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2021年07月23日
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カテゴリ: 病院
おはようございます


昨日は 嫌われる勇気 を紹介しました


あなたのストレスを激減させてくれる情報の詰まった本なので、ストレスを多く感じているという人はぜひ読んでみてください


今日は FACTFULNESS を紹介します


FACTFULNESSとは造語で、分解してみると






事実に満ちたこと、事実に基づいたものの見方と捉えることが出来ます



この本を読んで自分の中の常識がひっくり返るような強い衝撃を受けました



日本の人口って世界の中で多いと思いますか?それとも少ないと思いますか?


経済レベルは?平均寿命は?



これえらの答えはこの本を開いてすぐの表を見れば一目でわかります



日本だけでなく全世界の人口、経済レベル、平均寿命が一目でわかる表になっており



この表を見るだけでも十分に楽しめると思います



さらに中身はもっと面白い内容で、結構な厚さの本ですがすらすら読むことが出来ました




______________

1.一番感じたこと 

人間には考え方の癖(思い込み)がある



癖を理解して対処法を学ぶことで思い込みに満ちたこの世界を正しく見ることが出来る



→人間が陥りがちな10個の癖をそれぞれに解説し、それに対する対処法を教えてくれる


これまでの自分や世界の常識がいかに間違っているかを根拠となるデータを用いて一つずつ訂正してくれる



所々で出てくる質問形式の問いかけにあなたはいくつ答えられるでしょうか?



読む前と読む後であなたの中の常識がひっくり返ること間違いなしです


2.内容 

1.分断本能

世界が分断された2つのグループに分かれると言う思い込み


実際は分断されておらず、大半の人は重なり合った中間部分に位置している





2.ネガティブ本能

世界について実際よりも悪いものだと思い込む


悪いニュースが増えたからと言って、悪いことが増えたとは限らない


情報化社会で昔からあったものがよく取り上げられるようになっただけかもしれない



3.直線本能

グラフは真っ直ぐになるだろうという思い込み


直線的に進むことの方が難しい


交通事故は車が普及すると爆発的に増えるが、のちに環境が整備されることで件数は減っていく


株価にしても上がり続けることは稀で、上がっては下がってを繰り返すように、右上がりにずっと上がり続けることも下がり続けることもない


2つの点だけを比較すると直線になるが、3つ以上のポイントを比較することでグラフの全体像が見えてくる



4.恐怖本能

危険ではない事を恐ろしいと思い込む


リスクは危険度と頻度の掛け算で決まる



年間で10機の飛行機が世界中で墜落している


その裏で4000万機は無事に着陸している


飛行機が墜落したことはニュースになっても


「成田発ホノルル行の飛行機が本日10機無事に到着しました」



というニュースにはならない



5.過大視本能

目の前の数字が一番重要であると思い込む


世界各国から要人が集まるパネルディスカッションで二酸化炭素の排出量が中国やインドで多いことが議題に上がった


欧米各国は温暖化の防止のために中国やインドが排出量を制限すべきだと訴えた


しかし、インドのパネリストは「ここまで温暖化が進んだのは欧米をはじめとする現在豊かな国が過去に大量の二酸化炭素を排出してきたからです。インドや中国は人口が多いので一人当たりの排出量で議論しましょう」と返答しました



