M's green room

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2005/01/31
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カテゴリ: 異種混合鑑賞
ブラジルのウォルター・サレス監督作品の『モーターサイクル・ダイアリーズ』は、主人公チェ・ゲバラについての知識はほぼ皆無状態でしたが、前評判も公開後の評価もかなり良さげだったことに加えて、映画雑誌のインタビュー記事で垣間見られた、主人公エルネスト(若き日のチェ・ゲバラ)を演じていたガエル・ガルシア・ベルナルの人となりにも興味を惹かれて観に行きました。

物語は、医学生のエルネストが、友人のアルベルト(<演じたロドリゴ・デ・ラ・セルナは実際にチェ・ゲバラの親戚だとか)と共に中古バイクで南米を縦断し、その過程で体験した様々なことから得がたいものを得ると言う内容で、私はこの映画でチェ・ゲバラが喘息持ちだったと言うことを初めて知ったんですが、物語の後半では、河を挟んで対岸に隔離されていた病人たちと、規則で決められている手袋をしないで握手をしたり、彼らを治療する傍らでサッカーをしたりするシーンを見て、無鉄砲で好奇心旺盛でいながらも弱きを知る者だからこそ、その後、多くの人たちに支持されたのかなぁ…と、頭の片隅でぼんやりと思いながら、歴史的革命家の若き日の物語と言うよりも、純粋に若者たちの成長を描いたロード・ムービーとして鑑賞することの出来た映画だったなと思いました。

それにしても、縦断する南米各地の風景は(<貧困に苦しむ人たちの暮らす不毛の地でさえ)どこも美しかったんですが、やっぱりペルーのマチュピチュ遺跡は別格なんだなぁと。
ペルーは未だ政情が不安定なのでいつのことになるのかはわかりませんが、かつては首都だったクスコにあるインカの石壁も含めて、死ぬまでに1度は本物を見てみたいです…!

ケリー・コンラン監督の『スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー』は、役者の演技以外はほとんどCGだけだなんて、それでよくもまぁ、アレだけの世界を創り出したなぁ…!と感心したし、登場人物の雰囲気や最先端技術のイメージは、意識的に昔の人の想像したSF世界っぽく描いているようで、そのレトロ感は個人的には嫌いじゃないなとは思いつつも、それが昔の手塚アニメや宮崎アニメのようでいて、でもそこまで話の内容に深みがあるワケでもないので(爆)、ジュード・ロウ&グウィネス・パルトロウ&アンジェリーナ・ジョリーの、華やかな美男美女の競演を楽しめればOKな映画だったかなと。

閉会間際に観に行った『フィレンツェ-芸術都市の誕生展』は、ムリヤリ都合をつけて観に行った甲斐があったわ…!と思えるぐらいに、個人的好みにも合致しまくった、大変充実度の高い見応えのある企画展でした。

展示作品の内容は、都市、絵画、彫刻、金工、建築と住居文化、織物、医学・科学…の7項目に分けてそれぞれに関係する作品を配置していたんですが、ブロンズィーノと工房作の油彩画≪甲冑姿のコジモ1世の肖像≫を、金工の項目に配置してあったのは興味深かったです(<ちなみにこのコジモ1世は、去年の11月に鑑賞したイタリア映画『ジョヴァンニ』の主人公ジョヴァンニ・デ・メディチの息子。苦渋に満ちた映画鑑賞も、こんなところで役に立ったわ…/涙)。
その甲冑姿のコジモ1世を見ていた時に近くにいた若い女の子のふたり組が、「ファラミアに似てる…」と口走ったのを私は聞き逃しませんでしたよ(爆)。
アナタたち、同じLotRファンのお仲間なのね…って言うかゼンゼン似てないと思うんですけど(悩)。


Bronzino「Cosimo de medici in armour」
Agnolo Bronzino(Italian,1503-1572)
「Cosimo de medici in armour」(1545)
Galleria degli Uffizi, Florence, Italy
兜に置いた手が優雅ですな…。

医学・科学の項目で展示してあった、ジョルジョ・ヴァザーリの描いた≪聖ダミアヌスとしてのコジモ・デ・メディチ1世の肖像≫を見ていた時には、「若い頃のジャン・レノみたい…」と呟いていたカップルにも遭遇したんですが、まぁ、その見解の方が似ていると言えば似ている…かもしれない?

ところで、今回の企画展で私が1番見たかった作品は、彫刻の項目で展示されていたミケランジェロ・ブオナローティ作の≪磔刑のキリスト≫(木彫に彩色)。
作品解説のパネルに、表情がヴァチカンのピエタ像のキリストと似ている…と記されていましたが、あのピエタ像は聖母マリアの顔はよく見えるけれども、彼女に抱きかかえられて上を向いているキリストの顔はよく見えないので、この作品を見ることによって、あのピエタ像のキリストはこんな顔をしていたのか…と言うことがナマでわかったことも、今回の展覧会鑑賞での収穫のひとつでした。

それにしても、磔刑と言う悲劇的な場面を表現していると言うのに、なにゆえこんなに柔らかな印象なのか。
気品のある横顔と、解剖学に基づいていると言う、バランスよく筋肉のついたスレンダーなプロポーションが本当に美しく、何回観ても飽き足らずに、その彫刻の周りをグルグルと何回も回ってしまいましたよ(苦笑)。
………うう゛…またイタリアに行きたい…そして足が棒になって動けなくなるまで心置きなくアート鑑賞したいなぁ…!

制限時間いっぱいの為(…)、残りの鑑賞記はまた後日…。





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Last updated  2005/02/03 12:46:05 AM
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mocchi45

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mocchi45 @ サッカーバカですねホントに(; ̄▽ ̄A Martha姐さん オグさん、マケドニア系…
Martha姐 @ Re:アジア杯2011その7(01/30) サッカーバカになってないで、寝てくださ…
mocchi45 @ スカパーは頑張ってました Martha姐さん 毎回対戦チームそれぞれ…
Martha姐 @ Re:祭の名残(07/24) そりゃやっぱり日本は日本のことしか注目…
mocchi45 @ お気遣いどうもありがとうございますm(_ _)m Martha姐さん 停止画が見つけられまし…
Martha姐 @ ジローだったのか! 普通に「次郎」でぐぐったので出てこなか…
mocchi45 @ ここからです↓ Martha姐さん 今さらジロー/小柳ルミ…
Martha姐 @ Re:今更次郎(07/21) 今更次郎って知りませんでしたー。とりあ…
mocchi45 @ レーヴ巻き(笑) Martha姐さん ストール?を同じ巻き方…
Martha姐 @ Re:燃え尽き症候群?その5(07/17) この写真集、いいですねえ。二次大戦頃の…

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