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WUXGA(1920x1200)という広い作業空間を備えた液晶に、「Intel Graphics Media Accelerator X4500」と「ATI MOBILITY Fire GL V5700」をOSが自動的に切り換えて使用できる「Switchable Graphics」が搭載されている。
https://www.inversenet.co.jp/pclist/product/Lenovo-note/405823J.html
今回、T500の上半身を手に入れることができたので、W500の上半身と丸ごと交換して、その後W500の液晶ユニットだけを移植しようと考えた。
ところが…。
※液晶をふくむ上半身を丸ごとW500に取り付けて、OSを起動させたところ…。
W500の上半身を交換後、BIOS表示は問題なかったが、win10の起動中に表示がおかしくなった。(まあ、解像度がWUXGAとWSXGA+ですから、正しく表示されなくても仕方ありません。)
この場合BIOSの「Setup Default」を実行すると、自動的に対応できるというのが今までのパターン。
(なんと今回は…。)
※どこにいってしまったのかマウスとディスクトップアイコンが消滅…。
表示はされたものの、今度はマウスとディスクトップアイコンが消失。次に進むこともシャットアウトすることもできません。仕方ないので、電源ボタンの長押しという強制的なシャットダウンを実行。
初めは、win10の不具合かと考え、インストールし直してみたものの、しばらくするとやはり同じ症状が…。
これって、ドライバの問題?
ネットで検索してみると…。
■ThinkPad T500でWindows10を動かす
https://tom-leo-zero.hatenablog.com/entry/2018/05/06/133257
ThinkPad T500にはグラフィックス機能として、ATI Mobility Radeon 3650と、インテル グラフィックス・メディア・アクセラレータ X4500の、ふたつのデバイスが搭載されている。Windows 10も両方ともサポートしているが、優先して使われているらしいATI Mobility Radeon 3650の画面表示がおかしいらしい。このデバイスをデバイスマネージャーで無効にすると画面も正しく表示される。
しばらくその状態で放置していたが、メジャーupdateの度に同じ問題が起きるので、根本的に直したくなってBIOSの設定を調べてみた。するとどうやら、発売当初の初期設定では、これらのふたつのデバイスを、動的に切り替えながら使えるような設定がされていて、その機能はデバイスドライバー側の対応も必要としているようだった。Windows Vista当時のドライバーは動的切り替えに対応していたものの、Windows 10のドライバーは対応していないということなのかもしれない。
仕方がないので、BIOSでGraphic DeviceとしてATI Mobility Radeonのみを有効にするDiscrete Graphicsを指定し、OS Detection for Switchable Graphic も無効にしたところ、ATI Mobility Radeon 3650のみが認識されるようになり、かつWindows 10のドライバーで正常に動作するようになった。
R400、T400、T500、W500などのモデルをWindows 10にupgradeして使う場合は、要注意かもしれない。
※BIOSの[Display]のグラフィックスをGPUに、[Switchable]を無効に設定する。
※今度は問題なくWUXGA解像度の画面が表示される。地図はWXGA+。
要するに、動作の不具合は、本体をリセットしたことで、「Switchable Graphics」が有効になり、win10がこの機能に正常に対応できないため起きる問題だということだ。
これを解決するためには、、「Switchable Graphics」を無効にして、内臓かGPUのどちらかにしてしまえばいい訳だ。(W500のことを考えたら、ここはやっぱり、GPUを選択するべきだろう。)
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