2009年03月11日
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カテゴリ: 世に棲む日日
WHATSMAN@NNN

本日5回目の更新。

CREAMに続き、
邦訳を載せてみる。

今度はコモンセンス。

以前、コモンを紹介したときに
さらっと書いた例の名曲。

I USED LOVE H.E.R.

若いヘッズからしたら

何せ94年産。
とはいえ、
この曲が収録される2枚目のアルバムは
レザレクションほか名曲がクソある。
マジで歴史に名を刻む名作なため、
聞いたことがねえって人は
ぜひ、これを機会にあのアルバムはチェックして欲しい。

まぁ最近の若い人は
勉強熱心なので、
このクラスのクラシックは
押さえとることやろうが。



NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN

I USED LOVE H.E.R.@COMMON

I met this girl, when I was ten years old
And what I loved most she had so much soul
She was old school, when I was just a shorty

Ont he regular, not a church girl she was secular
俺はあの娘に、俺がまだ10歳のガキの頃に出合った。
一番好きだったことは、彼女にソウルがあったところだ。
彼女は博識で、俺はタダのガキだった。
その時には、彼女が俺の人生に大事な存在になるなんて、
思いもしなかったのさ。
普段の彼女は、教会に行くような純な娘なんかじゃなくて、
結構スレてもいた。

Not about the money, no studs was mic checkin her
But I respected her, she hit me in the heart
A few new york niggaz, had did her in the park
But she was there for me, and I was there for her
Pull out a chair for her, turn on the air for her
And just cool out, cool out and listen to her
金のことじゃないけど、男達は彼女に凄く興味を示してた。
でも俺は彼女に一目置いてた、彼女は俺のハートを射抜いた。
ニューヨークの野郎達が、彼女を公園でヤッたりした。
でも彼女は俺のためにいてくれたし、俺は彼女の味方だった。
彼女のために椅子を引いてやったり、何でもしてやった。
そして、なるべくクールにして、彼女を一心に聞いてたのさ。

Sittin on a bone, wishin that I could do her
Eventually if it was meant to be, then it would be
Because we related, physically and mentally
And she was fun then, Id be geeked when shed come around
Slim was fresh yo, when she was underground
Original, pure untampered and down sister
Boy I tell ya, I miss her
タッちゃったりして、彼女をヤレたらなんて密かに願ってた。
段々に、もしそれがそーであったらと思ってたことが、
そーゆーことになってきた。
何故って俺達は肉体的にも精神的にも絆で繋がれていたのさ。
それにあの頃の彼女は楽しくて、
彼女がそばにいるだけで、俺は幸せな気分になれたものさ。
彼女がアンダーグラウンドな存在だったときは、
特別で、純粋で、汚れのない、性格の良い娘だった。
ああ、俺は本当に、あの彼女が懐かしい。



Now periodically I would see
Ol girl at the clubs, and at the house parties
She didnt have a body but she started gettin thick quick
Did a couple of videos and became afrocentric
Out goes the weave, in goes the braids beads medallions
She was on that tip about, stoppin the violence
時々俺は、あの娘をクラブやハウスパーティで見かけた。
彼女はやせっぽちだったが、
すぐに豊かになってきた。(人気が出てきた)
ビデオを何本か作って、アフリカ系民族~文化至上主義になった。
細かく編んだ髪、ビーズや大きなメダルのアクセサリー、
暴力撲滅運動の先頭にも立った。

About my people she was teachin me
By not preachin to me but speakin to me
In a method that was leisurely, so easily I approached
She dug my rap, thats how we got close
黒人であることについて、彼女は俺に説教するんじゃなくて、
教えてくれたのさ。
気さくに俺に話しかけてくれた。
だから俺もたやすく近づけたのさ。
彼女は俺のするくだらない話を理解してくれ、
そうして俺達は親しくなったのさ。

But then she broke to the west coast, and that was cool
Cause around the same time, I went away to school
And Im a man of expandin, so why should I stand in her way
She probably get her money in l.a.
でもそれから彼女はウエスト・コーストに行った。
それはクールなことだったと思うよ。
その頃、俺は学校に行ってた。
俺は自分の道を進んでいたからさ、彼女を止める理由なんてなかったね。
彼女はロスで結構儲かったと思う。

And she did stud, she got big pub but what was foul
She said that the pro-black, was goin out of style
She said, afrocentricity, was of the past
So she got into r&b hip-house bass and jazz
彼女には男が出来て、メディアにも大きく取り上げられた。
でも実はそれは良くないことの始まりだった。
彼女は言った、黒人の権利を主張するのは時代遅れになったのよってね。
彼女は言った、アフリカ系民族~文化至上主義は過去の物なのだと。
彼女はそれから、R&B、ヒップハウス、ベース、ジャズなんかに入れ込んだ。

Now black music is black music and its all good
I wasnt salty, she was with the boys in the hood
Cause that was good for her, she was becomin well rounded
I thought it was dope how she was on that freestyle shit
Just havin fun, not worried about anyone
And you could tell, by how her titties hung
今はブラックミュージックは全てブラックミュージックなのよ、
みんな良いんだわってね。
彼女がフッドの奴らと仲良くなったのには、俺は悪い気はしなかった。
何故ってそれは彼女には新しいことだったし、
彼女はさらに豊満になった。(人気が出た)
彼女がフリースタイルでやっているのは、良いことだと思ったよ。
楽しい思いだけしてさ、誰のことも構わずにね。
でもそのうち、彼女のオッパイが垂れ下がってきたのが、
分かるようになってきた。


