2006年06月28日
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カテゴリ: まんが道
WHATSMAN@NNN

今日は意地のまんが道。

ブッダ
ブッダ@手塚治虫

この大作を紹介するのは
気が引けないこともないが、
まぁ、気負うこともなく
適当に書き殴るだけよ。

最近、とあるきっかけで、
全巻を読み直してみた。

かなり久しぶり。

初めて読んでから、
たぶん10年以上が経つ。
誰かの家で読んだきがする。
その後、中古屋で全巻セットを
格安で見つけ、
買ってはいたものの
読まずに放っておいたブツ。

で、今回、
読み直してが、結構忘れとる部分が多く、
なかなか新鮮に読めた。


かなりの部分が手塚フィクションで、
史実を垣間見せてるのは、
ほんの一部分のようだ。

個人的に、今回読み直しての感想としては、
ブッダがえらく人間臭いなってところ。

その人間が悟りを開いたのがブッダって感じ。

っていうか、
昔読んだときほどの衝撃は正直なかった。
一度読んでいるから、ってことではなくて
これって、どうなんか、
的な部分や、
手塚はこういう部分が画きたかったんやろうな
的な気付きが多くあった。

まず思ったのは、
導入部の引っ張り具合。
あれだけ引っ張ったカースト制の悲惨な現状について
あとあとあんまり触れてこない。
個人的にクソ好きなキャラ、タッタはまだしも
奴隷の子供チャプラを苦しめた社会。
かなりの分量を裂いて画いているにもかかわらず、
中盤以降、そこらへんに関する記述はおろか、
それを前振りとした話も出てこん。
なんやったんか、あれは
って感じがどうしてもある。
そりゃ、当然、ルリ王子の話の部分では、
身分制度についての記述はあるが、
それにしても、チャプラが絡んで画かれた部分が
ほとんど活きていないと思われる。

また、終盤は所謂駆け足で終っていく感があった。

とはいえ、
面白くないわけではまるでない。
クラシックなのは間違いないわけよ。

ブッダの教団が勢いを増していくころ、
多くの人が教団に入信していくんだけど、
そのとき、信者となった家族が、
ブッダを誹謗中傷するシーンがある。
現代の新興宗教と同じパターン。
あと、ダイバダッタの権力欲は
すげえよく画けてると思うが、どうか。

話を戻そう。
今回の再読。
やっぱ差別とか人間の欲とか、
死への恐怖とか、
いろいろなことを考えた。
水は身分を選ばずに人の咽喉を潤し、
疫病は身分を選ばずに人に襲い掛かる。
差別はくだらない。
輪廻については
俺はなんといえん。
この辺の話は主観のみの話になる。

にしても、
サスガにブッダ。
マジでまとまりのあることが俺にはかけん。
アッサジとアナンダとタッタのキャラが好き。
アナンダは史実に基づいて結構かいているはず。

あと、地元のマイメンがクソ好きなシーン。
クッソ終盤あたり。

「神……神だって。なんたることだ。
 神……。
 わかったぞ。そうだ、いまわかったぞっ。
 人間の心の中にこそ…神がいる…神が宿っているんだっ」@ブッダ

悟ったブッダが喜びまくって
山々をクソ走りまくるシーン。

「なんで走るんかのぉー。
山を走る意味がマジでわからん。
なんでブッダは山をはしるんかねー」@オオニシ

マジで知るかっ、としかいいようがねえが、
そこにこだわるセンスに脱帽した。
普通なら見逃す。
ガッチリ読んでも、
山を走ったか、どうかとか、
全く気にも留めんはず。

が、オオニシはひたすら

「悟りをひらいたら、
やっぱ走るしかねえかもしれんね、ワッタン。
いやでも、山をあの勢いではしるかのー」@オオニシ

このシーンだけでも読んでみては。
このシーンにこだわるオオニシのセンスが垣間見えるかも。
俺的には、この面白さに頭が下がるだけよ。

まとまりねえけど、眠いのでこんなもん。

今日はこれで。

ピース。











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Last updated  2006年06月29日 00時10分31秒
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ちんよこ@ Re:ノイキャン(05/09) ネトフリのサンクチュアリ、門司出身の力…
骨壷bones@ Re:ノイキャン(05/09) "消してきやがる"
gogodubman@ Re:guitar(08/21) ほんと個人的な感想ですが、エバーラスト…
w@nnk@ Re[1]:guitar(08/21) ヨーソローさんへ まさか、あの大作が コ…
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