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2005年11月04日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――闇に立ち向かう者達――】

ブレイブとの一件を終えてまもなく、ランポスU防具を生産し強化したROAD。夕方、街に多数の部隊が姿を見せ、ハンターたちの間ではリペイントモンスターの増加を確認、それらを討伐すべくギルドは他国と全面協力を開始した。その夜、ROADは悪夢の様な夢にうなされることととなり、そして事件は起こった。翌朝謎の黒マントの男が姿を見せ、ギルドマスターに挑戦すると発言。何かが始まっている。それは恐ろしい闇世界の始まりであった。

その黒マントの男はギルドマスターへ挑戦を言い渡すと、黒い霧となって姿を消した。辺りは謎の飛竜による攻撃で黒く焦げ、そしてそれを食らったハンターたちは重傷。「何ということじゃろうか・・・あやつ・・。まさか飛竜を操る術が・・」ギルドマスターの表情がいつになく厳しい。数多くのハンターたちもこの状況を把握するのには時間が掛かっただろう。するとその場に辿り着いたROADも、人々を前にしながらそこで起こった出来事を見ていた一人であった。「・・あいつはいったい?・・」ROADが訪ねた。もちろんその黒マントの男を知る者は誰一人とおらず、ROADが知るはずもなかった。黒いマントで身を包み、腰には邪悪な片手剣を所持していたその男。ハンターであろう者が飛竜を操るとはどういったことなのだろうか、ギルドマスターも苦悩している様子であった。「マスター・・。とりあえず城内へ戻ってから話しましょう」ベッキーが小さなマスターの背を優しく支えながら、ROADも一緒に酒場の奧へと足を運んだ。「それで、マスター・・あの挑戦やっぱ受けるんだよな?」早速ROADが急ぎでそれを言った。黒マントの男がマスターに伝えた一件の挑戦。それは指示された地帯に4人のハンターを送り、そこにいるモンスターと戦えと言うことであった。するとマスターの小さな口が開いた。「あの条件を呑むことになれば4人、誰かを送らねばならん。しかしやつの言い様、ワシへの挑戦とあってそう安易に倒せるモンスターが相手とは思えん・・。ましてややつの指示した場所など・・何が仕掛けられておるかも不安じゃしの・・」マスターは気を重くしながら、そう言った。しかしその男の条件を呑まなければ、さらに最悪の状況になることを皆は存じていた。「・・それじゃぁ、条件を呑まないのか?そしたら・・この街に・・」ROADがそこまで言うと、マスターはそんな事解っておるわと言うかのように、その細い瞳を開け、ギロリとROADを睨んだ。その男の条件を呑まない場合、飛竜を操りこの街を迎撃するとのことであった。ただの人が、飛竜を操るなど不可能だと誰もが思うだろうが、それを目の当たりにしてしまったとあっては信じないと言う方が無理な話であった。あの時この街を攻撃したのはまさしく巨大な飛竜だ。それが何であれ、あの黒マントの男はただの人ではないのだろう。マスターもROADも、一時無言で何も述べなかった。しかし時間は刻一刻と過ぎて行く。もはや考える時間もなかった。「やつの条件を呑むか否か・・ワシとしては無理な選択じゃ・・。ベッキーよ、部隊に応援要請を、この街の一斉警備に当たるよう伝えるのじゃ・・。ワシ自らが、一人でやつの挑戦を受けよう」その言葉が何を意味するのかすぐに理解したROADもベッキーもとっさにマスターを止めた。「何言ってんだよっ、あんたが行く必要なんてないだろ。それにやつの条件は4人・・」「マスター、それはいけませんっ」しかしマスターも言うことを聞かない。「この街を皆で守るのじゃ・・。その地へはワシが行き、やつと一戦交えてくるわい。ワシはこれでもハンターの長じゃぞっ」そんなマスターの気迫にROADもどうして良いか迷いが生じたが、それでもやはりギルドマスターにそれを任せるわけにはいかなかった。「ならマスターっ、俺が行く。俺がその地帯へ行ってそいつを倒してみせるっ」ROADは勢いに任せてそう言ったが、しかしマスターはそれを聞こうとせず、ROADに背を向け足を進めた。すると急に扉が開き、そこに数知れずのハンターたちが姿を見せた。「ROADっ良く言った。それでこそ俺の認めたハンターだっ」その声に蒼く靡いた髪の毛、見覚えのあるその男はまさしくリゾットであった。そして隣にはリーゼル、シドやハザック、クレイモア、シルド、強豪の名を持つ多数のハンターたちが、ROADに力をくれた人々がそこにいた。