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「弱音をはいてもいいですかね。」
そんな台詞から始まった彼の言葉。それから、自分を演じてしまう苦しさがぽつりぽつりと語られました。
このところ似たようなお話を続けてお聞きしたような気がします。
「生活していると、時々ふっと不安がよぎります。生きていくことに自信がないんです、笑いたくないのに笑ってしまう。本当はむっとしていたいのです。」
と。そうしているうちに
「人の中にいるとだんだん苦しくなって部屋に帰りたくなります。」
自分がイメージする自分があって、そこに近づけないと分析してはこのまま暮らしていても成長できるだろうかと悩んでみたり、他の人に迷惑をかけているのではないかと心配になってひっこんでしまうようでした。
その考えを壊そうといろいろな方向から話をしてみます。
「さびしいよ。生きている限りずっとさびしい。分かり合えるのは、ほんの一部だから。それで充分じゃないですか。それをベースにしていたらその僅かなときを大切に出来る~何も立派な人間になる必要はないのだから。それだって自分が考えるいい人間との比較に過ぎないでしょう。」
心を添わせながらしばらく話しておりました。
「よくわからないところもあるけれど、とりあえず仕事探します。」
やがて、そういって元気に席を立っていきました。
なかなか目指すところの経済的自立は叶いそうもありません。まだまだ道のりは長いです。それでもじっくり粘ってできるところを付き合いたいと思います。私が育てられてきた時間を思ったら…本当に長いこと待っていただきました。
いえ、今もかな。
