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誕生と死と旅立ち 南風一妻の叔母が亡くなった昨年妻の父親の告別式に参列していたので妻や義姉と揃ってその叔母の告別式に参列した読経を上げる僧侶の声を聞きながら叔母の遺影をぼんやり眺めてそういえば妻の叔母は私と妻の結婚式に列席してくれたとき日舞を披露してくれたなと38年前のことを思い出していたそれから行年85歳という遺影を眺めて叔母が生まれたときはその両親はもとより祖父母も上を下への喜びようで叔母の誕生を喜んだだろうにその誕生を喜んだ人たちは既に先に亡くなってもう叔母の死亡を悲しむこともできないそうして叔母は夫や子に見送られて静かに旅立っていく夫や子に恵まれて 立派に生まれてきたことの役割を果たした生涯だったのかなと思うご冥福を祈った(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/30
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ありふれた一日だけど幸せ 南風一明日も今日のような日が続くだろうそれは今日という日の延長線上にある明日の単なる予想にしか過ぎない仕事があって明日も今日と同じように働いて月の21日とか一定の日に給与が必ず振り込まれる病気になるとか怪我するとか家族とか近しい親類とか親友に取り立てて不幸が起きなければ取り立てて何の悩みも苦労もないそんな今日や明日の日を過ごせる者は幸せだろう生活決済口座が赤字になったとてそのうちまた赤字を埋める見込みがあれば一時の赤字など何も心配することはないそんな風にいつも平静心で今日や明日の姿を確信して過ごせる者は幸せ(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/29
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女性の魅力 南風一女性の魅力とは一般的である没個性的な容貌とかプロポーションの良さだけに惹かれることがあるだから美人の若い女性の肉体をむさぼって悦に入っていたとしてもある時その女性の美貌や肉体に飽きてしまったとき途端にその女性に魅力を感じなくなる他方 女性の性格の方に魅力を感じていた男はたとえその女性の美貌や肉体に飽きたとしてもその性格の方が気に入っているからいつまで経ってもその性格が変わらない限り(いやたとえその女性が認知症にかかってすっかり性格が変わったとしても)その女性に対する愛着は変わらない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/27
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大谷翔平と水原一平の6億8千万円事件に思う 南風一一平さんに6億8千万円も送金させた賭け屋の代理人が言うには「賭け屋が一平さんになぜそんなに多額の信用貸をしたのか?といえば 一平さんが大谷翔平の親友だから」ということだすなわち賭け屋にしてみれば一平さんから6億8千万円が回収できる可能性が高いと踏んで一平さんにそれほど多額の借金をさせたということになる一平さんは賭け屋にカモにされたわけだ一平さんは自分の命がかかっていたのでお金を払えることならば何でもやっただろう大谷翔平が幾らお金をたくさん持っていて一平さんのお世話になっていたとしてももし一平さんが正直に自分のギャンブルですってしまった6億円8千万円の借金の肩代わりを大谷翔平に頼んでいたとしたら、果たして大谷翔平はどう答えていただろうか?「大谷翔平はNOと答えただろう」一平さんにとって最後の望みの綱である大谷翔平に断られることはすなわち死に直結するそんなリスクのある手を取ることはできないそこで思いついたのが大谷翔平には黙ってギャンブルで作った借金の返済を行うという方法だった大谷翔平に拒絶されることなく6億8千万円という多額の身代金を引き出すことができる自分の命の危機にまで立ち至った人はどんな手段にでも訴える一番まずいのは大谷翔平に拒まれて唯一の返済手段の道を断ってしまうことだここまで類推すれば一平さんが大谷翔平を騙して6億8千万円を引き出したことは明らかだ一平さんにとって自分の借金を大谷翔平に話して拒まれたときは自分の死しかなかったのだからそんなリスクを冒すよいも犯罪のリスクを冒す方が合理的である大谷翔平のお金を引き出したところで後日詐欺だったことが発覚したとしても自分の命まで取られることはない一平さんはどこまでも合理的に行動しただけなのだ(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/26
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恋は具体的 南風一残念ながら恋は具体的だから恋に恋するというのは実はない漠然と美人が好きだとか性格がいい人が好きといったところでその言葉の裏で考えている人は具体的な人だったりする具体的な人を思い浮かべることなく恋に恋することなんてないだから恋は苦しい具体的な意思を持つ人はこちらが望むようにはこちらに好意を持ってくれない恋は具体的だからなかなか成就するのは難しい(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/25
