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否定しない・抑えな… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.05.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
皆さんが「どこにでも行けるような高性能の自動車」を持っているとします。でも、「行きたいところ」がなければ「どこにでも行けるような車」を持っていても、通勤や買い物でしか使われることがないでしょう。

逆に、ボロボロであまり性能が良くない車しか持っていなくても、「行きたいところ」がいっぱいあれば、自由に色々なところに行くでしょう。
人が自由になれるかどうかは、その人の才能ではなく、「やりたいこと」があるのかどうかで決まってしまうのです。

それと、車の場合は使っていなくても性能は落ちませんが、人間の場合は子どもの頃にいっぱい才能を身につけさせても、本人がその才能を使って何かをしたい」という欲求がなければ、次第にその才能は萎えていきます。

逆に、あまり才能に恵まれていなかった子でも、「やりたいこと」がしっかりとあって、実際にそれをやろうとしていると、「やりたいこと」に見合った才能が目覚め、育っていくのです。

子育ての勉強会などでお母さん達の話を聞くと、多くのお母さん達が「自由になりたい」と望んでいます。「子どもは大好きだし、子育ても楽しいんだけど、自分の時間がないのが辛い」とも言います。

それで、「もし、自由になったら何をしたいのですか」と聞くのですが、「自由にはなりたいのだけど、特にやりたいこともない」というような返事が返って来ることが多いです。
これは「自由になりたい」のではなく、単に「休息が欲しい」ということなのででしょう。でも、子育てに休息はありません。子どもに「私にも休息を下さい」と言っても無理です。

子どもを保育園のような所に預ければ、その時間「子育て」からは自由になることができますが、だからといって「やりたいこと」が出来るわけではありません。仕事をしないと子どもを保育園に預けることは出来ないのですから。


本当にやりたいことがあるなら、そうしますよね。

などいうようなことを言うと、「子どもに自分の趣味を押しつけていいのでしょうか?」というようなことを言う人が結構います。

いいんです。
だって実際、皆さんは「日本語」を子どもに押しつけていますよね。そのことに罪悪感など感じていませんよね。
お母さんから伝えられた言葉が「母国語」になるように、お母さんから伝えられた感じ方、考え方、仕草、表現方法が子どもの「母国語」になるのです。それだけのことです。

そして子どもは、その「母国語」を使って、色々な人と出会い、色々な学びや体験をすることで、他の言葉、他のやり方を知り、「自分に合った言葉ややり方」を自分の意思で選ぶことが出来るようになるのです。
外国語と出会う機会をもたらしてくれるのも母国語なんです。ですから、最初に「母国語」をちゃんと学べなかった子は外国語も学ぶことが出来ないのです。

だからお母さんは「母国語としての言葉、感じ方、考え方、仕草、表現方法を子どもにちゃんと伝えた方がいいのです。
でもそれを伝えるためには一緒に活動する必要があります。言葉では教えられませんからね。言葉ですら言葉では伝えられません。だから、お母さんがやりたいことに子どもを巻き込んでしまうのです。

「やりたいこと」だからいっぱい言葉を知っています。山登りが好きな人は山に関する言葉をいっぱい知っています。お料理が好きな人はお料理に関する言葉をいっぱい知っています。だから、一緒に活動することで、そのような言葉を子どもに伝えることが出来ます。
そして、いっぱい言葉を知った子は世界の見方が変わります。一つの言葉しか知らない子は一つの見方しか出来ませんが、十の言葉を知っている子は十の見方が出来るのです。



お母さん達に聞くと、歌をやりたい人、山に登りたい人、本を読みたい人、手仕事をしたい人、旅行に行きたい人など色々な「やりたいこと」が出てきます。でもみんな「子どもがいるから出来ない」と我慢しています。
でも、お母さんがやりたいことを我慢していると、子どもの方も我慢すること」を覚えてしまうのです。そして、自分で自由に感じ、考え、行動する能力が育ちません。お手本がないのですから。

また、「やりたいこと」を我慢して子育てにかかりっきりになっているうちに、その「やりたいこと」への情熱が冷めてしまいます。
その結果、子どもがお母さんから自立して子育てが楽になって来ても、「やったー、これで自由に色々なことが出来る」と色々なことを始めるのではなく、逆に、何をしたらいいのか分からなくなって、心に穴が空いたような状態になってしまうのです。





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Last updated  2026.05.15 08:34:33
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