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森の声

森の声

2017.01.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
本来「物語」とは、声によって「語られるもの」であって「目で読むもの」ではありませんでした。

「物語」が「語られるもの」ではなく、「目で読むもの」になってしまったため、物語が「伝えるもの」「つなぐもの」としての力を失い、単なる「心を楽しませるもの」になってしまったのです。

「声」は「時間」と「空間」を創り出します。
「無」の世界に「存在」を創り出します。

また人は、「声」を通してその声を発する人の「意識」や、「心」や、「からだ」や、「生命」を感じることが出来ます。

実は「人の声」自体が「つなぐもの」であり、「物語りを含むもの」なんです。

「物語」は、その「声」によって語られることで「生命」を得、聞き手の心やからだの中に入り込むことが出来たのです。

人と人とのつながりもその「声の力」に支えられていました。

子どもたちも、「お母さんの声」に支えられて成長していました。
お母さんの「声」が子どもの心とからだを育てる栄養にもなっていたのです。

逆に、お母さんの尖った、固い声を聞くだけで、子どもの心とからだは傷つくのです。

でも、文明の進歩と共に「声の力」は忘れられ、「物語」は「語られるもの」ではなく「目で読むもの」になってしまいました。
そこにあるのは「つながり」ではなく「意味の世界」だけです。

それと共に、物語から「つなぐもの」としての力が失われました。
そして、「物語」は単なる「心を楽しませるためのもの」なりました。



今では7才前の幼い子どもたちにも文字を学ばせ、絵本なども自分で読ませている人がいっぱいいます。

そのことで「知的な成長」を促そうとしているのかも知れませんが、7才前の子は「心」と「からだ」を育てている時期なので、いくら知的な働きかけをしても無駄です。

教え込めば文字は覚えるかも知れませんが、そんなものすぐに追いつかれてしまいます。

むしろ、「知的な働きかけ」に偏りすぎることで、「心とからだの育ち」の方が阻害されてしまう可能性の方が高くなります。

すると単なる「頭でっかち」の子どもになるばかりです。

また、お母さんとの間の「つながり」も育てることが出来ないまま子どもは成長して行ってしまうでしょう。

7才前の子どもには文字を教えて自分で読ませるのではなく、是非、「お母さんの声」(お父さんの声でもOK)で語って聞かせてあげて欲しいのです。

また、生活の様々なシーンで言葉で色々なことを語ってあげて欲しいのです。

「あれやれ」、「これやれ」、「早くしなさい」ではなく、「今日のお空は真っ青だね」でも、「お風呂気持ちがいいね」でも、「アリさん何か運んでいるね」でもいいのです。










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Last updated  2017.01.26 11:23:03
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