MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 28, 2005
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
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"OCEAN'S TWELVE"
監督・・・スティーヴン・ソダーバーグ 
出演・・・ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アンディ・ガルシア、マット・デイモン、バーニー・マック、ヴァンサン・カッセル、ドン・チードル、カール・ライナー、ブルース・ウィリス、アルバート・フィニー、他。

・物語序盤・
オーシャン達がラスベガスのカジノから1億6000万ドルを強奪してから三年の月日が流れた。
かつてのメンバー達は、今は世界各地で気儘に暮らしていた。
オーシャンは名前を代え、テスと再び夫婦になって、堅気の人間になると約束していた。
しかし考えるのは、金庫破りの事ばかり。

そんな彼等の前に、大金を盗まれたカジノのオーナー、ベネディクトが現れる。
彼は一味の居所を突き止め、一人一人の前に現れて、盗んだ金に利子を付けて返却するよう脅迫する。
二週間以内に金を渡さなければ、全員が殺されると慌てたメンバー達は、再び一堂に会して対策を練る。
結局、盗みを働いて、返すしかないと結論に達する11人。
アメリカ国内では指名手配されて大仕事はできないので、彼等はアムステルダムへ飛ぶ事になるが。


鑑賞後の一言。「なんじゃあ、こりゃあ?!」(松田優作風に)
何がしたいの?何が言いたいの?
近くに座っていたお喋りオバサンの影響もあってか、観ていて腹が立ってきました(笑)。
「あれがジョージ・クルーニー、あれがジュリア・ロバーツ」って、一々煩いんだよ、オバちゃん!
映画は黙って、観ろよ!だぁぁっ~!!

それはさておき、真面目に映画の感想をば。

ベネディクトに見付かって、金を返さないと殺されるから、ヨーロッパに渡って、盗みを働くですと?
ドリーム・チームと呼ばれた窃盗団が、借金返済の為に、他人のお遣い泥棒ですか。
何故、こんな設定にしてしまったのか、脚本家出てきなさいって感じです。
しかも悪い事に、前作で観られた、盗みのスリルやテクニックが全く披露されません。
クライム・ムービーなのに、全く犯罪の醍醐味が感じられないなんて、何を観て楽しめば良いのでしょうか。

豪華キャストは相変わらずで、更にキャサリン・ゼタ・ジョーンズやヴァンサン・カッセル。
エンドロールにクレジット無しで、ブルース・ウィルスと、これでもかと人材を投入していますが、どのキャラクターにも大した魅力は無し…。

出演者や制作スタッフ達が、内輪で盛り上がって楽しんでいるだけの映画に見えました。
どのネタも喜んでいるのは自分達だけでしょ、と言いたくなってしまいます。
細かいネタの数々については、詳細は書きませんが、私は小ネタの積み重ねより、確りとしたストーリーが観たいんですってば。

役者に関しては、ジュリア・ロバーツの老け方がひどく感じられました。
もう少しふっくらすれば若く見えるのに、頬がこけていてともすれば老婆のようにも見えました…。
ギャラランク最高の女優と言われているのに、華が無さ過ぎます。
女優陣で言うなら、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの圧勝ですね。
特に短い髪の時の彼女はとてもキュートです。
男優もパッとした人は居ませんでしたね。
これだけメジャーな男優達を並べているのに、どのキャラも光っていないとは情けない。
ヴァンサン・カッセルもお貴族の怪盗役は微妙だったし…。
個人的に強いて言えば、アンディ・ガルシアが好みだったかな。
あと、ワンシーンの登場かと思わせておいて、しつこく登場したブルース・ウィルスに一票か。
他は勝手にして下さいという感じでした。

泥棒の映画なのに、盗みのシーンは、後から実はこうでした~という描き方は、はっきり言って詐欺ですよ。
ひどい映画を観てしまいました。はぁ…。






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最終更新日  Jan 29, 2005 01:31:18 PM
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