かりん御殿

かりん御殿

May 6, 2005
XML
テーマ: 中国&台湾(3344)
カテゴリ: 旧(身内話)
「中国男の理想は、日本人を妻にし西洋館に住む」という伝説がある....
すると、うちのウザヲなんてのは「一応日本人」の私と結婚し
「西洋館」のイメージとは懸け離れるが
「一応、英国の英国人が作った家」に住んでいるので
中国では、非常に、羨ましがられる存在であるべきなのだ。
で、実際、中国人から、からかわれたりする事が少なくない。
しかし、その度に「うちのは詐欺だった」等と言っている。
(「と、夫は常々文句を言っている」と私が自己申告する時も多いが....)

先月、デモ騒動のちょっと前、杭州を旅行している時

ちなみに、運転手さんは、よく、日本人を車に載せるそうだ。
(杭州には、旅行にせよ駐在にせよ留学にせよ日本人が非常に多いらしい)


以下、運転手さん曰く...

日本人の奥さんは最高ですよ~っ
だって
だんなさんが家に帰って来ると
三つ指ついて



(ここだけ日本語)
って迎えてくれるそうじゃないすかっ!
素晴らしい~!!!


いや、おっさん
「三つ指ついて」ってのも
いつの時代だよっ
どこで、そんな場面を見たんだ??
(実際には「三つ指ついて」って表現じゃなくて


それに
三つ指ついてた時代でも
帰宅した亭主に

「ありがとごじゃいま~~す」
(当時だったら「かたじけのうございます」とか???)




しかし
この運転手さんが、他の日本人客を車に載せた時
また、この話をしたら面白いと思い
「ありがとごじゃいま~~す」の方は
敢えて訂正せず
「いや~、そんなのは昔の話だから今は中国と同じですよ~ホホホホ」
とだけ答えておいた。

だが、ここで終われば
運転手さんの「日本人妻」観も
円満に解決していたはずなのだが
私達が、この車を使って
杭州から二時間近く離れた瑶琳という有名な鍾乳洞を訪れた為に
運転手さんの日本人妻観は変ったかもしれない.....。


その日は、とにかく暑かった。
4月中旬に入った所なのに30度を超えていた。
それが、まず、一つの要因だった。
(何の要因かは、また、後でねん。)

その為
もともと、まず市内にある有名なお寺にお参りに行く予定だったのが
突如、ウザヲが
「鍾乳洞なら涼しいっ。瑶琳に行こうっ!」
と言い出したのだ。
(それで、そのタクシーを一日貸し切った)

その時、ウザヲは杭州から瑶琳まで、一時間もかからないと思っていた。
というよりも、瑶琳自体を
自分が昔行った事のある近くの全く別の鍾乳洞と勘違いしていた。
(ボケ~っっ)
これが要因ニ。

その朝、私達は、ホテルの室内で軽く朝食をとったのみだった。
(お寺の近くで朝食兼昼食をとる予定だった。)
これが要因三。

結局、瑶琳についたのは約二時間後。
しかも、瑶琳の鍾乳洞の近くにレストランがあるから
そこで食事をすれば良いという話で
街中(ってほどの街でもないが)から、さらに、
鍾乳洞の近くまで行ったら
さびれたレストランと
さびれた店が
数軒あるだけだった......。
これが要因四。

しかたがないので
その一軒に入った。
もちろん、他に客はいない。
(お昼時なのに、どの店もガラガラ。)

ところで、これは毎回、日本と中国に行く度に
めちゃくちゃ苦労する悩みの種なのだが
うちの長男は好き嫌いが多い。尋常の範囲を超えている。
しかも、好きな分野の食べ物でも
ちょっと、自分の「理想の味」と違うと食べない。
食通とは全く反対の位置にいるくせに
うるさい所だけは、大食通なみに、うるさいのだ。
それで
中国料理でも、好きなメニューが限られていて
それしか食べない。
(「母親のせいだ」と常々言われております。くそぉぉっ。)

そして
その、しけたレストランには
長男の好きなメニューは一つもなかった。
これが要因五。


何の要因なのか
ここまで書けばおわかりでしょう。
つまんない話で引っ張って、すいません。

ま、夫婦喧嘩になっただけの話なのよぉぉ。
フォフォフォ。

しかし
手結川家の夫婦喧嘩ってのは
とにかくうるさいんですの。

【注】
言葉は中国語がメインですが
国際性をもたせる為に私も時々「ばかやろ~っ」等と
日本語を加えております。

手が出る事もあります。
ともかく派手なんです。
以前、義理家族の前で殴り合いの夫婦喧嘩になった時は
姪っ子まで、ウザヲの足に噛み付いて参加したり
収集つかなくなったほどでした。


