父親に木工用ボンドを貸したら、“蓋が固いのでラジオペンチで挟んで回したら、勢い余って割っちゃった、てへっ”っ的なコメントと一緒に返ってきました。別に高価な物でも無いので良いんですが、せめて新しいのを買って返すくらいしろよと思わなくもありません。それはともかく木工用ボンド。蓋がなくなったのでとりあえずポリ袋で密封しましたが、長期保存は出来ない体になってしまったので、速やかに使い切らないといけません。色々考えたんですが、台所で生ゴミを包むための広告紙を纏めて挿している段ボール箱を木で作り直してしまうことに。
材料は素麺の木箱。白木で見た目綺麗なうえに、実はベニヤ板なのでゆがみが少ないので小さな箱を作るのに最適。素の箱のサイズを測ってコピーし、木工用ボンドで組み立ててから、表面をオイルステン塗装すればあら不思議、結構格好良くなります。ただし、一応木工の端くれ的な作業なので、それなりに面倒ではあります。適当に組むのならすぐですが、一部の隙なくピッチリ組もうとしたら結構大変。一例を挙げると、カットは狙う線の2mm外側に引いた線に沿って鋸を入れ、残りは時々他の部品とあわせながらゆっくり紙やすりで地道に削っていきます。キッチリしようとしたら、0.5mm狂ってもアウトですが、30cmの距離を全く歪みなくピッタリ直角に刃を入れてカットするなんて人力では不可能なので、こうした地味な微調整が不可欠。こんななんの捻りもないただの木箱でも、綺麗に仕上げるための細かいノウハウは一杯あります。性格的にこういう作業を楽しめないと、ちょっと無理でしょうね。