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2015.09.09

ルパン三世(実写)〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40185)

カテゴリ：映画(る)

不二子がね～ダメだね～。

2012 日本
アクション

監督
北村龍平
Cast
小栗旬
玉山鉄二

黒木メイサ
浅野忠信

ストーリー
シンガポールにあるホーガン美術館から古代オリンピックのメダルが盗まれた。
香港に居たICPOの銭形警部はルパン三世の仕業と確信し、さらに黒幕が居ると睨む。
その黒幕はイギリスの大富豪トーマス・ドーソン。
彼は秘密組織「ザ・ワークス」の会長を務めていた。
そんなドーソンは「ザ・ワークス」の会長を高齢を理由に引退を表明し、「古代オリンピックのメダルを盗んだ者に次期会長の座を譲る」と語ったのだ。
銭形警部はドーソンの邸宅を張り込む事に決めた。
一方その頃、「ザ・ワークス」の一員は香港にあるドーソンの邸宅に集まっていた。
そしてメンバーであるルパン、不二子もその中に居た。

その中でも最も貴重な品が、アントニウスがクレオパトラに贈ったとされる「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」の一部「光の首飾り」だった。
そこでメンバーの一人、マイケル・リーが突然裏切り「光の首飾り」を奪おうとする。
マイケルの部下達も屋敷へ乗り込み、銃撃戦が始まると、ドーソンの用心棒をしていた次元大介も応戦。
そこへ張り込みをしていた銭形警部達も参戦して来た。
ドーソンはマイケルに撃たれ死亡、「光の首飾り」も盗まれてしまう。

感想
公開前から散々、叩かれてた作品です。
「絶対にコケる」「駄作」などと言われてましたね。
公開前のインタビューでも小栗旬、玉山鉄二らが「原作がありなおかつ日本の国民的キャラクターを演じるのは大変だし辛い」と語ってましたからね。
確かに想像するだに大変でしょうね。
「ルパンじゃない」と言われる可能性が高いですからね。

で、実際のところどう感じたかと言うと、小栗旬、玉山鉄二、綾野剛はかなり良かったと思います！

小栗旬はルパンのチャラい感じと、真面目な感じの両方を上手く演じてました。
でもワザとらしくなくなかなか板に付いている様に見えました。
近年のあからさまにヒーロー的なルパンではなかったのが良かったです。
強いて言うなら色気は足りなかったかも。笑

玉山鉄二は次元の寡黙な感じとダンディーな感じが凄く良かったです。
下手くそな役者なら「くさ～」となりそうなセリフや仕草も上手かったです。

綾野剛も醤油顔って言うんですかね？
あのサッパリしてシャープな顔立ちが見事に五右衛門でした！
すごく似合ってました。

ただし黒木メイサに関しては完全にダメダメでした！
酷すぎる！！泣
どこをどう見ても不二子には見えない。
そもそも黒木メイサじゃ線が細すぎる！
もっと豊満な人でないと。
不二子のスリーサイズを人間にすると、藤原紀香が1番近いと言われていますが、紀香もまぁまぁ歳がいってますからね。笑
もう少し若い人でってのもあったかもしれませんが、黒木メイサにするなら紀香で良かったと思います。

セクシーな演技も紀香の方が奥行きがあると思います。
人生経験豊富そうだし。
黒木メイサじゃそーゆー意味で若すぎます。
色気は顔立ちがセクシー系ですからありますが、妖艶さがない。

そして何よりもダメだったのはストーリー。
つまり脚本ですね。
これはゴールデンラズベリー賞ものです。
本当に酷すぎる！！

不二子はその美貌で悪者を虜にし、ルパンも騙し、美味しいとこだけ持って行くのが良いんです！
あんな誰かに深い想いを抱いてるのなんて全然見たくないです。

マイケルという存在がこの作品の肝ですが、それもすごく微妙で、全然ストーリー展開がルパンらしくないです。

小栗旬、玉山鉄二、綾野剛らの演技が良かっただけに実にもったいなかったです。

興行的には成功したので、続編製作の話も上がってますが、しょーじきもうやらない方がいいと思います。
2作目はルパンファンももう足を運ばないと思いますから、メインキャストのファンのみの力で成功を目指さなくてはなりません。
もちろんそれだけでも収益は見込めると思いますけど、ルパンファンの反感を食らうのは目に見えますね。
かく言う私もルパンファンですし。

あまりオススメはしませんが、3人の演技だけなら悪くないです。

my評価3点(10点満点中)

概要
日本の国民的アニメ「ルパン三世」の実写化作品。
原作は日本人漫画家モンキー・パンチの同名漫画。
実写化は2回目であり、1回目は1974年に公開された「ルパン三世念力珍作戦」である。
前作ではルパン三世を目黒祐樹、峰不二子を江崎英子、次元大介を田中邦衛、銭形警部を伊東四朗が演じており、石川五右衛門は登場しなかった。
また今作は製作陣も誰もが「成功しない」「止めておけばいいのに」と始めは考えていたという。
しかしプロデューサーの山本又一朗の熱意により、初めは「ルパンファンを失望させるだけ」と答えた原作者のモンキー・パンチを説得し、同じく否定的だった北村龍平を監督に迎えた。
また五右衛門に対しては和服に日本刀を持つ男は現代の日本にはあり得ないとして、ビジュアル系の格好にギターケースに斬鉄剣を忍ばせるというスタイルが検討されたが、「そんな五右衛門は誰も見たくない」とお流れになった。
結局、世界観をアジアを舞台とした無国籍な世界という設定にし、五右衛門を登場させた。