Verse three:
I mightve failed to mention that the shit was creative
But once the man got you well he altered the native
Told her if she got an energetic gimmick
That she could make money, and she did it like a dummy
Now I see her in commercials, shes universal
この娘がクリエイティブなんだっていうのを忘れてた。
でもあるとき白人達が彼女の所にやってきて、
彼女の一番大事な、変えちゃいけないことについて言った。
もし彼女が売れそうなイメージとギミックを身につければ、
金儲けが出来るってね。
そして彼女はバカみたいにそれをやった。
今じゃ彼女はコマーシャルにまで出てる。もう世界的な存在さ。

She used to only swing it with the inner-city circle
Now she be in the burbs lickin rock and dressin hip
And on some dumb shit, when she comes to the city
Talkin about poppin glocks servin rocks and hittin switches
Now shes a gangsta rollin with gangsta bit*hes
Always smokin blunts and gettin drunk
Tellin me sad stories, now she only fu*ks with the funk
彼女はかつて、都会のゲットーのキッズだけどスイングしてたものなのに。
今や彼女が郊外にもいる、ロックっぽく見えたり、
ヒッピーみたいな服着たり。
都会に来るときは、バカなことばかりさ。
ブッっぱなすだの、喧嘩するだの、ぶっ飛ばすだの、
今や彼女はギャングスタや、その辺のズベ公達とたむろしてる。
何かって言えば、マリファナすって、酔っぱらって、
ファンキーな男としかヤラないなんて、ショーもない話を俺に聞かせる。

Stressin how hardcore and real she is
She was really the realest, before she got into showbiz
I did her, not just to say that I did it
But Im committed, but so many niggaz hit it
That shes just not the same lettin all these groupies do her
I see niggaz sla*min her, and takin her to the sewer
But ima take her back hopin that the shit stop
Cause who Im talkin bout yall is hip-hop
彼女がどんなにハードコアでリアルかってことばかり強調してるが、
彼女が本当にリアルだったのは、ショービジネスに入る前だったのさ。
俺が彼女をヤッたのは、それをやったって言うためだけじゃない。
俺はマジだったんだ。”ねえ、彼女、あいつはマジだったんだぜ。”
ホントに多くの野郎達が彼女をヤッた。
彼女はもう同じじゃなくなってしまったのさ。
あんな変な野郎ども皆にヤラせるんだからな。
俺は野郎共が、彼女をグデングデンにマワシまくってから、
トイレに連れて行くのを見たぜ。
(ベトベトになってクソが垂れ流しになった。)
俺は彼女を、もとの生き生きとした娘に戻してやる。
そのクソを止めてやるんだ。
何故ってなあ、俺が言ってる彼女ってのはな、
ヒップホップのことなんだぜ!!!

(参考:http://www36.atwiki.jp/gachmuch/?page=02%20I%20Used%20to%20Love%20H.E.R.)
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNN

この曲に関することを
簡単に書いておこう。

LAに言って、
HIPHOPが滅茶苦茶苦になった
みたいなことを言ってるわかで、
当然ながらというべきか、
これを聞いて、西の奴らが激怒。
マジのプンプン。

ICE CUBEを筆頭に、
WESTSIDE CONNECTIONがぶち切れ。
「BOYS N THE HOOD」って、
完全にキューブやねえか。

ってことで、バトルに突入。

キューブの舎弟分、マック10が
デビューアルバム収録曲
「WESTCOAST SLAUGHTERHOUSE」
って曲でやり返した。

優等生って感じで、
争いごとなどのイメージがなかった
コモンがどう出るかと思いきや、
売られた喧嘩を買うしかねえ、
ってことで、
DISにはDISの応戦。
堂々たるもの。

コンピ物「RELATIVITY URBAN ASSAULT」収録の、
「THE BITCH IN YOO」って曲で、バシッと反撃。
音はピートロックが担当で、
まじで、バシーーッと決めてきた。

この曲でコモンは
キューブの代表作を次々と読み込みながら、
いちいち殺していくという
コモンらしいかなり知的なDISを繰り広げる。

っていうかこの曲、

「A BITCH NIGGA WITH ATTITUDE NAMED CUBE」

っていうフレーズから始まるわけで、
そっからしても、
相当のことをいっとるんやんえか。

この当時、
皮肉なことに知名度で言えば、
当然ICE CUBEの方が上。

が、このバトルをきっかけに、
コモンの名はより広がることに。

っていうか、
完全に男を上げたってところ。

結局は、ネイションオブイスラムの指導者、
ルイスファラカーン氏が間に入り、
キューブとの話し合いがまとまり、
このビーフは終わったらしい。

HIPHOP IQって言葉を最近は聞かんが
ある程度、
その背景とかがわかると、
また違う面白さがあったりする。

まぁ下世話な噂話って言われたら
そんなところかもしれんけど。

とりあえず、
また、これで一旦終了。

またあとで更新する。

ではまた。

シーや。








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Last updated  2009年03月11日 12時31分19秒
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12枚目:WU-TANG


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■ライブ情報■


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12インチ情報


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02 逆風


03 電信柱の影で


04 Reality bites


06 Disco


07 Hotter Than July


08 Anniversary


10 世に棲む日々


11 一つ屋根の下で


12 Natural 9 Nation Under A Groove


14 Anniversary remix feat. Cult


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