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2015.02.06

ルパン三世ヘミングウェイ・ペーパーの謎〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40185)

カテゴリ：映画(る)

アニメ

監督
出崎統
Voice
山田康雄
小林清次
井上真樹夫
増山江威子

佐々木優子

ストーリー
アーネスト・ヘミングウェイが残した財宝の秘密が書かれた原稿を収めた「パンドラの箱」を狙うルパンは「パンドラの箱」を開ける為の「黄金の鍵」を狙い、ドイツに向かっていた。
しかし「地中海の鮫」と呼ばれる武器商人マルセスの部下、クレイジー・マッシュに先を越されてしまう。
仕方なくルパンは「パンドラの箱」が眠るといわれる地中海に浮かぶコルカカ島へと向かうことにした。
今、コルカカ島は内戦が起こっていて島は2分されていた。
その島のたった一軒しかないBARでルパンは次元、五右衛門と再会する。
ルパンは仕事に誘うのだが、次元も五右衛門も断ってしまう。
なぜなら次元はマルセスの部下クレイジー・マッシュに個人的な因縁があり、彼を殺すために反政府軍コンサノ軍の用心棒になっていたからだ。
軍なら武器が必要だ。
だからこそ次元はクレイジー・マッシュに必ず会えると確信していたのだった。

カルロス軍なら「パンドラの箱」を入手出来ると踏んでいた五右衛門は斬鉄剣の使い手として、絶対に譲れなかった。
一方、武器商人マルセスは最新鋭戦車を手土産にコルカカ島へとやってきた。
しかし新の狙いはやはり「パンドラの箱」に収められたヘミングウェイ・ペーパーであった。
そしてマルセスの秘書としてやってきたのは不二子。
ルパンは皆がバラバラのはずだが、これで役者は揃った、と動き出すのだった...。

アーネスト・ヘミングウェイは実在の人物。
1923年～1961年に活躍したアメリカ人で小説家でありながらジャーナリストでもあった。
20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えたヘミングウェイは、ほとんどの作品を1920年代中期から1950年代中期に書き上げて、1954年にノーベル文学賞を受賞した。
作品は1961年に自殺したヘミングウェイが、実は自殺ではなく、殺されて、財宝の秘密を描いた原稿も盗まれたという話となっている。

my評価6点(10点満点中)

ストーリー自体は面白かったんですが、財宝の正体が私はあまり好きではなかったです。
やっぱりルパン三世には、財宝に「夢」が必要です。
えー？この宝、夢がなーい！となってしまったので。

また次元と五右衛門が対決する珍しい作品でもあります。
ワクワクしながら、どうなるのか観ていました。オススメポイントです。笑

内戦中という事もあり、紛争地帯感がきちんとあります。
そんな中で女1人切り盛りするBARなんて、なかなか素敵な癒し空間だと思うのですが、なぜルパン以外に客がほとんど来ないのかが謎です。

また銭形警部がひどい扱いです。
雨の中、傘を差し、泣きながらソーセージをかじる姿は印象的です。
なぜかおっさんなのに捨てられた子犬みたいに見えてヨシヨシしたくなってしまいます。
そんな銭形も好きです。

ルパン三世の中では気持ち評価は低めですが、やっぱりルパン三世は面白いです。