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翔平&一平 親しき仲にも礼儀ありでは? 南風一大谷翔平の通訳である一平さんが大谷の銀行口座から6億8千万円のお金を賭け屋へ送金したという事件は多分おいおい起こるべくして起きた事件ではある日本社会には親しき仲にも礼儀ありという諺があるがこの諺が言葉通りに守られるというケースが皆無に近くなっているのが現代社会ではないかと思う大谷は高校を卒業した後NLBの日本ハムに入団して野球一筋に生きてきた若者片や一平さんは米国のカリフォルニア大学を出て種々の仕事を経験した後米国MLB選手の日本ハムへの移籍に伴って通訳として日本ハムに雇われたそんな一平さんを大谷翔平はエンゼルスへの移籍から始まりドジャースへの移籍にまで同行させた海千山千の一平さんからすれば大谷翔平は野球には通じていても世間のことを知らない子どもに過ぎないそんな一平さんからすれば大谷翔平から6億8千万円の金を引き出すことくらい赤子の手をひねるくらい簡単なことだったのでしょう言葉では何とでも説明できます事件の真相というのは数学の証明問題のように第一に誰もが認める前提というものがないので議論の方向は着眼点によってどういう結論でも引き出せます親しき仲の二人の中で起きたお金の問題大谷翔平も一平さんも仕事とお金は別という意識があればこんな悲しいお金の問題は起きなかったでしょう第一に悪いのは信頼関係の一線を越えてしまった一平さんですが大谷翔平も脇が甘かったのではないかと思います幾ら日本ハム時代から一平さんを信頼していたとはいえエンゼルスへの移籍に同伴したりはたまたドジャース移籍にも同伴したりとちょっと一平さんオンリーに偏っていませんでしたか?とも思います今となってはどの前提も後の祭りですが大谷翔平の才能を買っている私としては一日も早い問題解決と大谷翔平が後顧の憂いなく野球に打ち込める環境を何とか関係者で作って欲しいと願うばかりです(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/23
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一年なんてケセラセラ 南風一「今日」が終わって寝床に就けばまた「明日」がくるそう思って毎日を生きれば「一年」なんてあっという間に過ぎてゆく余りの速さに「もう一年」と言ったところですぐに過ぎてしまって来年の3月には もう一年が過ぎたと思っているそう考えれば「一年」の過ぎ去る速さに人生や寿命の短さを感じてしまうし「一年」を長いと感じる人なんて何を見てそんな感慨を持つのだろう?と不思議に思う「もう一年」は短い きみや女性陣の魅力的な姿を見られるのも「もう一年」しかない そう思って(たとえもう一年仕事へ行くことではあっても)一日一日を噛みしめて暮らそうと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/22
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いつまで生きるか? 南風一 身体の健康度とかいつまで生きるかという寿命など誰も意識的に注意を払うことなどないだろう気が付いたら癌にかかっていたとか余命幾ばくもないとか脳血栓やクモ膜下出血や心筋梗塞で死を自覚する暇もなく(あっという間に)死んでいたとか自分で健康度や寿命をコントロールするとか死を事前に知覚するというのはかなり難しい人にできることと言えば身体が動くうちや頭が働くうちは意識的に身体を動かしたり頭を使って生きている時間を楽しむことくらいかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/19
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心の呟き 南風一人は(と言うか、私は)言葉とは裏腹の関係ないことを考えている4年ぶりに昼食のうどん屋で会った前会社の元会長には挨拶の傍らで「なぜ特に世話になったわけでもないのに (それは、特に気にかけて貰ったわけではないという意味で) 挨拶などしたくもないのに・・・」なんて頭の中のもう一人の私が呟いている今日会社の同僚の美人(べっぴん)さんにエレベータ前で出くわしたときいつものように彼女と私は中身のない挨拶言葉を交わし合う挨拶の傍らで「こんなに美人なのにこうしてその若さや美しさを いたずらに浪費して かと言って、それに代わる身の振り方など私にわかるはずもないし 何のアドバイスもできず いたずらに綺麗な身体や性器も日々衰えていくのかな・・・」なんて頭の中のもう一人の私が呟いている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/18
