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森の声 @ Re[1]:「魂のはなし」(もう一人の自分)(06/10) めげぞうさんへ >6年生の子どもたちが、…

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森の声

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2024.04.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近の子は、昔の子どもよりも傷つきやすいような気がします。また、人と人の関わり合いにおいて非常にセンシティブです。
顔と顔を見合わせ、目と目を合わせて話をすることすら困難な子ども達もいっぱいいます。そういうことも生活の場で学ぶ文化の一部ですから、最近の子ども達は生活の場の中でそういう「人と人の関わり合い方」を学ぶことが出来ないまま成長しているということなのでしょう。

ちなみに3才頃までの幼児はまっすぐにこちらを向いて、まっすぐにこちらの目を見て話してきます。ですから、人の顔を見る事が出来ない、人の目を見ることが出来ないというのは後天的に学習した反応なんです。

「相手の目を見る」ということは、「相手から自分の目を見られてしまう」ということでもあります。そして「目」は「心」に直結しています。だから、心の中を覗かれたくない人は目を合わせません。
そのため、嘘をついている子や、自分に自信がない子は特に目を合わせません。困ったことをするような子も目を合わせません。

また、見つめている「相手の目」が「自分の心を映す鏡」としても作用してしまうため、自分と向き合いたくない人も相手の目を避けます。

もともと日本人は相手の顔や目を直視しようとしない文化を持った民族です。「相手の顔を直視することは失礼に当たる」とでも考えていたのでしょう。

だから話をする時も、正面には立ちません。顔を見なくても済む脇に立って話をします。皆さんもそうですよね。最近の子ども達はさらにその状態が強くなっているということです。

でも、そんな子ども達でもパソコンやゲーム機の画面などを見る時は緊張しません。画面の中の相手の目なら見ることも出来ます。


でも、ちゃんと相手の顔を見ないことには築けない人間関係というものもあるのです。親子の場合はなおさらです。子どもは一生懸命にお母さんの顔や目を見ようとします。でも、お母さんは子どもの顔を見ないし、目も合わせません。ただ、「早くしなさい」「片付けなさい」などの言葉だけを浴びせています。

そうしているうちに、子どももお母さんの顔を見なくなります。目を合わせなくなります。目はスマホやテレビやゲーム機に張り付いたまま、そして、言葉だけでやり取りするようになります。そういう関係になってしまっている夫婦も多いのではないでしょうか。

でも、目を合わせようとしない相手と信頼関係を築くのは難しいのです。
ですから、子どもがまだまっすぐにお母さんの目を見ようとしてくる時期に、お母さんもまたまっすぐに子どもの目を見てあげて欲しいのです。

それが子どもの気持ちを理解し、子どものリズムに合わせる「待つ子育て」への入り口でもあるのです。親子の信頼関係も目を合わせるところから育って行くのです。



(フリー素材から)





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Last updated  2024.04.14 08:32:12
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