「ROAD殿、一人でカッコつけるのはずるいですぞ」リーゼルがいつもの様にそう言った。「みんなっ・・・俺・・」ROADはそこにいる沢山の仲間に勇気づけられ、そして今までここにいるみんなとこなしてきた数々のクエストを記憶から呼び戻していた。「マスター、俺行くよ。だからマスターはこの街を守って。俺たちがやつの言うモンスターを必ず倒す」ROADはさきほどとは全く違った強い表情でそう言った。しかしマスターも頑固さを見せつけそれを聞かない。「いかんっ、主らを送るなど・・ワシには許されんわ!ワシがっ・・」《ピコッ》しかしそこまで言うとマスターが急にその場に倒れた。何かがマスターの頭を叩いたようであった。「ゴメンなさいね・・マスター」するとベッキーがそう言った。手には可愛いクマのぬいぐるみを持っていたが、それはハンターなら誰もが知っているベッキーの十八番・睡眠ハンマーの「おやすみベア」であった。それで殴られた者は当分深い眠りにつくと言う。モンスターにも効果を示すのであるから人など軽く眠ってしまうだろう。「ベッキー・・」ROADは驚いたが、しかし皆笑った。こうでもしないとマスターは許してくれないだろうと、皆がそう思ったのだろう。「さぁみんなマスターの思いを、必ず。あの男の好きなようにさせちゃダメよっ」ベッキーがそう言うと、ROADもそこにいる多くのハンターたちも同じ思いで、1つになった。「さて、4人はやつの示した場所へ行かないとな。ROAD、お前は何を言っても行くだろ。なら俺も行くぜ」リゾットが言った。皆俺も行くと言った表情であったが、誰にも勝って奧から懐かしい見覚えのある男が姿を見せた。「俺に行かせろっ」その声はどこか懐かしく聞き覚えのある声であった。するとようやくその者を思い出したが、何とも意外な相手であった。「あんたっ、黒鬼?!」それはROADが初めてあのリオレウスを相手にしようとした時、出会った男。あの時は防具を身にまとわず武器のみに力を入れていたこの男が、何故か立派な防具を身にまとっている。しかもROADに牙を向け敵対心を燃やしていたはずのこの男が。「あの時、お前に言われた言葉がリオレウスと戦ってようやく身に染みた。武器だけじゃダメだと。そして俺にそれを教えてくれたあんたに、俺は一度協力したかった。それが今回だっ」黒鬼は本気であった。もちろんROADもそんな黒鬼の力を必要とした。「有難う、助かる」すると黒鬼といつも一緒にいる赤鬼もやってきた。「黒鬼よっ、やるなら思いっきりやってこい。あんたが行くってんなら今回俺様はこっちの守りをしてやるぜっ!お互いにやってやろうっ」赤鬼は何人かの男たちと、この街を守ることにしたようだ。「よし、3人揃ったな。あと一人、誰が行く?」するとリゾットがそう言ったのをROADが取り消した。「へへ、もう4人揃ってるぜ、そうだろ?ブレイブ」ROADがそう言いながら振り返ると、さっとその姿を見せた。どこから現れたのだろうか、その素早さはまたしても増してい様子であった。「クク、感が鋭いなROAD。俺様がいればそんな敵相手じゃねぇだろう。協力してやるぜ。もう一度俺様の力を拝みなっ」以前同様自信満々のその発言で、ブレイブも4人の一人となった。ROADはもちろんブレイブの力を見込んで誘ったのだろう。「よしっ4人揃った」リゾット・黒鬼・ブレイブ、そしてROADの4人。「では私たちの仕事はこの街を救うこと。これからの戦いに備えて警備に当たることにしましょう」リーゼルがそう言うと、皆納得したかの様にその場を去っていった。最後に皆、「必ず勝って帰ってこい」と言う言葉を残して。「負けらんねぇな、この戦い」ROADが言った。もちろん3人は頷いた。リゾットはもちろん、あの黒鬼もそしてブレイブですら今回はROADの発言に反する様子もない。ROADは皆に力を貰ってここまで来れたが、その中でROADも他の者に沢山の力を与えてきたのだろう。決して崩れることのない友情、この街に住む仲間として、そしてハンターという同士として、これだけは崩れることのない強い思いと力。そしてきっとこの力が闇を勝るであろう。「さぁ決戦だ!!」【続く】

◎闇の挑戦を受けることにしたROAD、そしてリゾット・黒鬼・ブレイブの4人が次回指示されたその地へ向かう。そしてそこに姿を現した脅威のモンスターは。
そして街には新たな敵が。闇の序序に覚醒していく。決戦は始まる。





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最終更新日  2005年11月06日 09時59分19秒
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