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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) Oh ! My ! Great ! 自費出版! You are α …
msk222@ Re[1]:まもなく発刊予定です(04/01) ポンボさんへ ところが、これは著作と編集…
ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2003.12.24
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カテゴリ: 日替わり日記
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高校ではクラブ活動に熱中して、希望する大学の学力には足りないと判断されていた。東京に出ればなんとかなる、働きながら大学を目指そうと野心を抱いての上京だった。
そのころ、東京は「東大紛争」に象徴される学園紛争で揺れに揺れていた。
学園閉鎖や入学試験もままならない大学が続出し、将来への見通しもたたず僕は希望を見失っていった。

本郷から後楽園までは歩いて20分ほどの距離だった。
四六時中机に縛り付けられるような仕事で運動不足を感じていた。僕は後楽園のなかにあったスポーツジムに通い体を鍛えた。そこで出会ったのが三島由紀夫だった。そのとき僕は19歳、三島は40歳を幾つかすぎていたと思う。
アントニオ猪木もおなじジムに通って身体を鍛えていたが、三島と猪木が出会ったところを目撃したことはない。
三島はマッチョな男たちに気軽に声をかけていた。
そこで親しくなった屈強な若者の何人かが、彼の主宰する「楯の会」に入っていったようである。

作家としてもビッグネームであったが、その頃の僕は寺山修司の「天井桟敷」らの活動のほうに興味をもっており、三島の男の身体を眺める視線の気味悪さもあって、声をかけられてもあまり近づかないようにした。
もっとも、僕は彼の好みのマッチョタイプではなく、三輪明宏のように美しくもないし、身体も小さかったので強く誘われることはなかったが…。
三島の身体は、胸の筋肉にくらべ足腰のあたりはそれほど鍛えられているとは感じられなかった。マスコミに登場するときの姿は颯爽としていたが、ジムで汗を流しているときには、むしろ肉体の劣等感をひっしに埋めようとしているかに思えた。
風呂からあがり、すっ裸で自らの姿を鏡に映し身体の確認をしているときの姿は、は虫類を思わせるものがあった。三島の作品「黒蜥蜴」が頭にあったせいかも知れない。
「黒蜥蜴」は、丸山明宏・木村功らの出演で映画化(深作欣二監督)されている。三島は同性愛者だという噂は公然のものであった。

この頃、三島はことさら男を意識し、彼を取り巻く学生たちと自衛隊に体験入隊を繰り返したり「楯の会」を結成したりしていた。
汗を流したあとのジムの風呂場で、若者たちに葉隠れ精神を説きながら、その男たちの裸体を眺めるねっとりとした眼差しに、どこかに病的な危うさを感じた。

三島の作品でとくに話題になったのは、裁判にもなった『宴のあと』だろう。
これは、元外相有田八郎をモデルに描いた作品『宴のあと』がプライバシーに反するとして訴えられたものだ。
この頃は、文学がプライバシーという概念で語られることはあまりなかったような気がする。書き得という状態だったと思う。三島の裁判によって、プライバシー権という問題が脚光を浴びることになった。






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Last updated  2003.12.24 02:48:36
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