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一碗の茶に"もてなし"の心をこめる
400年あまりにわたって受け継がれてきた茶の湯
8回シリーズで、千利休の伝統を受け継ぐ裏千家の茶の湯を学ぶ・・・・・
という謳い文句で、始まりました新シリーズ!
「NHK趣味Do楽」
~茶の湯 裏千家"茶の湯と出会う"~
(Eテレ毎週月曜日21:30~)
第1回 : 今日庵を訪ねる(2/3)
第2回 : 客の作法(2/10)
第3回 : 薄茶を点てる 前編(2/17)
第4回 : 薄茶を点てる 後編(2/24)
第5回 : 茶室の魅力(3/3)
第6回 : 炭手前(3/10)
第7回 : 濃茶(3/17)
第8回 : 茶事を楽しむ(3/24)
第7回「濃茶」
第7回は、茶の湯における最も重要な点前のひとつ、 「濃茶」 の基本を伝える「回し飲み」をし、亭主と客、客どうしの一体感を高める「濃茶」
「濃茶」と「薄茶」の違い、
「濃茶」を練る際の点前、
「濃茶」を回し飲む客の作法も学ぶ
さらに、「濃茶」の歴史についても専門家の話を聞く
多くの人が“お抹茶”をいただくと聞いて思い浮かべるのが、
「薄茶」と呼ばれるものである
一般的に飲む機会が多いのもやはり「薄茶」であって、
茶道を習っている、もしくは、茶会にでも参加しない限り
出会う機会がないのが「濃茶」である
しかし、 茶道における「茶」とは「濃茶」のことであり、
「濃茶」こそが本来の正式なお茶なのである
単なる“薄いか濃いかの違い”ではない(-_-;)
「薄茶」と「濃茶」の扱いは同等ではなく、当然、「濃茶」が格上

「薄茶」は “点てる” (泡立てる)もの
「濃茶」は “練る” もの
濃茶の茶席では、
亭主が点前座に座り準備ができると、
最初に、主客が皆そろって礼をする( 主客総礼 )

一同がそろって礼をすることにより、
場に“一体感”が生まれる
濃茶と薄茶では、
使う道具も、道具の扱い方、清め方も違う

帛紗を“四方さばき”する

濃茶を入れる器は、棗ではなく茶入

茶筅、茶碗を清めるために、茶碗に湯を汲んだ後、
一旦、釜の蓋を閉じる(=中蓋)
これは、濃茶に適した湯温を保つためである
(濃茶ではそこまで気を使うのだ)


全体を茶筅の穂先でより丁寧にゆっくりと練り上げる
(薄茶のように泡立ててはいけない)
練り上げられた濃茶は、正客以下、皆で “回し飲み” をする

客は、自分の分を飲み終わったら飲み口を茶巾で清める

次客へ茶碗を送り、それぞれ"送り礼"と"受け礼"をする

ひとつの椀の茶を皆で味わいながら回し飲みすることで、
客どうしの "一体感" が生まれる
お茶の味をしっかり味わいながらも、
いかに冷まさずに末客まで送っていくかが大切
お互いを気遣う、一体感、連帯感がないとできませんね~
今回も、茶道資料館副館長の筒井紘一さんが、
"濃茶の歴史"を語ってくれました

天文17年(1548年)から戦国時代にかけて記された
詳細な茶会の記録『天王寺屋会記』に、
濃茶と薄茶の初見があるのだとか
そもそも、茶=濃茶なわけで、それに対し薄茶なるものができた
利休の20代のころには確実に「濃茶」と「薄茶」があったと言われている

茶壺に茶を詰める際、
濃茶用の茶葉は、白袋と呼ばれる袋に入れて詰める

その白袋を覆うように詰めものをするのに用いられる茶葉が
詰茶であり、それが薄茶となる

茶を回し飲みしたという最初の記録は、
天正14年(1586年)に利休が秀吉の家臣たちを招いた時
“大服” =多めの量のお茶をだしたという記録がある
ひとつの椀の茶を回し飲みすることで、
“一味同心” の境地を作りだしたのだろう・・・・・
この時代、家臣たちがひとつになることは
とても重要なことだったのだから・・・・
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