「国ごとの二酸化炭素排出量」という目の前にある数字だけを追いかけると、本質が見えなくなります


比較したり割合を出すことで数字の持つ本当の意味が浮かんできます


6.パターン化本能

一つの例がすべてに当てはまるという思い込み

同じ集団の中での違いを探す

「日本人はこうだから」「アフリカは貧しい国だ」


など間違ったパターン化は思考停止を招き、正しい理解を妨げる


同じ集団の中の違いを探す、逆に違う集団の共通点を探す、「過半数」に気を付けることでパターン化を防ぐ

7.宿命本能

国も人も宗教も文化も価値観もすべてあらかじめ決まっていて変わらないという思い込み


こういう運命だから、もって生まれたものが違うからと言って変化をあきらめてしまうことがある


実際は国も文化も価値観も宗教さえも絶えず変化している


自分のおじいさんやおばあさんに話を聞いてみると、同じ国で血がつながっていても価値観や宗教観も含めてまったく異なることが分かる


ゆっくりとした変化でも変わっていることを意識する



8.単純化本能

一つの物の見方ですべてを理解できるという思い込み


子供にトンカチを持たせると何でも釘に見えるという言葉があります 


私も小さい時父親が使っていたトンカチを見つけて何でもかんでもめったやたらに叩いてみた記憶があります


病院ではよくありがちなのですが医者や私たちSWもそうですが


ある一つの分野についての専門を持っている人達や専門家と言われる人たちは


その分野に関しては他の方よりも多くの知識を持っています



しかし、専門家や先生と呼ばれると何でも知っていっる人よりも優れた人だと周囲も自分自身も勘違いしてしまうことがあります



例えば医学に精通した医師が経営も上手化と言われると必ずしもそうではありませんし



病院で働いているからという理由でMSWや事務職員が病気のことに関して医者と同じように知っているかと言うとそうでもありません



私も仕事を離れてサッカーやフットサルをしているときに、誰かけが人や熱中症をおこした人が出た時に


「ちょっと様子見てて」と言われることも良いのですが看護師でも医者でも無いので対処法に関してはネットで調べて範囲でしかわかりません


こんな風に頼られるとつい分かった振りをしなくてはと思いがちにもなるのです


専門以外は知らないものだと理解する、自分と違った意見を持った人に検証してもらうことでめったやたらとトンカチを振り回すことはなくなります


得に師や先生と呼ばれがちな職業、立場についている人は十分に注意しましょう


9.犯人捜し本能

誰か責めれば問題は解決すると言う思い込み


数年前に北海道で高速バスの運転手が居眠り運転を起こして事故が起きると言う事が多発した時期がありました


これに対して最初は運転手の責任が問われていました


のっていた中に子供がいたりしたら、子供の親など被害者の意見も取り上げて運転手への怒りや憎しみなどを取り上げられます


しかし、あまりにも短期間に事故が起こるのでその原因の検証へと移ると



そもそもバスの運転手が少なく、一人の運転手が1日に何往復もしないと回らない現状が見えてきました



特に北海道は都市間の距離が離れているので、高速バス(都市間バス)の運転手は連続運転時間が極端に伸びることになります


そこからはバス会社も長距離の運転時に連続で運転できる時間に制限を設けたり、運転手を複数体制にするなどして対策を講じて事故の件数を減らすことが出来ました


誰かのせいにした瞬間に思考が停止して原因探索をしなくなり、問題解決から遠のきます



逆に何かが上手くいった時も同じで、誰か一人のヒーローを褒め称えるのではなく、うまくいった社会や集団の仕組みに目を向けられる人はその後も何度もうまくいくことが出来ます


どんな会社でも個人の問題やうまくいったことの背景には必ず原因となる仕組みがあります



そこに目を向けられる人が、本質のわかる人と呼ばれます


10.焦り本能

今すぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み

今すぐ決断をしなくてはいけないと迫られると大抵の場合は、よく考えずに返事をしてしまいます


よくあるのがアパートを探すときに、「今決めないと埋まってしまうかもしれません」と不動産会社から言われたことはないですか?


これから何年も住むかもしれない家を4~5か所回って、その日のうちに、もしは明日までに決めてくださいって結構理不尽ですよね


不動産屋はこの焦り本能をついてきています



しかし、実際は今じゃないとダメなんてことは人生においてめったにないと言う事を理解してください




重要な決断であるほど一度深呼吸して時間をかけて情報収集する



未来の予測に対して不確実性を認めないものは大抵怪しい話である


過激な決断や対策を取る時は服作用を考える


今すぐ決めろと急かされると良い判断が出来ません


これを商売に利用した分野はたくさんありますが、焦りに漬け込むと真摯に取り組んでいる人達のじゃあ間になる可能性があることも理解しておきましょう




3.お勧めしたいポイント​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​


世間一般で常識だと信じられていることが実際には間違っていることが多い


それをデータを基に根拠を提示して正しい知識を教えてくれます



世界の要人やトップの人たちですら誤った認識をしていることがわかります



私たちが住んでいる世界は日夜変化しています



絶えず知識もアップデートしていく必要があります


______________
*結論*

人間に備わっている10個の思い込みを理解する


その上で 謙虚である こと​、 好奇心がある こと​


自分の知識が限られていることを認め、 ​新しい事実を認めたら喜んで意見を変える​



新しい情報を積極的に探して受け入れ、 自分の意見とは合わない事実を大切にしてその言葉の裏に隠された意味を理解する


好奇心を持つと心がわくわくして、いつも面白いことを発見し続けられる




FACTFULNESSはあなたの世界の見方を一変させてくれる本です


わからないことを知ることが楽しいと言う好奇心の高い人にはぴったりの本です



あなたの知的好奇心をくすぐってくれます



興味のある方は是非下のリンクから購入してみてください↓↓


FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データから真実を読み解く習慣 / ハンス・ロスリング 【本】





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最終更新日  2023年06月30日 06時52分43秒
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