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2004.01.02
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カテゴリ: 日替わり日記
ラストサムライ


「ラストサムライ」 を観ながら、不覚にもポロポロと涙がこぼれてしまいました。
とても良くできた映画で、萎えかけていた日本人の魂をふるいたたせてくれる作品といっても過言でないでしょう。
残念ながら、この映画が見せてくれた日本文化の美しさは、日本人では描ききれなかったものでしょう。
これは、自分の性格を知っているのは自分だけれど、自分に気づかなかった性格を知らしめるのは、むしろ他人だということを端的に示しています。
戦後日本が忘れていた、あるいは気づかなかった古き時代の美意識をよくぞ掘り起こしてくれたものと、感じ入りました。

もちろん冷静に考えれば、映画の日本市場へのマーケッティング戦略として、日本文化・伝統への日本人の自意識をくすぐり、ヒットさせようという側面を感じないわけではありません。しかし、理由はどうであれ、われわれが忘れかけていたものを取り戻せたということでは意味のある映画だと思いました。

と、まず総体的な印象をのべておき、見終わって感じたことも少し述べてみたいと思います。
まず、押さえておかなければならないのは、この映画の観方です。
この映画は史実に照らして観るのではなく、武士道精神という哲学を美的に語った娯楽作品として楽しむべきでしょう。


そして、この映画の柱ともいえる「侍(士)スピリッツ」の採りあげ方。多少の誇張があるものの良い面をあますことなく採りあげていましたが、悪い面はほとんど描いていませんでした。
映画の構成としてはしかたがないでしょうが、当時の侍が、主君に忠誠を誓う背景は滅私奉公という当時の美風と同時に、生活安定や寄らば大樹などという没個性的で打算的な面もあったはずです。
武士の時代は「忠臣蔵」に代表されるように、主君のバカな行動で一族郎党ごと犠牲にしてしまった赤穂家の例もあるように、プライドや意地だけで、自らのみならず無意味な死に至らせたり、犠牲を押しつけるという弊害もあったわけです。
美しきよき伝統文化をもっていた反面、命の軽視、極端な階級差別を作り上げたのも侍社会の特徴でした。
こうした現実を考えると、映画で描かれた「侍スピリッツ」がきれいごとすぎる観もなきにしもあらずでした。

しかし、戦後アメリカの資本主義経済とデモクラシーですっかりスポイルされてしまっていた日本に脈々と流れ培われていたであろう美意識や魂を、皮肉にもアメリカ・ハリウッドが掘り起こしてくれたのだから、これは映画スタッフに感謝せねばならないでしょう。
かくいう僕も、映画を観ながら涙がこぼれてしまったわけです。もちろん筋立ての良さもあったのですが、そのことより「日本的精神」の美学や意識をあらためて見せてもらったことへの喜びがあったわけです。僕らしくもないと思う人もいるかも知れませんが…。

くどくなりますが、再確認しなければならないことは“運命を静かに直視し、己を磨き、主君に忠であること”というような「侍スピリッツ」にのなかにも、映画が伝えきれない別の側面があるということです。
この映画によって、侍時代をすべてを無条件に肯定してしまっては、また誤りを犯すことになります。
映画が描きだしてくれた、良い面での“スピリッツ”を再認識してこれからの社会や生活に生かしてゆけばよいのです。

とかく権力者は、日本的復古主義への郷愁から精神の荒廃を嘆いてみせ“滅私奉公”や“階級社会”の利点を強調します。

先頃も小泉首相が、憲法前文の都合のよいところだけを引き合いに自衛隊のイラク派遣を正当化しようとしたのをみれば、典型的に理解できると思います。

それはともかく、「ラストサムライ」の隠れたすばらしさは、南北戦争や先住民族討伐の非情さ、ヨーロッパ諸国の武器商人ぶりなど、当時の西欧やアメリカの傲慢な動きもきちんと押さえているところです。そういった意味でも、この映画は見る価値があります。
アクション映画としての面もありましょうが、日本の原風景をみたてたロケ地ニュージーランドの景色も懐かしく美しい。画像としての美しさも見ものです。

僕も、久しぶりに胸ふるえる映画を堪能できたという想いで映画館を出ることができました。


ラストサムライ



ラストサムライ
ゴーデングローブ助演男優賞の渡辺 謙


ラストサムライラストサムライ
小雪も真田広之も好演しています


いずれの写真も、映画「ラストサムライ」のパンフレットの中よりご紹介しています。







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Last updated  2004.01.03 17:58:34
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