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飛沫(しぶき)と轟音 南風一雨 雨 雨 雨 もおっと降れ~窓ガラスの向こうが飛沫で見えなくなるまでフロントガラスが水飛沫で真っ白になって向こうの世界が全く見えなくなるまで滝のようなゴーゴーと轟音を立てて雨雲に覆われた世界は一切の音が轟音にかき消される何もかも御破算で願いましてはとなってすべてが真っ白にかき消されるそれまでの悩みも後悔も借金も 腐れ縁も何もかも流れてしまえそんな徳政の雨なんか時どき降ってくれればいいのにね水飛沫を上げて何もかも流れてしまえ~(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/17
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私の楽しみ 南風一本質的に私の楽しいことは夜に一人で好きなことをして過ごす時間好きなことにはいろいろあって数学の問題を解くことであったり詩作であったり昔好きだった彼女のことを思い出したりたまには石を磨くことだったりする誰に気兼ねすることなく「ああもうこんな時間だ」と気付いて急いで床に就くまでのきままな時間の過ごし方お安い楽しみでも最高の楽しみ(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/16
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沈丁花の香り 南風一・千年の 記憶と駆ける 沈丁花沈丁花は罪な花毎年桜の咲く頃に懐かしい香りを振りまいて遠い記憶や懐かしい人たちの声を呼び覚ますこれまでも何度同じような春を迎えたことだろうと毎年そう思っているけれど今年も飽きることもなく昨年の春と同じことを考えているあと何回同じ春を迎えるのかな?とも思うけれど迎えた時だけ懐かしい記憶を懐かしんでおけばいいと来年以降のことは考えないいつもこの季節には入学試験のことを考えたりするけれど私の場合何回かの入学試験は果たして楽しい思い出と思えばいいものかそれとも単なる糠喜びにしか過ぎず入学試験以降の人生の方が大変で入学試験なんて何の感慨を持つものでもなかったと思えばいいものかまだ世の中のことは右も左も分からなくてただ未来への希望だけを持っていた時期を懐かしく思い出して青い記憶なりに事実として受け止めておけばいいものかどうかそんな記憶を呼び覚ましてくれる沈丁花の香り(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/16
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仕事と女性と好意 南風一私の職場における立場は年金受給までの腰掛けにしか過ぎないからうら若き美人の正規職員の女性がくどくどと悩み事めいた仕事の話をしていたとしても助言する気力はわかないしことさらめんどうな話に進んで係わりたいとも思わない私が若い頃ならまあ心情的に役立てることがあれば、とも思って相談に乗ろうかなとも思うが今の私としては、若い女性特有の優柔不断な、繰り言めいた話にはとても聞き役として辛抱強く聴ける耳も持てないそれだけの忍耐力も辛抱もできないということだがそれはそのまま若い頃ならば若い女性のまどろっこしい話や悩みに丁寧に付き合うことがすなわちその女性に対する好意や愛情の表現にもなったのであろうが今はそんな好意を持ちたいとも思わない幾ら若くて美人で魅力的な女性だと思ってもその若さゆえのまどろっこしさに付き合えないというのは私が年老いた証拠かなという気がする(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/14
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明日を楽しみに待つ 南風一明日を楽しみに待つというときただ明日という「日」を待つわけではない貰ったところですぐに消えてなくなる給料をもらえば孫に本やゲームソフトを買ってやることができるとか給料のいくばくかは妻との昼食に使えるとか孫にいちごやフライドポテト、ヨーグルト、トロの刺身を買ってやることができるとかそんな機会を持てることが楽しみだった孫の喜ぶ顔を見るにもお金がかかるそんなお金を給料という形でもらえる未来をただ楽しみに待っているだけだった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/13
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孫と爺 どちらも好きなこと 南風一7歳と8歳の孫は任天堂スイッチやスマホでゲームをするのが好き爺は石磨きや土器・瓦や数学、化学も好きだけど若い女性や色気のある女性の裸体や性器、水着姿が好き孫と爺の好きなことの何処に違いがあるのかな?と思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/12