しかも、その時、
周囲に、お客さんが全くいなかったもんで
思わず、家でやるのと同じ調子で
炸裂してしまいました。


そこに注文取りに入って来た
給仕人。
よく時代劇で
皇帝とか殿とかが暴れると
おつきの人達(召し使いとか)が
オドオド、オロオロしてるけど
全く同じ表情になっている。

客より店の方が
数億倍強気の中国で
こんなオドオド顔の
「お店の人」を
私は初めて見ました。

日本じゃ、今でも
英国や中国に比べたら、比較にならないほど
「お客様は神様」状態なんだけどさ
この時の
レストランじゃ
手結川家は
「客神」レベルを超えて
完璧に暴君化していたのでありましたよ。


ウザヲの
「早くっ(食事持って来い)」
に対して
「ははぁぁぁっ今すぐっ」
と下がる給仕人。
伏し目がちに
おずおずと食事を運んで来る様子。

あぁ、時代劇そっくり...。

日々「現代に生きてる幸せ☆」を噛み締めてる私なんだけど
この時は
「絶対皇帝になれる」って保証付きだったら
絶対君主制の皇帝になるのもいいかもぉ~フフフと一瞬妄想。

しっかし
出てきた料理の乏しさを目にして
夫婦喧嘩中であった事を愕然と思い出し
「不愉快だっ。食欲も無くなった。外で待つ。」
と言い捨て、毅然と(^^;)席を後にしました。
(どうせ食べるもんないしな....)
と私と行動を共にした子供達と
レストランの「食事の間」を出ると
ロビー状になった玄関の間に出した
簡易テーブルで
運転手さんが食事している。
(知らなかったな~)
もっちろん、夫婦喧嘩は筒抜け。

運転手さんは、私の顔を見ると
やはり
時代劇の召し使いモード
(皇后に睨まれた太監とでもいいましょうか....)
あせりまくった笑顔で
「あっ、今、お車用意しますからぁ~っ」
等と言っています。

それを手で制し
「ちょっと近くを散歩するから、ゆっくり食事なさい。」
等と皇帝風に威厳を持って答え
(こっちも時代劇モードだよ)
外に出て
しけた店でスナックを買って子供達に食べさせたのでありました。


さて
前にも書いた事があったかもしれませんが
手結川家にとって
夫婦喧嘩は日常茶飯事です。
でも、なぜ日常茶飯事になるかというと
夫婦喧嘩が長引かないからなのでございますよ。

ぶはぁぁあぁっと
荒れる時は荒れるが
すぐカラっと平静、平穏無事に戻るんざます。

ともかく、まぁ
そんな訳で
約30分後
車に戻った際には
(運転手さんは、まだ、びびりまくっていましたが)
ウザヲも私も
全くフツー・モードに戻っていたのでした。
しかし
運転手さんは、その後も、ビミョーに
「召し使いモード」で、おどおどしてました。

夕方、無事、ホテルに戻った際、運転手さんの笑顔には
報酬を手にした喜びだけじゃなく
やっと私達夫婦と縁が切れるという安堵感も
にじみ出ていた様な気がします。

この運転手さんは、たぶん
いまだに(って言っても、まだ一ヶ月にもならないけどさ)
日本人客には
「日本の奥さんサイコ~」と
言っていることでしょう。
しかし
「いや、そうでもない。」等と日本人側から否定された日にゃ
「実はね、前、こんなお客さんが....」等と
今回の日中夫婦喧嘩目撃談を出して
話が盛り上がるかもしれません。
そこで
深まる中国と日本の相互理解!
あぁ
日中友好万歳!
(中国的に言うと「中日友好万歳!」なんだけどさ
「中日」って日本じゃ「トラ!阪神」だもんねぇぇ~)
ってなわけで
夫婦喧嘩でも
日中友好に貢献している手結川家なのでありました.....。

てめぇぇ~っ
こんなくだらない話に付き合わせやがってぇぇって
怒んないでね~☆フォフォフォフォフォ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 6, 2005 07:54:31 PM
コメント(46) | コメントを書く
[旧(身内話)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: