますが、摩滅までは防いでくれません。

次がマルイ純正高粘度グリス(赤)。ギア類の回転部外周に使います。粘度が高いので
飛び散り難いのが特徴です。シリンダ内壁以外は全てこれだけでもいいかも知れません。
その上にあるのがアロンアルファの耐衝撃EXTRA瞬間接着剤。

これらを使って組んでいきます。

今回のメンテで新たに「スイッチバリカタ」を取り付けます。

これはモータの端子間に素子を取り付けることでスイッチの摩滅を防止してくれる
優れものです。

恐らくリポを使っているためだと思いますがスイッチの接触部がすでに結構摩滅しており、
本当は交換したいところなのですがパーツを持っていないためこのままとします。

「スイッチバリカタ」の取り付けは簡単で、モータの接続端子横にあるボルトを使い
+部と-部を結ぶだけです。

hk416d-7.jpg

素子そのものはとても小さいので、グリップ内の後方スペースに余裕で収まります。
線が細いので切ってしまわないように注意が必要です。

そして、結局Hk416Dもエチゴヤの強化ストックパイプに交換してしまいました。
マルイ純正のストックと組み合わせる場合そのままだと入らなくなりますので、
配線カバーの上面を削る必要があります。

hk416d-6.jpg

ストックが入るようになるまでヤスリで削り、平面上で紙ヤスリで均した後
アルミブラックで仕上げてあります。

バーチウッド社製のアルミブラックを使っていますが大変重宝しています。
ジンクブルーとスチールブルーも持っていますが、一番使っているのがアルミ
ブラックです。
中華パーツはほとんどがアルミか鉄なので、塗装が剥げた所に一塗りで隠すことが
できます。

注意点は温めて使うことと、原液は非常に濃度が高いので希釈して使うことです。
暖かい原液にアルミを漬けると「シュワー」と音を立てながら一瞬で黒くなります。
しかも表面を手で擦ると剥げてしまいます。
薄めの溶液に漬けながら擦ると全体を染めることが出来ると思います。

グリスアップ後組み立てて試射しましたが、グリップに伝わる「カツッ」という振動は
直りませんでした。内部に異常が無いことは判っているので、このままとします。

続けて次世代M4もメンテをします。
目的はメタル軸受けの再接着と「スイッチバリカタ」の取り付けです。

軸受けはHk461Dと同様に、アロンアルファの耐衝撃用で接着します。
シムを変更したのでピニオンの噛み合わせを調整し直します。ギアだけを入れた状態で
モータを回し、音が静かになるところを探ります。

m4-8.jpg

Hk416Dも同じ事をしていますが、M4は前配線でとっても楽です。Hk416Dは
後配線なので一度ストックパイプを組み立てなくてはなりません。

スイッチの接触部はやはり摩滅していました。

m4-7.jpg

ちょっと判りにくいですが、素地の銅が結構広い範囲で出ています。

こちらにも「スイッチバリカタ」を取り付けます。
AIP製のハイトルクモータを使用していますが、スイッチバリカタの取り付け時の
注意点を一つ。

m4-9.jpg

写真のように端子を固定しているソケットヘッドボルトで締め付けるだけですが、
AIPのモータは+と-のソケットヘッドボルトが内部で短絡しています。
恐らくボルトを締め付ける部材が一体のためだと思われます。

スイッチバリカタを取り付ける時は絶縁ワッシャを使うことと、尚且つスイッチバリカタと
ボルトが接触しないようにしないといけません。
スイッチバリカタを介してボルト同士が接触した状態になると通電した時にショートします。

配線のイメージ図はこんな感じ。
バリカタ1.jpg
モーター内部のグレーの部品で+と-のボルトが繋がっています。

テスタを使って接触を確認しながら組み付ける必要があります。
絶縁状態が確認できたら後はグリップに収めるだけです。

M4も試射しましたが快調そのものです。Hk416Dよりセミロックの頻度も少なく、調子いい。

これでしばらく楽しめそうです。








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最終更新日  2015年04月26日 18時11分13秒
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