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四季の巡りと諦念 南風一桃の節句が過ぎてチューリップのプランターに射す陽射しが強くなるといよいよ今年も春が巡ってきたと感じる昨年の春をつい昨日のことのように思い出してこうして幾度となく春を迎えてまたあっという間に年の暮れを迎えてそんな一年を何度となく繰り返しているうちに若者であってもさすがに歳をとってしまって「もうそろそろ(自分の生に対する執着もこれくらいで)いいかな」と思ってしまうものかなと思う四季を繰り返すうちに自分の寿命ももうこれくらいでいいと死を受け入れる心境になるのかなと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/10
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教師の言葉 南風一もう半世紀前のこと私が高校1年生で4月から2年生の新学期を迎える前に文化系クラスか理科系クラスかを選択しなければならなかったとき私が何度も選択を替えるので担任教師は「一晩寝て考えて、翌日もう一度来なさい」と言った翌日私はやっぱりどちらのコースを選択していいものやら判断がつかなかったので正直に担任教師に胸の内を打ち明けたすると担任教師は「文科系であろうと理科系であろうと どちらを選択しようと 職業的な進路は同じです」と言うのでさんざん迷った挙句私は社会的な名誉や財産的な裕福度を得られそうなのは文科系の職業だと思ったので文科系コースを選ぶことにしたその後大学学部は経済学部へ進み大学院修士は理工系学科へ進んだそして就職はITエンジニア人生後半は事務屋に転じた職業人生の終わりが近づいて興味があるものは考古学や地域の歴史そして近頃手にした本で非常に面白いと熱心に読み始めたものが電気化学や電磁気学中学生の頃に非常に面白いと思った記憶がよみがえってなぜこんなに人生後半になるまで勉強しなかったのだろうと我ながら不思議に思った文化系か理科系かどちらに進んでも同じというところまでは担任教師の言葉は正しかったがもっと踏み込んで「本当に自分が好きだと感じる学科の方へ進みなさい」とアドバイスしてくれていたらもしかして私は違う進路へ進んでいたのかも知れないと高校1年生のときの担任教師のアドバイスを恨めしく思っている確かに担任教師は嘘を付いたわけではないけれどもっともよいアドバイスは「自分の好きな学科のある方が楽しいよ」ではなかったかなと今でも思っている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/09
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旧友の若々しさ 南風一今日昼食時に馴染みのうどん店で旧友とばったり出くわした「よお 南風!」声の方向へ目を上げるとちょうど私くらいの初老の男性が笑っている私が訝しい顔をしていたからだろう「オレ 平尾だよ」そう言われてやっと彼のことを思い出した「そうか平尾か お久しぶり!元気にしてた?」彼が帰省した折に昼食を一緒に食べて以来もう十数年の歳月が過ぎていた彼は10年後にはこちらに帰ってくるとのことで家を建てるために住宅展示場を巡ったり地元銀行へ行って住宅ローンの借り入れ相談をしてきたとのことだった当年で65歳を迎えるのにこれから10年先のUターン話を明日のことのように話す彼の時間感覚の若さにあっけにとられてしまった彼にしてみれば10年先のことなど明日や明後日くらいの距離感に近い「彼を見習わねば」私も知的好奇心のおもむくままにまだまだ勉強を続けようと思った(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/08
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仙川の話 南風一もう15年も以前のこと仕事で先輩同僚とともに東京へ出張した仕事は午後1時開始だったので築地市場で寿司を食べることにした行列に並んで食べた握りの旨かったことと言ったら勘定は先輩のおごりだったけれど後ろから見ていたら万札が数枚飛んで行っていたそのあと地下鉄で大手町の会場に駆け付けたときには時刻はすでに1時を回っていたその帰りに先輩は大学時代に下宿していた仙川の大家のお婆さんの処にも訪ねて行きたかったようだがあいにく時間がなかったので諦めたつい数年前に仙川のお婆さんを訪ねたときには元気そうにしていたけれどもう大分日が経って、その後どうなっているか分からないという話だった学生時代に随分お世話になったという話だった(私にだって仙川にまつわる話ならば昔好きだった彼女がいたとかの話があったけれど もちろんそんなことはどうでも良かったので口に出さなかった)その日は羽田へまっすぐ向かって空港ビルの中のレストランでビールを飲みながらまた先輩に夕飯をご馳走になったそんな太っ腹の先輩が亡くなってすでに7年が経とうか先輩が話してくれた仙川のお婆さんとの思い出も先輩の死とともに消えてしまってもう誰も知らないしこの世には何も残っていないそんな話など無かったかのように世界は今日も忙しく動いている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/05
