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2007.10.21
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カテゴリ: Travel
今、NHKの木曜時代劇(8時オンエア)で藤沢周平の「風の果て」をやっている。これは後に異例の出世を遂げる下級武士の次男が主人公だが、先日放映された第一回で、主人公同様下級武士の次男や三男である道場仲間がさかんに自分の婿入り先を気にする会話が出てきた。家督を継ぐことができない彼らにとっての先の希望と関心は、できるだけよい婿入り先を探すことに集中している。封建的土地所有の方式、すなわち世襲的な保有地の長子相続が固定化した社会では、常に嫡男以外の男子の生計基盤は不安定なものになる。「風の果て」もそうした封建時代の話だが、昨日書いたロベール・ギスカールとルッジェーロ1世兄弟のノルマンディーにおける立場もほとんど同じだった。ノルマンディーでは11世紀にはすでに封建的な領主の長子土地相続が慣行が浸透し、ロベールもルッジェーロも自分の父親の小領地以外に食いブチを探す必要があった。ただ彼らが進んだのは婿としての人生ではなく、傭兵としての人生だった。ノルマンディーだけではない。ヨーロッパ領主貴族層には、こうした次男以下の領主の子弟の「冒険的さすらい」が多く見られる。彼らはやがて十字軍の中に吸収されていくことになる。

こうした「冒険的さすらい」はほとんど平凡に終わるか、悲劇に終わるかだった。ただ、ロベールとルッジェーロのオートヴィル家の兄弟の場合は違った。始まりはロベールの異母兄、鉄腕アトム… じゃない鉄腕グリエルモの南イタリアでの成功であり、それからロベールとルッジェーロの南イタリアの実質支配へと続く。そして、その子供の代でついにシチリアを含む南イタリア一帯にノルマン王朝が成立するのだ。オートヴィル家の領地はノルマンディーのさびれた田舎の村だ。その小領主の息子たちがさまざまな小さな勢力が互いに争いあっていた南イタリアに赴き、1つの王国にまとめあげた。それこそ「異例中の超異例」の一大出世物語だといえるだろう。

群雄割拠の時代から、より強大な勢力による統一の時代へという歴史の転換期は西洋でも東洋でも見られる。ノルマンディーの青年たちは南イタリアにおけるそうした歴史の転換点に居合わせ、時代の大きな波に乗ったのだ。そして、その歴史の波の中に沈んでいったのが、独立した小勢力のせめぎ合いの時代にうまく立ち回って繁栄を築いた小さな中世都市アマルフィだった。アマルフィの経済の基盤は交易にあり、サラセンやビザンチンなどを含めた地中海の広い範囲の海洋貿易で繁栄する。そのコスモポリタンなアマルフィ繁栄の歴史は、街に残る異国情緒豊かな建築や装飾の中に見ることができる。

アマルフィ
Il Duomo di Amalfi, ricordo di vento dall'est

アマルフィのドゥーモ。ファサードに吹く風は、ビザンチンとサラセンからのものだ。黄金に輝く破風はビザンチン様式、アーチを備えた列柱はサラセン様式にほかならない。

今日のホテルは「 Hotel Luna 」。13世紀に建てられた修道院を改築した名門ホテルで、ワーグナーも滞在したことがあるという。このホテルはシェフも有名だ。
ホテルルナ
La romantica camera dell'Hotel Luna; l'atomosfera arabica

青い色調のタイルのひんやりとした床。白い漆喰の壁にアーチ型にくり貫かれたニッチ。窓の外には青い海が広がっている。部屋は広くはないが(アマルフィのように平地の少ない場所では、ある程度仕方がない)サラセン風にロマンチック。サラセンとは、ほぼアラブと同義語だと思っていい。この地域はサラセン人と密接な関係をもっていた時代がある。ロベールがローマに進軍したときにはサラセン人も軍隊に混じっていた。中世の時代、ソレント半島の都市(コムーネ)は他の都市(コムーネ)と対立したときに、しばしば外部勢力であるサラセン人を味方に引き入れて自分たちの政治勢力の維持に利用した。

サラセンの塔

Oggi turisti si divertono a mangiare qui

サラセンの塔。昔は海から来る敵を見張るための塔だった。今はレストランに改築されていて観光客が海を眺めながら南イタリア料理に舌鼓をうつ。Mizumizuたちもここでランチ。久々に本場イタリアのパスタを食べた。ドイツ語圏のパスタはたいてい茹ですぎてぐにゃぐにゃなのだが、イタリアはやはり違う。まだ頭がドイツ語からイタリア語に切り替わらず、「どこから来たの?」を聞かれて、思わず「Aus Deutschland」などとドイツ語で答えてしまう。

このレストラン、ホテル・ルナの併設のようになっているのだが、あとでディナーをホテル・ルナ内のレストランでとったところ、そっちのシェフのほうがよっぽど腕がいいとわかった。ガーン! 実はランチでしこたま食べ過ぎて、そのおいしいディナーはプリモ(第一の皿)で力尽き、セコンド(第二の皿)まで完食できなかったのだ! ああ、なんとおろかなことをしたのであろうか!! Mizumizuは今でも後悔している(笑)。





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最終更新日  2007.10.21 00:38:20
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