misty247

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2008.07.17
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カテゴリ: 私の歩いた山と道


▲オーバーハングの鎖梯子
 11時半に河原小屋に到着した。地図の参考コースタイムは、熊渡から河原小屋まで4時間50分。休憩を含むが、歩き始めてもう5時間と45分がたっていた。1時間以上のスローペースだ。
 出発時に「遅くとも16時半には下山しようか」と話していた。「じゃ、11時半で折り返しだ」と決めた。
 「どこまで」というのは、弥山を越えて八経まで行けるかな、という話の流れである。ピストンするつもりだった。
 狼平の遥か手前で、その11時半。
「このコースは降りたくないなぁ」「トンネル西口へ降りて309を歩こうか、ここを降りるよりも絶対はやいと思う」「川合へ降りる陣ノ峯コースなら、降りてから熊渡まで近いぞ」「ナメリ坂から熊渡へ降りる道を使うレポをブログで何件か見た」「それもちょっと不安やな」「とりあえず狼平まで行こうか、そこでまた検討しよう」「狼平までのタイムは、えーっと、1時間10分だ。」「よしっ、頑張ってここは1時間で行くぞ」
 頑張っての結果、狼平まで2時間以上かかった。

▲アングルのトラバース
 体力的にバテていたわけではない。ペースが遅い理由は、渡渉時、それに河原を石伝いに歩くときのライン選びの下手さ。それにテープ探しのタイムロスだ。
 2度目からはもっと早く歩けると思う。テープだけでなく、『たしかこんな感じの所を通った』という記憶を頼れるからだ。
 葛城のマイナールートでは、山屋、沢屋、藪屋、それに杣業の人のテープが混じりあっている。テープの真意を見抜く状況観察を常に強いられて、初回のタイムロスが大きい。悪いことではないと思うが、葛城山系を歩いてテープを闇雲に信用しなくなる癖がついた。その癖がこんな所では少し足をひっぱる。
 河原小屋から狼平までの間には難所もある。
 オーバーハングの鎖梯子とアングルのトラバースだ。しかし、ここに至るまでの間に、さんざん梯子と鎖のお世話になっているので、ここに来て怯む人は少ないだろう。金剛山のカトラ谷の梯子と鎖を掴んでのトラバースがもしこれだったら折り返す人もいるだろうけど。

▲吊橋を渡って狼平へ
 どちらも短い区間だけだ。アングルのトラバースは、手の位置にもアングルがあって、手はそれを掴みながら岩壁を平行移動する。
 狼平は人で賑わっていた。弥山川遡行コースではほとんど人に会わなかったし、陣ノ峯も長丁場で人気コースとは思えない。どういうコースなのか気になり、集団の人に訊いてみると、弥山から狼平までをピストンするのだとか。なるほど。
 狼平の草原に座ってランチタイム。持ってきたおにぎりを食べた。それと地図を出して、変更余儀なくされたこれから先のコースの検討をした。
 検討の結果、陣ノ峯を下ることに。地図の参考コースタイムは川合まで3時間20分と記されていた。14時過ぎなので、このタイム通りでも17時半の下山だ。ゆっくりはしていられない。出発。

▲頂仙岳付近にも立ち枯れがあった
 歩き始めて感動したのは、道の歩きやすさ。まるで高速道路を往くようだ。
 このコースは以前、トレイルランの練習に使えると目星をつけた道だ。その下見が出来た。非常にいいコースだ。ただし狼平から弥山川を降りる案はボツだ。陣ノ峯のピストンは面白くないし、行者還岳を回って309へ降りるのがいいか。かなり遠まわりとなるので時間がどうかだ。
 黙々と歩いて18時前、川合へ到着。エネルギー補給をしようとローソン風の店ムーソンへ寄ったら17時で閉店していた。コンビニを装ってその閉店時間はないだろう、と恨めしげに店内を覗き込んだ。
 熊渡まで車道歩き1時間10分。精神的にこれはしんどい。「走って車とってくるから、ここで待っといて」と言って荷物を置き、私が車を取りに向かった。さすがにこの区間ばかりは、地図の参考タイムを大幅に上回った。20分で熊渡に到着。ランニングを始めて良かったと思える点は、山歩きでこういう複合技を使えるようになれたことだ。
 ということで、無事に難コースを完踏。弥山川遡行コースは、ピュアな山歩きの醍醐味を味わわせてくれるコースだった。  <終>






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Last updated  2008.07.22 16:05:07
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