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美女が台なし?それとも 南風一今朝は確かに風があって少し肌寒くもあっただからきみの髪が多少乱れて見目麗しい妙齢の女性が髪を振り乱した姿で自転車に跨って疾走してくるという絵はなかなか美人とは相いれない不釣り合いな構図というかなかなか滅多に見ることができない面白い風情には違いないそうは思いつつもきみは生まれながらの美貌をそんなに粗末にしてまるでおばさんそのままの姿を演じるにはまだ早すぎるのではないかなとも惜しく感じるところもある色々言いつつきみも早や三十路の仲間入りをする自分の美貌の活用をしないままに衰えさせていく女性もいることだろうとは思う日曜日に何をして過ごしていたか?結構想像できたりする月曜日の朝のきみの風情ではある(それがいいとか悪いとか そんなものはきみにはとんと関係ないこと)(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/04
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私には付き合っている人がいます 南風一 今から思えば女性の本能的な回避策だったのだなと思う気安い関係になり過ぎると男はすぐに勘違いする私もご多聞に漏れずつい彼女をデートに誘ってあっさり拒絶されてしまった曰く「それは無理だと思います」曰く「私には付き合っている人がいます」(私はてっきり男性だと思って)それは悪いことをしたと反省してすぐに彼女に謝罪した「本当のことを打ち明けてくれてありがとう」「幸運を願っています」そんな当たり障りのない言葉を送ってそれっきり彼女と浮ついた話をしたりショートメールを打つことは止めにした「あの言葉は女性の本能的な拒絶言葉に違いなかった」今になってようやく言葉の意味が分かった50代前半まで独身を通した女性が突然結婚を前提とした付き合いを始めるなんて確率的にはゼロに近いと思う彼女の場合だけ確率が高いということもないから結局は私からの誘いを拒絶するための方便に過ぎなかったのだろうそれとも付き合っている相手が同性(友だち)であったとしても付き合っていることには違いない「付き合っている相手は同性か異性か?」そんなことまで聞かなかったただ私は異性と受け取ったけれどそこに誤りがあったのかも知れない彼女からすれば「ことさら同性とも異性とも言っていないのに(私の方が)勝手に異性と思い込んだ」ということになる何とも馬鹿げたロジックだなとは思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/03
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命の代償 南風一今年の元旦の能登地震による死亡者は250人を超える地震でなくなった人の遺族にとって生命保険金を貰ったところで何の慰謝にもならない同じように交通事故でなくなった小学児童の両親や祖父母や兄弟姉妹にとって損害賠償金を貰ったところで何の慰謝にもならないまだケガくらいならばとにかく命があってそれまでの通りの意思能力があって身体機能も元に戻るということならば損害賠償金は大いに役立とうが死亡の損害賠償金や生命保険金は何の足しにもならない命の価値を金に換算したところで遺族にとっては何の慰謝にもならないとにかく命を返してくれそれだけしかない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/03
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未体験の魅力と不安 南風一完全リタイヤが今年の年末から翌年3月末へ延びたところで何の変りがあろうとも思うところでその一方では年末で完全リタイヤすれば翌年の正月からは会社へ出て行かなくてよいとか捨てがたい魅惑や誘惑に駆られもするしやっと年金に頼った時間に浸れるのになぜ好き好んで苦役のような時間拘束に身を委ねておく必要があろうか?とか延長を否定的に考える思いもあるいや完全リタイヤしたらおのずと身近なところで魅力的な女性たちに出会えるチャンスは完全に無くなってしまうかもとか少し楽しみがなくなって一気に老け込むことになるリスクがあるかもとか詰まらない日常が待っている恐れがないとも限らないとか余計な不安に駆られることもあるそれでは結局いつ完全リタイヤするのがいい?そんなこと誰にも分からないから結局成り行きに任せるしかないか・・・となる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/03/01
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