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森の声 @ Re[3]:「不自由を楽しむ」(不便が成長を促すのです)(07/18) タカハシさんへ 有り難うございます。 …

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森の声

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2024.06.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
あと、人の心は「感覚の働き」と密接につながっています。

美味しいものを食べると嬉しくなります。心がウキウキします。でも、まずいものを食べると、気分が下がります。

イライラしている時でも海や野山に行って自然に触れると心が落ち着きます。子ども達も、狭い部屋の中にいる時はケンカばかりしているのに、家から出て外の風に吹かれたり、森や野原に行くとあまりケンカをしなくなります。

美しいものを見ていると心が落ち着きます。
かわいいものを見ているとハッピーになります。

大好きな人に触れられれば心もからだも緩みますが、大嫌いな人に触れられれば、心もからだも固まります。

こういうことは皆さん普通に体験していることだと思いますが、このようなことが起きるのも、「感覚」がちゃんと働いてくれているからなのです。

人間だけでなく全ての生き物は「感覚の働き」を通して「自分が生きている世界」とつながっています。生物の内側と外側の境界にあって、中と外のやりとりを行っているのが「感覚の働き」なんです。

また、自分の「心」と「からだ」をつないでいるのも感覚の働きです。からだが辛い時には心も辛くなります。心が軽い時にはからだも軽くなります。


だから「からだ育て」をする場合にも、「心育て」をする場合にも「感覚の働き」に意識を向けるべきなんです。というか、「心」と「からだ」を別々に育てることは出来ないのです。

怒鳴り声ばかり聞いて育った子の感性は鈍くなります。心を守るために感覚を閉ざす癖が付いてしまうからです。
でも、感覚を閉ざすことで心が傷つくことを避けることは出来ますが、「心が育つために必要なもの」も入らなくなってしまうため、「心の育ち」も遅れることになります。

優しい声を聴いて育った子は、色々なことに興味を示すようになります。心が開くからです。

水や風や鳥などの「自然の音」に触れながら育てば豊かな感受性が育つでしょう。日本人の感受性の豊かさは、日本の自然の豊かさとつながっています。

機械の音ばかり聞いて育っていれば、心もからだも固くなるでしょう。

ビルのような直線ばかりを見て育てば、自然を感じる能力が鈍くなるでしょう。

幼い時から「良いもの」をいっぱい見せていると、「良いもの」と「悪いもの」との区別が付くようになります。逆に「悪いもの」ばかり見て育てばその区別が付かなくなります。
人間に対しても同じです。

実は「感覚を育てること」は「心を育てること」と直結しているのです。

ちなみに、モンテッソーリ教育もシュタイナー教育も「感覚育て」を非常に大切にしています。ただ、その感覚の対象が大きく異なります。そのため、「心の育ち」にも違いがあるような気がします。





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Last updated  2024.06.13 08:36:57
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